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2012年07月31日

Galleria Uffizi で7時間

 午前8時45分、メディチ家のコレクションを展示している Galleria Uffizi へ。
 ボッティチェリ、ラファエロ、ミケランジェロ、ダビンチ、など、天才たちの技をたっぷりみる。
 それはもうゴロゴロあるところが贅沢でいいね。

 結局、全部見るのに、実に7時間。
 中には、高くて不味いカフェしかないけど、昼食も外に出られないのでしょうがない。

 しかし疲労困憊。芸術を見るのにも体力がいる。

 帰宅の前に、一応、Ponte Vecchio のたもとまで行ってみた。
 ただの汚い橋だった。(笑)

 両側は彫金を主としたアクセサリー屋なものだから、当てている光が強くて、ただでさえ夕方のフィレンツェは暑いのに、熱い。

 日本でいちばんこの辺りに近いのは御徒町かな。

 ひとつ下流にある橋の近くは、Salvatore Ferragamo の本店があり、あたりには内外の高級ブランドの建ち並ぶ一角があるのだけど。

 夜は、Ristrante Accademia で。
 ここでもキアンティ・クラシコと肉料理を中心に。
 日本人がイタリアの男性をイメージする感じのお調子者のウェイターがなかなか楽しませてくれる。
 一人30ユーロ。

2012年07月30日

フィレンツェなら肉だ!

 朝一番に、Museo Statale San Marco サンマルコ美術館へ。
 階段を上がった正面に、いきなり、ベアート・アンジェリコの有名な「受胎告知」
 修道院の小部屋ひとつひとつの壁画が描かれている。

 次は、Duomo の近くの、Opera di Santa Maria del Fiore へ。
 有名なマグダラのマリア像の顔は力石徹に似ていた。

 昼食後、同行している妻とその友人たちは、Siena へ行くという。

 僕は、Firenze の町を歩く方がいいので単独行動。

 途中、ホテルで2時間ほど休んで、4時間ほど、町を徒歩で歩き回る。

 ベネチアにばかり長く居ると、イタリア共通の特性なのか、そうではなくてベネチアだけの特性なのか、区別できなくなるので、そのあたりをフィレンツェを見ることで校正しておく必要がある。
 美術館や博物館ばかり見ていては、その作業ができない。
 だからただただ町を歩く。

 特殊な町であるベネチアに比べて、フィレンツェは普通の都会。
 マクドナルドもあるし、中華料理屋も、持ち帰りの寿司屋もある。
 物販の焦点もそれぞれに都会的な店作りをしている。
 高級ブランドの店もあれば、有名ブランドではないが趣味のよい店もある。
 フィレンツェにいると、ベネチアは田舎だとよくわかる。

 まあ、ベネチアは、その適度に田舎であるところがよかったりもするのだけど。

 ベネチアでは美味しい肉が食べにくいがトスカーナ地方は肉とワインが特産でもある。
 というわけで、今晩は、肉屋がやっているレストラン Ristrante La Spada。
 庶民的で美味しい店でした。
 キアンティ・クラシコを飲みながら食べてひとり23ユーロ。

 どのくらい庶民的かというと、キアンティ・クラシコを注文したら、「窓際に置いてあって温かくなっているので、これから冷蔵庫で冷やしますね」と言ってのけるくらい。(笑)

2012年07月29日

今日から夏休み

 イタリアへ来ているけど、別に遊んでいるわけではありません。
 たまたまチャンスがあったので、住む場所を横浜からベネチアへ移しているだけ。

 とはいえ、せっかくイタリアに居るのだから少しは休んで旅行などしてみよう、というわけで、我が家にホームステイしている妻の友人たちと一緒に、フィレンツェへ行くことにしました。

 午前8時前、ベネチアの家を出て列車でフィレンツェへ向かう。
 列車の中で食べる朝ご飯のブリオッシュを買うつもりだったけど、なんと、日曜日の MAJER は午前8時半開店で、空腹のママ、午前11時前、Trenitalia Firenze Santa Maria Novella 駅に到着した。

 午前11時にオープンする駅のカフェテリアで朝昼兼用の食事。
けっこう美味しい。

 食事をしているあいだに、ちょうどよく、ホテルのチェックインタイムになる。
 さあて、これから3日間は、フィレンツェ駅近くのひとつ星ホテル Hotel Ester だ。

 まず、駅からは5分とかからなくて、とても便利。
 辿り着いたのは、ひとつの建物にいくつものホテルが入っている雑居ビル。
 そこでイメージしたのは香港の安宿の集合ビルである重慶飯店(チョンキンマンション)
 エレベータは映画に出てくるワイヤ丸見えで、自分で網戸を開けて乗るやつ。
 これは日本にはないタイプで、いきなり異国情緒(&一つ星感)をそそるではないか。
 この調子ではベッドにシラミがいるかもしれない。

