覇権の標的 フェイk・ゲーム  幸福な会社 会社、売ります D列車でいこう インバウンド








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2012年12月31日

大晦日

 事務所まで通勤ラン。少し遠回りで4km。
 午後5時、事務所を後に帰宅。
 途中、ぴおシティ内のマーケットで小肌をゲット。
 前日の買い物では売ってなかったので。

 自宅に戻って、正月前最後の片付け。
 だし巻き玉子作り。

 午後七時前、一人暮らしの母親がやって来る。
 恒例の年越し行事。

 午後8時過ぎ、野毛のフレンチ「イグレック」に頼んであったお節が届く。
 我が家では、大晦日のうちにこのお節で紅白歌合戦を見ながら年を越すのが、ここのところの定番になっている。
 お酒は、Prosecco D.O.C.G と Bordaux

 今年の紅白歌合戦は余計な応援合戦などをやらずに歌を聴かせる演出で、歌手たちもそれにしっかり応えていて、とてもいい番組になっていたと思う。
 まがりなりにも一流とされる人たちが集まるのだから、本業の歌をしっかり聴かせてくれれば必ず楽しめる番組になるのだ。
 NHKが正統派の番組作りに回帰したことに拍手を送りたい。

 民放だって、お笑いタレントに「おしゃべり」ばかりさせないで「芸」をさせれば同じ出演料でずっと見ごたえのある番組になるのに。ばっかみたい。

 窓を開けて横浜港の汽笛の音を聞きながら新年を迎える。

2012年12月30日

フットサルチーム納会

 雨降りなので自宅近くで仕事をしようと思ってパソコンを抱えてドトールへ。

 オフィスビルの中だから静かだろうと思っていたら、なんだか女性のグループがたくさん。
 おしゃべりの音圧(推定)80デシベル。
 うるさいのでウォークマンのノイズキャンセル機能をオンにして音楽を聴きながら仕事。

 それでも落ち着かないので腹をくくって出勤することにする。
 電車で、午後4時、事務所へ。

 予定では午後7時半からフットサルチームの納会なので3時間ほど仕事ができると踏んでいたのだけど、大雨になり、4時から(僕以外のメンバーが)やっていたフットサルを5時で切り上げ、6時過ぎから宴会開始との情報。
 午後6時前、事務所を出て横浜駅近くスカイビル内の銀座ライオンへ。

 午後9時過ぎ、宴会終了。
 さいわい雨が小降りになっていたので、徒歩で帰宅できた。

2012年12月29日

テストラン11km

 昼間の暖かいうちに、昨日買ったタイツでテストラン11km。

 何十人ものジョガーにすれ違ったり追い抜かれたり。
 キロ7分半とか8分とかのスローペースで走っているので、追い越すことは滅多にない。

 気にしてみてみると、7-8割の人がタイツをはいて走っている。
 すごい普及率だなあ、と改めて思う。

 確かに足の運びが安定している感じ。
 9kmあたりで両膝が均等に違和感。
 弱いのは右膝なので、均等に出るということは疲れから出ている自然な違和感だろう。
 知らずに5%くらいペースが上がっていることも考えるとタイツの効果は出ている感じ。

 調子に乗って無理は禁物なので、最後の1kmはクールダウンのウォーキング。

 ご飯を炊いて炒飯つくってやっと出勤。
 事務所到着は午後5時過ぎ。

2012年12月28日

CW-X STABILYX

 桜木町の「ぴおシティ」という「ニュー新橋ビル」の10倍寂れたビルの2FにあるスポーツショップB&Dへ。

 ラインニングのためのサポートタイツ CW-X STABILYX を購入。
 15750円也。
 マラソンって走るだけだからお金がかからないと思っていたのだけど、5kmやそこいら走るのと違って、それなりに過酷であり、そのためのトレーニングの量も多くなるので、ケガをしないために最新式の靴だのウエアだのが必要で、けっこうお金がかかる。

 いまでは僕の知人だけでもフルマラソンを完走したことのある老若男女は何十人もいる。
 マラソンが「過酷だけどだれでも完走できるスポーツ」になったのには、科学的トレーニングとかサプリメントとか道具とか、さまざまなことがあるのだと思う。

 その後、伊勢佐木町のユニクロへ寄ろうと思っていたら雨が降り出したので、最短距離で事務所まで。

 傘なしで歩けそうな雨だったけどバスで帰宅。

2012年12月27日

三輪二郎&マザーコンプレックス

 夕方7時、昨年まで事務所があった黄金スタジオにあるライブ&カフェ「試聴室その2」へ。
 黄金スタジオ滞在中に知り合ったシンガーソングライター三輪二郎のライブだ。

 ライブは「横浜じろうスタジアム」というタイトルで、三輪二郎がプロデュースして、柴田聡子、なつやすみバンド、それにバンドバージョンである、三輪二郎&マザーコンプレックスの3組のミュージシャンが出演する。

 予約1800円にワンドリンク500円。
 ドリンクは芋焼酎のロック。寒いので体の中から温める。もちろんジッポーのカイロも用意している。

 柴田聡子は声楽的でない発声の歌い方、つまり、たくさん歌ったら喉をつぶしてしまいそうなふつうの声で歌う。逆にそれがビビッド。
 アコースティックギターの弾き語りだ。
 歌詞がいいし、一見、稚拙な空気を纏っていながらテンポが安定していて、ビートもある。少なめの音のギターの音の入れ方もセンスが良くて、なかなかももの。

 次になつやすみバンドを2曲聞いたところで、中座して駅まで立食いそばを食べに。

 最後は初めて聴くバンドバージョンの三輪二郎。
 好きだな、この人の音楽。
 初めて会ったのはそろそろ4年前くらいだと思うけど、だんだんステージに貫禄もついてきている。

 10時半ごろ終了。

 そのまま事務所に戻って、午前2時過ぎまで仕事。
 曙町の中華一番で唐揚げ(400円)とビール(500円)で燃料補給して徒歩で帰宅。

2012年12月26日

松阪牛だ、すき焼きだ

 午前中、クール便を受け取り損ない、再配達してもらう。
 届いたのは松坂の知人から松阪牛1Kg!
 いつも、海の幸山の幸、ありがとうございます。

 さっそく小分けにして、150gくらいずつラップに来るんでさらにそれをパック。

 一旦事務所へ出て仕事。
 すごくいいシーンが書けた。

 帰宅後は、もちろんすき焼き。
 妻は肉じゃがとかすき焼きとかが嫌いなのだけど、松阪牛のすき焼きだけは好物で、松坂に行ったときには有名な「和田金」で食べました。(笑)

2012年12月25日

黄金町レジデンスアーティスト会議

 午後3時から、黄金町レジデンスアーティスト会議。

 定例の連絡事項の会議が終了した後は、先に閉幕した「黄金町バザール2012」についての意見交換会。

 続いて午後5時からは、もちよりで忘年会。
 けっこう長く一緒に活動している仲間も多いので、気心も知れていて大勢でも楽しい。

 午後8時過ぎに散会になり、みんな2次会へ流れていったけど、僕は事務所に戻って仕事。
 お酒が抜けた頃、自宅に戻り、続きの仕事。

2012年12月24日

みなとみらいはオフィス街

 昨夜から崩していた体調はほぼ復調。

 休日でクリスマス・イブだけど、無宗教の僕は普通に仕事。
 とはいえ、寒いので出勤は取りやめにして、近所のドトールで。

 みなとみらいは観光地だけど、実はオフィス街でもあり、オフィスビルの中のドトールには観光客は来ない。
 今日は休日とあって、近所の住人と思しき人たちがパソコンを持ち込んだり読書をしていたり。一人客が多くてけっこう混んでいる。
 それも午後7時になると減り、8時の閉店時刻には僕とあと2名のパソコン組。

2012年12月23日

あわただしい一日

 午前十時半、事務所に出る。

 午前11時過ぎ、若葉町のシネマ・ジャック&ベティへ。
 徳間書店のMさんと合流して、黄金町が舞台の映画「痕跡や」を見る。
 もともとテレビドラマとして作られたものを劇場映画用に編集したもの。
 黄金町を舞台にした映画はいくつかあるけれど、ほとんど「いかがわしい町」として取り扱われている。この映画は今年の夏に撮影されたもので、まさに「今」の黄金町が舞台になっている。
 今の黄金町をストレートに描いている作品はこの映画が初めて。

 上映後、佐々部監督、柳下大(主演)の舞台挨拶。
 終了後、ホワイエで、佐々部監督、柳下さんと少し話をする。

 隣の「聚香園」でランチ。

 午後3時、NPOの事務所でまちあるきツアーの打合せ。

 明年1月13日(日)午後1時から、阿川大樹が黄金町エリアの「まちあるきツアー」のガイドをします。
 ツアーのテーマは、太平洋戦争から現在までの黄金町の歴史。
 歴史を語りながら、「なぜ黄金町が売春の町になったか」を解き明かします。
 正式には改めて。

 午後4時から、黄金町芸術学校「だれでもなれる?小説家講座」の第二回。
 写真を見ながらその風景を見ている人物をプロファイリングして、物語を抽出する、という講座として初めての試みをしてみました。
 定員一杯の参加者も熱心で、おかげさまで新しい試みとしてはまずまずうまくいったのではないかと思っています。

 終了後、事務所に戻って原稿書きをしようと思ったのだけど、胸焼けのような感じで体調がよくないので帰宅。
 今夜はメチャメチャ寒い。

 帰宅後、黄金町(正確には初音町)の鳥保で買った鶏のももで夕食。
 食欲がなくて半分食べられず。
 葛根湯を飲んだら寝るまでに少し回復。

2012年12月22日

町屋で「創作中華 一之船入」

 やや内臓が飲み疲れ風の朝。

 シャワーを浴びた後、ホテルのビジネス朝食という名のパンとシリアルとゆで卵と飲み物を食べる。

 チェックアウトして散歩がてら烏丸通りを四条から三条まで上り、京都歴史博物館別館にあるアートンギャラリーへ。
 学生時代の演劇に仲間がそこで仕事をしている。
 たまたま在廊の社長さんにも初めてお目にかかる。

 再び、四条へ下り、ホテルに戻って迎えを待つ。
 午前11時ちょうど某氏が運転手付のレクサスでピックアップに来てくれる。
 京都に行くと、急にVIPみたいになってしまう。(笑)

 本日のランチは「創作中華 一之船入」という町屋造りのお店。
 高瀬川に面していて、船宿だったところだそうだ。
 上品で美しい中華のコース料理。

 いろいろな話をした後、そこで某氏と別れて、京都駅まで町歩き。
 どこかのカフェで仕事をしようかと思っていたけれど、次の日の黄金町芸術学校の「だれでもなれる?小説家講座」の題材の写真などを撮影しながら、主として新町通を下って、1時間余りで京都駅へ。

 そのまま新幹線で帰宅。(午後6時)

2012年12月21日

三省堂書店京都駅店、それから京都の夜

 午前の新幹線で京都へ。
 朝食は崎陽軒のシウマイ15個入り。ビールでなくお茶。

 京都駅到着後、駅ビルの三省堂書店京都駅店へ。
『インバウンド』(小学館)の帯にコメントを寄せてくれた書店員の鶴岡さんのお店。

 売り場を見ると、7月の発売から5ヶ月も経つのに平積みで手書きポップが立っている。うれしい。ありがたい。

 近くの店員さんに声をかけて鶴岡さんを呼んでもらう。
 ほどなく現れた鶴岡さんに事務所に案内され、店長や文庫担当の方にも挨拶。
 ありがたいことに、サイン本を8冊も作らせてもらいました。
 近畿地区で、阿川大樹のサイン本を扱ってもらうのは初めて。
 お近くの方は、ぜひ、三省堂京都駅店へ。

 その後、本来の目的の打合せ、そして忘年会へ。
「路地もん」(新町御池下る)で炭火焼きコース、「ぎをん 蘆田」のスッポン鍋の最後のビールだけに合流し、フィニッシュは祇園にある老舗のショーパブ「カルシウムハウス」でオカマのショー。

 女装していても、それはもうはっきり男なのだけど、とある瞬間、すごく魅惑的な表情をする人たち。
 あとで聞いたら、かじこママは関西では有名な人らしく、テレビにもよく出ているのだとか。
 僕らのテーブルについてくれた「あきちゃん」(本名はほんとに「あきお」よ)は新人だそうだけど、西川史子センセに似ている。

 お客さんが埋まってからショータイムになるらしく、始まったのは11時近くになってから。

 大衆演劇風というか、アングラ劇風というか、わざと洗練させないステージが、これまたけっこういい。
 創立30年の年季の入った店の天井や舞台には、作りつけの装置などがあって、いろいろなサプライズの仕掛けが。
 見かけチープだけど、これはよく作り込まれた立派なエンターテインメント。

 いいものを見せて戴きました。
 ホテルに帰ったときにはけっこう酔っ払っていた。

2012年12月20日

天下一品を下品にするな

 Stereo 1月号(2800円)付録のヘッドフォンアンプ付USB DAC を入手。

 ふだん使っている某ヘッドフォンアンプ(購入価格1.6万円)と音は結構いい勝負。

 そんなわけで、一日中、ヘッドホンでいい音を聴きながら仕事。

 中華のチェーン店・天下一品を天一と略す人がいるけど、天一といえば銀座の天ぷら屋だ、と常日頃、天一という略し方に違和感をもっていた。
 Twitterで「天下一品を天一と略したら残るのは下品じゃないか」という言葉を見つけて、我が意を得たり。

2012年12月19日

チーム阿川大樹作戦会議

 午前3時、寝ようと思ったら急に本日の予定を思い出す。
 午前9時には元住吉の関東労災病院スポーツ整形外科へいかなくてはならないではないか。うっかりしていた。

 というわけで、4時間ほど眠って起きて、水だけ飲んで家を出る。
 病院で受付を済ませてから売店でオニギリを買って待合室で軽く腹ごしらえ。

 リハビリの経過報告につづいて、肩鎖関節に注射。
 会計待ちのあいだにロビーのドトールで朝食。
 医師が診察して注射して550円だった。ふだんのリハビリで450円は割高感があるなあ。

