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2010年11月30日

京都を巡る 24800歩

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 午前7時過ぎ、目覚める。
 団体が居て早い時間は食堂が混んでいる、というので、部屋でゆっくりしていたら、いつのまにか9時になっているではないか。
 あわてて朝食を食べに行き、軽くシャワーを浴びて、10時ちょうどにチェックアウト。

 高倉通りを上って、朝の錦市場へ。
 京都の食文化は、漬け物、干物、焼いて売っている魚。
 氷や冷蔵庫のなかった時代の内陸文化。
 それでも、海の魚があるのも都だったからではないか。(この一文未検証)
 京都文化博物館別館(旧日銀京都支店の建物)にあるギャラリーへ。
 芝居をやっていた時代の仲間が、中のギャラリーのひとつで働いている。

 しばし雑談をして、博物館の招待券をもらい、荷物を預けて、京都見物に出る。

 まずは、文化博物館の「カポディモンテ美術館展」。
 長い時間を経た作品の輝きに心を洗われる。
 アルテミジア・ジェレンティレスキの「ユディトとホロフェルネス」を見ることができたのは大きな収穫。

 次は寺町通りを上って、「清課堂ギャラリー」へ。
 木瀬浩詞展。銅板を打って創った不思議な作品群。
 木瀬浩詞さんが作り方を説明してくれたり、座敷でお茶を戴いたり。
 清課堂は表が銀細工の工房と店になっている。
 菓子を切る銀の楊子など美しいものがあった。

 そば屋で京都名物「にしんそば」。800円。
 これも、かちかちに固くなった燻製にしんをそばのつゆで柔らかくして食べる、内陸文化だ。

 御池通りから、京都市役所を越えて、ホテルオークラでトイレを拝借。

 錦天満宮、蛸薬師でお参り。
 神社仏閣で手を合わせて願うことはいつも決まっている。

「いい小説が書けますように。それぞれの人が自分らしい人生を送れますように」

 そのまま徒歩で祇園へ出て、原了郭で黒七味袋入り(367円)を買い、八坂神社から円山公園の紅葉を見る。ここでは知人が一人で3つも提灯を出している。
 紅葉はイマイチなので、どこへ行こうかなとあまり当てもなく歩いているうちに、目的地は高台寺に落ち着いた。
 拝観料600円を払って、登ったり下ったりの庭園を巡ると、やっと紅葉を見た気分になった。
 平日でもかなりの人出だった。週末は大変だっただろう。

 もう少し歩けば清水寺だけど、昼夜二度ほどこの季節に訪れたことがあるし、混雑が予想されるので祇園に戻る。

 南座の前は、市川海老蔵が出演するはずだった「吉例顔見世興行」初日で人でごったがえしていて、テレビカメラが着物を着たお客さんにインタビューをしている。

 四条通りのマクドナルドでコーヒーを飲みながら休憩。コーヒー120円。

 向かいに「都そば」という立食いそば屋があって、かけそば220円と書いてあるので、それほど空腹じゃないけどそば好きの僕は食べないわけにはいかない、と、本日2杯目のそば。

 改めて高倉通りを上って、ギャラリーに戻り、パソコンをピックアップして、烏丸通りのスターバックスで仕事。コーヒー290円。
 この時点で、歩数計が21000歩を越えた。
 Plastic Ono Band の "Merry Christmas and A Happy New Year" が流れている。
 年末だなあ。仕事がんばらなくちゃ。

「D列車でいこう」の京都各書店での扱いは、
  四条 ジュンク堂 3刷
  四条 ブックストアDAN 初版
  烏丸 大垣書店 扱いなし

 ギャラリーの閉店を待ってJR伊勢丹10Fのイタリアン「ザ キッチン サルヴァトーレ・クオモ 京都」で食事。
 これが意外にも駅ビル内とは思えないほど美味しかった。

 やがて、最終「のぞみ」の人となる。帰宅時までの歩数24800歩。

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2010年11月29日

京都出張

 午前9時、骨折以来、始めてベッドで目覚めた。

 我が家はウォーターベッドなので、体重が完璧に分散され、体のどの部分にも同じ圧力がかかる。それ故に寝心地がいいのだけれど、圧力を受けたくない場所を守ることができない。弱いところをいたわる手段がない。
 というわけで、骨折以来3週間ずっとソファで寝ていたのを、昨夜、始めてベッドへ戻ることにしたのだ。

 本日より一泊で京都へ出張。昨晩、京都から帰ってきた妻とは入れ替わりだ。行く目的はまったく無関係だけど。

 地域予報を見ると、朝の最低気温は3度。これは寒い。
 オンタイムとオフタイム、どちらもそこそこ快適に過ごせそうな服装プランを考える。
 ふだんは仕事場と自宅の往復も徒歩だし、100%普段着のままで暮らしている。下着姿で歩き回ったりしないだけで、それはもう「世界がすべてオレ様の居間だ」といわんばかりの生活である。

 午前11時前、出発。
 みなとみらい線が遅れている。菊名駅の緑の窓口が混んで行列している。やっと順番が回ってきたら次に座れる新幹線は30分後だという。
 人生、寸分違わず予定通りに行くわけじゃない。
 不景気だけど、人々は動き回っているらしい。(ここ、民の竈{かまど}に煙が立つのを喜ぶ高貴な人になった気分)

 新横浜駅の新幹線構内はマイナーチェンジして、待合室が使いやすくなっている。時間調整のため、いつもは車内で食べる崎陽軒のシウマイ15個入りをここで。
 パソコンのための電源もあり、無線LANも使えるではないか。

 11時49分、「のぞみ」の人となる。
 車掌さんがみんな女性になっている!