 小説家的には、そういうのは悪い体験じゃないので、わざわざ選ばないまでも、結果そうなるのは実はいやじゃない。

 ひとつ星ってどんだけひどいかわからなかったのだけど、実際の部屋は結構広いし、清潔で、しかも、さすがイタリア、インテリアのデザインもなかなか素敵。
 おまけに、各部屋にパソコンもある。なんと、ケーブルテレビでオリンピックだって見られる。

 というわけで、思いがけず快適でした。

 午後、アカデミア美術館へ。
 ミケランジェロのダビデ像で有名なところ。
 
 夕食は、Ristrante Vincanto。
 ウェイトレスは背の高いギリシャ美人。
 インテリアと盛りつけが都会的だ。
 ベネチアに比べてフィレンツェは都会。

 腹ごなしに少し歩いてみると、ライトアップされた Duomo がとても美しい。


2012年07月27日

Palazzo Mocierigo e Chiesa San Giacomo

 午前6時過ぎから起きて、ゆるりと仕事。

 昼前、家から徒歩1分の Palazzo Mocenigo へ。
 一部に現代アートの展示をしている(日本人の作品もけっこうある)けど、基本、かつての貴族の生活様式が偲ばれる部屋たち。
 きれいな装飾の部屋、ベッドルーム、それにバスルームなんかも。
 各部屋にあるシャンデリアが素晴らしい。

 続いて、毎日前を通りながら足を踏み入れることのなかった San Giacomo 教会。
 これがまた、思った以上によいのですね。
 特に名所と言われる場所ではないのに、よいものがたくさんあるところがベネチアの凄いところ。

 今日は、気温は29度だけど、風がなくて暑い。
 安いけどちょっとウルサイ扇風機、大活躍。
 煉瓦造りの建物と建物の間に溜まった熱気がそのままそこに居る。

2012年07月26日

帰国予定 早まる

 6時過ぎに起きて、バスでマルゲーラの Questura へ。

 正式のビザのある妻の配偶者あつかいでは滞在許可の延長ができなかった。
 というわけで、僕だけ、予定よりも早く帰ります。

 帰宅後、やむなく帰りの飛行機の手配。
 日程変更のきかないチケットだったので、新たに購入する帰る飛行機代に余計な出費。
 かなり痛い。

「90日以内に、一度、シェンゲンの外に出れば、また90日滞在できる」と、あまりにも多くの人が口々にいうので、安易にそれを信じていたのだけど大嘘でした。
 今回、チューリッヒ入国するとき、「2ヶ月イタリアに滞在する」と言ったら、「前に58日滞在しているから、あと32日しかいられないよ」といわれて、え?と思ったのでした。
 180日の間に90日までしか滞在できない。

 そこで、最後の望みとして、滞在資格のある妻の帯同者として滞在資格を申請できるかどうかを確認しにいったら、「あんたはあんたで自分のビザが必要」と、いわれておしまい。

 そもそも重要なことを自分で確認しなかった自分のミス。

『インバウンド』の初版印税で今年後半暮らしていかなくてはならなかったのだけど、途中、新刊のプロモのために一時帰国。二度目も往復チケットで来たけど、予定変更でもう一往復買い直し(イタリアから日本に戻る片道より往復が安いから)、とまあ、イタリアと日本を行ったり来たりの2往復に3往復分の航空券を買う羽目になり、滞在費と合わせて、ほとんど収入を使い切ってしまった感じ。
 生活費、大ピンチ。

 というわけで、次の本を早く出さないと、てことですね。
 はい。がんばります。

 とりあえず、みなさん、最新刊『インバウンド』を買ってください!

 新聞広告も出て、日経新聞「今週のおすすめ3冊」にも取り上げてもらったところで、amazon は3回目の売り切れ。(あ、いまは「在庫あり」にもどってます)
 おかげさまで大きめの本屋さんには、ほぼ全店置いてもらっているので、ぜひ、お近くの書店でお買い求めください。