 そのまま黄金町へ出勤。

 ランチは駅まで行って立食いそば。
 信号が青なら事務所から30秒で行けるので超便利。
(その手前に焼き肉屋があるけど興味なし)

 午後7時、某社の担当編集者さん来訪、まもなく営業さんも合流して、「チーム阿川大樹」のミーティング&忘年会。
 現在執筆中の長編の次の本についてのアイデア出し、など。

 曙町の「アポロ」からタクシーで移動して都橋「華」へ。

2012年12月18日

久々に10kmラン

 少し暖かかったので、昼間、10kmを走ったり歩いたり。
 10km走るのは9月26日にフットサルで走って以来。

 結構、筋肉に来たけれど、マッサージ器を使ったらわりと回復が早い感じ。
 トレーニング法だけじゃなくて疲労回復のノウハウも重要だね。
 ランニング用のロングタイツを買おうと思っているけど、なかなか買いに行く暇がない。
 今はいているのは、むかーしユニクロで売っていた BodyTeck という商品。特売で1500円くらいで買った記憶がある。

 見た目は似ているけど、本格的なタイツはCW-Xだと16000円くらいする。アシックスだともう少し安い。
 故障しないように走るにはどうやら必需品のようなのだ。

 家の近所のオフィスビルにあるドトールで仕事。
 客が仕事の空気なので、こちらも集中しやすい。
 スターバックスよりコーヒーが美味しくて安いしね。

 走ったせいか、肉が食べたくなったので、夕食は野毛のブッチャーズグリルまで出て行って、150gステーキ(1050円)を食べる。
 サラダバーが無料なので、例によってトマトを3個分くらい食べる。

2012年12月17日

オフ黄金町

 それほど深く関わったわけではないけれど、黄金町バザールも終わったので、黄金町に出勤せずに仕事してみる。

 暖かい時間に4km走る。
 家と家の近くで仕事。

 夕食は、湯豆腐、ぶりの照り焼き、ワカメも味噌汁、モヤシと人参のXO醤炒め。

2012年12月16日

黄金町バザール 2012 最終日

 プレイベントから数えて3ヶ月にわたって開催された「黄金町バザール2012」も本日で最終日。

 通勤経路に軽く町のようすを見て回る。
 幸運にも比較的温かい日差し。陽気に誘われて人出も結構出ているようで、町に活気がある。

 エッセイの〆切なので午後7時過ぎまで仕事をして、クロージングパーティへ。(会費500円)
 みんなの顔が明るい。
 若い人が多い。
 地元商店会の料理も美味しい。
 どんどんいい町になっていく。

 一次会終了後、エッセイを仕上げに事務所へ戻る。

 少し直しを入れて午後10時過ぎ、とある場所を通りかかったら、アーティストたちが集まって飲んでる。
 午前2時頃まで芸術談義。
 かなり飲みました。
 パーティのあまりのお酒なので会費はタダ。
 ほんとにいい町だ。(笑)

2012年12月15日

三菱みなとみらい技術館

 かねてより夫婦で懸案事項になっていた、三菱みなとみらい技術館へ。

 三菱がいかにたくさんの国家的プロジェクトに関わってきたか、というのがとてもよくわかる。

 それはそれとして、H-2A ロケットとか、小型旅客用ジェット機 MRJ とか、ロケットエンジンの実物とか、潜水調査船「しんかい6500」の精密断面模型とか、地球深部調査船「ちきゅう」とか、科学少年の心が躍る。
 一方、伝えたいものは素晴らしいのに、見せ方がまるでなってないものも多数。
 素晴らしい技術の一方で、広報部門であるこの施設にはいい人材が投入されていないらしい。

 妻の買い物の手伝いで、横浜西口のヨドバシカメラへ。
 キヤノン PowerShot S110 というコンパクトカメラを購入。(妻の研究用)
 説明を聞いてからもっていた iPad で安値を調べて、価格交渉して値引きしてもらう。
(個人では好きな値段で買っていいけど、公費で買うときには、すぐにわかる安値よりも高く買うことはできない)

 ついでに腕時計の電池交換。

 天気予報が外れて、かなりの雨が降り出したので、以後の夫婦の予定は中止。
 黄金町へ出勤。

 午後11時過ぎまで長編執筆。

2012年12月14日

体のメンテナンス

 午前中、ウォーキング&ジョギング 5km。

 夕方、仕事場近くの整形外科で肩のリハビリ。(10回目)

 午後8時半まで仕事して、午後9時、野毛でマッサージ60分。

 年を取ると、体を維持するだけで努力も時間もお金も必要。

2012年12月13日

冬の野外バー

 3kmほどのジョギング。
 まあ、走れるのだけど、循環器呼吸器系よりも筋肉が限界になる、そんな状態に戻ってしまっていることは明白。
 つまり、マラソン出場を決めた9月初旬、3ヶ月前に逆戻りだ。

 午後7時半すぎ、コガーデンが屋台に変身する「コガバー」へ。
 高架下だけど野外なので、足首にレッグウォーマー、そして、この冬初めてジッポーのカイロを持参。
 アーティストたちと表現について、けっこう真剣に話をして、楽しかった。

 6時間分オイルを入れたはずなのに、シーズン始めで中のフエルトが乾燥しきっているためは4時間ほどで消えてしまった。
 意識してなかったけど、午後11時には体中の筋肉がこわばっていた。

 パソコンのバックアップ作業をさせてあった事務所に戻って少し暖を取り、カイロを再点火して、午前1時前、帰路につく。

2012年12月11日

火曜日はきらく亭

 三重の知人から週末に二箱目の柿が届く。

 東京生まれの僕には田舎がないので、いろいろな偶然からつきあいが始まったEさんから、「田舎の親戚」みたいに海の幸山の幸を送って戴くのがうれしい。

 転勤族のサラリーマン家庭で育ったことで「町内のおつきあい」があまりなかったのが、近年、黄金町に仕事場をもつようになって、町内会や商店会の人たちとおつきあいができて楽しいし。

 半世紀以上生きていると、人間、子供の頃、若い頃、には思ってもいなかった経験をするようになるものだ。

 とはいえ、ミカン箱2つの柿を夫婦二人で食べきるのは不可能なので、本日は、黄金町のご近所を回って「もらってください」というツアーから一日が始まる。
 最後はちょうど自転車で通りかかったTさんを呼び止めて、本日とりあえずの20個を配り終える。

 夕食は、火曜日定番のきらく亭の500円定食。

 午後10時に仕事を切り上げて、都橋の「華」に寄る。

 創業49年になる横浜の歴史的名店 Appollo のオーナー・バーテンダーのチャンさんがいる。
 アポロは火曜日が定休で、今日は家族の食事会の後だそうで、息子さんのお嫁さんがとってもいい人で、とダンディな顔をクシャクシャにしてとっても幸せそう。
 場が盛り上がったところに、横浜駅西口のクラブを二ヶ月に一度昔ながらの「ディスコ」に変えてしまう人気DJでもある書評家のKさんが登場。

2012年12月10日

Trattoria Siciliana Don Ciccio

 久方ぶりに都内へ。

 最寄り駅で各駅停車が来たら代官山へ、急行や特急が来たら下北沢へ、それぞれ取材に行こうと思っていたところ、急行が来たので、自動的に行き先は下北沢となる。

 夕暮れ時の町を歩いて、いくつかの場所を定点観測。

 下北沢の特徴としていくつかのカテゴリーの店が多いのだが携帯電話屋もそのひとつ。
 価格調査がてら見て歩くと、機種変更でいまはスマートホンよりも普通の携帯電話の方が高い。
 スマホをもたせて、月々の通信料の客単価を上げることを目指しているわけだ。
 こちらは、月々の支払いの大きいのは避けているし、トータルの支出でもスマホが高くなるので検討対象外)

 最後は、見たこと感じたことについてメモを取るために、南口駅前のマクドナルドへ。

 約束の時刻が近づいたので、渋谷へ戻る。

 渋谷駅から「学03」というバスで一つ目、渋谷三丁目で下車したところのイタリアン・レストラン Trattoria Siciliana Don Ciccio へ。
 有名店で予約が取りにくく、イタリア料理店としては値段もなかなかなので、自分では行きにくいのだけれど、本日はご接待。
 というか、S社編集さんと『インバウンド』の打ち上げを兼ねた打合せ。

 偶然だが、横浜のイタリア食材のイベントで知り合ったKさんが、最近、この店のフロアマネージャとして移動してきていると、横浜の別のイタリア料理店で聞いていたのだが、案の定、ドアを開けるといきなり出会う。

 料理はどれも美味しい。
 どうやったらこの味が出せるのか、素人ではわからない「料理人の作る料理」だ。

 担当編集さんはワイン好きなので、いつも二人でワイン2本は楽々空けてしまう。
 ごちそうさまでした。

 我々が店を出る頃にはテーブルは2回転目に入っていた。

 交通費
  440円x2 + 120円x2 + 170円

2012年12月09日

通勤ジョグ

 宅配便で本年2箱目の立派な柿が到着。
 1箱目も戴いたばかりなので、ご近所にお裾分けをする算段。

 普段のように荷物を持たず、ウエストバッグだけ、ジョギングウエアで出勤。
 遠回り出勤路4kmを歩いたり走ったり。

 黄金町バザールは16日まで、いよいよ残り1週間。

 かいだん広場も、ガイドツアーも、たくさんの人出があった。

 昼食は中華「松林」。
 決してきれいとはいえないふつうの中華そば屋なのだけど、wifi が使える。

 あとは淡々と仕事。

 帰りももちろんジョギング。

2012年12月08日

身体を使う日

 閃きがくる予感がしているので、その準備として、健康維持の活動。

 フットサル中の肉離れで走れなくなってから初めて、昼の暖かいうちに走りに出る。
 近くを3km走ったところで、GPSがローバッテリー。
 近所の距離はだいたいわかっているので、トレーニングには支障はないのだけど、数字が出ないと面白くないので、一旦自宅へ。
 30分、休憩がてら充電して、改めて3km走る。

 ゆっくり入浴して筋肉をほぐし、夕食後、マンションのレセプションルームと近所のスターバックスで仕事。

 今日、12月8日は太平洋戦争開戦の日であり、ジョン・レノンの命日。
 それが僕にとっては、小説家デビュー7周年の日であり、そもそもその10年以上前に、会社員を辞めて小説家を目指すことを決めた、阿川大樹のスタートの日。

2012年12月05日

公衆無線LAN

 いままで月に210円の mobilepoint を契約していたのだけど、マクドナルド以外ではほとんど使えないし、マクドナルドでもつながらないこともあるので解約。

 代わりに月額380円の wi2 300 というサービスを契約。
 実は、先月のうちに決めていたのだけど、契約月と次の月が無料になるので、12月1日になるのを待っていた。これで最初の62日無料だ。

 wi2 がいいのは、第一に、横浜市内の繁華街などでは店舗だけでなく路上もかなりカバーされていること、第二に、MACアドレスを登録しておくことで5台まではログイン手続きなしで自動接続ができ、しかも5台同時に使うことができる。
 ほぼ常時持ち歩いているノートパソコンと iPod touch の同時接続はけっこう快適。
 都内や横浜のスターバックスには全部あるし。
(もともとスタバには at_starbucks_wi2 という無料のサービスがあるけど)

 通信速度も多くの場合、けっこう速い。

 つながるだけならすでに980円SIMで docomo 回線で接続できるので、速度が欲しいときに wi2 の届くエリアに入れば、合計月額1360円で、事務所や自宅以外の場所でもリーズナブルなネット環境が手に入る。

 スマホでテザリングをするのが快適なのはわかっているけど、月々数千円を払うほど外にいない生活だからこれで十分。

 そんなわけで、iPod touch がほとんど iPhone と同じに使えて、さらに便利になりました。
 カフェで仕事をするのにネットが「つながらない」方がよかったりもするのだけど。(苦笑)

2012年12月03日

ポーランド・ポスター展

 美術展を見るついでに馬車道のブリックでランチ。

 ヨコハマ創造都市センターで本日まで開催中の「ポーランド・ポスター展」へ。
 それほど期待していなかったのだけど、かなり楽しめました。

 そこから徒歩で事務所へ出勤。

2012年12月02日

カニ三昧

 昨日、クール便で立派なカニが2杯届いた。

 というわけで、昨夜の家庭内イタリアン・ディナーにつづいて本日はカニ。
 すでに茹でてあるもので到着日より2日以内に食べるように書かれてある以上、本日中にふたりで2杯を食べなくてはならないではないか。(笑)

 ほとんどカニだけで腹一杯。

 至福。

2012年12月01日

58歳になりました

 誕生日が来て58歳になりました。

 57歳の1年は、イタリアに滞在したり、スランプに陥ったり、新しい体験をしました。
 生きているっていいなあ。
 中学生の時からなりたかった小説家にやっとなって、まだ駆け出しですが、書かせてもらえること、生きていることの幸せを噛みしめています。

 今日は、いつもよりも早く帰宅して、自宅でイタリア風の食事を堪能しました。

 五十肩だったり、フットサルをするとすぐケガをしてしまったり、肉体の方は老朽化していることを自覚せざるを得ませんが、気力と体力の続く限り、小説が書ける自分でいたいと思います。

 やりたいことになんでも手を出してきた人生でしたが、少し自重して、一番大事なことにもっと心を砕くようにしたいと思っています。

2012年11月29日

党首討論会ネット生中継

 ニコニコ動画で、党首討論会のインターネット生放送があった。

 90分の番組終了の時点での120万人ほどの視聴者がいた。
 複数のネット中継で送り出されているので、実数はもっとで、報道によれば140万人が見たそうだ。

 テレビ視聴率にすると1%強に相当する。

 番組編成に縛られるテレビ局に比べて、ネット中継は時間が自由になることもあって、ネットの影響はいよいよ大きくなってきている。

 選挙運動へのネット使用の解禁はそろそろ時間の問題になってきている。

2012年11月28日

TPPの不思議

 選挙の争点のひとつでもある(らしい)TPPについて、十分知識がないことに気づいたので、関連書籍を読み始めた。

 僕は政治経済に関心の高い方だと思うけど、TPPの内容自体があまり報道で語られていないので、よくわからない。
 その割に「TPP反対!」の声はよく聞こえてくる。

 みんなが知らなそうなことなのに反対の声だけ妙にたくさん聞こえてくることがなんとなく不自然な感じがするので、以前からずっと気になっていた。

 反対の人の意見の中には「アメリカの陰謀」「アメリカだけが有利になる」というような言説が多い。だけど、特定分野で国情によって有利不利は出るだろうけど、相互的な国際合意で、そもそもアメリカが全面的かつ一方的に有利になんてなり得るのだろうか、というのも大きな疑問だった。
 日本の国民皆保険制度が危ないなどという意見も聞くが、通商協定でどうなったら健康保険制度に危険が及ぶのか、というのも僕の50年の人生の常識では腑に落ちない。