 会議を終えて、木屋町のフレンチレストランで9人の会食。
 何階建てだろう、京都にしては高い建物から町並みを見下ろすお店。
 その後、先斗町のなじみのおばんざい屋さん「長竹」で、午後11時過ぎまで。

 30分ほど、例によって裏道探検の遠回りしながら歩いてホテルへ帰る途中、過食なので、ヘルシア茶を買ってみた。

(写真はあとでいれますね)

2010年11月28日

小説家はアスリートである

「作家の日常」などという駆け出しのものとしてはちょっと気恥ずかしい連載が始まりました。

 第一回は「小説家はアスリートである」

 無料でお読みになれます。
 Sohzine という電子書籍。

 ただし、ePub 形式の電子書籍なので、ビュアが必要です。

  iPhone や iPad だとハンドリングが簡単ですが、そうでないとちょっとメンドクサイかな。

   http://mica.whizzo.jp/

2010年11月27日

理事の仕事、お役ご免

 午前7時起床。
 最後に飲んだ泡盛がまだ体に残っている。足下が少し揺れる。
 I feel the earth move under my feet.

 午前9時より、先日APECが行われていたパシフィコの大会議場でマンション管理組合総会。
 こちらは理事で説明する側なので、ステージの上なのだけど、なんとか開始時刻には酒が抜けていた。(と、思う)
 理事の仕事もこれで終了。

 終了後、路上で同じマンションに住む友人に会ったので、「阿里城」で酢豚のランチ(750円)

 帰宅後、頭痛に見舞われる。
 4時間弱しか寝ていないのでそのせいだろう。
 とりあえず、1時間、寝る。

 午後5時、マンション内のホールで、理事の慰労会。
 午後9時過ぎ、一次会を終えて、二次会に流れる。
 行き先は、またしても「阿里城」だ。

 マンションの理事会メンバーだから、全員、家が徒歩3分のところにあるので、帰りの心配などまったくしない。
 というわけで、午前1時すぎまで、飲んだり食べたり喋ったり。

 とにかく社会で活躍している(いた)優秀な人たちばかりなので、話していても楽しいし、それぞれの物事の捉え方がとても洞察力に富んでいたりする。

 理事の仕事はたいへんで、それをボランティアでやるのは、ふつう割に合わないことなのだけれど、しかし、それを上回る楽しさがあった理事活動でした。
 小説の仕事が人生の佳境でなければ、もっと続けたいくらいだ。

2010年11月26日

崎陽軒でシウマイざんまい

 夕方、5時より長編の打ち合わせ。

 その後、編集者と崎陽軒地下のビアレストランで、シウマイをつまみに飲み。

「シウマイ盛り合わせ」を注文した後、それが届く前に「昔ながらのシウマイ」を頼んだら、ウェイトレスさんが戻ってきて、「さきほど、こちらをお頼みになりましたけど」と盛り合わせのことをいうので、「うん、こっちは追加で」。

 なんて会話をして飲み始め、さらにその後,ボジョレ・ヌーボーのフルボトルを飲みながら、「昔ながらのシウマイ」を2回追加注文。
 ふたりして、崎陽軒のシウマイが大好きなのでした。

 妻が出張中ということもあり、一人で野毛へ流れてさらに2軒をハシゴ。
 同じマンションに住んでいる人(初めて会う人)とカウンターで出会ったり。

 午前1時半、帰宅。
 最近にしてはかなり飲んだ。

2010年11月25日

できること、できないこと

 ここのところ、社交旬間、雑用旬間という感じ。

 車を点検に出すことになっているので、そのついでに港北のIKEAに。
 自宅用の仕事用イス。
 各種あったけど、メインの仕事用ではないので、結局3490円とリーズナブルなやつ。
(仕事場用は13万円)
 IKEAはセルフサービスで棚から梱包箱を取り出してレジに運ぶのだけど、ここでちょっと骨折の体が痛む。

 ついでにレストランでパスタ。499円。
 IKEAのレストランは何を食べても美味しい。

 骨折してから車の運転は初めてだが、ハンドルを切るのもちょっと痛みがある。

 その足でカーディーラーへ。
 点検の間、向かいのブレンズ・コーヒーで仕事。
 帰りにスーパーマーケットに寄ると、駐車場にバックで車を入れるために後ろを向くと身体が痛む。
 まだまだ、できないこと、やりにくいことが残っている。

 まあ、伸びしろがあるってことだね。

2010年11月24日

国立劇場で清元を聴く

 国立小劇場へ。
 清元延菊音さんの三味線を聴きに。
 国立劇場の楽屋は独特の雰囲気で結構好きです。

 お稽古事の発表会なので、午前11時から夜の9時まで、次から次へとひっきりなしに36組の演奏が続いていく。
 早い時間の客席はまばらで、その時々の演奏者に縁故の者を中心に、入れ替わり立ち替わり。

 京都祇園東の芸妓さんの出番のときには舞台も客席も急に華やかになり、終わるとロビーが華やかになる。
 発表会なのであまり上手でない人もいるのだけど、芸妓さんはさすが場慣れしていて安心して聴くことができる。
 お姐さんの舞台を勉強に来ている舞妓さんも何人か。

 それにしてもここで pomera を開いているのは野暮だなあ。

 午後4時前、いったん抜けて、紀尾井町のタリーズで読書。(これも仕事)
 久しぶりに小説を読む。

 午後6時、萬来軒という中華の店でラーメン。
 麹町でもラーメン500円で食べられる。
 ただし、これ以外のメニューは700円以上と価格の断絶がある。

 再び、国立劇場へ戻って、特別出演のプロの人たちの演奏。
 まさに別格。
 昼からさんざん聴いた後なのに、目の覚めるような演奏。
 最後の市川亀次郎の踊りもすばらしかった。

2010年11月23日

結婚記念日 上海料理「揚子江」

 27回目の結婚記念日。

 出勤前にスポーツオーソリティで YONEX のウォーキングシューズを買ってレジへ行くと、スクラッチカードをくれた。
「おめでとうございます」
 削ったら当たりが出たので、その買い物がタダになるというのだ。
 というわけで、13650円の靴が無料になりました。
 おかげで5000円以上買うと1000円割引になるチケットが使えなかった。(笑)