 ジュンク堂那覇店では、売上週間ベストテン7位になっているとか。
 ありがたや。

2012年07月25日

列車の切符とユダヤ人街

 フィレンツェ行きと、ミラノ行きの列車の切符を買いに、サンタルチア駅まで。

 そのあと、ユダヤ人街 Ghetto へ。
 できたばかりらしい Majer でちょっと休憩。

 Museo Ebraico の英語ガイド付きツアーで博物館と3つのシナゴーグを案内してもらう。
 シナゴーグの内部を見るのは生まれて初めて。

 ユダヤ人街は、ユダヤ人以外の観光客がこない居住地域なので、とても落ち着いている。
 文字が違うのと、Kosher のレストランがあるのが特徴的。

 ベネチアのユダヤ人といえば、「ベニスの商人」のシャイロックが思い浮かぶけど、いまではベネチアに住むユダヤ人は500人ほどしかいないという。

 駅近くの裏通りのバーカロでプロセッコをひっかけて帰宅。

2012年07月23日

Museo Storia Naturale

 テラスをずっと執筆場所に使わせてもらっていた Museo Storia Naturale についに入場。
 ほぼ毎日行っていたのに、展示室には入ったことがなかったのです。

 大きな恐竜の骨の復元展示があったり、古生物の展示が面白い。
 その他、展示のセンスのいい、思った以上に楽しい博物館だった。
 ふつうにベネチア観光に来る人が求めているものとはまったく違うけど、イタリア国内の小学生なんかは印刷されてよく来ている。

 いつも行っていた量り売りのワイン屋さんが、夏は月曜と金曜の午後しか開かない、ということで、わすれずにプロセッコを1.5リットル(3.9ユーロ)買う。

 夕食は冷凍ピザとたっぷりのサラダ、そしてプロセッコ。

2012年07月22日

ショッピングセンター "PANORAMA'

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 路線番号「6/」(ろく・スラッシュ)のバスで本土のマルゲーラにあるショッピングセンター "PANORAMA' へ。

 19.99ユーロの扇風機を購入。
(アパートにはエアコンはないのです)

 中国製だけど、上手にコストダウンしていて、日本の企業には作ることのできない製品。
 扇風機ごときにかっこつけてる日本メーカーの製品より、僕は好感が持てる。

 いろいろな意味で「日本の過剰品質・過剰機能」が高コストや原子力発電や国際競争力の低下につながっているような気がする。もしかして、本質的なところでふつうに競争ができないから、高品質や高機能に「逃げている」んじゃないか?

 広くて充実したハムやチーズの売り場が素敵。
 対面販売でハムを切ってもらって量り売りで買ったことがなかったので、ついにそれに挑戦。
 端を切り落としてサービスでその場で食べさせてくれた。
 うううううう、おいしい。
 これで100グラム(etto といいます=ヘクトグラムのこと)1.5ユーロとか。
 人生、ハムとチーズと野菜で十分幸せ、という感じがするのがイタリア生活。

 帰りはショッピングセンターの無料シャトルバスでベネチアへもどる。

 もしかして、扇風機を買ってきたら、涼しくなった?

2012年07月21日

San Giacomo 広場の夏祭り

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 今週は San Giacomo 広場にステージが組まれ、毎日、バンドが入っているらしい。
 夜遅くまで聞こえてくる音。
 これがベネチアの夏の音なのか、と思う音はアメリカンロック。

 ただし、僕も疲れているし、妻も体調がいまいちなので、我々は生協で買ってきた Orata で、家で夕食。
 美味しく戴きました。

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2012年07月20日

再び、イタリアへ

 午前6時46分、目覚める。
 出発予定時刻は午前7時、目覚まし止めてそのまま寝入っていたらしい。

 シャワーはもちろん、朝食もコーヒーも摂取する時間はない。

 スーツケースの蓋を閉め、冷蔵庫に残っていた野菜などを、瞬殺で処分。
 ゴミをゴミ捨て場へ。

 水を飲んで、タクシーを呼んで、洋服を着て出発したのは、午前7時15分。

 沖縄行きの時にはタクシーで25分かかったけど、今度は10分で到着。
 予定の時刻に午前7時半発の成田行きリムジンバスの車上の人となる。

 チェックインした後、いつものパターンだと、空港ではクレジットカードラウンジで時間を過ごすのだけど、食事を摂っていないので、まずマクドナルドへ。

 第1ターミナル南ウィングのTSUTAYAでは『インバウンド』が文芸新刊コーナーに1冊棚挿し。売り場の狭い青山ブックセンターでは扱いなしのようす。

 午前10時過ぎ、チューリッヒ行きスイス航空の機上の人となる。

 キャビンに草刈民代さんに似た体格のスタイルのいい品格のある女性が乗っている。
 細い腕に男物の大きな時計をしている。
 小学生くらいの女の子を連れていて、頭上の棚にバイオリンをしまった。
 なんだか物語のある感じの人。

 ひと眠りして寝不足を解消。
 それから黄金町芸術学校のシラバスを書く。
「プロフェッショナル小説家講座」のようなもの、10月に開講予定です。
 文章の書き方ではなく、「小説家」として必要な知識とスキルを考える内容。

