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2008年02月29日

春眠不覚暁

 ちょっと体力的に息切れして、第三作はまだ完成しない。
 いろいろあって、テンションもがっくりさがってしまった。

 無理をせずに、夕食後、眠くなったら寝るということを二日繰り返して、体力は回復してきたと思うけど、一日中眠い。いまは、書くのではなく自分が書いたものを読む時期なので、眠いと読むのがむずかしい。まいったな。

 というわけで、4年に一度しかない貴重な2月29日も思うようにならないまま過ぎていった。
 なんで、こうも一日中眠いのだろう。

 春だから?

2008年02月28日

ギターの話

 昨日、打合せが終わって、久しぶりの神保町。
 まずは、朝食(午後五時半だぜ)に立食ソバ。ど~んと「かき揚げ天ぷらそば」三百三十円。安い! 味もよろしい! 神保町恐るべし。
 あとは、本屋の匂いを嗅ぎつつ、駿河台下からお茶の水にかけて楽器屋めぐり。この界隈は楽器屋と本屋がたくさんあって、僕にとってはディズニーランドのような場所。

 以前は、この手の楽器屋におっさんが入ると場違いな感じで、店員の視線も冷たかったのが、最近ではすっかり様変わりで、おっさんたちが若い頃に買えなかった高額な楽器をばんばん買うので、店員の目がきらりと輝くのがわかる。
「ギブソンでしたら二階三階にもありますので」
 二階には新品のギブソン、三階には中古のギブソンがあるのだ。高い楽器のフロアに客を誘導しようとする店員。
 二階へ上がると、案の定、Gibson ES-335 (いろいろあるけど三十万円くらい)を弾いている白髪交じりの会社員風の男性がいた。
 演奏の腕前は僕の方がじょうずでした。(笑)

 ちなみに、ギターはメンテナンス状態がよければ時間が経つほどいい音になるので、ギブソンの場合、中古の方が高い。
 
 僕が十八歳の時に買った八万円のギターは三十五年経っていまはすばらしい音になっている。たぶん新品の二十万円のギターに劣らない。
 その他、オークションでいくつかギターを買っているけど、選ぶ基準は「古くてキズの多いもの」。
 オークション価格五万円以下のギターはふつう若い人が買うので、「新品同様」とか「美品」というのに高い値がつく。つまり新品は買えないけど、できるだけ新品に近い中古が欲しいわけ。
 ところがこちらはできるだけ安くていい音が出るギターが欲しいので、傷だらけで古いほど可能性を秘めていると判断する。同じ年数でも弾き込まれた楽器の方がよく鳴るようになっているので、たくさん弾かれてキズが多いものはいい音がする可能性が高い。(あくまで可能性)
 僕が買うのは「高くはないがしっかりした楽器」で定価で六万円から十五万円のものだけれど、およそも二,三万円台で買って、新品よりはいい音になっているもの。三十年以上前の定価二万円のクラシックギターをヨット用に九千五百円で買ったものは、音としてはいまの新品なら三万から五万円くらいに相当すると思う。

 この日の楽器屋でも、製造は三十年ほど前と思われる一見キズだらけのボロボロのギブソンが三十八万円で売られていた。新品よりむしろ高い。

 ちなみに昨日届いたギターは一九九九年のものでまだ新しすぎる。

2008年02月27日

神保町で打合せ

 午後2時過ぎに起きる。
 オークションで手に入れたギター TAKAMINE PT-106 が届く。
 ものを確認している時間がないので、とりあえず梱包を開いて中身がギターであることだけ確認。
(問題なければコザのギタリスト・照喜名薫に送る代替機が確保できた)

 携帯を見ると着信あり。番号は弟の携帯電話から。二日ほど前にも着信があったのでこれで二回目。どちらも在宅中のとき。
 家にいるときには家の電話にかけてくれないと携帯電話は見ていないし音も鳴らないのだよ。
 出かける前で時間がないが、二回目なのでこちらからかける。

 彼は海外勤務でしかも世界中を飛び回っているので、どこの国にいるのかわからないのだけれど、携帯にかければつながる。が、着信表示では、国際電話識別番号が表示されないので、そのまま返信ではかけられない。
 ネットで調べてイエデンからかけると、シンガポールで引越をしている最中だった。(カナダへ転勤)
 カナダへ移動する途中、日本に二日ほど滞在するので会おうという話。

 というわけで、朝食を摂るヒマもなく、出発。
 渋谷乗換半蔵門線。
 神保町の出版社で、秋に創刊の月刊誌での連載の話とか、別件の映画原作の話(こちらは流動的)とか、いろいろありがたい話をいただく。
 昨年書き下ろしの話をもらっていたのが雑誌連載になったのは、収入的にかなりありがたい。
(雑誌の原稿料をもらった上に単行本の印税がそれぞれ別に収入になる)
 なんにしろ年内の仕事はふさがった。(収入は決まらないが)
 あとは、どうやって、それ以外の仕事をすきまに詰めていくか、ということ。

2008年02月26日

下北沢で打合せ

 前夜から沖縄の写真を整理してプリントしていたら午前11時。
 あわてて眠りに就き、まどろみの中で待ち合わせの時間を勘違いしていたことに気づく。
 というわけで、午後4時過ぎにあわてて起床。

