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書く人であることの喜び

 今日は、『告白』(湊かなえ 双葉社)を読みました。

 第一章が小説推理新人賞の受賞作品。
 短編の賞を獲っても単行本デビューに結びつかないのがふつうなのですが、異例中の異例で、受賞作を含む連作短編でデビュー。
 ということで、読みました。
 元々短編であることもあって、濃密でいい小説。

 昨日の東野圭吾が、筋立てで楽しませる小説だとすると、湊かなえはシチュエーションそのものの構築で楽しませる。

 折も折、松尾芭蕉の有名な句の素敵な英訳に出会いました。

  How still it is here--
  Stinging into the stones,
  The locusts' trill.
 (奥の細道 ドナルド・キーン訳 講談社インターナショナル)

 湊さんも、東野さんも、キーンさんも、それぞれすごいです。

 こうして文字で表現しているいいものに出会うと、自分も末席ながらそういう役割の一員であることを、うれしく、また誇りに思います。

 元気がでるし、やる気が出る。
 読書って楽しいな。

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