 Sony Reader で『政治家の殺し方』(中田宏 幻冬舎)を読む。
 やっぱり、電子書籍は本を何冊持っても嵩張らないし、目が疲れにくいのがいいね。
 これで読むのに慣れてくると、ページをめくらなければならない紙の本が面倒に感じられる。

 海外へ出るときには飛行機の中で眠ればいいので、前日は無理に寝なくてもいい。
 どうせ、時差があるので、日本時間の夜に寝ることが特別プラスにもならない。

 飛行機がベルリン上空に差し掛かった頃、彼女がバイオリンを弾くのではないことがわかった。エメラルド色のマニュキアを施された左手の爪が伸びしている。
 下りる時にみたらバイオリンは子供用だった。
 あれ、お子さん、白人の血が混じっている。
 結局、この親子とはベネチアまで一緒でした。

 午後8時半、ベネチアのアパートに到着。
 サン・ジャコモ広場の夏祭りの音が賑やか。

2012年07月19日

渡航準備

 昨日、沖縄ロードから横浜へもどる。
 さて、ゆっくり休む間もなく明日はイタリアへ出発なので今日はその準備。

 準備といっても持っていくものを揃えるというよりも、長期に不在となる家の始末をつけるのが中心。
 イタリアでの生活用品はあらかた向こうに残したままなので、新たに持っていくものは涼しくなってからの衣料品、あるとうれしい一部の食料品、妻のリクエストの枕、などなど。
 
 事務所へ出かけ、事務的なことを少し。

 編集者Sさんからメールが来て、本日付、沖縄タイムスの文化欄に掲載された記事のコピーが。
 沖縄ツアーの成果がさっそく。

 amazon が二度目の売り切れ状態に。
 新刊効果で、旧作も少し売れたみたい。
 最大の宣伝は本を出し続けることだ。

 駅前の美容室で髪を切る。

 編集者Tから電話、改稿中の長編の進捗状況。

 事前に誘われていた野毛での飲み会は、開催時刻までに準備が完了するかどうかがわからなかったのでお断りしていたのだけど、それとは別な急なお誘いがあり、急な故に参加の可否がはっきりしていたので、少し遅れて参加。
 建築家とアーティストと小説家の言いたい放題の会。(笑)

 帰宅後、頭の中で整理されていて、実行されていない準備の残件を実行。

 ベッドに入ったのは午前3時半、目覚ましは午前5時50分。
 おやすみ、日本。

2012年07月17日

FM沖縄 そして那覇の書店は!

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 午前7時半起床。
 大浴場で汗を流して、チェックアウト。

 タクシーを呼んでもらって、新都心おもろまちへ。
 約束の時間の1時間前、ミスタードーナッツで時間調整しながら朝食。

 沖縄タイムス本社で学芸部による取材。
 
 終了後、浦添のFM沖縄へ移動。
 看板番組「ハッピーアイランド」に出演。
 沖縄で一番人気のある長寿番組。
 初対面ながらパーソナリティの多喜ひろみさんとも打ち解けて。
(実は、多喜さんが、「クラスメートの幼なじみ」であることが最近わかった)

 それにしても月曜から木曜の生放送を20年以上続けている、多喜ひろみさんの、その技術と頭の回転と適切な心の反射神経に脱帽!
「ハッピーアイランドの本」も頂戴したので、サインをして戴きました。

 放送の後、FM沖縄の応接室で、そのままタウン誌「おきなわ倶楽部」の取材。

 タクシーでおもろまちに戻って、TSUTAYA那覇新都心店へ。

 わああ、びっくり!
『インバウンド』が村上春樹『1Q84』の文庫と背中合わせで同じボリュームで多面展開。

 次は、牧志のジュンク堂那覇店。
 こちらも、超弩級の面展開。
 阿川、目がうるうるしてきました。

 県庁近くのホテルにチェックインしてから、編集担当のSさんと打ち上げに出る。
『インバウンド』(小学館)販売促進のための沖縄ロードはこれで終了。
 
 洗練されているけど高くはない沖縄料理店での打ち上げでは次の小説の話なども。
 土砂降りの中、店の閉店で追い出され、数十メートル走ったところにあった神戸バー「仲々」でワインを飲みながら雨の上がるのを待つ。

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TSUTAYA 那覇新都心店では、なんと!『1Q84』(文庫版)と同規模の展開