「五分遅れで着くゴメン」と電車の中でメールしようとしていると、メールが着信「三十分遅れます」。
 二十五分、余裕ができたので、下北沢駅前のマックで「プレミアムローストコーヒー」と「シャカシャカチキン」で一息。キャンペーンでコーヒーが無料だったので、支払額は合計100円。(以上、朝食)

 ホッピーを飲みながらミュージシャンのササキケンジと雑誌の企画の打ち合わせ。
 終了後、ひとりで新宿へ出て、ゴールデン街のいつもの店で2時間ほど息抜き。

 帰宅後は、まず、その企画のたたき台の一部を書いて、ケンジに送る。

 そのあと、翌午前8時過ぎまで、第4作のプロット0版。
 夕方、神保町の出版社で打ち合わせのため、その準備だ。

 なあんだ、数時間で結構いい感じになっている。
 けっこう面白い話になる予感。
(編集は別のことを考えているので、そもそもこの路線が通るかどうかわからないんだけど)

 というわけで、第3作は、もう少しのところで、まだ終わっていないのだけれど、今日打ち合わせをする4作目、先週打ち合わせした5作目、(あわよくば)雑誌のムック(といってもまだこちらから出す企画書を練っているところ)、と同時並行で動かし始めている。
(とっくに書き上げているつもりで入れた打ち合わせラッシュができないうちにきてしまっただけのことだけど)

 でも、自分でも意外なことに、つぎのプロットがたった数時間ですぐにいい感じを見せてきているところが、本人的には大きな進歩で、ひょっとしたら僕って実力ついてきたのか…というイリュージョンが見えていて、たいへんよろしい。

 幻影を現実みたいに化けさせるのが仕事だからさ。(笑)

2008年02月24日

物語の整理

 世の中は日曜日だけど、毎日が日曜日の作家業は本日も仕事。
 日曜日はスポーツクラブが午後7時に終わってしまうのがイタイ。

 まもなく物語が終結するので、そのまえに全体の整理をして、書き加えるところ書き直すところを整理する。

2008年02月23日

沖縄と米軍

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 沖縄市の女子中学生がアメリカ海兵隊員から暴行を受けるという事件が起きました。
 米兵が中学生を誘った「サーティワンアイスクリーム」があるのが上の写真の「コザミュージックタウン」です。

 事件が起きて、外出禁止(オフリミット)になり、嘉手納基地の門前町であるコザ(沖縄市)がガランとしている、という報道がなされ、アメリカ兵向けの店が並んでいる空港通りやかつてそういう店が密集していたセンター通り(旧BCストリート)の映像がテレビで流されます。

 ところが、「米兵がいなくなってひっそりとしています」という映像は、いつもの風景とかわりがありません。あのあたりは、週末の夜以外はいつだってひっそりとしているんです。
 毎日のように兵隊で賑わっていたのは、ベトナム戦争の頃まで。
 日本中にあるシャッター通りと同じなのです。

 それにしても、平日の、しかも昼間の、いつもながらの映像を撮って、「事件の影響で人通りが絶えた沖縄」だと報道するまるでインチキなテレビ。都合のよい映像に都合のよい説明をつけて流して、どこが報道なのでしょうね。

 下の写真は、外出禁止でない、2004年と2007年のセンター通りとゲート通りです。

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2008年02月22日

ジョギング再デビュー

 某出版社から打合せの連絡の電話が終わって、窓の外の温度計を見る。
 午後4時を過ぎても外気温が10度を超えている。

 いくか。

 そこそこに身支度をして、ジョギングに出る。
 腰の手術をする前、たぶん、6月あたりが最後にジョギングした時期なので、実に8ヶ月ぶり。
 走り出してみると、ほとんど走り方を忘れている。
 ビックリするほど歩幅が狭いわ、なんだか足の運びがギクシャクしている。
 コースは自宅の周りの常設(笑)4kmコース。
 mapion に距離測というページがあって、地図上にクリックしていくと、その点をつないだ距離を算出してくれるので、自分の家の近くにいろいろなコースをつくってあるのだ。(走れない間のイメージトレーニング)
 たとえば、山下公園の入口まで片道ちょうど3km、みなとみらいの中心部外周がちょうど4Km。

 W61CA という携帯にすると、GPS機能を使って、勝手に走った距離を積算してカロリー計算までしてくれるらしい。だけど、まだ高いので、機種変更で6000円を切ったら(ポイントだけで買えるので)買おうと思っている。これは防水なので、ヨットにも便利なのだ。

 というわけで、初代 iPod shuffle を腕につけてキロ8分以上のゆっくりペースで、ときどき歩いたりしながら。
 手術後、脈拍を150以上に上げるような運動もほとんどしていなかったしなあ。
 それでも、2キロをすぎると自然に歩幅が拡がっているのがわかる。
 おっと、この8ヶ月の間に靴が劣化してクッションが固くなっているよ。歩き用に降ろして、走るシューズは買わないとだなあ。

 というような、ジョギング再デビューでした。

2008年02月21日

本日も好調を維持

 今日も、いい感じで進んだ。
 あと二箇所をつないで、ラストシーンを書き直すと、一応、おしまい。
 30枚くらいかな。
 やはりできあがり500枚だな。
 だいたいこのくらいにはなってしまう。
 400枚くらいでしっかりした話が書ける実力が欲しいなあ。
 まあ、そのうちそういう腕力もついてくるでしょう。