 TPPについては「亡国」だの「売国」だのの扇情的な言葉も多く、経験的にはそういう言語感覚の人の論説は信用できないことが多い。
 そうはいっても、そもそも内容が分からないので僕自身は反対も賛成もしようがない。

 というわけで、TPP賛成反対のそれぞれの立場だと思われる本をとりあえず1冊ずつ読んでみている。

2012年11月26日

物語の骨格

 大雨のため、出勤しないで自宅で仕事。

 このところ、改稿中の自分の小説を縦書きの epub に変換して、Kindle で読んでいる。
 第1稿からいくつかのディテイルの追加をして、さらに大きく物語を動かすための全体の骨格の確認の為に冒頭から通し読み。

 液晶ではなく電子インクでフロントライトもついた Kindle Paperwhite はとても読みやすくかさばらず。電池ももつのでほとんど充電の心配が要らない。
 SONY Reader も使っているけど、Kindle を使ってしまうと、本を購入する手続きなどの洗練加減も含め、大いに見劣りする。

 朝食はブリのあら煮。
 夕食はブリの刺身。

 雨が上がったので、午後11時から近所のスターバックスへ出かけて仕事の続き。

 骨格の確認終了。
 明日からは、骨格に重ねるもう一つの物語を考え、また加筆作業に入る。

2012年11月25日

夕食はブリ

 やっと、黄金町バザールを見る。
 今年は全般に昨年より作品のレベルが高いと思う。
 
 途中、カフェ・プアンに立ち寄って、カウンターでコーヒーを飲みながらお店をやっているアーティストのさとうりささん、山田祐介さんと話をする。

 夕食はブリの照り焼き。

2012年11月24日

ブリブリ、ブリ!

 出かけようと思ったら、クール宅急便が届いた。
 三重県から届いた年末恒例のブリ。
 今年は、いつもより早い。

 事務所へ出るのを一旦保留して、まず、木屋の出刃包丁を研ぐ。
 体長65センチを超える大型。
 約1時間ほど格闘して、刺身のサク、切り身、あら煮、にして、ゴミを捨てて、ほっとひと息。

 その後、事務所へ出勤。
 
 午前0時少し前に帰宅して、少しだけ刺身で日本酒。

2012年11月23日

29回目の結婚記念日

 明けて、勤労感謝の日は、29回目の結婚記念日。
 29年前のこの日は仏滅でした。

 今年の結婚記念日のテーマは「部屋の片付け」。
 夫婦共にふだん仕事をしていると、なかなか片付けに時間を使わないので、家中が散らかり放題。
 この日は「仕事をしない」と決め、部屋の片付けをすることに。
 ただし、家中を片づけようとすると、到底1日では終わらないので、時間を決めて午後5時半まで、場所は居間だけ。

 予定の時刻までにかなりすっきりしたけれど、もちろん居間一部屋ですらすっきり片付いたりはしない。

 次のテーマはユニクロの特売。
 クィーンズスクエアの店舗へ行くとかなりの混雑。
 先の予定がつかえているので、今日だけ安いという品目1つだけを買って、妻がレジの列に並ぶ。
 僕は何も買わず。

 いったん帰宅するつもりだったけれど、あまり買わなかったおかげで荷物が少なかったので、そのまま徒歩で予約してあるレストランへ行くことに。

 野毛の坂を登った、Pizzeria Chiacchierone。
 ここに来るのは2度目。
 料理も美味しいけど、ピザは関内の Sisiliya (綴りママ)と並んで、知る限り日本でいちばん美味しいピザが食べられる。
 僕が行ったベネチアのすべての店のピザよりも、日本のこの2店が美味しい。
 サービスも基本的には必要十分。
 2日の間に4軒のイタリア料理店にいくのは自己最高記録。
(イタリアに住んでいる時でも、アパート住まいの時は、基本、自炊だったし)

 パンとピザはイタリアよりも日本なのです。
 ベネチアの人たちに日本のピザを食べさせてあげたい。

 でも、San Polo の持ち帰りの店 Pizza 2000 のおねーさんはファラ・フォーセットを美しくした感じで、日本のどのピザ屋の店員より美人。
 ただし、子持ち。

2012年11月22日

イタリア料理三昧 その1

 午後、車を点検にもっていくついでに、その前に重くて大きい買い物。

 災害非常時用の飲料水 2Lを6本。
 金麦 24缶。
 A4用紙 2500枚。
 トイレットペーパー 24ロール。
 ティッシュペーパー 5箱 など。

 車を自宅に置いたあと、桜木町駅改札前の河村屋で立食いそばを食べて、伊勢佐木町の上島珈琲で仕事。

 午後8時過ぎ、結婚記念日イブなので、妻と近所のイタリアンレストラン Leone Marcianoへ。
 その名の通り、ベネチアにちなんだレストラン。
 ここは横浜のドイツ料理の名店アルテリーベが経営している。
 うーむ。いい値段。
 その値段に比べて料理はたいしたことがない。
 何度も食器を替えに来たり皿が温めてあったりするのだけど、そういうことをする前に、もっとやることがあるだろう。そういうのイタリアっぽくないし。
 ベネチアでいちばん格式があるのは4つ星ホテルのメインダイニングをのぞけばミシュランに載っている Da Fiore だと思うけど、そこより大袈裟。(たぶん)
 その割に味は普通。
 Antipasti Misti(前菜盛合わせ)を頼んでみたが載ってる5種類みな凡庸。
 何よりポーションが小さいのがイタリア料理の様式ではない。(笑)
 いわゆる勘違い系レストラン。

 長居をしても散財するばかりで得るものがなさそうなので、2人で3皿食べたところで、河岸を変えることにする。

 ただし、この店、出てきたパンは絶品。
(イタリアにはこんな美味しいパンはない!)
 会計の時にパンを褒めたらパンを焼いているアンドレアさんという人がテーブルまでやって来た。
 ベネチアで僕らが住んでいた Santa Croce の隣の San Polo の出身で、ニューヨークで歯医者をやっていて、その後、日本でパン職人になった人だそうだ。
(やっぱりイタリアのパンじゃなかった。日本のパンはレベルが高いのだ)
 San Giacomo広場の近くに住んでいたんだよ~、といったら話が弾んだ。
 久しぶりに、少しだけイタリア語で話をする。

 タクシーで馬車道へ。
 生ハムとワインの店 Allora を目指すが、そこは9時半で閉店。

 そこからすぐそばの Osteria Etna に入ろうとすると、ちょうど知り合いの夫婦二組が入るところ。職場が近くらしい。

 Etna はとてもリーズナブルで量もしっかりあって、こちらはイタリアの食事らしい。
 味もよかった。
 野菜の炭火グリルにうっすらかかったカラスミのソースがにくい。

 昼も自動車ディーラーの近くでスパゲッティ・カルボナーラを食べたので、本日はイタリアンの店に3軒。

 明日も夜はイタリア料理店を予約してある。

2012年11月19日

静かな月曜日

 静かな月曜日。

 フットサルによるケガでふつうに歩けるまで2週間を要し、その間にすっかり筋肉が衰えてしまった。
 歩くことも負担だったので、電車やバスを多用していたので、筋力はトレーニングを始めたころより弱くなってしまったのだ。
 というわけで、3月末のマラソンに挑戦するため、また、ウォーキングからリスタート。

 遠回りして5kmの徒歩出勤。

 肩は2回目のリハビリ。

 町が静かなせいか、まずまず原稿が進む。
 あと3倍くらいのペースにもっていきたいけど。

2012年11月18日

だれでもなれる?小説家講座

 昨日とはうってかわって、爽やかな晴天となった黄金町。
 今日は黄金町バザールへの人出もけっこうある。

 黄金町芸術学校「だれでもなれる?小説家講座」の初日。
 おかげさまで第1回は事前申込みで満席。

 参加者のみなさんが熱心に聞いてくださったので、良い緊張感の中で講義ができた。楽しかったです。
 一回だけでも受講可能だけど、通しでの申込みでかなり埋まっているようだ。

 久しぶりに2時間しゃべりっぱなしで疲労困憊。

 妻も2泊3日の京都出張から帰宅するので、早めに仕事を切り上げて家へ。

 豆腐とおあげの鍋。

2012年11月17日

風雨

 土曜日。
 雨降りなので電車で出勤。

 昨日アマゾンに頼んだディスプレイが佐川急便から届く。
 事務所を届け先にできるのはとても便利だね。

 バックライトがLEDに変わったこともあり輝度を2%(表示の値)にまで下げても眩しい。
 別の理由で天地を逆にしたら温かみのある刺激のない画面になった。これでいこう。

 最近になく集中力が続いた。(あくまで最近の「当社比」)

 外は大雨。

 傘がさせるまで風が落ちたところで事務所を出る。
 酒房ぴーで、銀ザケの塩焼き、塩辛、日本酒、ちょうど1000円。

 店を出たら雨が上がっていたので、歩いて帰る。

2012年11月16日

病院をハシゴ

 朝一番で病院へ。
 朝食は元住吉のマクドナルド(フィレオフィッシュセット350円)

 MRIの所見は、肩鎖関節に炎症があるが、痛みの主因は五十肩と。
 というわけで、紹介状を書いてもらってもとの整形外科医院へ出戻り。

 昼食は日ノ出町のミツワグリルでBランチ(550円)

 事務所へ出る前に事務局により KoganeX Lab の甘味処「きらく亭」でコーヒー。(200円)

 仕事を始めようとしたら液晶ディスプレイが壊れた。
 電源が点いた消えたり。
 ノートパソコンからAmazonに代わりのディスプレイを注文。
 4年くらいしか使っていないのだけど。

 近くの整形外科でリハビリ第1回。
 たいしたことやらないのだけど、こういうのは地道な積み重ねなんだろうね。

 薄暮の黄金町。
 ガラス窓から美術作品を照らす明かりが漏れ、たくさんの子どもたちが遊ぶ声が聞こえる。
 ほんとにいい町になったなあ。

2012年11月14日

宇宙への旅

 肩のMRIのため、午後いちばんで元住吉の関東労災病院へ。

 放射受付で診察券を渡すと、レントゲンの撮り直しもあると。
 というわけで、MRIの前にレントゲン撮影2ショット。
 昨日と今日とで、多め見積で1mSVくらい被曝したかな。

 そう僕が言ったらガンで放射線治療を受けている友人が「僕は昨日2300mSV浴びたよ」と。負けた! 「そんなに浴びたらガンになっちゃうじゃん」と返しておいた。

 いよいよMRI。
 生涯2度目の体験だけど、僕はこのMRIの大袈裟な感じ大好き。
 SFの世界の臨場感120%。
 宇宙旅行に出かけるような、壮大な気分になる。

 もし、大金持ちになるようなことがあったら、ぜひ、自宅で遊ぶためにMRIを買いたいと思う。
 そう言ったら、今度は「MRI買うときになったら据え付けからメンテナンスまでまかせてください」という人が現れる。
 これで安心して大金持ちになれるというものだ。

 大金持ちになったら欲しいもの

  大きなクレーン
  MRI
  音楽スタジオ
  ちゃんとしたプラネタリウム
  ハワイ島の火山にマイ天文台
  サッカーチーム

 そのまま黄金町に出勤。

 18日に開講する黄金町芸術学校の小説家講座の講義資料作成。
 今日は午後8時のサッカー日本代表戦を見るために早じまい。

2012年11月13日

関東労災病院 スポーツ整形外科

 朝一番に元住吉の関東労災病院へ。
 15ヶ月前の肩のケガの痛みがいつまでも完治しないので、スポーツ整形外科へ。

 川崎フロンターレのメディカルアドバイザーもしている肩の専門の先生。
 こちらはケガからいままでの経過と現在の症状をA4用紙2ページにまとめて置いた資料を用意。
 症状の調べ方も話の仕方も、いままでかかっていた整形外科とは大違い。
 優秀な人と話をするのは楽しい。

 診察の後はレントゲン。
 レントゲンの撮り方も、町医者と全然ちがう。
 明日はMRI。

 午後1時、事務所到着。

2012年11月11日

日常的、あまりに日常的な

 寝たのは今朝も6時過ぎだった。

 でも、午後3時には事務所に到着。
 前日よりも3時間改善。(笑)

 途中で、松屋によってカレー(350円)を食べる。
 松屋のカレー、けっこう好きです。

 ただし、カレーを食べているうちに予報よりも早く雨が降ってきて、日ノ出町から事務所までに少し濡れた。

 黄金町は毎日のようにイベントがある。
 どれも行けば刺激を受けることのできるものに違いないのだけど、しばらくの間、意識して避けていこうと思っている。

 僕が不器用なのか、人間というのはそのようにできているのか、インプットとアウトプットは両立しない。
 いまは、できるだけ「つまらない刺激のない生活」をしながら、小説を書くことだけをした方がよさそうだと感じている。

 午後9時24分発の京浜急行で帰宅。

 午前2時を過ぎたので早く寝よう(当社比)と思ったのに、マンションの管理組合総会議案書を見始めたら止まらなくなって、読み終えたら午前3時半になっていた。

 巨大マンションなので、住人数千人、年間予算規模数億円。
 ちょっとした地方公共団体くらいの規模。

 予算決算書類を見ていると項目も多くてなるほどなあと感心したり、面白かったりする。
 一応、企業の取締役をやったこともあるし、一期だけマンションの理事もやったので、数字を見ると活動のイメージが頭の中にできるのだ。

