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スラムドッグ$ミリオネア

 近所のシネコンで、本日最終日の「スラムドッグ$ミリオネア」を観る。
(まもなく着手する書き下ろしの資料でもある)

 インド映画の形式を借りたイギリス/アメリカ映画。
 きわめてシリアスな状況をただシリアスなものにせずにきちんと娯楽作品に仕上げたところが素晴らしい。
 これを目いっぱい重たいトーンで描いたところで、伝わるものは、結局、この映画と同じだ。だったらストレートな、ラブストーリーにしてしまえばいいじゃないか、という発想が意表を突かれる。

 日本人なら絶対シリアスな映画にすると思う。

 あらすじにしたら陳腐でも、映像はちゃんとそれ以上のものを語るのだ。

 何をどれだけしっかりと描こうと、最後は娯楽に仕立てる。
 映画と小説が同じようにできるとは限らないが、このスタンスは僕としても小説の方向性として学びたいと思った。

 いったん帰宅した後、午後4時にスタジオへ出勤。
 頭のなかでころころとマリモのように成長の兆しを見せ始めた書き下ろしのイメージを文字にし始める。

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