2008年02月20日

新作の打合せ

 Vista に Virtual PC 2007 をインストールし、そこに Windows XP をインストール。
 作業途中で出かける時間になったので、あとはコンピュータに任せて(笑)家を出る。

 3作目が佳境ではあるが、それはそれとして新作の打合せ(第5作?)。

 打合せ。渋谷の中華料理店とバーで、午後7時から午前0時近くまで。

 かなりイメージを共有できたと思う。いい感じにコラボレーションができそうになってきて、とても楽しみ。

 最終急行で帰宅後、仮想マシン上の Windows XP の動作確認。
 残念ながら、Outline Maker は動作しなかった。やっぱり作者にメールでお願いするしかないかなあ。
 と思ったところで、ふと閃いて、設定を見直したら動いた。path の切り方が昔のままだったのか。
 期待しないままついでに試した Meru.exe も、正常に動作した。ちょっとありがたい。

 さらに Vista の方に、一太郎2008+ATOK2008 のインストール。
 今日は、行き帰りの電車の中以外では、ほとんど原稿を書かない日になった。
 昨日調子がよかったので、ものすごく心が疲れているので、半分、おやすみとする。

2008年02月19日

神様とお話し中

 ばらばらで同時進行していた物語がいよいよつながりそう。
 ここがつながると、小説が「完成する」ことが確定します。
(いつ完成するかはまだ確定しませんが)

 て、つまり、いままでは、もしかしたらどうにもならずにいままで書いたものを全部捨てなければならない可能性があったわけで、いやはや、小説書くのって、めちゃめちゃリスキー。
(て、そんな書き方するのが悪いんだけど)

 翌朝までに、本作に取りかかってから最高枚数を書きました。

 翌20日は、夕方から新作の打合せのために出かけなくてはならない。
 頭を休ませるにはちょうどいいかもしれないな。

 もどってくるまで、神様、僕のところにいてください。お願いします。


お知らせとお願い
 戴いたメールなどへの返事など、しばらく滞ります。
 あしからずご了承ください。
 仕事関係で、お急ぎの節は催促してください。

2008年02月18日

コットンマム横浜店閉店

 サイトのアクセスログをみていたら、昨日17日、急にアクセスが増えていました。
 なんでだろうとおもって調べたら、「コットンマム」で検索してこのサイトに来る人がものすごくたくさん。

 何があったんだろうと、さらに調べると、どうやらコットンハーバーにあるスーパーマーケット「コットンマム横浜店」が2月29日で閉店になるようです。

 野菜は安くて新鮮だし、パンも美味しいので、あってくれるとうれしい店ではありましたが、毎日の用が足りるスーパーではなかったので、散々心配し、このサイトでも、定点観測をして意見を書いていました。

 ようするに土地柄の分析がたらず、不必要かつ中途半端な品揃えでした。

 安い肉や魚がなくて、高級なものばかりたくさんあり、乾物も、SPAMだのジェリービーンズなど、港区にあるような、そして、日本人はそもそもあまり食べないような輸入食品を並べてしまっていました。

 SPAMもジェリービーンズもアメリカのスーパーには必ずありますが、ジャンクフードであり駄菓子です。高級でもなければお洒落でもない。しかも日本人の味覚に合わない。

 沖縄料理に使う以外は、SPAMを美味しいという日本人はあまりいない。ジェリービーンズだって、いったい誰が食べるんでしょう。
 そういうのを「お洒落で高級」だと勘違いして並べていたとしか思えません。
 メンチカツも美味しいけど1枚150円。少なくとも我が家の家計ではメンチカツに150円は出せません。

 はじめにそういうものを並べてみるのは、まあいいとして、売れ筋管理をきちんとしていれば、どれだけSPAMやジェリービーンズがうれないただの場所ふさぎであったか、わかっていたはず。
 そうした修正もおこなわれないまま、ついに閉店してしまうようです。

 経営の常識として、立地の分析も不十分で、売れ筋の把握もできていないのですから、これはもうつぶれて当たり前。
 食品スーパーは人のお腹に入るものを売る商売ですから、食べたいと思うものを適切な値段で売っていれば、必ず売れるのですが、たまに僕が買いにいっても、買えない物、買おうと思わない物がそれはもういっぱい並べてありました。

 コットンマムの帰りに、もう一軒スーパーに寄って帰ったことだってあるくらい。

 みなとみらいにつづく道路(橋)の建設が遅れたことも痛手だったでしょうが、橋ができたとしても、ここ数ヶ月にみなとみらい近隣には2軒もスーパーができましたから、たとえ橋ができていても、コットンマムの売上が劇的に増えるということはなかったと思います。

 オープンしておよそ1年半でした。
 生き延びて欲しかったけど、無理だったようです。

3月4日追記
 コットンマムで検索して訪問があるドメインを見てみると、e-mansion はもちろん多いのですが、やはり電機メーカーを中心にメーカーのドメインからが多いのがわかりました。

「コットンハーバー」という土地を「横浜駅」を中心に考えると、少し不便な場所なのですが、東神奈川と考えると京浜東北線(根岸線)横浜線に勤務先がある人から見ると、便利なのですね。
 東神奈川駅を遠くて歩けない距離と感じる人もいるようですが、メーカーの技術者で工場勤務の人は、職場の最寄り駅から工場までもっと長い距離を歩くこともふつうです。