2012年11月10日

リハビリ出勤

 寝たのが朝の6時過ぎだったので、起きたら午後1時。

 昨日、歩いて帰って来たら腹筋が痛い。
 マラソンのために一ヶ月、鍛えてきたのに、ケガをしてたった10日ばかり歩かなくなっていただけで、身体は1ヶ月前よりも弱っている。

 そのまま自宅仕事にしようかと思ったけど、すっかり足が弱っているので、リハビリをしなくてはと、午後6時になってから、徒歩で黄金町へ出勤。

 途中、カフェ・プアンに立ち寄って、知り合いとカウンターで雑談しながらコーヒーを飲む。(300円)

 午後10時まで事務所に居て、帰りも徒歩。
 ケガをするまでは片道3Kmの徒歩通勤がなんでもなかったのだけど、行きに歩いたら、帰りには疲れが残っている。
(行きはわりと元気ですいすい歩いていたのだけどなあ)

 夕食は午後11時前から鍋。

2012年11月09日

夜型から超夜型へ

 夜型になっていて、午後遅くなってから出勤。

 足の痛みがほとんどなくなってきたので、全行程徒歩で出勤してみた。
 痛みはほとんどないのだけど、庇って歩いていたせいか、歩くフォームも崩れてしまっていて、なんだかスムーズに歩けない。

 黄金町の事務局に立ち寄って事業ゴミの袋(ひとつ300円)を買う。
 仕事場のゴミは家庭ゴミではないので、横浜市は回収しない。
 産業廃棄物として300円払って業者に持って行ってもらう。
 そのかわり、分別なしですべてのものを一緒くたに何を捨ててもいい。

 集中できた時間は短かったけど、内容的にはとても質のいい仕事ができた。
 そういうときは小説を書くのがとても楽しい。

 午後11時過ぎ、夕食がてら「酒房ぴー」に立ち寄って、ほっけの干物、枝豆、日本酒。(1000円)

 行きよりも足の筋肉が疲れている自覚がある一方で、歩くフォームが滑らかになったような気もする。

「タモリ倶楽部」でギターにつなぐエフェクターの話をやっていたのに刺激されて、iPad に GarageBand を入れる。(450円)

 午前4時過ぎから妻も合流して、GarageBand で合奏のようなもの。
 気がつくともう午前6時に成っていた。

 少なくとも450円の元は取ったけど。

 電子楽器の世界的メーカーであるローランドが業績不振で国内工場を閉鎖しようとしている。
 たった450円で iPad がそこそこ本格的な電子楽器になってしまうのだから、専業メーカーの出番はどんどん少なくなってしまう。

 かつて、僕も音楽を作る機材に給料の何ヶ月分も注ぎ込んでいたけど、その当時の機材よりも450円のソフトの方が、ずっと高機能だし使いやすいのだ。
 凄い時代になったものだ。
  

2012年11月07日

花園神社 一の酉

 朝から大統領選の開票速報を見る。
 なんで日本人の僕が?(笑)
 フロリダはCNNのサイトでも情報が更新される度にオバマとロムニーが入れ替わる大接戦。

 湘南新宿ラインで新宿に向かう電車の中でオバマ勝利を知る。
 で、JRに乗ってから、下北沢に寄ろうと思っていたことを思い出す。(笑)

 新宿ロケハン。
 甲州街道沿いの鰻・登亭。うな丼1470円。
 昭和の色濃い店。
 なんだけど、午後2時過ぎで、客が誰も居ない。
 出てきたうな丼がおいしくない。やっぱり。
 清まし汁もだめ、お新香ふつう。
 なにより、ご飯が保温のまま長時間経っているらしく臭う。
 なぜか、店の中に飲み物の自動販売機がある。高速道路のドライブインを彷彿とさせる。
 お茶もおいしくない。
 美味しいものを客に出そうという意志がまったくないのだね。
 自社ビルだからそのままやっているのだろうけど、この店の存続は時間の問題だと思う。
 たれが染みこんでいない下半分のご飯は食べられずに残す。

 明るいうちに、花園神社の下見。
 ラブホテル街をつっきって、新大久保方面へ。この時刻は年の差カップルが目立つ。
 職安通りからコリアンタウンを見て、ドトールコーヒーで仕事。コーヒー200円。
 店は結構混んでいる。ラウンドテーブルのいちばん端で iPad を覗き込んでいたカップルがトランプを始めた。

 次は、新宿御苑方面へ。
 このあたりはスペイン・バルとか、オステリアとか、南ヨーロッパ系の店が点々と。

 世界堂(画材屋)の向かいのタリーズコーヒーで仕事。
 この店には、髪の毛を刈り上げた男性一人客が多い。
 たぶん、男性にバラをプレゼントするような人だと思われる。

 午後6時過ぎ、隣の席の女性がアップルパイを食べ始め、店はシナモンの薫りで一杯になった。

 友人と会って、花園神社の屋台で一の酉宴会。
 後、ゴールデン街のA店へ。
 終電で帰宅。

2012年11月06日

CDが売れなくなったわけ

 ずっとDISCASというツタヤの通販レンタルのシステムを使っていたのだけど、イタリアにいる間は借りられないので、4月に解約していた。

 3年ぶりに実店舗でのレンタル会員になる。
 4枚1000円でCDを借りて仕事場へ。
 Bill Evans, Norah Jones それに Melody Gardot を2枚。

 CDが売れなくなっているそうだ。
 音楽業界はそれを違法ダウンロードのせいにしていたりするのだけど、僕はちがうと思う。

 いま、僕のパソコンには12000曲近くの音楽が入っている。
 もちろん違法にダウンロードしたものじゃなくて、買ったり有料でレンタルしたり、すべてきちんと著作権料を支払っている。
 24時間かけっぱなしで、全部聞くのに37日かかる、とパソコンの画面に表示が出ている。

 僕の残りの人生はせいぜい30年くらいしかなく、1日は24時間しかないし、音楽ばかり聴いていられないから、新しく買わなくても十分なだけの音楽コレクションをもっている。

 レコードやCDで聞いていた頃は、コレクションにもっている曲を覚えていられないから、古くからある曲は一部を除いてあまり聴かれなくなったものだ。
 そこで新しいアーティストや新しい曲が耳に入ると、新たにCDを買うことになる。

 ところがパソコンの中にあると、古いものも新しいものも、すべてが同列で目に入ってくる。シャッフル機能で機械が自動的に忘れていた古い曲をかけてきたりする。
 iPod や iTunes のおかげで古いものを聞く機会が多くなったのだ。
 その分だけ、新しい曲を聴く機会が減り、新しいものを買うモチベーションが以前よりも低くなっている。

 かつては新しいレコードを買うと、しばらくはそればかり聞いたものだけど、いまは、新しいものを買っても、ライブラリーの12000曲に、静かに加わるだけで、以前ほど新しいものばかり聴くというわけでもない。

 つまり、CDが売れないのは、違法ダウンロードのせいじゃなくて、パソコンや iPod にライブラリーが全部入り、それを持ち歩いて聞く機会が増えたので、音楽を聴く時間が限られている中で新しいものの必要性が減ったからだ。
 ようするに新しい効き方のスタイルのなかで、音楽業界が昔売った音楽自体が、新しい音楽を売る邪魔をしているというわけだ。

 1日2時間音楽を聴くとすると、ライブラリのすべてを聴くのに1年かかるから、この先、平均すると生きている間にもっている曲をせいぜい30回くらいしか聴くことができない。
 かつてレコードの頃はコレクションも少なかったから、買ったらあっというまに30回くらいは聴いたものだけどね。

 まあ、それでも新しいものを買うことは買うのだけどね。

2012年11月04日

自宅待機

 まだ、長距離を歩くのは辛いのと、社交的な精神状態ではなかったので、自宅で仕事。

 陽が傾いてから、クイーンズスクエアまで、栄養ドリンクを買いに行く。
 もっと家の近くにもドラッグストアができたのに、安いドリンクの箱売りがないのだ。化粧品売り場は拡がっているけど、そんなにこの辺りに化粧品需要はるのだろうか。

ミュージシャンの遺物

Rxxx.jpg

遺物です。さっきゴミに出してきました。
僕のアイデンティティに「ミュージシャン」が残っていた頃のもの。

左が YAMAHA RX15 Digital Rythm Programmer
ちょっと高級なリズムボックス。ドラムの音源でもあります。

右が、YAMAHA QX5 Digital Sequence Recorder
デジタル楽器を制御してオーケストラのように鳴らす機械。

どちらも1980年代中期のものです。
それぞれ7万円位。
当時の可処分所得内の比率としてはけっこう高かったです。
こういうのを買うために食費を削ったのでエンゲル係数が低くなりました。(笑)

今では、MACを買うとついてくる GarageBand で全部できてしまいます。
いや、むしろ、ずっとずっと高機能です。
パソコンを全部揃えると100万円近くした時代ですが、そんな機能はありませんでした。

自分の志の変遷に関わる重要機材の一部なので、ずっと棚にしまってありました。
でも、さっき、捨ててきました。

(下の写真は、かつて一緒に使っていた TEAC TASCAM244 Multi-truck Recorder )
Rxxx.jpg

2012年11月03日

文化の日

 土曜だけど、祝日なんだね。

 祝日とか土日とか、自由業には関係がないので、仕事場まで行くバスがなくなる、というデメリットしかない。
 足を引きずってむりして仕事場へ出ても、黄金町バザールの人出で気が散るだけなので、自宅で仕事。

 久しぶりに、掃除機を持ち出して、床を吸い取り、換気口のフィルターの目詰まりも吸い取る。

 明け方まで仕事。

2012年11月02日

イタリアンで家族の外食

 家に食材がない、事情により買い物に行くのも不自由である。
 という結論により、バスで野毛まで出て、イタリアンの開拓。

 最初は、宮川町の"L'isola del Brio".
 カウンターが中心で、店の人と客の距離がイタリアのオステリアの感じ。頼んだ前菜もいい趣味でおいしかった。
 値段もリーズナブル。ワインと前菜で二人で2800円。

 図書館へ行く坂を登った途中 "Pizzeria Chiacchierone".
 ナポリピザの店でもある。
 そごうの Buano Italia で知り合ったイタリアンレストラン業界の人に紹介してもらった店。
 いわゆる野毛値段よりは高いけれど、レストランとしては値段もリーズナブルで、ものすごくしっかりした料理と接客ができている。

 Frittura Mista di Peshce を久しぶりに食べ、Pizza Margherita とポルチーニの Tagliatelle.
 カラフェのワインを飲んで、ふたりで6400円。これも、お買い得。

 帰りも終バスよりも1本前でもどってこられました。

2012年11月01日

下北沢ロケハン

 午後、やや足を引きずりつつ、下北沢へ。
 テーマは町に空気を吸うこと。さまざまなライフスタイルを観察すること。

 駅の周りを少しだけ歩いて、本多劇場近くの「ゴーゴーカレー」へ。
 沢山の店を回る予定なので、腹が膨れても困る。一番安い500円のカレーを食べながら、店員や客を観察。
 毛糸の帽子をかぶった劇団員風の客とか。

 次は、南口を出てすぐのマクドナルド。
 シャカシャカチキン(90円)のコーヒーのただ券の合計90円で二階席の窓際から道行く人を観察。

 次は "GOPAL" というお洒落なカフェ。
 ダージリン 450円。

 映画関係者風の二人が向かい合って何やら話している。

 しっかりした顔の美女が入って来て、パスタを頼む。
 食後にはジャンジャーエールとデザート。
 会計して出て行ったのは駅とは反対の方角。
 近くに住んでいるようだ。

 午後7時少し前、「キッチン南海」に戻ったら「本日の営業は終了しました」。
 さっきまでやってたのに。どっかに8時までって書いてあったのになあ。
 前回取材に来たときは木曜の定休日だった。

 しかたがないので、 "Jack Pot" というオイスターバー。
 テーブル席は予約で埋まっているようだ。
 カウンター席には、近所に住んでいるらしい父と娘風とか。
 生牡蠣とさんまと白ワイン。
 時間が早いこともあるのか会社員風の人はいない。

 次は、鈴なり横丁近くの居酒屋「なん八」。
 いい時間なのに、ここにも背広を着た人が一人もいない。

 さらに、餃子の王将でラーメン。

 最後は、フェミニンな感じの明るいカフェ "Kate Coffee"。
 コーヒー 450円。
 午後11時近くになって、続々、女性客が入ってくる。
 遅い時間に女性が一人で食事ができる、あるいは、酒を飲まずにコーヒーで時間を過ごせる、そういう店のようだ。
 ここは、窓が広く開放的で、昼間、仕事をするにもよさそうな店。

2012年10月29日

フットサル

 午後9時、キャプテン翼スタジアムで黄金町FCのフットサル。
 参加者が8人だったので、キーパーなしで。
 なんだか違うゲームになっちゃうね。
 キーパーありで、パワープレイをしたほうがゲームとして面白いと思う。

 開始1時間を少し過ぎてケガ。
 右足のうしろ側を傷めてしまった。
 大臀筋、ハムストリング、膝窩(しつか)筋あたり。
 激痛ではないが、大事をとって離脱。

 妻に電話して車でレスキューしてもらう。

 何はともあれ、自宅に戻って、バスタブに水を張って25分ほどアイシング。のち、ロキソニンテープを貼る。

 しばらく走れなくなってしまうな。

2012年10月27日

650円のラーメン

 僕は「こだわりのラーメンマニア」ではないので、ラーメンの適正価格は500円、高くても600円だと思っている。

 650円出せば美味しくて栄養のバランスのよい定食が食べられる。
 800円も出せばご馳走級になることもある。
 だから、どんなに美味しくても「たかがラーメン」に800円を払おうとも思わない。

 ラーメンが食べたい、のは、スープが飲みたい気分であるということでもあるので、つけ麺は食べない。
 チャーシュー麺なども食べない。
 別にチャーシューが載っていてもラーメンが美味しくなるわけじゃないし、栄養価が値段の差ほど増えるような気もしない。