 18日には、無料で入った展示会で6500円のイヤフォンが当たるし、この一週間はくじ運がいい。
 オートバイで追突するのを避けて転んで大けがをしたので、代わりのものが当たっているのかな。

 さっそく、その靴を履いて徒歩で出勤。
 ものすごく軽い!
 これは旅行用とか、都内に出るとき用。

 ふだんはもう少し重い靴の方が腹筋を使うからいいんだよね。
 仕事場への通勤は、楽をしたいわけじゃなくて運動をしたいので。

 北朝鮮が韓国を砲撃したというニュースが入る。

 午後6時、関内の上海料理「揚子江」にて、結婚記念日ディナー。
 値段も立派だけれど、それ以上に立派な料理。
 他では食べられないものばかり。
 おいしいだけでなく、食感も味も見栄えもちがう拡がりのある料理。

 食事後、ゆっくり団欒して、まだ午後9時だったけど、もうすでに満足しきっていて、「もう一軒行こう」という気持ちがまったく起きない。

2010年11月22日

悩める日

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 考え事をして、めげたりする日。
 だいたい僕はポジティブな人間なので、あまり悩んだりめげたりしない人なのだけど、まあ、人間だから年に一度とか、何年かに一度くらい、そういうこともあるよね。

 ひとりで飲んで帰ろうかと思ったけど、一人で飲みに行くと、店の人と話をしたりすることになり、それも面倒なので、まっすぐ帰宅することにした。

 ただし、雨降りなのにすんでのところで終バスを逃し、傘をもって3kmを歩くのもイヤなので、京浜急行とみなとみらい線を乗り継いで電車で帰宅。
 交通費330円かかったけど、傘なしで済ませたぞ。
(バスなら210円。徒歩なら無料)

2010年11月21日

小説が書けない

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 午前8時前に起床。
 曜日に関係ない生活をしているから日曜日に早く起きても損した感じがしない(笑)

 午前9時から午後1時まで、マンションの理事会。
 総会のリハーサルだ。
 年間管理費予算5億円住人三千人の大規模マンションなので、総会も大きなホールを借り切ってやる。
 ちょっとした会社の株主総会並みなのだ。

 終了後、黄金町へ出勤。
 テンション低い。

 神奈川新聞第4面の「かながわ 鉄道遠足」に阿川大樹、登場しました。
 8段の記事で、阿川史上最大の取扱。(ただし、上半分は写真だけど)

幸福とは

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 ちょうど、グーグルがとあるブログを探してくれました。

「D列車でいこう」について、ものすごく愛のある感想を書いてくださっている人がいます。

 ほとんど涙が出てしまうくらい、しみじみとうれしい。

 小説書いていて、ほんとによかったと思いました。

 猫が好き♪さん、ありがとう。

2010年11月20日

進歩こそ喜び

 寝床から起きあがるのが昨日よりさらに楽になっている。

 50歳を過ぎると、初めて体験することが少なくなっている。そうすると何をやっても、短い間で長足の進歩を体験するということが少ない。
 肋骨骨折のようなケガをすると、これがもう、毎日昨日よりも状態が変化して、めきめき進歩するものだから、生きているのが面白くてしょうがない。
 こういう喜びに比べたら多少(でもないけど)の痛みなどなんでもない。
 くしゃみをすると痛いけど、それで自分を笑うのもまた楽しいのだ。

 義母が退院するので、妻は朝から車で迎えに出ていった。

 こちらは、昼に家を出て秋葉原へ。
 3日連続で電車に乗って都内へ出るなんて、1996年に会社員を辞めてからはじめてかもしれない。(正確には未確認)

 オノデンで開催中の「PDA博物館」をチラ見。

 駅に隣接してアトレがオープンしている。秋葉原デパートだったはずの場所。
 おかげで、讃岐うどんやお好み焼きを安く手軽に食べられる場所がなくなってしまった。
 きれいで高級な秋葉原なんて、すごくへん。
 メイド服でチラシを配っている女たちを見ると無性に腹が立つ。
 やっぱりパーツ屋が落ち着く。

「かあさん、あの夏の日、1円でも安い部品を探して一日中歩き回った、あの僕の秋葉原はどこへ行ってしまったんでしょう」
 秋葉原デパートでお好み焼きを食べようと思っていたのに……。
「繁華街」を離れて、昭和通り沿いの「ココ一番」でロースカツカレー。700円。
 秋葉原はこういうジャンクフードじゃないとね。
 
 次は中野へ向かう。
 なかの芸能小劇場で小林淳子さん一門の歌の発表会。
 淳子さん、最近、歌わないから、彼女の作品は彼女の歌というより、「彼女が育てた歌い手たち」のような気がしてる。

 感じたこと。
 人はみな誰でもライトを浴びるためにステージに登るべきだ。

2010年11月19日

横浜でも、二の酉

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 池袋サンシャインシティ文化会館へ。
 コールセンターCRMカンファレンスという展示会。
 執筆中の小説のための取材。

 会場の隅でティッシュペーパーをもらって帰る人の列を見た。
 アンケートに答えて福引きをやるスペース。
「どうせ当たらないし」と思って行きかけたが、そういえば手持ちのティッシュペーパーが少なくなっている。
 というわけで、あわててアンケート記入。
 で、福引きの機械をぐるんと回すと茶色の玉。
「おめでとうございます」
 SENNHEISER MM50 という iPhone 用のヘッドセットが当たりました。
 後で調べたら、販売価格6500円くらいのものでした。
 でも、ティッシュペーパーは手に入らなかった。

 行き帰りの感想。池袋の町もずいぶんきれいになったなあ。

 せっかくなのでジュンク堂へ立ち寄る。
 阿川大樹の著作すべてが在庫されている。ありがたいことです。
 すでに版元品切れになっている「D列車でいこう」の単行本もあって、ちょっと懐かしかったりして。