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ジュンク堂那覇店の店頭はこの迫力。著者本人もびっくり。

2012年07月16日

沖縄ロード 2日目

 午前9時半、電話の着信音で起こされる。
 琉球新報の記者から電話。新刊について取材したいとのこと。
 デイゴの悟さんから話が伝わっているのだ。

 沖縄は東京から遠隔でやるとなかなか話が進まないが、現地に来ると、友人知人がするすると連携して、話がドンドン進んでしまう。

 最上階の大浴場で少しゆったり。スコールの音を聞きながら。

 遅い朝食を摂ろうと思ったが、まだスコールが来て外へ出られないので、ホテルでランチ。
 1000円。

 食べ終わった頃には雨は上がって、外は湿度100%に近い。
 日焼け止めを塗り、サングラスをして出かける。

 やたら広い家に引っ越した照喜名薫の家を訪ねる。
 わお。ほんとに広い。今度からここに泊めてもらおう、という算段。

 音市場の3階の事務所へ立ち寄って、音楽プロデューサーの徳さんにあって献本。
 一昨年、ピースフル・ラブロック・フェスティバルのバックヤードを取材させてもらった。

 昨夜に続き、宮脇書店に行くが、ちょうど店長は休憩時間で不在。
 ついでにサンエーの洋品売り場で、かりゆしウエア(島田順子デザイン!)を買う。

 午後3時、カフェ「オーシャン」で琉球新報の取材を受ける。
 取材の最後に写真撮影とのことで、ポロシャツをさっき買ったかりゆしウエアに着替える。
 撮影後はポロシャツにもどる。(笑)
 コーヒー、お替わりしたから700円。

 午後4時過ぎ、3度目の正直で宮脇書店へ。
 店長に会って、今後のメディア露出のことなどを話す。
 オンラインでは在庫が在ることになっているが、まだ、店舗に本は届いていないらしい。


 まだオーシャンのタコスを食べていなかったので、すきま時間に、もういちどオーシャンへ。
 タコス2個(1個なら複数形のタコスでなくタコなのだよ、みんな!)と生ビール。1100円。

 午後9時、パルミラ通りのパーラーりんりんへ。
 りんりんにも1冊、献本。
 待ち合わせたベーシストのコウゾウさん(『インバウンド』ではドラマーになっている)に献本。
 りんけんバンドのかーつーも一緒に飲む。
 
 ここで、コザでの全タスクは終了。
 中の町のSHUNで少しまったり。この店お通しが300円なのだけど、4品も出て来る。そのどれもが美味しい。
 午前0時を回ったところで、へとへとになってホテルへ戻る。

2012年07月15日

デイゴホテルにチェックイン

 デイゴホテルにチェックイン。
 さっそく社長の宮城悟さんに会って、『インバウンド』を渡す。
 今回のロードは、コザでお世話になった人たちへのお礼の旅でもある。

 今後の取材される予定を話すと、「琉球新報は予定はないのですか?」
「ない」というと、「それならなんとかしましょう」

 スーパーサンエーの上の宮脇書店へ。
 女性が一人でレジに居たけど、文芸の棚の担当は店長だと言うことで、リリースとサインしたポップと名刺を置いて、また来ることに。

 ひがよしひろに電話すると、高校の同級生とモアイをしているから来ないかと。
 パークアベニューの新しくできた日本食の店(コザに似合わずきれい!)。
 なぜかそのコザ高校の集まりにいた人たちも初対面ではない。(笑)
 その筆頭が30分前には一緒にいた、デイゴの悟さん(爆笑)

 午後9時半、ひがよしひろと共に、開店14周年というライブバー「微風(そよかぜ)」のパーティへ。初めて行く店だが。(笑)
 ひがよしひろが歌った後、僕を紹介してくれて、『インバウンド』のお披露目。
「サンエーの上の宮脇書店で売ってますよ」(実はまだ棚に出ていないが)
 会費3000円。

 午後11時過ぎ、執筆場所でもあるゲート通りのオーシャンへ。
 店主のヤッシーに献本。
 琉球新報の記者が僕を探しに来ていたらしい。
『インバウンド』でてくる「ラストパラダイス」という店はこのオーシャンととなりのファーストチャンスとが一緒になったような店だ。

 午前0時過ぎ、次はPEG。
 この時点で酒は休みにして烏龍茶。
 そのまま、午前5時までみんなでギター弾いたり歌ったり。

 プロもアマも店のお客さんも、黒人も白人のハーフもヤマトンチュもウチナンチュっも、隔てなく一緒に音楽で遊ぶ、コザの夜の光景。

沖縄遠征

 4時間半ほど眠ったかな。

 朝になってもバタバタして、結局、朝食を摂ることができず、水をコップ2杯飲んで家を出る。
 これから、沖縄へ、販売促進とお礼の旅である。

 睡眠不足でもあり、ちょっと楽をしようとタクシーを呼んだのが大失敗。
 三連休の中日のみなとみらいは混雑していて、信号が青のあいだじゅう歩行者が横断歩道を渡り続けているので、左折に時間がかかる。道路はそれほど混んでいないのに、信号3回待ち。
 さらには、YCATに近づいてから、道が渋滞。
 アンパンマンミュージアムと、最近オープンした原鉄道模型博物館のせいだろうか。