「家系」とか「とんこつ」とかも、特に好きじゃない。
 僕にとって、ラーメンといえば、醤油味の澄んだスープのものか、でなければ、札幌味噌ラーメン。

 店の方が威張っている、頑固オヤジだとか、能書きの多いこだわりの店も、好きじゃない。

 行列するなんてもってのほか。

 味の濃さとか、油の量とか、麺の硬さの好みだとかを聞かれるのもめんどくさい。
 料理人が一番美味しいと思うものを出してこい。
 それが気に入らなかったら次には来ない。お互い一発勝負でいい。

 そんな僕が珍しく650円もするラーメンを食べた。

 伊勢佐木町の、白河中華そば「弘流」というお店。
 しばらく前に開店していて、通勤ルート(のひとつ)の途中にある。
 ネットの評判では澄んだスープの醤油味で薄味だそうだ。

 もしかしたら、近ごろのラーメン通たちの流れと違う方向なのが、僕の反骨精神をくすぐったのかもしれない。
 たべログでは「味が薄すぎる」と書いている人が多かったので、きっと「味オンチにはわからない美味しいスープ」なのだろうと直感した、というのもある。

 うん。
 スープも麺も美味しかった。
 海苔とほうれん草はいらないから600円にしてくれればもっとうれしいけどね。

 プチ贅沢でしたが、いいラーメンを食べることができて満足。

2012年10月25日

久々の野毛飲み

 都橋商店街の「華」へ。

 しばらくの間、財政的に余裕がないので、「食事とは別に酒を飲む」のは控えているので、久しぶりの野毛飲み。

 野毛は「安い飲み屋」が林立することでよく知られている場所なのだけどね。安いからといって無駄遣いはしないようにしています。

 仕事がなくてお金がないのではなくて、仕事はたくさん戴いているのに、なかなかできあがらないのでお金がないわけなので、将来は明るい(?)のだけど、現在は厳しい。
 まあ、当たり前ですね。とにかく、がんばりましょう。

2012年10月24日

豚かばやき丼

 夕方、なんとなく気分を変えたくなって、仕事は横浜公演に面したモリバコーヒーへ。
 そのまえに同じ建物の1階の「すき家」で食べた「豚かばやき丼」(630円)がけっこう美味しい。

 夜10時の閉店が近づいたので、散歩しながら帰宅。

2012年10月23日

波風がたたないことがいいわけじゃない

 午後、黄金町滞在アーティスト連絡会議。

 熱心になろうとするとギクシャクする。
 波風が立たないことがいい事ってわけじゃない。
 まあ、そういうのも僕は素敵だと思うことにした。

 夕食は、火曜日恒例、きらく亭の500円定食。
 今夜はビーフシチューでした。
 ここのはいつも「値段の割りに」じゃなくて、ふつうに美味しい。

 なかなか仕事のもどることができず、翌午前4時半まで事務所にいた。
 依然、始発も待って電車で帰るよりも歩いた方が早そうだ。

 曙町の中華一番でワンタンを食べて徒歩にて帰宅。

2012年10月22日

新作の打合せ

 現在改稿中の長編を含めて、この先、3冊目となる予定の本の打ち合わせ。

 以前から話をしていたのだけど、事情により編集者が交代したので仕切り直しでもある。
 横浜駅近くの喫茶室で、午後1時から1時間ほど。

 これだけバックオーダーとして新作の依頼をもらえるのは、本当にありがたいこと。
 なんとか質を落とさずに執筆ペースを上げていけるようにしなくては。

 そのまま京浜急行で黄金町へ。

 このところ、弁当代わりに白いご飯をラップにくるんでもってきている。それにふりかけをかけてたべるのだけど、今日は奮発して(笑)ご飯はしまったままにして、聚香園で700円のランチを食べた。

 午後11時近くまで仕事をして、「酒房ぴー」で食べて飲んで帰宅。

2012年10月21日

オートバイ通勤

 イタリア滞在中に外して家で充電していたバッテリーを持ってオートバイの駐車場へ行き、取りつけ。

 月極の駐車場料金を払って、バイクでヨットハーバーへ。

 部品の寸法を測って、すぐに黄金町の事務所へ。

 黄金町バザールが始まって、人通りが多い。

 午後9時前帰宅。
 アメリカの通販にヨットの部品を発注。

2012年10月20日

器楽曲の題名

 土曜日だけど、あいかわらず普通の日。
 天気も上々。
 黄金町バザール開始後初の週末で、人通りが多い。

 某作曲家の器楽曲6曲を聴いて題名を決める、という作業。
 一旦タイトルを付けてその曲を聴くと、そのように聞こえるようになる。

 作曲家と時間も空間も離れた場所でコラボレーションしている気がする。

2012年10月19日

黄金町バザール2012 スタート

 本日からいよいよ黄金町バザールがスタート。
 12月中旬まで、黄金町日ノ出町地区で開催される、町が美術館になるアートのイベントです。今年で5回目。

 阿川大樹は特に参加していませんが、自分の町のお祭りなので、いろいろ協力はしています。
 先日のカフェ・プアン「バーカロがやってきた」もプレイベントの一部。

 町が賑わうのが楽しくてうれしいのだけど、人通りが多いと気が散るというデメリットも。

 昨年までの僕の仕事場だった黄金スタジオは、開催地の真っ只中だったので、ちょっと人間に当てられてしまって、集中力を失ってしまいました。
 今年初めに黄金ミニレジデンスに引っ越したのも、それが主な理由です。

 午後5時からレセプション。
 横浜市の林市長ご本人、神奈川県知事の代理、なども列席。

 例年になく食べ物も沢山あって、夕食代わりになりました。
 午後7時からは、町内のギャラリー M Z Arts の「中谷ミチコ展」のレセプションヘ移動。

 小一時間の後、仕事場へ戻ったけど、アルコールが抜けたのは午前0時頃。
 それから仕事には行って、午前3時半まで、執筆。

 少し遠回りして、徒歩で帰宅。

2012年10月17日

「作家の日常」

 無料で読める季刊電子書籍『騒人』に「作家の日常」というエッセイを連載しています。

 第8回の今回は、編集者についてです。
 サントリーミステリー大賞の裏話にもなっているかな?

 ダウンロードはこちらからどうぞ。

2012年10月15日

通勤ラン

 午後4時、事務所から歩いて30秒の美容室で髪をカット。

 夕食はスーパーでかったアジフライ(100円)とハムカツ(100円)それにご飯(180円)。

 午後11時過ぎ、事務所から少し遠回りして4Kmを走って帰る。
 それほど重くないのにリュックを背負っているとかなりの負担がある。

2012年10月14日

今週もヨット

 先週に続いて、今週もヨット。

 なのだが、準備を始めて海へ出ると、細かな雨がぽつぽつと。

 南へ出るほど雨が強くなる感じ。
 風はちょうどいい。海面もフラット。
 1ptリーフにレギュラージブで軽めに5ノット近く出る感じ。

 1時間半ほどのセーリングでハーバーへ戻る。
 
 というわけで、クラブハウス2階で弁当を食べて早めの解散。

2012年10月10日

酒房ぴー

 執筆の調子がいいので、ひどく心が疲れる。

 本格着手は午後遅くなってからで、それほどの分量を書いていないのだけど、午後10時過ぎにはぐったり。
 まだ、リハビリモードという感じ。

 仕事場からほど近い初音町の路地裏に、ひっそりと、いや、何もないところに明るい提灯が提がっているのでむしろ目立つ感じで「酒房ぴー」はある。

 その店の主人のこともお店の存在も、なんとなく知っていたのだけど、初めて暖簾をくぐった。

 ビンビール450円。焼酎300円。サンマ320円。塩辛200円。合計1270円。安い。十分に美味しい。
 カウンターのお客さんたちと話が弾んで、午前1時過ぎ、帰宅の途に就く。

 この時間に営業していてくれると、夜型で仕事しているときには、とてもありがたい。
(仕事を終えるのが遅すぎて、たいがいの飲食店が閉まってしまうことが多いのだ。

2012年10月08日

体育の日?

 月曜日だけど休みなんだってね。
 東京オリンピック世代としては、体育の日は10月10日でないとピンと来ない。
 連休にするために日付をずらしたら、それはただの休日だ。

 昨日、まったく仕事をせずに遊んでしまったので、5km走ってから、出勤。

 午後8時半過ぎ、本日最終日のカフェプアンへ。
 夕食はそこでお好み焼き。

2012年10月07日

ヨット

 天候の回復が前日の予報よりも遅れている。
 午前10時にハーバーへ到着するが、まだ雨が降っている。

 天気の回復を待ちながら、だらだら、雨は上がりそうでなかなか上がらない。

 昼食の時刻になったので、宅配弁当を取ってクラブハウスでランチ。

 やっと晴れてきたので、午後2時過ぎに船を出す。
 自分の船で海へ出るのは、ほぼ1年ぶりだ。
 風は心地よく半袖で少し寒いかなあ、という感じ。

 ただ、風を受けて走って、そして、戻る。

2012年10月06日

ジョギング3Km

 ジョギング3Km。
 短い距離の時はペース速め。(当社比)

 走る時間が短くても、まだかなり汗をかくので、シャワーと洗濯の時間が余計にかかる。

 そうこうしているうちに昼食の時間になり、チャーハンをつくって食べると、すぐに夕方だ。

 それではマズイので、Baybike で横浜スタジアム近くまで出て、モリバコーヒーで仕事。

 帰りに閉店間際のスーパーによって、夕食は鍋。

2012年10月04日

Buono! Italia

 昼前、ランニング 6.1Km。
 腹筋にきた。
 昨日も 6.6Km 走ったので、まだ疲れが残っている。

 午後、自転車で黄金町から少し先の井土ヶ谷にある Blanclass という施設へ。
 以前、黄金町にいた Lpack のふたりが、6日間そこに住んで Ustreamの生中継で生活を公開する、というのをやっている。

 ライブ中継を見ていたら、居心地のよさそうなところなので、訪ねてみた。
 久しぶりに会って、その場所の話とか、イタリアの話とか。

 自転車で黄金町まで戻り、そこから京浜急行で横浜へ。
 仕事からもどってきた妻と合流して、そごうの催事場でやっているイタリア食材フェア "Buono! Italia!" へ。

 イタリア貿易振興会のバールでは300円でお酒とつまみのセットを出している。収益はエミリアロマーニャの地震災害の義援金になる。(まさに、ベネチアに居るときに揺れてびっくりしたあの大地震だ)
 というわけで、バールの中の男性といろいろ話をしながら、お替わりもする。

 あとは売り場をぐるりと回って、ワインを買ったり。

 久々のイタリア気分で楽しかった。

 イタリアに居るとき、まったく日本食が恋しくならなかったけど、日本に帰ってきたらイタリアの食事が恋しいのだ。

 というわけで、ちょっとほろ酔いで、ベイクォーターでラーメンを食べて帰宅。

 午前零時を過ぎてから、深夜のスタバで仕事のつづき。

2012年10月01日

角川春樹事務所創立16周年祝賀パーティ

 台風一過、晴れあがった横浜。

 台風後の確認がてら、自転車で黄金町の事務所まで。
 幸い何も被害はありませんでした。

 朝方、アマゾンから届いた消臭器のジェルを入れ替え、ついでに電池交換をして、すぐに帰宅。
 シャワーを浴びて都内へ。

 本日は、角川春樹事務所創立16周年祝賀会&角川春樹小説賞授賞式。
 例によって、早めに現地について、近くの上島珈琲で仕事。

 ちなみに、角川春樹事務所の16年に阿川大樹はまったく貢献していません。
 それどころか、長編の原稿が遅れて、足を引っぱってしまっているかも。何度かご馳走になって経費がかかっているし。(笑)

 と、むしろ参加するのは気が引けるのですが、心に勢いを取り戻すきっかけになるのなら、どんなことでも、ということで溜池山王のキャピトルホテル東急までやって来ました。

 阿川の担当のT編集さんは、ステージ上で角川春樹小説賞などの賞状副賞などをわたす角川社長にそれらを渡す、レースクィーンの(ような)役割。
(もちろんハイレグの衣装を着ているわけではありません)

 小説賞受賞の知野みさきさんは、カナダのバンクーバー在住の女性、ということで、僕がエッセイを連載している「ふれいざー」はおそらく読んだことがあるはず。

 なんて話題で話しかけてみようかとも思ったのですが、初対面の人と話をするほどの社交的な精神状態ではなかったので、知り合いの作家とか批評家の人と話をしただけで、新宿ゴールデン街にも寄らず(笑)、まっすぐ帰ってきました。

2012年09月30日

台風17号

 今日で9月も終わりだ。今年も残り3ヶ月。
 まだ1冊しか本を出していない。
 なんとか馬力を出さなくては。

 台風がやって来る。
 走るなら早いうち、ということで、新しいシューズ Nike Lunarglide+4 を降ろした。

 近くの周回コースを4Km。
 出た時は曇っていたのに、途中でカンカン照りになってへばった。

 靴の調子は、能書き通りクッションと安定性はうまく両立している感じ。

 一方、ちょっと靴紐を締めすぎたのか、右だけにした足首サポートのテーピングのせいか、右足の幅の広い部分が当たる感じがした。
 次に走るときは紐を緩くしてみよう。
 今日の具合のままでは、この靴でフルマラソンは走れないだろう。

 天気はドンドン悪くなる予報なので、黄金町には出勤せず。

 夕食はオムライスをつくった。

 午後10時から11時頃が台風のピークだっただろうか。
 午前0時を過ぎて外を見ると、雨が収まり、あっというまに道路も乾いていた。

 満月を見上げながら、近所のスタバまで歩いてみると、なんと早じまいせずに営業しているではないか。

 1時間ほど、仕事。
 午前2時、スタバが閉店になったので、マンションのレセプションルームで仕事の続き。

2012年09月28日

筋肉痛最盛期

 フットサルの効果で、昨日から始まった筋肉痛が最盛期に。
 仕事場の階段を降りるのが辛い。

 小説のモチベーションが少し回復してきている。

 午後9時過ぎに仕事を切り上げ、カフェ・プアンに立ち寄り、集まっていた仲間たちと団欒。

2012年09月26日

東京マラソン落選 黄金町フットボールクラブ

 メールで東京マラソン落選の報せ。
 競争率10倍以上の抽選だから仕方がない。
 うう、走るモチベーション、急降下。

 午後、仕事場へ出勤して、夕方7時過ぎに帰宅。
 とりいそぎスパゲッティを食べて、足をテーピング。

 午後9時から11時まで、キャプテン翼スタジアムでフットサル。
 黄金町のアーティストたちの部活だ。

 少し前から走っていたので、いくらかマシだけど、筋力は目一杯。
 右サイドからの絶好のセンタリングをゴール正面フリーでもらってゴールゲット。
 久しぶりに1得点したけど、その他、3本くらい外した。(泣)