 湘南新宿ラインで横浜へ戻る。

 少しだけ仕事場に出て、夕食は、大鷲神社の二の酉へ。
 いつも新宿花園神社の酉の市に行っているので、近いけどここは初めて。
 金曜日ということもあって、大混雑。
 はじめのうち、けが人の僕は人混みが恐かったけれど、やがて慣れてくる。
(みんなゆっくりしか歩けないので、ぶつかっても恐くないのだ)

 屋台の飲食の流儀も、熊手が売れたときの手締めの流儀も、屋台の店の品ぞろえも、新宿とは少しずつ違っている。
 客層も、こちらは、家族連れ、やくざ、キャバ嬢、など、新宿より多彩。

 隣接する横浜橋商店街にも、肉屋や韓国料理やなど、多彩な店が出ている。
 屋台で400円のカップ酒が、酒屋の前なら250円。
 魚屋の前では、生牡蠣100円、でっかいホタテを3つ串焼きにしたものが250円、などなど、値段も質もこちらの方が上。

 どっちにしてもにぎやかなのはいいね。

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神奈川新聞に阿川大樹登場

 11月21日(日)の神奈川新聞日曜版に阿川大樹がでっかく登場!(予定)

「かながわ 鉄道遠足」というコーナーだそうです。

2010年11月18日

新宿 花園神社 二の酉

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 午後3時、京王プラザホテルにて、長編の打ち合わせ。

 編集者が書かせたいものと、作者である僕が書きたいもの、との間で1年以上、「これでどうだ、いや、やっぱりこうだ」と相克を繰り返してきて、いま4稿めになっている。
 そろそろ歩み寄り時と判断して、細かなところまで具体的な議論を始めている。

 午後5時まえ、終了。

 夜は、旧友と食事をすることになっているので、時間つぶし。
 ヨドバシカメラを覗いて、ノートパソコンの下見。

 物書きのプロの道具として見たときのノートパソコンの要件は、バッテリーの持続時間が長いこと、キーボードがしっかりしていること、重くないこと。
(僕は手が小さいので、キーボードが小さめなのはけっこう大丈夫。むしろ19mmピッチだと少し大きくて疲れるかも)

 バッテリーが8時間以上もつ機種というのは意外に少ないのだ。

 今回、lenovo で検討していたのだけど、どうも中途半端で、結局、パナソニックの Let's Note になってしまうんだよなあ。
 CPU とか、文字を書くにはまったくオーバースペックなのだけど。

 少し腹が減ったので、思い出横町の立ち食いそば。たぬきそば、280円也。安い。

 その後、友人が到着する6時半まで、いろいろなところを歩き回って、1万歩。

 花園神社の二の酉の屋台で飲む。
 昨年よりも熊手が売れたときの手締めの声が多いような気がする。いくらか景気がよくなっているのかも。
 歌舞伎町のエジプト料理店「ルクソール・バー」へ移動して、水タバコを回しのみしながら飲みの続き。
 肋骨骨折で咳をすると激痛なのだけど、水タバコはタールが少ないので、健康にいい。周囲にタバコの臭いは漂うが、煙はほとんど出ない。周りの人にも優しいというわけだ。
 JTも水タバコに力を入れればいいのに。

 隣の席は占いの場所になっていて、話の内容、筒抜け。

 さて、肋骨不自由者にとっての関門は、新宿から渋谷までの列車の混雑。
 なんとか乗り切って、渋谷からは各駅停車で座って帰宅。

 というわけで、電車で都内へ出て飲んで電車で帰る、ということができるようになった。
 日常生活にほぼ支障がないところまで回復したことになる。ほんとに、日々、長足の回復を遂げている。

2010年11月17日

シンガポール・チキンライス

 小雨だけど傘嫌いの僕なら傘のいらない降りのなか、徒歩にて横浜駅西口へ。
 auのスマートフォン is03 の実機をさわる。
 レスポンスがそこそよいので合格。
 でも、iPhone と au のフィーチャーフォンの荷台持ちの方が、is03 1台よりも月額が安いのだよね。

 というわけで、すぐその足で iPhone4 の売場に行って値段などを確認。
 こちらは特に急いで買わなければならない理由はない。
 ゆっくり機が熟すのを待てばいい。

 で、主な目的であるレノボのミニノートを見に行ったのだけど、残念ながら品ぞろえなし。

 あきらめて、ジョイナス地下のクィーンズ伊勢丹へ。
 目当てはフードコートのシンガポールチキンライス。
 シンガポールで食べて以来大好きなのだけど、なかなか食べられる店がないのだ。
 690円でものすごく美味しいランチが食べられた。大満足。
 このフードコート、まわりは99%見事に女性ばかり。

 そのあとは、京浜急行で黄金町に向かう。
 3日にけがをしてから、電車に乗るのは初めて。
(正確にいうと、当日、小田原から横浜までJR東海道線に乗って戻ってきているけど)

 イスに座っていれば大丈夫なことはわかっているのだけど、都内へ出て夜に戻ったりすると、立って吊革につかまらなくてはならない。

 京浜急行各駅停車は空いていたけれど、座らずに吊革につかまる練習。

 結果的には、加速時も減速時も、大丈夫だった。
 満員電車で人の体重まで支えるようなシチュエーションについてはわからないけどね。

 あとはいつものようにスタジオで仕事をして、午後9時過ぎ、雨降りなのでバスで帰宅。

2010年11月16日

がんがん回復中

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 腕を振ったときの痛みも少し改善している。
 
 本日も徒歩通勤。
 昼食は立ち食いそば。400円。

 早めの夕食は、100円ローソンのカツ丼、320円のところ、期限間近で50円引き、それとおにぎり1つ。
 骨折からの早期回復のため、カルシウムが強化された牛乳(の類似品)を500ml。(〆めて480円)

 マンション管理組合総会のプレゼンテーションデータの作成。
 つづいて、エッセイ。

 一段落したらすでに深夜零時を回っていた。
 遠回りをしながら歩き、桜木町駅前のバーミヤンで、ビールと餃子(700円)