 徒歩と電車なら170円で15分くらいのところを、タクシーで30分かかって1640円。考えたらいままで日曜日に羽田へ向かったことがなかった。

 というわけで、予定より10分以上遅れて YCAT についたせいで、羽田行きのバスが1本遅いバスになったら、今度はそのバスがなかなか来ない。
 バスは首都高をみなとみらいで降りてYCATにやって来るので、僕がタクシーで来たルートと同じ場所を通ってくるのだ。

 11時40分のバスが出発したのが46分。
 この時点で予定よりも25分ほど遅くなっていて、余裕がほとんど食いつぶされていた。
 このバスがいつものように30分で着いてくれれば問題ないが45分かかると、登場手続きまでほとんど時間の余裕がなくなる。
 12時40分までにチェックインしないと、チケットが無効になってしまうのだ。ただでさえ、この時期、飛行機が高いのに。飛行機代もホテル代も自腹なのに。

 しかし、捨てる神あれば救う神ありで、いつもより順調に20分ほどで羽田第一ターミナルに到着。
 早めについて、クレジットカードラウンジでゆっくりするはずが、やっとのことで朝ご飯(カツカレー850円)を食べただけで、スカイマーク517便に搭乗となる。

 悔しいから、ターミナルの傍で崎陽軒のシウマイ15個入りを買った。やけ食いしてやる。

 那覇までの機中で、連載エッセイを仕上げる。
 小説家本来の仕事にもどるとほっとする。

2012年07月14日

旅行の準備 ダブルで

 イタリアに出発するのが20日で、15日から18日まで沖縄だから、もう、横浜にいるのは2日間しかない。

 というわけで、今日は、イタリア行きの準備と沖縄行きの準備の同時進行。
 持っていくものを揃えるのはそれほどでもないのだけど、夏の間に二ヶ月間家を空けるわけなので、掛け布団やシーツやベッドパッドなど、大物の洗濯が必要。
 
 洗濯は洗濯機だが、乾燥が風呂場乾燥機で6時間かかったりするので、細かなタイムテーブルで勧めていかないと、イタリアに行くまでに始末がつかない。

 とにかく自宅待機状態で洗濯を何度も回しながら、他の準備。

 コザのギタリスト照喜名薫から電話があって、「どこに泊まるの? よかったら家に泊まったら」と。
 ありがたいが、今回は宮城悟社長にもお世話になったので、デイゴホテルに泊まることにしている。
『インバウンド』でギタリストのカールという人物が登場するのは照喜名薫と彼のバーPEGが元になっている。小説の中で、バーはマシンヘッドという名前になっている。
 マシンヘッドもペグも、どちらもギターの弦を巻いて調整する金具の呼び名だ。

 事務所の方も後始末をしなくてはならない。
 午後6時になって自転車で家を出て、日本丸の所まで来たところで、なんとタイヤがパンク。
(直進しているときでよかった。スピードは出していないが、カーブだったら落車したかもしれない)
 しかたなしに、自転車を押して自宅に戻り、Baybike で関内まで。
 伊勢佐木町のユニクロで下着を調達して、かつやでカツ丼を食べて事務所に着いたらもう午後7時を過ぎていた。

 この時刻、ベネチアのアパートで窓の外に巣を作ろうとしているハトと戦っている妻から Skype のチャットで実況中継が入る。

 書店回りの名刺をスキャナーで読み込ませたり、iPod touch の同期をとったりなんだかんだ。
 18日に作業ができない可能性があるので、事務所のゴミを始末して産業廃棄物の袋に入れて出す。

 事務所のゴミは家庭のゴミではないので横浜市が回収するのではなく産業廃棄物業者に有料で回収してもらうのだ。小説書くのも立派な産業なのだと、こういうときだけ思う。(笑)

 午前1時、自宅に戻って、準備の続き。

『インバウンド』 プロモーションビデオ

『インバウンド』(小学館)のプロモーションビデオを作ってみました。



2012年07月13日

書店回り(2)

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 午前中、『インバウンド』のプロモーションビデオを youtube にアップロード。

 午後1時前、有楽町駅近くで冷やしたぬきそば。

 交通会館の中にある三省堂有楽町店。

 渋谷ハチ公前スクランブル交差点の正面 SHIBUYA TSUTAYA。
 
 あの、紀伊國屋書店 新宿本店。

 小田急デパートにある 三省堂書店 新宿店。

 そして最後は、リブロ池袋本店。

 二日間の間にこれだけたくさんの書店を回ると、それぞれの場所にはわずかな滞在時間しかないとはいえ、それぞれの書店の特色が強く感じられる。
 できれば、それぞれの書店でゆっくりと時間を使いたいものだけれど、そうもいかないのがとても残念。