 ポケットに入れたGPSによれば、8.7Km走ったことになっていた。
 ランニングと違って細かくジグザグに動くので、たぶん10Kmくらいは走ったと思う。

2012年09月25日

妻、イタリアから帰国

 午前10時過ぎ、イタリアから妻が帰国。
 荷物が多いというのでYCATまで迎えに行ってタクシーで自宅まで。

 3時間しかねていなかったので、午後昼寝をしたら、寝坊して午後の連絡会は欠席。

 仕事はなしにして、夜は、家の近くのワインバーで夕食。

2012年09月21日

トレーニングはエンジニアリング

 東京マラソンに申し込んだのは8月31日だったから、トレーニング開始してちょうど3週間が過ぎ、本日から4週間目へ突入した。

 22日の間に走ったのは13日間、本日の10.73Kmで、合計走行距離は79.51Kmになった。
 予定では1ヶ月目は月間100Kmだから、順調に走っているといえる。

 走った日の平均走行距離は6Kmほど。
 10Km以上走ったのが、本日で2回目だ。

 走ったといっても、筋持久力がまだないので、ランとウォーキングを組み合わせている。

 最大心拍数は一般に(220ー年齢)といわれているけれど、それに相当する心拍数163では、全然苦しくないので、もっと強い運動ができそうだけど、スピードを上げる必要はなく、とりあえず6時間ほど走り続けられる筋持久力が必要になる。

 現在の所、僕の身体は循環器よりも筋肉の方が弱い。
 筋肉が弱いうちに強い運動をすると、関節に負担がかかる。

 ふだんから片道3Kmを時速6Kmほどの速度で歩いて通勤している。
 そのせいか、早歩きしたりゆっくり走ったりする限りでは、足はほとんど痛くならず、距離が伸びてくると、腿を持ち上げる筋肉や腹筋が筋肉痛になっていた。

 今日のテーマは10Kmのうち、少なくとも5Kmを連続して走ること。
 ウォームアップがてらウォーキングを始め、600mくらいから走り始める。
 ふと腕のGPSを見ると、全然、辛くないのに思いの外、ペースが速い。
 自然に走力がついてきているようだ。

 それにしても、GPSがあると、その日その日の思いつきで道を選んで走っても、ちゃんと距離とその間のラップタイムとかがわかるので、同じコースを走る必要がまったくなくて、とりあえず飽きることがない。
 便利な世の中になったもんだ。

 当面の目標を「キロ当たり7分30秒で5時間走り続けること」としているので、その前のマイルストーンは、まず、キロ当たり7分で5キロを走り、残りはその日の調子に合わせてどんなペースでもいいから合計10Kmを走ってみる、という感じの中間目標を持っている。

 マラソンは足の筋肉とか心臓の強さだけでなく、8万歩のステップで、できるかもしれない足のマメ、衣服と身体の擦れ、などを克服する必要がある。
(その他、寒さ暑さへの対策、日焼け、栄養補給とか、給水とか、そういうこともある)

 今日は、いつもより速いペースで長く走ったので、足の裏全体が少し腫れてきた。

 このままもう10km走ると、マメになってしまうかもしれない。
 42キロを走る前に、足の裏も鍛えなくてはならないし、どの靴下と靴の組み合わせがいいのかも、試しながら決めなくてはならない。

 でも、早くいい靴下にするよりも、足の裏を鍛えるために短い距離でストレスを与えた方がいいのかなあ。(品質管理でいうところの加速テスト?)

 今までのペースでは、股の筋肉なんてなんともなかったのが、今日のペースになって初めて、筋肉がギリギリの感じになってきた。

 同じ距離でも、走る速度が変わると、弱いところが順番に表に出て来るわけだ。

 というわけで、次の課題がいろいろでてきた。
 身体の課題については、あわてて克服しようとすると、故障の元にもなるから、あくまでも課題として意識して、どうやって克服するかはじっくり対策をしていく必要がある。

 トレーニング内容と同時に、疲労回復のノウハウも蓄積しなくては。

 道具系もフィールドテストをしながらの試行錯誤だ。
 そろそろ靴下を決めていこうかな。

 Plan Do See.
 トレーニングはエンジニアリングだ。

2012年09月19日

バブルの残骸でくつろぐ

 まだ、調子が出る「兆し」しかないのと、マラソン・トレーニングで肉体的な疲労が溜まっているので、友人の誘いに乗って「ヒルトン小田原リゾート&スパ」に日帰り旅行をしてきた。

 バブル期に特殊法人である雇用促進事業団がみかん園をつぶしてリゾート開発したものだが、現在、ヒルトンが運営している。(所有者は小田原市らしい)

 3連休の後の平日とあって、全体に空いている。
 広い敷地内にはテニスコートなどもある。
 広いスパとプールのエリアで、泡を身体に当てたり、水中ウォーキングをしたり、25mプールを少しだけ泳いだり。
 目一杯だらだらできてプールサイドのレストランの食事もついて1日3500円。

 そのレストランの食器が雇用促進事業団の頃の名である「スパウザ小田原」のネーム入りのゴールドの縁取りのノリタケ。

 公共の宿泊施設の食堂の食器がノリタケですよ、奥さん。

 たぶん、「フィッツジェラルド」というシリーズのもの。
 ノリタケの公式サイトで調べると、フィッツジェラルドの27.5センチのプレートは「1枚」7980円。
 この施設は総工費445億円だそうだけど、雇用保険料で建てられたものです。嗚呼。

 とまあ、そういうことで憤ってもしょうがないので、夕方までリラックス。
 
 リラックスついでに、横浜までの帰りもJR特急踊り子号のグリーン車でプチ贅沢。
 小田原の「つまみ揚げ」と崎陽軒のシウマイをつつきながらヱビスビール。

 ああ、なんたる幸せ。

2012年09月07日

黄金町ベネチア化計画

アーティスト・さとうりさプロデュースによる カフェ・プアン

ゲストシェフ・阿川大樹の

 「黄金町ベネチア化計画 バーカロがやってきた」

    9月16日(日) 17時から22時
    黄金町 高架下スタジオ Site-D

 90日のベネチア滞在を終えて、黄金町に戻ってきた阿川大樹です。
 ベネチアには、バーカロとよばれる立ち飲み屋がたくさんあります。
 夕方、仕事を終えた土地の人たちが、いやいや、むしろ昼間っから、ちょいと一杯ひっかけにやって来ます。
 そこで出るのが cichetti (チケッティ)と呼ばれる小さなおつまみ。

 写真2000枚のスライドショーを環境映像に、イタリアのラジオの聞こえる黄金町で、ちょいと一杯を楽しんでください。

 ベネト州の発泡白ワイン・プロセッコ、代表的食前酒・スプリッツ、エミリアロマーニャ州の赤い発泡酒ランブルスコ、などをリーズナブルな黄金町価格で。

 (阿川、ただいま、仕入れに奔走中)

 チラシは、こちら から、ダウンロードできます。

(追記)
 メニュー できました。
 お値段は、各250円から500円くらいを予定しています。

(追記 2012/9/20)
 盛況のうちに終了いたしました。
 たくさんの方々のご来場、ありがとうございました。
 予想外の盛況に手際やおもてなしに不十分なところが多々あったと思います。
 お礼に重ねまして、お詫び申し上げます。

2012年09月04日

特発性創作意欲欠乏症

 創作意欲がない。
 もうそろそろ一ヶ月くらい、実はこの状態。

 根本的な打開策を探る毎日。

 事務所にいっても同じだし、家に居ても同じ。
 というわけで、近所のスターバックスへ出て行く。

 少なくともインターネットが通じないことは、安易な逃げ場を断つ効果はある。

 とりあえず改稿中のファイルを開いて、そのあらすじを抽出する作業。
 ついでに、気になるところはその場で直す。

 本当にやるべきことはそういう細かな修正ではなくて、大きな構造的な変更なのだけど、心がそれを拒否しているので、まずは、自分の原稿に浸る。頭の中にいまの物語をしまい直す。
 それが効果を産むかどうかはわからないけど、何もしないでぼんやりしていて、神様が降りてくるのをただ待っているわけにはいかない。

 いや、実は、ずっとこの一ヶ月ほど、そうやって神様が来てくれるのを待っていたのだけど、お出ましにならないので、別な手段が必要だと判断している。

 東京マラソンに出てみよう、と動き出したのも、心の有りようを変えるため。

 イタリアにいる間にスターバックスの向かいにオープンしたビルの下層階の飲食店はけっこう人を集めている感じ。リーズナブルな店が多いから。

 何度も書いているけど、みなとみらいでは高級飲食店は成り立たないのだ。

 マンションの住人は近所でたくさん金を使おうと思わないし、オフィスビルで働いている人は普通の会社員だし、乳母車を押しているママ友も、デートしている若い人も、お金がない。
 値段の高い飲食店が繁盛する場所柄じゃない。
 みなとみらいの「食」への需要は、ふつうの日常生活の需要そのものなのだ。

 みなとみらいじゃなくても、いまは高級感を売りにする時代ではない。
 むしろ見かけからして「いかにも安そう」にしている店が流行っている。
 ふつうの居酒屋だった店が、通りから見た外観を屋台風や立ち飲み風に改装する時代だ。
(見かけだけ安そうで実はそれほど安くない、という詐欺のような店があるくらい)

 ちなみに「特発性」は医学用語で「原因が不明」の病気につけます。突発性ではありません。(笑)

2012年09月03日

東京マラソンにエントリー

 ふとした思いから、東京マラソンにエントリーした。
 競争率10倍の抽選だから、参加が認められる確率はそう高くはない。

 とはいえ、2月の本番まで6ヶ月しかないので、準備期間はギリギリで、当選結果がでてからでは間に合わないから、さっそく、トレーニングを開始した。

 制限時間は7時間だが、3万人がスタートラインを切るまでには30分ほどかかるから、42Kmを実質6時間半で走りきらなくてはならない。
 むりをせず、完走だけを目指すなら、なんとかできるところまで身体を作れるような気がしている。

 心配なのは右の膝だ。
 フットサルなどの強い運動をすると、必ず最初に右膝から痛み始める。
 きちんと筋肉を付けて、衝撃のかからないランニングフォームを作らなくては。

 いつまでも治らない肩も気になる。
 7時間、腕を振り続けることができるだろうか。
(痛む日には腕を前に出して自分の腕を支えるだけで痛む)

 自分の身体が資本の仕事だから、無理をせず、故障をしないように目標を持って力をつけたい。

 8月31日に、とりあえず、時速7kmほどの早歩きで、6.5Km。
 本日、朝、半分ほど軽いジョギングを入れて、4.4Km。
 コンドロイチン+グルコサミンも摂取を開始した。

 普段からわりと歩いているせいか、いまのところ、足の筋肉よりも、腹筋と腿を持ち上げる筋肉に筋肉痛が出ている。

 ゆっくり長く走る(歩く)練習をするために、水筒をホールドするウエストポーチを買ってみた。

 トレーニング自体を楽しむために、GPSのついた腕時計の購入も検討している。

 思い出した。自分の身体と会話をするのは楽しい。

2012年09月01日

サッポロラーメン

 時々、サッポロラーメンが食べたくなる。

 ところが一時は興隆をきわめたサッポロラーメンも、いまは絶滅危惧種になりつつある。
 代わりに九州系の豚骨ラーメンばかり増えている。

 僕が中学生の頃から増えつづけたサッポロラーメンは、高校時代から大学時代にかけてどんどん増えていった。
 中華料理屋はともかく、ラーメン専門店といえば、ほとんどサッポロラーメンだった。
 通っていたのが都立戸山高校だったから、一番近い「えぞ菊」にはよく行った。
 その頃は別に有名店じゃなかったと思うし、ラーメンに有名店が存在するという概念自体がなかったと思う。

 今はどうだ。
 本格中華とはまったく関係なく、横浜はラーメン激戦区。(らしい)
 自宅から徒歩通勤の約3kmの路上に、ラーメン屋はたくさんあるけど、サッポロラーメンの店はまったくない。

 というわけで、遠回りして、ランチの時間帯に関内駅近く常盤町の「味の時計台」へ行ってきた。
 ラーメンごときに750円なので、僕としてはプチ贅沢だけど、久しぶりに食べる味噌ラーメンはとても美味しかった。

 僕は、トンコツより味噌ラーメンだし、細い麺より、太くて縮れた麺の方が好き。

 基本、ラーメンには600円までしか出す気がない人。
 だからシャーシューメンは57年の人生で3回くらいしか食べたことがないし、その他のトッピングも載せない。
 他に店がない場合をのぞけば、行列ができているような店は素通りする。

 なので、たいていは「そこいらのただのフツーのラーメン」を食べることがほとんどなのだけど、あまりにもサッポロラーメンが食べたくなった日だったのでした。

 トキよりも、僕はサッポロラーメンの絶滅を危惧している。

2012年08月31日

新学期が憂鬱だった

 8月最終日。
 
 いつも宿題は7月中に済ませていたから、夏休みが終わる日にそれで焦ったことはない。
 それでも、小学生の頃、明日から学校が始まるのがとにかくいやだった。

 小学校の授業って、教科書読んだら全部書いてあるのに、それを凄く時間かけて先生が話す。
 授業の最初の5分で自分で教科書読んで「あ、そういうことね」と理解して、しょうがないから、あとは窓の外を見ている。

