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新井政彦『硝子の記憶』

 うれしかったこと。 新井政彦さんから、新刊『硝子の記憶』が送られて来たのだ。 新井さんの12年ぶりの新作だ。
 僕と新井政彦さんは、高嶋哲夫さんとともに、1999年の第16回サントリーミステリー大賞の同期。つまり、あの時の3人が最終候補になった。
 ふつうは文学賞の候補になっても顔を合わせることはないのだけど、サントリーミステリー大賞は、サントリーホールでの公開審査なのでお互いに控え室で初めて会って、名刺交換をしたりするわけです。
 この時は、高嶋哲夫さんが大賞(副賞1000万円)で、新井さんと僕は選外。(優秀作品賞という「残念賞」はもらった)
 そのままつきあいはつづいていて、6年後の2005年、僕はダイヤモンド経済小説大賞優秀賞でデビュー。年が明けて新井さんは光文社の2006年に日本ミステリー大賞新人賞でデビューと、ほぼ同時期。というわけで、無事、3人がデビューを果たした。
 さて、デビューしたけど、僕も新井さんも、それから苦難の道のりだった。
 その新井さんの11年ぶり(文庫からでは8年ぶり)の新作が、手紙を添えて送られて来た。
 これですね。ほんと我がことのようにうれしいのですよ。
 10年の間が空いてカムバックするのは、もしかしたら、新人としてデビューするのよりも難しい。ほとんど不可能に近いくらい大変なこと。それを成し遂げた、新井さんの小説を書き続ける執念に脱帽します。
 よかった。 高嶋哲夫さんは大活躍。僕も何とかベストセラーを出してやっと小説家であると胸を張れる感じになって、また3人で酒が飲める。
 16回サンミスのことについては、この本の解説で西上心太さんが、新井政彦さんの来歴を照会する中で、触れてくれています。

 発売は、2月8日です。

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