 疲れて、なかなか寝付かれず、ベッドに入ったのは午前5時頃だったかな。
 あしたは小説にもどりたいなあ。

 ケガはがんがん回復している。
 朝と夜で、もうちがう。3時間くらいで感じることもある。

2010年11月15日

街に平和がもどった

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 APECから一夜明けるとまるで何事もなかったかのように、平和なみなとみらいに戻っている。
 わずかな痕跡を見て、あれは映画のなかの戒厳令のシーンではなく、現実だったのだと思う。

 とにかく、市内全体大迷惑。
 飲食店も物販店も、売り上げ減。
 どれだけのマイナス経済効果があったか。

 小説家としては非日常の光景を見ることは楽しみではあるのだけれど、町中に啓差浮かんがいる場所では心が刺々しくなって、ひどく疲れる。

 午前9時半、整形外科へ通院。
 レントゲンを撮るでもなく、傷を見るでもない。
 医師は僕の説明を聞くだけ。
「あとは直るのを待つだけですね。薬、出しますか?」

 というわけで、痛み止めと湿布をもらって帰宅。

 改めて黄金町に徒歩出勤。
 肋骨の痛みが少なくなってきて、響かないのでつい腕を振ってしまって痛い。
 腕を振らずに歩くと、疲れる。
 とまあ、本調子ではないけど、生活にはさほど困らない。
(咳、くしゃみは禁物)

 午後9時過ぎ、帰宅の途へ。

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2010年11月14日

黄金町落語会附属「まちあるき」ツアーガイド

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 朝食を摂らずに黄金町へ向かう。
 午前11時から「黄金町落語会」併設の「まちあるき」のツアーガイドをすることになっている。
 APEC警備体制により、みなとみらい地区を通過するのに時間がかかる可能性があるので、できるだけ早く現地に向けて出発したわけだ。

 そんなわけで、午前10時には日ノ出町に到着。
 駅近くのドトールで時間調整するつもりだったが、日曜日で競馬の日。満員だった。
 というわけで、伊勢佐木町のマクドナルドで朝食と時間調整。
 午前11時より、金原亭馬吉さんを始め、10人あまりの人を案内しながら、黄金町地区を案内。
 ツアーの最後は、ご一行様レストラン「シャルドネ」の二階を貸し切って落語会開始まで懇談。

 午後一時半、金原亭馬吉さんによる黄金町落語会。
 汗びっしょりの熱演3席を聴いて、午後3時終演。

 午後七時半まで長編執筆。
 内容的に大きな進捗。

 Lcampで生ビール。
 某氏より、とある組織犯罪についてレクチャーを受ける。
 のち、野毛にて焼き鳥。

2010年11月12日

煙草がおいしい

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 体力回復のため、遠回り徒歩出勤。
 関内の隠れ家的中華料理店・上海料理「揚子江」でランチ(1000円)

 主たる目的は、ランチを食べることではなく、結婚記念日の食事の予約。

 Lcampでコーヒーを飲んで、以後、仕事開始。

 午後2時、神奈川新聞日曜版の取材を受ける。午後4時終了。

 仕事もそこそこはかどったので、野毛で軽く飲んで帰る。
 3日にケガをして以来、初めてタバコを吸った。
 というか、11月になって初めてかな。

 ものすごく美味しい!

 こんなに美味しいものをやめる必要はないと実感。
 吸いたくもないのに吸う必要もないけど。

 9月30日に10箱買って、もう40日になるけど、まだ10箱を吸い終わっていない。最近では吸わない日の方がずっと多い。

2010年11月11日

APEC警備体制を調査取材

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 APECも首脳会議の日程に入る。
 みなとみらいのセキュリティレベルがさらに上がって、町中が映画の中にいるみたいだ。
 
 出勤の前に、警備体制について取材。
 警察官の配置とか、兵站はどうなっているか、とか。

 桜木町からランドマークにかけては、制服だけでなく、私服警官もものすごい数で配置されている。

 JR桜木町駅改札外にとりわけたくさん私服警官がいたので、しばし観察。
 持ち物とか服装に私服警官は私服警官の特徴があるので、基本的にすぐわかるのだけれど、どちらかわからない人物を中心に観察する。

 目的があってそこにいる警察官は視線の配り方でやがてわかってくる。

 かくて、しばらくの間にあたりに立っている人のうち、誰が警官で誰がそうでないか、明確に色分けができていく。

 なんと、その結果、30人ほど立っている中で、私服警官でないのはほんの数人だった。

 私服警官の持ち物や衣服の特徴、動作の特徴、フォーメーションの組み方、などなど、小説家的ディテールについて大きな収穫があった。

 ただし、防犯上の配慮から、ここには書かない。

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2010年11月10日

レストラン・スパルタ

 APECのため、今日からしばらく、みなとみらいから仕事場へ向かうバスがない。
 というわけで、しかたなく徒歩で出勤。

 早足だと25分くらいのところ、本日は40分。
 まあ、それでも普通の速度だと思うけど。3km近くあるので。

 午前11時より、新作落語プロジェクトの簡単な打合せ。

 昼食はカロリー控えめ回転寿司。(900円)

 午後9時前、仕事を切り上げて妻と友人が集まっているところへ合流。
 黄金町から吉田町まで徒歩20分。

 日本で最古のギリシャレストラン「スパルタ」。
 もともとは曙町の鎌倉街道沿いにあった。(いま、そこは風俗店がずらりと並んでいる)

 その後、蓬莱町に移り、最近になって伊勢佐木町(正確には吉田町)に移ってきているのを偶然に知った。
 そのことを妻に話したら、さっそく会食に使っている、というわけ。