 毎日が退屈との戦いだった。

 毎日毎日、教科書を5分読めばわかることを45分かけて説明する先生の話を上の空で聞きながら、時間が過ぎるのを我慢する日々。

 あまりにもヒマだから、暇つぶしに、手を挙げて質問したり、先生の質問に手を挙げて答える。

「みんな、これについてどう思う?」
 先生は、まず生徒に疑問を投げかけ、それから時間をかけて、授業の中で正解に辿り着こうとしていたらしい。

 でも、その投げかけは、教科書を読めば書いてあることだったり、他の本で読んで僕が知っていることがほとんどだった。
 だから、僕は、先生が最初に投げかける質問でほとんど正解を答えられた。

 誰も手を挙げないときに、僕だけ手を挙げるから、先生はしょうがなくて僕に当てる。
 すると僕が正解を言ってしまう。

「あまりにもすぐに正解が出てしまうと、授業になりません。わかってもあまりすぐに答えないようにしてください」
 父母の面談で母がそう言われて帰ってきたことがあった。

 子供心にとても理不尽な気がした。

2012年08月27日

映画「ヘルタースケルター」

 映画「ヘルタースケルター」(監督:蜷川実花 主演:沢尻エリカ)を観た。

 僕はほとんど映画を観ない人だ。
 執筆資料としてDVDを見ることはいくらかあるにしても、劇場で映画を観ることはほとんどない。たぶん、年に2,3本くらい。
 そんなわけで、この映画「ヘルタースケルター」は、僕が今年劇場で観た最初の作品となった。

 素敵な映画だった。
 いい意味でサイケデリック、いい意味で純文学的、そして退廃的。
 設定を提示したら、その背景や真実みを理屈で説明しない。
 そのかわり、映像とキャストの存在感で、観客の中に存在させてしまう。
 映画というメディアの強みをとても旨く使っている。

 特筆したいことはふたつ。

 まず、キャスティングが素晴らしい。
 主人公「りりこ」とライバルの後輩モデル「吉川こずえ」の対比は、ふたりが登場する最初のワンシーンで一気に提示される。
 桃井かおりを桃井かおりでありながら今までと違う使い方をしている。
 寺島しのぶをあまり美しくないマネージャー役で使っている。
 意外性がありながら、それらもはまっている。
 役者から可能性を引き出した監督の力量を感じる。

 そして、この監督は人の表情を捕まえるのがうまい。
 人物を手がける写真家である監督の「目」が遺憾なく発揮されている。
 冒頭から、沢尻エリカの魅力にまっしぐらに引き込まれるし、どの人物も最初に登場したときに、説明なしのワンカットで存在感を与えられている。
 一枚の絵で人の心を捕まえる技をほんとうによく知っていて、それはそれは「ずるいよ」といいたくなるほどうまい。

 あけすけなセックスに関する台詞は、男性の視点ではなく、むしろ女性の会話的(女子会の下ネタ的)。
 セックスをするシーンはぎこちなく記号的に見える。
 だけど、それは僕が男性で、男性目線のセックスシーンを見慣れているからそう思うのかもしれない。

 悪い意味で「文学的な」大仰で思わせぶりな台詞がちりばめられているので、それにしらけることもあるのだけれど、それは確信犯で監督の計算の内なのではないかとさえ思う。

 シーンとして出色なのは、りりこがマネージャーの恋人を彼女の目の前で誘うシーン。
 3人のそれぞれの心の動揺と痛みが出ていて、観ているこちらが辛いと感じながら、同時に「こんな女がこうして迫ってきたら自分だったらどうするだろう」と、観ているこちらの煩悩と妄想があぶり出される。
 このシーンだけのために、この映画が存在してもいいと思った。

 常識的には、この映画で描かれている主人公は不幸だし、歪んだ世界の物語なのだけれど、この映画を観ていると、それでもなお「りりこ」がこの世に存在するのなら、世界なんて歪んでいたっていいじゃないか、とも思えてくる。
(いまや死語となっているであろう)デカダンスの誘惑を提示されて、観るものの価値観は揺すぶられる。それが快感だ。

 僕は小説家だけど、よくできた映画を観ると映画というメディアのもつ特性をうらやましく思うことがたまにある。
 この映画はそんな映画だった。

2012年08月20日

帰国

 午前5時10分、起床。
 まだ暗い。来た頃に比べると日が短くなってきたなあ。

 午前5時50分、ついに住み慣れた家を後にする。

 さようなら Ponte Storto
 さようなら Santa Croce
 ここにいた90日、毎日が、すごく楽しかった。
 それが、ただ起きて考えごとをして、ご飯を食べているだけの日であっても。
 
 ものすごくいろいろなことを考えた。
 日本のことや、世界のことや、人々のことを考えた。

 昔の人の生み出したものに囲まれて暮らしながら、まるで、自分が世界を作った神様であるかのように、世界のことを考えた。
 命のこと、時間のこと、食のこと、働くということ、何かを産み出すということ。

 おかげで、自分のことが考えられなくなって、自分が小説で書いていることが、ひどくどうでもいいことのような気分になって、すっかり筆が進まなくなってしまった。

 待たせてしまっている編集さん、ごめんなさい。
 阿川大樹は、イタリアで哲学してしまいました。
 帰国したら、小説家人格を取り戻します。

 去年の3月11日のあとのように、別の意味で、イタリア生活は別の揺さぶりを僕にもたらした。

 大きなスーツケースを持ち上げてみて、ちょっと重いと思って、お土産のうち、自分用のアチェート・バルサミコ1本とリゾット3袋を取り出して家に残した。

 歯を磨いて、水だけ飲んで、大きくて厚い家の扉を閉めて、帰国の途に就いた。

 ベネチア・マルコポーロ空港で荷物のチェックイン。

 制限23キロに対して、20キロ。
 チャートバルサミコ、出さなくてもよかったか。

 手荷物のスーツケースは制限8キロに対して7.9キロ。
 こちらはぴったり。
 本当はサイズオーバーの手荷物も運よく通過。
(もう100ユーロの追加荷物運送料を免れた)

 いざ、帰国なり。
 飛行機は満席、日本、暑いだろうなあ。

 部屋を借りて一週間で点かなくなったバスルームの天井の電気、結局、4ヶ月たっても直らなかったなあ。
 それもイタリアらしい、いい思い出だ。

2012年08月19日

イタリア生活最終日

 早起き。
 ついにイタリア生活最後の日だ。

 午前中、COOPに買い物に行く。
 インスタント・リゾット、アチェート・バルサミコ、乾燥ポルチーニ茸、など。
 日常の食材ではなく、お土産。

 午後、空港行きのバスの時刻、そのバスに間に合うバポレットの時刻の確認。
 午前6時4分のバポレットに乗るのがよさそうだが、けっこうギリギリなので、バポの回数券が余っているのを利用して、実地で乗り継ぎの確認。

 家の最寄りの San Stae から16分後に Piazzale Roma でバスに乗らなくてはならないところ、実地では12分で可能だった。
 余裕は4分。

 バポレットの運行はイタリアとは思えないほど正確なので、大丈夫だと思われるが、あまり余裕はない。
 30分遅いバスでも、おそらく大丈夫だろうけど、そちらだと、バスと飛行機の乗り継ぎの余裕がなくなる。

 なにしろ、今回の場合、何があっても8月20日に飛行機に乗れないと「不法滞在」になってしまう。その結果、将来の人生にどう影響するかわからない。
 ただの「乗り遅れ」とは、まったく意味が違う。
 もしかしたら、(可能性として)将来ヨーロッパに移住したいということになるかもしれないから、その時に障害になるような悪い滞在実績を残すわけにはいかない。

(過去に、不法滞在したことのある人間を移民として受け入れる国は普通はないからね)

 さて、あとは、イタリア生活最後の夜を楽しもう。

 日が暮れて涼しくなったところで、リアルトのバーカロでちょいと立ち飲み。

 帰宅してから、最後のイタリアおうちご飯。
 サン・ダニエルの生ハムとメロン、水牛のモッツァレラ・チーズでカプレーゼ。ワインはピノ・グリジオ。
 やっぱりイタリアの食生活といえば、ハムとチーズなんだよね。
 毎日、何かしらのハムとチーズとトマトを食べていたけど、まったく飽きるということがない。
 
 住み慣れた町、住み慣れた家を離れる、ちょっと感傷的な気分。

 最後はいよいよ問題のパッキング。
 季節の違う3ヶ月の生活用品を持ち帰る。
 さらに一ヶ月残る妻の持ち物で、今後使わないものは、今回、僕が持ち帰らないと、一ヶ月後に帰る彼女一人では、残りを持ち帰ることができない。

 というわけで、スーツケース大小2つ。

 気になるのは荷物のチェックイン。

 アリタリア航空の場合、エコノミークラスで預けられる手荷物は1個、重量は23Kgまで。(スイス航空なら2個まで預けられる)
 機内持込手荷物は、25x35x55。重さ8kgまで。(スイス航空だと、25x40x55)
 2個めのスーツケースが、スイス航空ならOKでアリタリアでは駄目なサイズ。

 もともとスイス航空で帰るつもりが、ビザの関係で早く帰ることになり、8月20日に東京へ帰る便で一番安いのがアリタリアだったのだ。
 20日より前はさらに料金が高く、21日ならスイス航空が安いが、それではビザが切れて不法滞在になってしまう。ギリギリの選択。

 そのギリギリの選択が荷物のサイズにまで影響してくるとは。

 さて、4時間くらい眠れるかな。

2012年08月18日

レオナルド・ダビンチ 最後の晩餐

 朝6時に家を出て、Trenitalia でミラノへ向かう。(二人で38ユーロ)
 列車の中で、家から持ってきたブリオッシュを食べる。

 2時間半の鉄道の旅で到着したミラノの駅は、大きくて美しい、まるで美術館のよう。
 規模でも建築としての美しさも東京駅なんてもんじゃない。

 中二階のカフェで、再びブリオッシュとコーヒーの朝ご飯。

 地下鉄M2。
 午前11時45分、で、予約してあったレオナルド・ダ・ビンチ作「最後の晩餐」を見る。
「最後の晩餐」は、完全予約制で1回25名、15分間。
 修道院の食堂の壁画であるこの絵は、思っていたよりもずっと大きい。
 そして、この大きさがあってこそ、遠近法の奥行きが効果を発揮する。
 その迫力は、印刷物で見るものと、まったくといっていいほど違う。
(印刷物ではテーブルの回りの人物だけに着目して切り取られたものもあるが、実物に描かれている天井部分がないと奥行きのダイナミックさが話にならないくらいちがう。

 完全予約制だけど、15分ゆっくり見ることのできるシステムはとてもいい。
 混雑の中で押し合いへし合いで絵画を鑑賞するのはいやだ。
 芸術鑑賞は夏休みのラジオ体操じゃないのだから、「見た」とスタンプ帳にハンコの押すのが目的じゃない。

 さて、そういうわけで、正午にはミラノのメインイベントは終了。
 あとは、何をしようかな、というところだけど、正直、どうでもいいので、そのあとの時間の使い方は、もっぱら妻に任せる。

 Santa Maria delle grazie 教会から、徒歩で少し行ったところの Castello Sforzesco へ。
 おとぎ話に出て来るような、画に描いたような、ヨーロッパの「お城」である。
 その中が、さまざまな博物館美術館になっている。
 入場料、なんと無料。無料だけど無料の券を持っていないと入ることができないという、意味不明なシステムに沿って発券所でチケットをもらって、見て歩く。

 ものすごくでかいお城で博物館だらけなのに、カフェがなくて、飲み物を買うこともできず、3時間ほど完全に脱水状態になる。あわや流行の熱中症になるところ。
 つくづく、ここでも芸術鑑賞は体力勝負である。

 城を出たところに屋台があって、何はともあれ、コカコーラ。(2.5ユーロ)

 それから、噴水のある広場の反対側で、座って食べることのできる切り売りのピザと水で、ほっとひと息。

 地下鉄、M1で Duomo まで。
 世界4大聖堂といえば、バチカンのサンピエトロ寺院、英国セントポール寺院、スペインはセビリア大聖堂、そして、ミラノの大聖堂。
 本日のミラノ大聖堂で、人生4大聖堂コンプリート!

 ミラノの大聖堂はステンドグラスが素敵。
 ただ、礼拝の椅子からの両側に、たいしたことのない絵画が提げられていて、ステンドグラスへの視界を遮っているのが、とても残念。

 大聖堂からは、ミラノの新京極とでもいうべきアーケードの商店街(高級ブランド店が並ぶ)を通り抜けて、有名なスカラ座へ。
 このスカラ座、正面に立っていながら、別の場所に立派なものがあるに違いない、と思わず周辺を歩き回って探してしまったほど外観はショボイ。
 アーケード街、店の名前は金色で表示するという町にルールらしく、マクドナルドのロゴもゴールド。

 列車は午後8時過ぎなので、早めの夕食。
 ちょっと調べたレストランが意外に遠くて途中で断念し、通りすがりで入った店で。名物ミラノ風カツレツとミラノ風リゾット。ブランド街のレストランだと30ユーロのミラノ風のカツレツが10ユーロという店なので、たいして美味しくないけど、まあ、ミラノへ来てミラノ風を食べたということで。
 他にサラダとビールで、ふたりで39.5ユーロ。

 地下鉄M1で Milano Centrale へもどる。
 Trenitalia で Venezia Santa Lucia へもどり、午後11時前、帰宅。
 距離270キロを、同じ列車で、行きは二人で38ユーロ、帰りは二人で18ユーロ。

 イタリアの鉄道は安い。
 あらゆるものについて、日本は過剰品質で値段が高くなっていると感じる。
 
 試験でも80点なら5時間勉強すればいいところ、95点を取るには10時間、100点なら20時間勉強する必要があったりする。
 完璧を求めず、80点でいいことのすれば、コストはとても安くなる。
 なんでも完璧を目指すのは悪いことではないけど、多くの場合、無駄が多い。

 ダイヤを正確に守ろうとしないだけで、運賃はずっと安くなるのではないか。(分単位で正確に運行される新幹線と、たいてい10分ぐらい遅れるけど料金が半額で大阪までいける鉄道と、どちらが本当にユーザーが臨んでいるものなのか。改めて考え直していく必要があるんじゃないだろうか。