 ともあれ、書店回りロード section 1 は終わった。

 次は、15日(日)から、沖縄ロードだ。

 昨日の各店に加え、上記の書店でも、『インバウンド』のサイン本がお求めになれます。

2012年07月12日

書店回り(1)

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 午前11時、小学館。
 段ボール箱1杯の本にサイン。
 サイン色紙もたくさん。

 神保町の小さなそば屋で「大もり」。
 のち、三省堂神保町本店。

 タクシーで新宿へ。
 紀伊國屋書店新宿南店。
 
 山手線で上野。
 BOOKEXPRESS エキュート上野店。

 浜松町。
 文教堂浜松町店。

 京浜東北で横浜へ。
 丸善横浜ポルタ店。
 そごうの中の紀伊國屋横浜店。

 各店の書店員の皆様、お忙しいところお邪魔しました。
 読者の皆様、上記のお店では阿川のサイン本がお求めになれます。

 いつもの(?)崎陽軒本店の地下のアリババでビール。

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Story Box つながりの黒野伸一さんとばったり遭遇、某書店では一緒にサイン本をつくったり。
お互いの本をお店で買って、サインをしてもらったり。(笑)

2012年07月10日

めまぐるしい

 現在一時帰国中で、日本滞在は一ヶ月。

 しかしながら、さまざまな雑事を放り出してイタリアへ行き、そして、またもどるわけなので、日本にいないとできないこと、このタイミングでしかできないこと、などを計6ヶ月分を1ヶ月で片づけることになると、やたらと忙しい。

 お世話になっている黄金町にも不義理をするわけなので、いる間にはイベントなどにも積極的に協力しなくてはと思う。

 会社員の時はもっと忙しかったはずだけど、幸い優秀な秘書がいてくれたし、任せられる部下もいた。
 いまは、社長兼営業部長兼経理部長兼平社員兼小遣いさんだから、全部自分でやらないと何も進まない。

 やれやれ。

 幸い、梅雨だけどそれほど雨に降られず、7月だけどそれほど暑くなかったのは、助かっている。

2012年07月08日

黄金町 ワンデーバザール

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 月に一度のオープンスタジオ。

 イタリア滞在中は2回お休みさせてもらっていて、この先も2回お休みになるので、久々のイベント。

 新刊『インバウンド』(小学館)発売先行企画として写真展「基地と音楽の町・コザ」を開催しました。
 小説の舞台になっているコザの町の空気を写真で紹介する展示です。

 告知期間が短かったにもかかわらず、30人ほどのみなさんに来ていただきました。
 わざわざ阿川のイベントのために遠くから来てくださった方もあり恐縮。

 泉区の立場駅近くのおいしいパン屋さん「薫々堂(くんくんどう)」のオーナーご夫妻もお子さんと一緒に来訪。
 お土産までいただきました。

 おかげで、あわただしくて、家でちゃんとした食事ができない日々のなか、美味しいパンを食べる時間をもつことができました。

 午前中には湿っていた空気も午後からカラっと心地よい天気。

 そんなわけで、なかなか執筆モードにもどることができないけど、黄金町生活(?)にはもどっています。

2012年07月05日

『インバウンド』見本到着

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 午前9時半、まもなく発売の新刊の見本が届きました。
 グラフィックデータで見ていた感じよりやっぱりぐっといいです。(笑)

 寝る前に刷った名刺大の広告カードを某歌手あてに送付。
 コンサートでプログラムと一緒に配布してくださるそうで。感謝。

 見本と一緒に、プルーフを事前に読んで感想や注文(!)を寄せて戴いた書店員さんたちのコメントも同封されていました。
 京都駅近くの某書店さんからは大量注文。ありがとうございます。
 また、沖縄方面では100冊とってくださっている書店さんもあるとか。

 そうなのです。『インバウンド』は沖縄が舞台です。

 近所のダイソーとホームセンターで買い物をして、一旦、自宅に戻り、改めて出勤。

 まず、桜木町の眼科。
 数年前から発症している飛蚊症が、最近、ひどくなったような気がするので、経過の検査。
 結果は問題なし。
「いま、矯正視力は1.2と0.9だけど、もっと眼鏡の度は合わせられますよ」と。
 何はともあれ、よかった。
 目は商売道具。目が見えなくても生きていけると思うけど、音楽家と違って小説家は廃業せざるを得ないと思うので。
 薬で瞳孔を開かせるのがわかっていたので、陽が弱くなる夕方からの出勤にしたのでした。