 スパルタのご主人とは野毛にある別の飲み屋での知り合い。
 昨年は結婚記念日に蓬莱町の店に行った。

 日々、体力がもどって来ている感じで、昨夜よりも調子がいい。
 子供の成長みたいな状態だ。

2010年11月09日

バル・エスパニォール

 バスで黄金町へ出勤。
 バスだと片道500歩しか歩かないんだよなあ。

「いま桜木町にいるのですが」
 と、午後4時に突然やって来たのは徳間の営業企画のKさん。
「D列車でいこう」のプロモーション計画のアップデート。

 夕方は会食があって関内へ。
 途中、リロケーションしたらしいレストラン「スパルタ」発見。

 カサ・デ・フジモリがやっているスペイン・バルで、ワインとシェリーでタパスをつっつく。

 思いの外、美味しい。

 いや、スペインを旅行したとき、あまり美味しいものが食べられなかったので、スペイン料理が美味しいというイメージがないのだ。
 生まれていちばんまずいパエージャを食べたのもスペインでのことだった。

 沖縄料理店へ移動してビール。
「沖縄ダイニング うちなぁ家」

 骨折の痛みが増すようなことはないが、酒を飲み慣れていないのと、体力のマージンがないところを歩いたせいか、ふわふわしてしまって体調不良。

2010年11月08日

スタジオへ出勤

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 3日に骨折して以来、スタジオ初出勤。

 徒歩で出勤する自信がないのでバスで。

 APECでバス停が移動して、個人的にはかえって便利になっている。
 山形県警の警察官が二人乗車していて、桜木町に着いたところで下車。

 いったんオフィスに出てしまうと、椅子がアーロンチェアなので自宅にいるよりかえって楽なくらい。
 バスのあるうちに帰宅。
 桜木町から先の乗客は僕一人なので、警官に密着されてなんとなくプレッシャー。

2010年11月07日

芸の肥やし

 先日来、肋骨骨折で不自由かつ痛い思いをしている。
 咳や笑いが激痛をもたらすので一番辛い。
 痰が喉にからんで苦しいとき、ふつうなら大きく咳をして喉から剥離させたりするわけだけれど、そんなことをしたら床に倒れ込んでのたうち回ってしばらく動けなくなるだろう。

 であるけれど、その不自由さも、痛さも、不自由さの中で細かな工夫でわずかな自由を獲得していく創意工夫も、すべてが新鮮で楽しくもある。
 ようするに、すべては小説を書くのに必ず役に立つ。芸の肥やしなのだ。

 小説家というのは得な職業だ。

 某有名作家が「拉致されてみたい」といって顰蹙を買ったということがあったらしいけど、その気持ちはとてもよくわかる。
 僕だって、(あくまで最後に助かるという条件つきだけど)乗っている飛行機がハイジャックされたり、タリバンに誘拐されたり、そんなことを心の奥底で望んでいたりする。

 こう公言することで、けしからんという人がいるかもしれない。

 しかし、実際、そう思っているという真実は動かすことができない。
 公言しなくても、僕はそう思っているようなけしからん人間なので、どうせなら公言してしまう。

 そんなわけで、平穏な生活よりもピンチに遭遇することを歓迎している。

 ちょうどいま、横浜みなとみらいはAPECのおかげで戒厳令の町になっていて、はなはだ迷惑かつ不便なのだけれど、やはり、そういう非日常は大好きなのである。

 子供の頃、台風が来るとワクワクしたあなた!
 もしかしたら、あなたは小説家に向いているかもしれませんよ。

2010年11月06日

寝る子になって身体を育てる

 午前9時より午後2時まで、マンション管理組合理事会

 前夜の睡眠時間が4時間だったこともあり、身体が痛いこともあって、家に戻ってきてから、ソファで仮眠。

「寝る子は育つ」というのは科学的に正しくて、脳は短い時間で休息をとれるのだけど、肉体が回復するには長い睡眠が必要なのだそうだ。

 またストレスがあると回復が遅くなるので、なるべく緩やかな気分でいることも必要。

 あ、小説を書かないことのいいわけに見えるかな。(笑)

2010年11月04日

病院

 というわけで、一夜明けて病院へ行きました。

 肋骨が折れていました。

 生まれて初めての骨折!
 なんかうれしい。(痛いけど)

2010年11月03日

箱根越えサバイバル

 問題は二つ。
 僕の身体がどのくらい保つか。
 車がどのくらい保つか。

 さらにいうなら、このオートバイがどのくらいの速度までなら安全に走ることができるか。

 ギアが5/6速しか使えないからクラッチの耐久テストになる。
 少なくともヘッドライトとメーター類がついているステーが曲がっている。
 それだけではなく、フロントフォークだって曲がって狂っている可能性がある。
 もしそうならば高速走行は危険だ。
 しかし高速走行ならクラッチはつなぎっぱなしでいい。

 御殿場ICに着くまでに判断しなくてはならない。

 ところが渋滞しているから、速度が出せない。
 高速で走ったときの問題は洗い出せない。

 反対車線を逆向きに走れば走行テストはできるが、御殿場から遠くなる。
 こんどは、その間のクラッチと僕の身体の耐久性が問題になる。

 判断がつかないうちに御殿場ICまで来た。
 すでにクラッチレバーを握っていたグリップはかなり疲れている。
 結局、最悪の事態を避けるリスク判断として、一般道を走ることにした。

 二度目のコース変更。
 小田原まで38Km、ただしその道は箱根越えになる。
 半クラッチと5/6速で登れそうになければ、方針を変えよう。

 小田原まで行けば、このバイクをメンテナンスしてくれたKすけさんがいる。
 祝日の遅い午後、休みなのに申し訳ないけれど、少しでも早く誰かを頼りたい気分だった。
 電話をかけて、むりやり持ち込みを告げる。

 そうと決まれば、つぎは僕とオートバイの耐久性の問題。
 一路、小田原へ向けて箱根の山を登り始めた。

 速度が出ていれば5速でもときどき半クラッチをつかって登っていける。
 ところが渋滞しているから、何度も何度もストップ&ゴーの状況だ。

 クラッチを握る僕の左手と、バイクのクラッチの耐久テスト。

 下り始めると、今度は5速でエンジンブレーキが効かないから、右手のグリップとディスクブレーキの耐久テスト。
 下りでも止まってしまうと、クラッチを握り続けなければならない。