 しかも、コットンハーバータワーズの価格帯は2000万円台からあって3000万円台中心ですから、横浜駅に近いお洒落で上質な暮らしを求める人たち、ではなくて、東神奈川駅を最寄り駅とするふつうのサラリーマンが中心であり、コットンマムの品揃えと価格帯はやはり無理だったと思います。

 かつて、横浜線沿線の日本電気(NEC)のエンジニアをやっていましたが、給料は安くて生活はけっこう苦しく、趣味のヨットを買い換える400万円ほどのお金の目途が立たないので、給料のよい会社に転職したものですから、一部上場であってもメーカーとりわけ電機メーカーの給与水準がどれほどのものかはよくわかっています。
 食生活だって、学生食堂よりも貧相な工場の社員食堂が日常です。
 子供がいて、奥さんが専業主婦で、メーカー勤務で、マンションのローンがあったら、やはり、コットンマムでは高級すぎて毎日の買い物をコットンマムだけで済ますわけにはいきません。

 コットンマムの経営不振は、もっとも近いコットンハーバータワーズの住人のライフスタイルや経済力を完全に読み違えていたことに尽きると思います。

キーワード検索でこのページにいらっしゃったかたのための「コットンマム」関連のエントリーは、こちらです。

2008年02月17日

東芝経営陣を讃える

 次世代DVDの規格として、HD-DVD と blu-ray が競争を繰り広げていました。
 まだユーザーへの導入が始まったばかりですが、昨年末までで blu-ray が圧倒的なシェアを確保したと聞いていました。しかし、まだ、ほとんど買った人がいない、市場としては黎明期。
 しかし、 HD-DVD を推進している東芝は撤退を決めたようです。

 かねてより、ハードディスク録画、衛星や光ファイバーでニアーオンデマンド、の時代になるので、ブルーレイかHDDVDかは、基本的にどうでもよいこと、という主張をしてきたので、ブルーレイが勝ったということには何の感慨もないのですが、この件でいちばん感動したのは、この時期に早々と撤退を決めたということです。

 一度始めた大プロジェクトを畳む決断がどれだけむずかしいか。
 会社を経営したことのある人でないとなかなか直感的にはわからないだろうと思うのですが、自分の判断で何百億の損失を確定させ、工場の操業を停止させる、という決断はなかなかできるものではありません。

 この時期の東芝のこの決断は日本の経営の歴史に残る大英断だと思います。
 かなりスゴイです。

 決断の背景には、勝ってこの市場の100%とってもその規模はたいしたことはなく、かつてのビテオテープのように各家庭に1台入るようにはならないであろうという予測もあったかもしれません。
 現に、うちも買うつもりは全くない。
 コンテンツを受け取る側では、多チャンネル化した放送とネット配信で十分ですし、家庭での保存もディスクに焼くよりも、ハードディスクにしまっておいたほうが便利だし、足らなければUSB接続などのハードディスクを増設したり差し替えた方が使い勝手がいい。(我が家のはまだそうではないけど、HDDレコーダーもその方向に変わってきています)

 そもそもオンデマンドでいつでも見ることができるのなら、保存する必要すらないんですよね。
 有料コンテンツなら、ライセンス情報だけ保持して、それを参照してそのつどダウンロードなりストリーム再生なりすればいい。保存が必要なのは、自分で製作したコンテンツくらいですが、それこそハードディスクでいい。

 というわけで、もともと不毛なあまり意味のない競争だったと思います。
 勝ってももうからない競争にお金をつぎ込むのは馬鹿げています。
 
 そういう読みを含めて、早期に撤退を決めて損失を最小限に抑えた東芝経営陣の判断の素晴らしさに、敬意を表します。これはもう絶賛すべきです。

2008年02月16日

地味です

 体調管理のため、プールへいっただけ。
 あとは、執筆。

2008年02月15日

歌について、言葉について

 昼間のうちは映画化関係のメールのやりとり。
 夜になって本気モードの執筆開始。


 すっかり川上未映子に影響を受けてしまってます。
 自分が執筆モードなので、彼女の小説はまだ読んでないけど、音楽の方で。
 そういう意味では川上未映子ではなくミュージシャン名義だから「未映子」の影響というべきか。
(さらにいえば「未映子」を名乗る前の「川上三枝子」名義のアルバムも、純正ロックでとってもいい)

 言葉自身のもつ力というか魂みたいなものについて考え込む。
 未映子の歌が滲みる。彼女の歌い方も言葉を音としてではなく言葉として(へんな表現だけど)送り出そうという歌い方なんだな。

 こういう風に、言葉に入り込んでしまうのは、エンターテインメント作家としてはたいへんよろしくないわけです。純文学へいってしまっては、僕の目指しているキャリアはまたリセットになってしまう。53歳でやっとここまできて、いまさらリセットしている人生の残りはないからね。
 なので、かなり困ったな、と思ったんだけど、ふと気づいた。