 午後6時過ぎ、野毛のなじみの店2軒に立ち寄って新刊のポスターを貼ってもらうお願い。
 夢の遊眠社の時も、こうやって都内のいろいろなお店を回って、ポスターを貼らせてもらったのを思い出します。
 遊眠社はそうやってやがて「最もチケットがとれない劇団」と言われるようになり、85万人の観客を集めました。
 すべての仕事は、最後にお客様からお金を頂戴するところまできて、やっと終わり。
 作品は作りっぱなしでは受け手に届きません。

 沖縄に行きはじめて8年、この作品の為の最初の取材が4年前、どこからが始めかわらないけれど、そうやってたった一冊の本のために時間を積み上げてきました。
(もちろん、その間に別の小説を書いたりもしていたわけですが)

 それでも、書いていればやがて書き上がります。
 でも小説は書くのよりも売る方がずっと難しいのです。
 いや、エンジニアとして言わせてもらえば、テレビも自動車も半導体もコンピュータも、作るよりも売る方がずっと難しい。

 あ、そうだ、一緒に届いた契約書もチェックして捺印しないと、出版社から印税がもらえないのだった。売るだけじゃなくて集金も重要です。

 午後7時前、黄金町の事務局に立ち寄って、8日のイベントのチラシを渡してから、やっと事務所に到着。
 

2012年07月04日

合衆国独立記念日

 コザはちょっと賑やかだろうな。
 だけど、日本では特に変化なし。

 ランチはランドマークの1階の親子丼専門店で。
 680円でそんなに高くないけど、ご飯は芯があるし、具は火が通り過ぎ、だめですね。
 480円の「なか卯」の親子丼の方が美味しいです。

 ご町内の小林紙工で黒模造紙を買ってきて事務所一階の展示スペースに貼る。
 7月8日(日)のオープンスタジオの展示の準備。
 ちゃっとチープで高校の文化祭みたいだけど、まあ、沖縄そのものがそういうチープさをものともしない自然体の町だからいい、ということにする。

 その後は、宣伝材料を作成。

 京都の某書店さんからたくさんの新刊の注文があったとか、某歌手の方がコンサートのパンフレットの挟んでチラシを配布してくれるとか、いろいろありがたいニュース。

 午後10時過ぎに、ひと区切りつけて帰宅。
 帰宅後は、午前2時まで、宣材の印刷作業。

2012年07月02日

帰国初のイタリア料理

 午前4時起床。
 サッカー EURO2012 の決勝戦、イタリアxスペイン。
 予選はベネチアで見ていて、同組だったこの対戦は1-1の引き分けだったけど、決勝戦では 0-4 でイタリア大敗。

 午前6時過ぎ、もういちど寝る。

 午前11時、歯医者2回目。
 午後1時、車の点検でディーラーへ。

 待ち時間に中華街を歩いてみたけど、呼び込みと焼き栗売りが鬱陶しくて、まったくそそられなかったので、La Boheme でランチ。
(中華街は年々居心地が悪くなっている)

 帰国後、初のイタリアンだ。(笑)
 自宅ではつくるのが面倒なスパゲッティ・カルボナーラ。

 イタリアにいるとき、日本食を恋しくはならなかったけど、日本に10日いたら、イタリア料理が恋しくなった。(笑)

 自炊のコストはイタリアが日本の4分の1くらいだけど、座って食べるランチタイムの外食コストは、イタリアだと coperto (席料)が200円くらいつくので、日本とイタリアで同じかイタリアの方が少し高い。

2012年07月01日

横浜市長杯ヨットレース

 午前9時、ヨットハーバー到着。

 横浜市長杯ヨットレースに友人の艇の助っ人クルーで参加。
 久しぶりのヨット、久しぶりのヨットレース。

 風が弱く、午前11時のスタート予定時刻から風待ちで大幅に延期。(写真はスタート海面近くで待機中のヨット)
 弱く雨が降り始め、あまり風が上がらないうちにスタートした。

 我がチームは抜群のスタート。
 風の読みとコース選択も当たって、第一上マークではレース仕様の艇たちを押さえて、19艇中4番目くらいで回航。
 風下へのスピンランで少し順位を落とすが、次の風上航でもいい走りをする。
 最後の風下へ向かい始めたところで、風向が短時間に急激にシフト。あっという間に一気に上りになってしまう。
 スピンネーカーの降下に失敗し、セールが海中に、一気に速度を失って、なんとかセールを取り込み終わったあとには、全艇に抜かれていた。
 着順最後でフィニッシュ。

 そのあとはクラブハウスで表彰式&パーティ。

 よく遊びました。