 なんどかエンジンを切って左手を休ませながら、渋滞した箱根の山道で小田原を目指す。

 寒い。
 こんな時刻に箱根にいる予定ではなかった。
 暖かい時間帯に千葉へ行ってとっくに仕事場に出ている時間なのだ。

 疲れている。
 この6時間で食事を摂った30分しか休んでいない。
 しかし、時間が経てば痛みが増していくことも、気温が下がることもわかっている。
 どんどん暗くなる。

 ひとりタイムリミット・サスペンス状態だ。

 午後6時前、転倒から2時間半後、橋まで迎えに出てくれていたKすけさんの顔が見えた。
 ガレージの敷地にバイクを停めた。

 オートバイに貼りついていた自分の身体を丁寧に剥がすようにして地面に降りた。
 あらゆる動作で激痛が走った。
 倒れても大丈夫な場所まで辿りついていた。
 でも身体をまっすぐに立っている以外の動作に移ると激痛がくるので、座る気にもなれない。

 ガレージの中に自分の力でバイクを入れる体力と気力がない。
 Kすけさんが入れてくれた。

「小田原駅でいいですか。それともご自宅まで送りましょうか」
「すみません。小田原駅でいいです」

 身体をかがめて車の助手席に座る動作に、痛みに耐えながら10秒以上かかる。
 身体を捻ることができないので、シートベルトを探せない。

 小田原駅に到着。
 再び苦痛に顔を歪めながら助手席から降りる。

「お休みのところ、ご家族にもご迷惑かけてすみません」
 謝りながら、送ってもらった車を見送った。

「ケガをしている。小田原から帰る」
 蛍光灯の光の明るい駅で、家に電話した。

 駅のホームへ降りる階段は、老人のように手すりに掴まりながら一段ずつ両足だ。
 一歩一歩の衝撃が上半身の痛みになる。

 東海道線上り列車は空いていた。
 横浜につくまでにだんだんと混雑してきた。

 擦り傷だらけで穴の空いたミリタリージャケットを来た僕の両側だけ、だれも座らずにずっと空いていた。
 よっぽど険しい顔をしていたのだと思う。


確認できた損傷

【身体】
 肋骨3本骨折。左鎖骨捻挫。右手首捻挫(軽度) 左膝捻挫(ほんの少しだけ)。
 左膝擦過傷。左肘擦過傷。

 13回のX線被爆。

 初回の医療費 7000円

【物的損害】

 ヘルメット 衝撃を受けたので廃棄 買い直し
 ジャケット 6990円 着用一日目 ちくしょう! 廃棄
  (口惜しいから通販ですぐに同じものを注文した)

 ヒートテックの下着 上下 それぞれ穴
 トレーナー 穴
  (上記3点は糸でかがって修繕済み)

 Gパン 穴
  (ファッションアイテムとしてそのまま履く (笑))

 靴 擦り傷多数

 オートバイ修理 金額未定
   24年前のバイクなので、オリジナルの部品は、
   メーカーから入手できないかもしれない。

御殿場アクシデント

道の駅「どうし」を出ても道は順調で、ほどなく山中湖村平野に出た。

「テニスしに来たのはここだったかなあ」
 などと、なんとなく記憶にある景色を通り抜ける。
 大学生の時も、NECの社員の時も、ASCIIの社員の時も、このあたりにテニスをしに来た。
 いい天気だけど、たくさんあるテニスコートに人影はなかった。

 観光地に来るのが目的ではない。
 オートバイで走るのが目的だ。
 なので、湖水が見えても特に湖畔に降りるわけでもなく、一路、僕は御殿場を目指していた。

 思ったよりも気温が低かった。
 Gパンの下にユニクロのヒートテック下着は着ているのだが、膝までのもの。
 冷えてきたのか、左側、ギアシフトをする方の足の外側の筋肉になんとなく違和感を感じ始めた。ひくひく痙攣を起こす前兆のような感じ。

 そんななか138号線は御殿場に向けて渋滞し始めた。

 ストップ&ゴーが続くなかで少し流れ始めた矢先のこと。
 目の前に乗用車の後部が迫っていた。

 どうやら、僕は一瞬、よそ見をしていたのだ。

 ぐんぐん迫ってくるなかをフルブレーキング。
 時速2-30Kmほどの速度だったはずだが、オートバイは大きく前のめりにダイブして、一瞬、後輪のグリップを失い、それが回復した瞬間、オートバイと僕の身体は左肩を下にして路面にあった。

 スピードを出していたわけではない。カーブでもない。どう考えても転ぶようなシチュエーションじゃないから、心に準備はまったくできていなかった。

 背中にいままで感じたことのない痛みを感じた。
 けれど、そんなにひどい状態ではないと思った。
 路面とオートバイとに挟まれた左足に激痛があるわけではない。
 頭はヘルメットに守られてなんともない。
 たいしたことはないと思った。

 けれど、しばらく動けなかった。

 後ろにいたオフロードバイクの人が助けに来てくれ、道路を塞いでいる僕のバイクを起こして、道の端まで動かしてくれている間も、僕はアスファルトに横たわっていた。

 バイクがなくなった路面で転がっている自分の姿を天から見ている自分がいて、早く立ち上がらなければ、と僕は起きあがった。
 立てた。
 足は大丈夫。

 いろいろなところが痛いことは痛い。
 しかし、致命的なことはなさそうだ。

「大丈夫ですか」
「ありがとうございます。大丈夫です」
「足、ひねっていませんか?」
 そういわれて僕は膝の曲げ伸ばしをしてみた。すり傷が痛むが関節痛はあまりない。
「少し休めば大丈夫みたいです。ありがとうございました」