 そう、言葉を大切にするなら、歌の方でやればいいじゃないか、と。

 そんなわけで、猛烈に歌をつくって唄いたくなっている。
 いまの長編が書き上がったら、一曲、書こうと思う。

 ん? 確定申告? それもあるんだよな。まったく。 浮き世はままならぬ。

2008年02月14日

ミュージシャンとしての川上未映子

 昨日、スターバックスでインタビューを読んだ川上未映子。
 芥川賞受賞作の冒頭部分も少し読んで、改めてじっくり読もうとそこまでにしておいたのだった。

 本人、文筆歌手を名乗っている。
 で、今日は彼女の歌を聴いている。

 まず、楽器としての声の質がいい。
 さらに曲全体にわたってニュアンスの作り込み方にセンスがある。
 その上、それを伝える表現力がある。

 宇多田ヒカル以来の感動! この人はスゴイ。

 小説と音楽。
 僕のやりたいものの才能を高いレベルで持っている。
 いいなあ、素直に、この才能に嫉妬します。

 僕はだいたいオレ様な人間なので、あまり人を崇拝したり心酔したり権威を頼りに選んだりしない人だと思うけど、この人はスゴイ。

2008年02月13日

川上未映子

 午前5時就寝。
 午前8時20分、目覚ましが鳴ったが起きず。
 やばい! 8時48分、起床。
 午前9時2分、病院の受付に到着。
 同25分、診察終了。(手術後6ヶ月の「定期点検」)
 近くにプロントができていたので、380円のモーニングセット。
 スーパーに寄って日用品や食料品の買い物。
 午前11時過ぎ、帰宅。執筆開始。

 午後3時、近所の中華屋さんでランチ。
 その足でスターバックスへ出勤。室内が暑く眠くなりそうだったので、「本日のコーヒー」サイズはグランデ。
 午後5時近くまで執筆。
 疲れたところで、ブックカフェになっているので、芥川賞全文掲載の文藝春秋をテーブルまでもってきて、 川上未映子の受賞インタビューだけ読む。

 この人の顔、すごくいいと思うんだよね。
 自分ができている。簡単に凝り固まったのではなく、手を広げて辿り着いた顔をしている。などと人様の尊顔を批評するなんざ失礼至極なのだけれど。
 インタビューを読んでも、ブログ(というか公式サイト)を読んでも、セルフプロモーションをきちんと考えている。やっぱり音楽系の人であるということもあると思うけれど、衆目をきちんと集める、ということをきちんと意識している人だ。

 純文学系の人によくある悪いところは、全部、彼女の中では解決されていて、立ち位置というのができている。
 というわけで、小説の方はきちんと読まないといけないので、時を改めることにした。

 夜は夜で、また執筆。
 〆切のエッセイも書いてメールで送付。

 ヘッドフォン、都合10時間ほど鳴らしたと思うのだけれど、いい音になってきました。

2008年02月12日

久々のヨドバシカメラ

 午前9時半の開店を待って朝一にヨドバシカメラ。
 プリンターのインク、電池=エネループ(Wii リモコン用)、ヘッドフォン。2GBのUSBメモリ。

 ヘッドフォンは SONY MDR-F1
 ヨドバシでいろいろ試して、もっとも長時間かけていられそうなフィット感のもの。
 音質は許せる範囲ならよしとする。

 昨日から妻が出張でいないので、夕食は、リングイネにレトルトカレーをかけるいつものやつ。

2008年02月11日

突然、浅草

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 夕方、仕事をブッチして、突然、浅草。
 夕暮れの町はいいなあ。

 不覚にも53年間浅草が隅田川にあんなに近いなんて知らなかった。
 いつも駅降りて浅草寺の方に向かってしまうと、水辺の雰囲気が全然ないのだもの。
 子供の頃育った世田谷では多摩川の近くは広々としていて、町からして、ああ川があるという予感がしたものだけれど、隅田川って全然ちがう。

 串焼きの美味しい店で夕食。

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Photos with RICOH GR Digital


2008年02月10日

分岐点

 少し筆を置いてストーリー全体を考える。

 あ、世間は日曜日だった。
 つまりスポーツクラブが19時で終わってしまう。
 というわけで、17時過ぎに出かける。
 水中ウォーキング15分+クロール100m+平泳ぎ100m。
 退院後と比べてかなり体力がもどってきた感じがする。
 もう少し暖かければジョギングをしてみるのだが。

 深夜0時をまわって、スターバックスに出勤。
 1時間で珠玉(笑)のはかどりを見せる。

2008年02月09日

ひきこもり

 小説のことを考えていたり、小説を書いていたり。
 小説のために飯を食ったり。書いた小説をプリントアウトして読んだり。
 いつも横書きで書いているのを縦書き表示にしてみたり。


 集中するのに、ヘッドフォンで音楽を聴くのが有効なのだけれど、ずっとしていると耳だのなんだのが痛くなるので、密閉型のヘッドフォン、カナル型イヤフォン、開放型イヤフォンととっかえひっかえ。
 音は多少譲るからかけるのが楽なヘッドフォンがないかと、ネットで評判を検索してみたり。

 目が痛い。ドライアイ。頻繁に目薬をさす。
 
 眼鏡作りたい、床屋行きたい、温泉行きたい、暖かくて広い景色のいいところをジョギングしたい。

2008年02月08日

前には進んでいる

 プール。ウォーキング20分+150m。

 昨日は気が入らなくて、ぼんやりしてしまった。
 今日は、進んだ。前には進んでいる。

 部分部分はかなり面白くできあがってきた。いい感じだ。
 あと4箇所くらいつないでやらないといけない。
 筆を休めてじっくり考える必要があるのだろうと感じる。
 書かないで考えている時間が惜しいような恐いような気がして、逃げてしまう。
 書かずに考えて、いいアイデアが出なかったらどうしよう、と、心のどこかで思っているのかもしれない。
 ここはなんとかしないと、いつまでたっても完成まで辿り着かない。

2008年02月07日

赤福食いたい!

 2月6日に改めて売り出した「赤福餅」。
 700円のものがオークションで2000円で売られていたそうだ。

 その値段で食べたいとは思わないけど、でも、赤福食いてえ!

 表示より遥かに実際には長持ちすることが実績付で証明されているのだから、オークションで買っても安心ですね。2月6日よりも古いのは存在しないこともわかっているし。

 赤福問題は「表示が嘘だったことだけ」が問題で、偽装したあとでも安全性に問題はなかった。つまり、実際には不衛生ではなかったのだから、表示を正直にかえればよかっただけだと思う。
 だけど、それでは復活できないと、古くなったら捨てるように変えたんですよね。これは実にもったいない。

 世の中には、ルールより大事な物があるのに、ルールを守ることを優先して、本質を見失っているように思う。

「古いですけど、まだ食べられます」
 と正確な情報を言ってくれて、買う人が、食べる人が、自分で買うか買わないか、食べるか食べないか判断すればいいだけじゃないか。

 なにも古いのを捨てることはない。
 古いのを捨てないのがケシカランのではなく、古いのを新しいかのように偽装したのがケシカランわけなので、古くなったら使うのをやめて捨てます、ではなく、「正しく表示します」

「昨日のです」とか「一昨日のです」と表示しておいてくれれば問題ない。古いのを安くしてくれるのなら、むしろ歓迎。
 だって、食い物屋ってふつうそうするもんでしょ。
 スーパーで刺身が売れ残ったら、次の日には焼き魚やフライになって出てくる。そうするのが当然で刺身にできる鮮度の魚をフライにするのは、ただの無駄。

 我が家では冷蔵庫の中の食材を賞味期限内に食べ終える確率は45%くらい。
 たいてい期限を過ぎてから食べている。まったく問題なし。
 ただし、賞味期限はいちおう目安にしているから、正確に書いておいて欲しい。

 そういえば、このあいだヨットで、賞味期限を1年過ぎた「サトウのごはん」を鍋の最後のオジヤにしてたべたな。ヨットのキャビンの中は、夏は40度以上、冬は氷点下という、家庭での保管よりもずっとシビアな環境だけど、何の問題もなかった。
 逆に不気味と言えば不気味だけど。

メンテナンス

 起きたのが午後2時になってしまった。
 本日は、夕方までは家の仕事。

 新山下の「オートウェーブ」へ行って、車のバッテリーとエンジンオイルの交換。
 走行距離82000Km。
 前回のバッテリー交換は2003年11月(日記を付けているとちゃんとわかるのだ)なので、4年あまり使ったことになる。なんとか夏までもたせれば年末まで使えそうだけど、車自体がもうあと4年は乗れないので、無理しても意味がない。トラブルの元は事前に回避して吉。

 その他、向かいの「HOME’s」でホームインプルーブメント関係。同じ敷地の「OK」で食料品の買い出し。

 仕事は夜になってから。

2008年02月06日

反動

 昼に起きて、原稿の直し。
 日本代表対タイのサッカーの試合をテレビ観戦。
 
 前日、調子がよかったせいか目が痛くて今日は調子が出ない。疲れも残っている。
 調子のいいときは、集中力を発揮しているのでとても疲れるし、瞬きもしなくなるので、ドライアイになってしまう。
 脳内麻薬という言葉があるけど、まさにそういう状態なんだろう。
 その瞬間には疲れを感じなくて興奮状態にあるけど、あとでどっと疲れが押し寄せてくる。覚醒剤ってこんな感じなのかも?

2008年02月05日

執筆快調

 午前5時就寝。昼に起床。
 朝食(昼食?)は、リングイネを茹でてオリーブオイルをからめ、それにレトルトカレーをかけて食べた。

 引きこもって原稿書き。
 夕食は、妻が外食なので、こちらも台所から解放されて大戸屋。
 それからまた原稿の続き。
 疲れたところを入浴でほぐす。

 とってもいい感じ。
 物語がどんどん面白くなり、主人公がどんどん魅力的になっていく。
 小説を書くのをものすごく楽しいと思える時間。
 翌午前6時、ひとつの山場を書き上げる。
 よぉし!