 僕のバイクがどいた道路はふつうのトラフィックに戻っていて、僕はそれを呆然と見送っていた。
 車が通りすぎる隙間から、割れてしまった、僕のバイクのオレンジ色のウィンカーの破片が見えた。
 昨日買ったばかりのユニクロのジャケットの腕に穴があいていたのが悔やまれた。

 膝がズキズキするけど、これはすり傷だからまあいい、と思った。
 肩と脇腹と背中と胸が痛くて、もし、このバイクがまた倒れたら自分では起こせないと思った。だが、幸いいま、バイクは立っている。

 ブレーキもクラッチも、レバーは折れていない。
 エンジンはかかるだろうか。

 セルを回すとわずかな不安の時間の後、エンジンが回り始めた。
 よかった。
 ギアはどうだ。
 ニュートラルが出ない。ニュートラルランプが点かないだけでなく、ギアがそこまで下がらない。

 とにかく跨って、クラッチをつないでみた。
 トルクがない。
 それでも7千回転くらいでつないでやると走り出した。
 すぐにつなぐとエンストするので、またクラッチを切る。
 ある程度の速度が出ればなんとか走れる。

 どうやらこのギアのよりも下には入らない。足で探りながら上を調べると一段しかシフトアップできない。
(交通の流れが悪いので、それを調べるのにも結構時間がかかった)
 つまり、5速と6速しか使えないらしい。
 さらには、ニュートラルが出ないので、停まっている間中、クラッチレバーを握っていなければならない。
 渋滞していなければ問題にならないけれど、道路は混んでいた。

 しかし、なんとかしかるべきところまで走っていくしかない。

(つづく)

オートバイでちょいと遠回り

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 マンションにオートバイの駐車場が不足していて駐めることができない。
 そこで仕方なく外部に駐車場を借りている。
 それがAPECの警備の都合で移動を余儀なくさせられた。

 実は雨さえ降らなければ僕にとってこれは好都合。
 何故かというと、移動させられた行き先の方が、家から近いのだ。

 暑さも去り、バイクにはちょうどいい季節だから、どんどん乗ろう、と思うわけだ。

 そんなわけで、黄金町まで少し遠回りして出勤しようとオートバイに跨り、みなとみらいから首都高に入った。目的地は千葉だ。
 いや、その瞬間まで目的地は千葉になるはずだった。

〈大黒-東扇島 事故通行止め〉

 なんてこったい。
 ここが通行止めでは、千葉へ向かうアクアラインに入ることができない。
 というわけで、急遽、目的地を変更して、東名高速方面を目指すことにした。

 しかし、そもそも千葉方面にしたのは御殿場インターチェンジ手前が渋滞しているという情報があったから。

 ならば、というわけで、国道16号をそのまま北上して、相模原から道志を通って山中湖に抜けるルートを行くことに。

 交通は順調で、気持ちよく走り、道の駅「どうし」で休憩。
 いやあ、バイクがたくさんいる。

 NEC相模原事業場に勤めているころ、山中湖にテニス合宿なんかに行っていた時分には、よく通った道だ。
 当時は未舗装路もあったりしたけど、いまは完全舗装。

 道志村というと寒村のイメージなのだけど、道の駅の食堂のメニューはけっこういい感じにオシャレ。
 売り切れていたけどポトフなんかもあるのだ。
(田舎のオシャレは勘違いが多いけど、ここのは趣味がいい)

 というわけで、盛りつけも素敵なでっかい野菜入りカレーで、朝昼兼用。

 腹ごしらえもできたところで、山中湖まで残り38Km。
 そのまま、山中湖へ出て、あとは御殿場ICから東名高速でさらっと横浜へ戻る。

 というつもりで走っていたのだが……。
 このあと、第二のルート変更。
 意外なドラマが待っていた。

(つづく)

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2010年11月02日

コザの話をしながら飲む

 運動不足気味なので遠回りしながら徒歩通勤。

 ヒートテックの下着を買うつもりで伊勢佐木町のユニクロに入ったら、オートバイに乗るのにちょうどいいジャケットを見つけたので、つい買ってしまった。
 すっかりユニクロ商法の戦略にひっかかった。
 でも、夏物はほとんど買わなかったぞ。(て、威張ってどうする)

 で、日ノ出町の Lcamp でナポリタン。
 懐かしい味ではなくかなり美味しくできたアルデンテのナポリタンでした。

 あとはこつこつと細かな仕事。

 夜10時過ぎ、野毛の琉酒「玉ちゃん亭」へ。
 ここのご主人はコザの出身。
 当然、コザの話になるのだけど、最近のコザについては僕の方がよく知っていたりする。

2010年11月01日

とある新人賞の話

 APEC警備上の理由により、バイクの駐車場の移動。
 どうせなのでそのまま黄金町へバイク出勤。

 前回、雨に降られたままだったので、スタジオの裏でバケツに汲んだお湯に食器用洗剤を少し入れて洗車。
 ピカピカ(当社比)になりました。

 マンション理事会の事務的な仕事。

 小口の仕事を納品したり、小口の仕事が新しく入ったり。

 いったんスタジオへ出てしまうと、どうしても帰りが遅くなる。
 午後1時、みなとみらいの臨時バイク駐車場の直前で、検問。本日は函館ナンバーの北海道警。
 こっちも向こうもご苦労様って感じ。

それはそうと:
 第5回ポプラ社文学大賞に俳優の水嶋ヒロさんの作品が選ばれた。
 これは出来レースなんじゃじゃないか、などと喧しい。
 これに関しては、別に書くつもりだけど、スポーツができて顔がよくて小説が書ける人だっていて当たり前だと、僕は思うのだけど、芸能人はちゃんとした小説など書けるはずがないという前提でとやかく言う人がいるんだよね。
 突出した存在をバッシングする人々の心の貧しさが情けないね。

 どっちにしても、そういう話は作品を読んでみてからする話だ。

 ちなみに、僕は水嶋ヒロという俳優がいることを、今回の受賞で初めて知った。