2008年02月04日

天才肌 つづき

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 夕方、散歩がてら「出勤」しようと思った。
 パソコンを鞄に入れ、家を出る。
 あ、携帯を忘れた。でもいいや、いらない。
 と思ったら、携帯がないとマクドナルドのクーポンがないじゃないか。
 近所を少し散歩してから、思い直して帰宅。
 すると、洗濯が終わっていたので、乾燥機を動かす。
 それですっかり携帯のことを忘れてまた出かけ、近所の公園で雪の写真を取っていたら携帯のことを思い出して、くやしいけど、またもどる。
 ところが携帯がどこにもない。
 なんだ、鞄に入っているじゃん。
 最初から入っていたのか、一回目の帰宅の時に入れたのかはわからないけど。

 というわけで、やっとマクドナルドで昼食。
 携帯クーポンで、「ビックマック+コーラL」(350円)それに「シャカシャカチキン」(100円)を試しに買って合計450円のランチ。

 公園には子どもたちがあちこちに雪だるまを作ったあとがあった。
 雪だるまに寄りかかるようにして遊んでいる子供たち。たむろしてお喋りしているお母さんたち。
 道路から一緒だった僕の前の子供が、雪を見て走り出した。
「ズボンが汚れるからやめなさい」
 膝をついて雪を手に取ろうとしていた子供を叱るようにして止めるお母さん。
 ズボンなんか汚れたっていいじゃないか。子供を雪で遊ばせてやればいいのに、と一人黙って憤慨する僕。

 いつもの Blenz Coffee へ。
 15個スタンプがたまったサービス券を出して、ブレンドコーヒーLサイズがタダになる。
 二階の席で仕事をする。

 プールへ。
 ウォーキング20分+200m(退院後、一気に泳ぐ最長距離)

2008年02月03日

天才肌

 狛江の矯正歯科で定期点検。
 ところが久しぶりなので、リテイナーをもって出るのを忘れてしまう。なのでほとんど用を為さない。
 忙しいのに、雪なのに、わざわざ出かけたのにほんとにアホや。
 天才肌なので(笑)こういうことはよくあります。
 スキー場に行くのにストック忘れたり、テニスに行くのにラケット忘れたり。

 悔しいのでまず狛江の箱根そばで天ぷらソバ、帰る途中の武蔵小杉のイトーヨーカドーで、靴下のまとめ買い。
 ほとんどの衣料品はユニクロで済ませているのだけど、ユニクロのソックスは最近25-27cmになってしまって、足の小さい僕にはビミョーに合わない。
 僕は、新宿から横浜までというようなかなり長距離をそこそこ当たり前にしかも突発的に歩く人なので、靴下のサイズがぴったりでないとだめで、少しぐらい大きめでもいいや、とはならないのだ。
 24-26cmというサイズ設定のソックスが最近入手難。
 イトーヨーカドーには23-25とか24-26とか25-27とかそれ以上のサイズとか、かなり充実していました。

 あと、革製品の売り場でカードケースを購入。
 いままではどなたかからのいただきもののクリスチャン・ディオールの黒いやつを使っていたのだけれど、永年(15年くらいかなあ)の酷使に耐えきれず、角が擦り切れてしまったので。
 このカードケース、たしかに品質のよいものだったけど、ディオールというブランドものであるところが唯一の難点だった。やっとブランド品でないものになったのはよかった。

 ブランドものを身につけていると、なんだか頭悪そうな感じしません?

 この世の中、ちょっとした贈答品なども含め、ブランドものを完全に回避するのはほとんど不可能だけど、ブランドものをそれとわかるように複数個身につけている人って、ハタから見ていて本人がその恥ずかしさを認識せず逆に自慢げにしているところがイタイ感じがしてしまう。
 いいなあ、と思うものが結果としてブランドものであることはよくあるし、それは本来の意味でデザインや品質が優れているわけだから、積極的に評価するわけですけれど。

 夕食は「阿里城」で中華。
 本格的に仕事をしたのは夜になり、翌午前5時就寝。
 朝型、崩れてきましたね。
 床屋にも行きたいなあ。

2008年02月02日

本日快調

 ここのところ不調の日々が続いていたところ、久々に快調。

 そこそこ進んだところで、夕方、プールへ。(二日連続)
 ウォーキング20分+100mx2。

 夕食後、小説の続き。
 ひきつづきいい感じ。
 まだ終わりは見えないけれど、この調子で行ければ、そんなには遠くない。

「ミリキタニの猫」横浜で上映

 阿川大樹お気に入りのドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」が、これまたお気に入りの映画館シネマ・ジャック&ベティ(横浜)で本日から上映されます

「ミリキタニの猫」
 The Cats of Mirikitani
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/index2.php

 シネマ・ジャック&ベティ
 http://www.jackandbetty.net/
 231-0056/横浜市中区若葉町3-51
 TEL.045-243-9800 FAX.045-252-0827
 ◆京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩3分
 ◆横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩5分

 上映時間 10:30 14:05  (ただし 2/2 は 10:00 の1回)
 料金 大人1700円 大高1500円 中小シニア1000円


 この映画に関する阿川大樹の映画評は、以下のURLで。
 http://www.agawataiju.com/diary/2006/08/the_cats_of_mirikitani_1.html

 というわけで、すでに見ているのですが、時間を作ってもういちど行きたいと思っています。

2008年02月01日

大阪国際女子マラソン 福士選手

 去る1月27日の大阪国際女子マラソン。
 福士選手がオリンピック出場権を目指してマラソンに出場して独走したけど、途中から走れなくなって、惨憺たる結果ながらゴールしました。

 彼女は1万メートルとハーフマラソンの日本記録保持者で、立派なアスリートだと僕は思っています。
 しかし、マラソンにおいては全然だめでした。

 オリンピックアスリートというのは、結果の世界で勝負する人であって、他人を感動させる女優やエンターテイナーではない。24時間テレビの欽ちゃんとはまったくちがう。
 だから僕は彼女を評価しません。実際、見ていて感動もしませんでした。
(高橋尚子がきらいなのも「みんなに元気をあげるために走る」みたいなことをいうからです。「自分が勝つために走るんです」といってくれたらいいのに)

 準備期間が一ヶ月だったとか、練習でも40Kmを走ったことがなかったとか、とんでもないことが伝わってきます。

 チャンレンジは否定しません。
 しかし北京オリンピックがあるのはずっと前から判っている。

 僕の友人知人にはマラソンを完走した市民ランナーは何人もいますが、異口同音に「ハーフマラソンとフルマラソンは全然違う」といいます。
 マラソンはハーフマラソンの二倍なのではなくて、まったく別の競技であることは、広く知られていることです。
 僕自身、フルマラソン完走のためにトレーニングしたことがあるので、マラソンを走りきることがどれだけ大変であるかそれなりにわかっているつもりです。
 でも、福士さんは40Kmを走ったことがない ???
(そりゃあ市民ランナーには42Kmを初めて走るのがレース当日という人はたくさんいます。なにしろ完走するのに7時間かかったりしますから、ふつう練習時間が確保できません)

 個人として、どのようなアプローチをしようとそれは自由だけど、結果がすべての競技の世界で、素人の僕から見たって準備の仕方がまるっきり間違っていて、やはり結果もその通り。
 競技で生計を立てている人のことを「最後まで走って立派だった」なんていっちゃいかんです。

 マラソンを最後まで走ること自体は立派です。
 そういうレベルの立派な人は僕の知っているだけでもたくさんいる。テレビに映っているから立派なんじゃない。何万人も立派な人はいる。僕はできないからそれができる人をもちろん尊敬しています。

 でも、あの場所はそういう場所じゃなくて、オリンピックアスリートを選ぶ場所だから、その基準で評価しなくちゃ。

 急にマラソン代表になりたくて、時すでにレース一ヶ月前だったとして、残り枠は事実上一人だとして、まだ高橋尚子もこれから走るという状況で、そのような条件の中、代表選手になるためには、ぶっちぎりのタイムで優勝するしか道はない。だから最初から飛ばして神憑り的な結果に賭ける、という戦術しかなくて、それを実行したのは妥当だと思います。
 彼女が選ばれるとしたら、つぶれるリスクを覚悟の上で飛ばしていくしかない。最初から飛ばしたのは妥当な戦術ではある。
 それを一か八かで実行してダメだったということです。誉めるような要素はどこにもない。

 中学校の全員参加のマラソン大会だったら僕も誉めます。
 でも、オリンピックアスリートを選ぶ場所で、福士さんより上位にいる人よりも彼女が立派だとはまったくいえない。

 福士さんがあの瞬間なりにがんばったというのは事実だけれど、むしろ、彼女より先に倒れずにゴールした人の方が、福士さんよりずっとずっとがんばったのだということを忘れてはいけない。
 結果じゃなくガンバル人を誉めるのだというなら、やっぱり福士さんより上位の人を誉めるべきだと思います。あんなところで倒れてしまう福士さんは、むしろ頑張り方が足りなかったからああなったのです。

 テレビ局にとっては大喜びのシーンでした。
 自分の目にどう見えるかではなく、見えないところで何が起きているか。福士さんより前を走った人が、どれだけのことをしていて、福士さんには何が足りなかったのか。
 テレビを見てそれを考えないと真実を見誤ります。
 テレビに映っているものがすべてではない。

 ところで、努力は自分のために必要だからするのであって、努力そのものに価値があるわけではありません。
 子供の教育の過程では努力の必要性を教え成功体験を身につけさせるために努力を誉めるのは必要なことです。大人の世界では結果を伴わない努力は認められない。

 努力を誉められる人にはなりたくない。そういう自戒をこめて。


 当日のトップ10は以下の通りでした。
 阿川大樹は福士さんを讃える代わりに、以下の方々を讃えたいと思います。

  大阪国際女子マラソン成績     時 分  秒
  〈1〉ヤマウチ(英)      2.25.10
  〈2〉森本 友(天満屋)    2.25.34
  〈3〉モンビ(ケニア)     2.26.00
  〈4〉大平美樹(三井住友海上) 2.26.09
  〈5〉扇 まどか(十八銀行)  2.26.55
  〈6〉シモン(ルーマニア)   2.27.17
  〈7〉奥永 美香(九電工)   2.27.52
  〈8〉藤川 亜希(資生堂)   2.28.06
  〈9〉トメスク(ルーマニア)  2.28.15
  〈10〉ドネ(仏)       2.28.24

2月だ。

 自分の〆切に対して一ヶ月ほど後ろへずれている。
 編集者はそんなもんだとかまえてくれているのだけれど、今のを早く書き上げて次のに取りかからなくてはならないので、自分としては辛いところ。
 まあ、小説が時間を必要としているのだろう。

 体が重いのでプールへ行ってきた。
 昼間は混んでいる。それはもうものすごい数のお年寄りなのだ。

 本日の発見。
 どんなにしわくちゃのおばあさんでも最新式の競泳水着の外側だけはツルンとしている。

 ウォーキング20分+150m+25m。
 150mを一気に泳いだのは退院後初めて。