 経済成長が緩やかになった時代に、完璧主義をやめて80点主義、場合によっては60点主義でアプローチするという発想の転換が必要になっているのではないだろうか。

 すべてがいい加減だけど何でも安くてけっこう用が足りてしまうイタリアで生活してみると、日本の完璧主義の馬鹿馬鹿しさみたいなものをすごく感じる。

2012年08月17日

資料本を電子書籍で

 書いている小説について考えがまとまらないので、Sony Reader で資料本読み。

 電子書籍だと、海外にいても、見つけた本がすぐに読めるのでありがたい。
 手に持っても本より軽いし、目も疲れないので、家のいろいろな場所でいろいろな姿勢で読んだ。なんか極楽。

(ところが現在のところ、楽天koboでは、イタリアからのアクセスでは日本語の本が表示すらされない)

 いくらAmazonで紙の本を買うのが便利だといっても、数分で手に入る上に、いくら買ってもおもくならない電子書籍にはかなわない。
 早く、もっと電子書籍が進んで欲しい。
 一方で、いい売り場をつくるために創意工夫をする書店員のいる書店が、電子書籍でもちゃんとビジネスできる仕組みを作れるといいのだけどなあ。

 同じ決済システムを使って、複数のお店がそれぞれに品揃えや並べ方をすることができて、ユーザーがお気に入りの店を選ぶことができればいいんだよね。

 夜、ベルリンへ出張していた妻が帰宅。
 夕食は Ae Oche で、ピザでなく。

2012年08月16日

イタリア生活、よいところ悪いところ

イタリア(ベネチア)にほぼ3ヶ月住んでみて、気づいた所をまとめて見た。

【イタリアの生活のよいところ】

 食材がだいたい日本の値段の4分の1、種類も豊富で美味しい。
 ワインが1リットル200円くらい。
 食材などは量り売りなので無駄が出ない。
 包装が簡単なのでゴミがあまり出ない。
 個人商店が多く物を買うのが楽しい。
 広場があって地域のコミュニティがある。
 近所の音や声がよく聞こえる。
 電話やネットも安い。
 文化や芸術も天こ盛り、値段も安い。
 人々がのんびりしている。
 暮らし方の種類がいろいろで、他人に干渉しない。

 完璧なサービスを仕事を期待するあまりに、そうでないことに苛立ったり、他人の出来の悪さをあげつらったり、そういうピリピリした空気がない。
 ちょうどよい加減にいい加減。

【イタリア生活のよくない(?)ところ】

 壊れたものはなかなか治らない。
 色々いい加減。
 いちいち長い行列ができる。
 列が短いからといって時間がかからないかどうかはわからない。
 (自分の番が来たら必要な時間をたっぷりとりたいから、窓口で長く時間を使う人がいても互いに許す)
 近所の音や声がよく聞こえる。
 (迷惑をかけないように息をひそめて暮らすのではなく、お互いに迷惑かけ合い許し合う暮らし)
 商店の営業時間がまちまちで昼休みもあるので、個別に営業時間を知っていないと買い物ができない。
 夜中には何も買えない。(コンビニはない)

 公的機関の情報がしばしば間違っている。
 掲示や公式サイトではなくいちいち人を辿って確かめていかないと正確な情報、必要な情報が手に入らない。
 (「わかんなかったら聞けよ」方式:情報の基本は口伝?)
 (現場にマニュアルもないから、訊いて担当者がわからないとき、担当者は知っている誰かに順番に聞いて回る。だから窓口でやたら時間がかかったりする)
 (はなからものごとを文書で周知徹底しようと思っていないみたい)

 お店も話をしないと欲しい物が出てこない。
 (まさかないだろうと思って訊いてみると、びっくり、奥から出てきたりする)

 でも、すべて最初からそういうものだと思っていれば、特に問題でもないから、悪いところはとりたててないともいえる。
 ようするに、ものごとを最短距離で効率的にやろう、などという野望を持たなければ、何も問題はない。

「完璧」はいろいろ高くつくから、完璧を目指そうと思っていない社会。
「いい加減」といってもずるいのではなくて、「お互いに不十分」なのを許し合っているからフェア。
(こっちはちゃんとしているんだから、そっちもちゃんとしろ、と迫ったりしない)
 その結果として、とても暮らしやすい社会ができている。


ちなみに、
 電気料金は日本の1.5倍くらい。
 一人当たりGDPは日本の7割くらい。

 原発をやめて高い電気料金になって、GDPが7割くらいまで下がった日本の暮らしを考えたとき、十分、幸福に暮らせるんだよ、というロールモデルになっているかもしれない。(もちろんそう簡単には比較できないのだけれど)

 どっちにしろ、いまの日本にいるよりずっと暮らしやすい。
 できれば日本に帰りたくない。

2012年08月14日

妻はベルリンへ

 午前8時前、妻はベルリンへ仕事に出かけていった。

 久々のシングルなので、どこへも出かけず、なんとなく落ち着いて考えごと。

 昼は、スパゲッティ・ボロネーゼ。

 午後8時15分、ゆっくりと暗くなり始める頃、散歩に出かける。
 明日はイタリアの休日、聖母被昇天祭(Ferragosto)、なので、日本のお盆のようにイタリアも休日モード。あちこちで店も閉まっている。

 ていうことは、明日は市場がやってないということか、と気づくのも後の祭り。
 なんと、COOPも休業の貼り紙がしてあるではないか。
 こいつはちょっと参ったな。

 日の暮れたサンジャコモ広場では、「タンゴの夕べ」という感じのイベントが開催されていて、町の人が踊っていた。
 日本だったら「東京音頭」とか「炭坑節」のところが、こちらはタンゴですたい。
(なぜか鹿児島弁)

 夕食は、コットレッタ(冷凍)とアーティチョークのリゾット(インスタント)、それにアチェート・バルサミコ・サラダ。

2012年08月13日

月曜日は市場へ出かけ

 朝食前に、リアルトの市場へ。
 途中の Piccolo Bar でペストリーとコーヒー。2ユーロ。

 おっと、魚市場は休みだ。
 青果は6割くらい営業してる。
 桃2種類とトマトを買う。
 こちらは桃もトマトもそれぞれ数え切れないほど種類がある。
 帰り道でパン(2つで65セント)を買い、バールでコーヒー(1ユーロ)。

 一旦帰宅してから、近所の生協でクロダイを買う。(3.69ユーロ)
 市場より鮮度が落ちるがやむを得ない。

 妻が仕事でしばらくベルリンへ行くので、僕が帰国するまでにゆっくり家で夕食を摂る機会はもうほとんどない、というわけで、今夜は自宅で魚料理。
 
 今日もぼんやりと構想を練る時間。

 夕方、携帯電話のチャージに行く妻につきあって外出。
 ところが San Pantaron の Vodafone が休み。
 しかたがないので、San Toma から Vaporetto で Rialto まで行き、別の Vodafone へ。
 セルフでチャージする機械があって、現金からもクレジットカードからもチャージできる。この機械は言語設定を英語にすることができる。

 スーパーでお金を払ってカードを買い、電話をしてアクティベートする方法もあるのだけど、電話の向こうが自動応答のイタリア語なので、ほぼ不可能。
(イタリア人の学生でもよくわからなくて難しいというくらい)

 こちらのプリペイド電話のチャージには、電話機はいらない。電話番号を入力してチャージの手続きをすると「**ユーロ、チャージされたよ」というメールが来て、手続き完了。

 こちらはバスも水上バスも時間制なので、11ユーロで10回分の回数券の一回分は60分有効。その間は、どのようなルートで何度乗っても、追加の費用は発生しない。

 観光客で混雑したリアルト橋を渡りたくないので、用事が済んだ後は再び Vaporetto で一駅乗って、Rialto Mercato まで。
 バーカロに立ち寄ってプロセッコ(2.5ユーロ)とつまみ(1ユーロ)をつまんで帰ってきた。

2012年08月12日

調子が出ない

 今日ははっきり涼しい。

 今日の散歩は、Casa di Carlo Goldoni へ。
 イタリアを代表する多作の劇作家 Carlo Goldoni の家。
 コメディを中心に150以上の作品を書いた人だ。

 先日、上原ひろみのコンサートを聴いた Teatro Goldoni もこの人にちなんだものだし、世界各地に「ゴルドーニ劇場」が存在する。

 Musium Pass というベネチアの11の博物館美術館に入ることのできる6ヶ月有効のチケット(20ユーロ)と、17の教会に入場できて1年有効の Chorus Pass(10ユーロ) というを持っているので、散歩がてら毎日少しずつ立ち寄っている。

 昼は自宅で、スペゲッティ・ボンゴレ。

 日に日に涼しくなっていて、午後、窓を開け放っていたら半ズボンでは寒くなったので、窓を閉めたほど。

 夕食は、Pizza 2000 で、Pizza Margherita (4.5ユーロ)を買って来て。

 仕事の調子が出ないなあ。

2012年08月11日

ムラーノ島へ

 本日の散歩は、ムラーノ島へ。
 言わずと知れたガラス工芸で有名な島。

 いくつかのガラス工房を公開しているが、ガラス工房自体は世界共通だし、本当のトップクラスの技術を見ることができそうではないので、そういうところはパスして、いい物を置いている店をいくつか見て回る。

 伝統とコンテンポラリーな感覚が融合されたいいものもたくさんある。

 立派なシャンデリアがたくさん提げられた店で、店の人が話しかけてきて、こちらが少しイタリア語がわかると知ると、ゆっくりしゃべっていろいろ教えてくれた。

 よいものはたくさんあるが、値段の方もしっかりしている。

 Museo del Vetro (ガラス博物館)を見学。
 ペットボトルに水を詰めていったので、結局、一銭も使わずに帰宅して、遅い昼食は自宅で。スパゲッティ・ボロネーゼ。

 それからはいつものように、長編の構成を考える。

 夕食は、鶏肉のコットレッタ、アチェート・バルサミコ・サラダ。

2012年08月10日

思索的に過ごす

 Ca Pesaro にある Galleria Internazionale d'Arte Moderna とその上の階にある Museo Orientale へ。

 近代美術館の方は19世紀から20世紀の絵画が中心。
 とりわけ有名な絵というわけはないけれど、いい絵ばかり。
 こういうところがベネチアの豊かさでもある。

 東洋博物館は、日本の江戸時代の物がたくさん。
 鎧兜や美術品などさまざま。徳川家のものもけっこうある。
 どの時代に集められたものなのだろう。

 ここも歩いて3分で帰宅できる場所。

 大分、過ごしやすくなってきた。
 あとは自宅で長編小説のことを考えて、思索的に過ごす。

 夕食はリゾット、トマトとモッツァレラ・チーズ、メルルーサのフライ。

2012年08月08日

ムラーノ・グラスを戴きました

 7月の終わりからホームステイに来ていたゲスト(妻の大学院時代の友人たち)が朝早く帰国の途に。

 女子会の嵐が去って、落ち着いた時間がもどってきた。(笑)

 ホームステイのお礼にと、ムラーノ製のグラスを戴きました。
 ずっとイタリアに居ても、自分用には買わないので、イタリア生活のいい思い出になります。感謝。

 フィレンツェとかベローナとかで夏休みをしていたので、仕事の勘がもどらない。

2012年08月07日

お籠もり

 朝からエッセイを書こうとして、題材がありすぎて何について書こうか考えているうちに昼になる。

 昼食は、冷凍しておいたラタトゥイユを戻して、野菜とマッシュルームのスパゲティ。

 一歩も外へ出なかった。
 ずっと泊まっていたゲスト二人の最後の晩なので、夕食は、Orata をオーブンで蒸し焼きに。

2012年08月06日

近所を巡る

 午後から、San Stae 教会と、San Polo 教会を見学。

 夕食はゲストと合流して Trattoria alla Madonna.

 いつ来てもここの Spaghettini alla sepie nero は美味しい。
 プロセッコと料理でひとり22ユーロ。

2012年08月05日

事務的な仕事の日

 著作の二次使用に関する契約書などの検討。

 夕食は、 San Polo 広場の Ristrante La Corte ビールと食事で、ひとり18ユーロ。

 自炊すれば夕食でも1食3ユーロくらいなのだけど、7月の終わりから、日本から泊まりに来ているゲストがいるので、夕食が外食続きで、羽が生えたようにお金が出ていく。

 財政的にピンチだけど、レストランで見かける周囲の人間模様なども、すべて芸の肥やしであり、経験が金で買えるなら、お金はあとから稼げばよいということにしておこう。

2012年08月04日

22ユーロで時間を買う

 ホテルの朝食前に、30分ほど、ベローナの町を取材して歩く。

 チェックアウト後、妻たちと別れて、一人で帰宅。
 フィレンツェで3泊、ベローナで1泊の夏休みもこれでおしまいだ。

 午前11時過ぎ、Verona Porta Nuova 駅につくとベネチア行きの鈍行列車がちょうど出てしまったところ。
 7.4ユーロの料金で乗れる列車は午後1時過ぎ。
 しかたなく、いったんチケットを買うが、金の無駄より時間の無駄をなくすべきと思い直して、11時59分発の22ユーロの急行のチケットを買い直す。

 7.4ユーロですむところを、30ユーロほどかけて帰ってきたことになるが、列車の中でも仕事できたし、よしとする。

 帰宅してシャワーを浴び終わっても、まだ午後2時。
 夜まで、思索的な時間を過ごすことができた。

 夕食は Ae Oche でピザ。
 ハイスワインと食事でひとり14ユーロ。

2012年08月03日

Verona でオペラ「カルメン」

 やっと帰ったベネチアで1泊しただけで今日は、列車で、Verona へ。
 午後5時過ぎ、アーチをくぐると世界遺産でもある城塞都市ベローナの旧市街だ。

 古代ローマの円形劇場 Arena di Verona は、いまでも現役の劇場で、そこで毎年夏になると、野外オペラが開催されている。
 収容人員2万人。
 演目は、毎日変わる。
 僕らが今晩見るのは、ビゼーの「カルメン」。

 とりあえず Hotel Bologna にチェックイン。
 アレーナのすぐそばだ。

 オペラが始まるのは日が暮れる午後9時。
 まず、アイスクリームを食べ、しかるのちにスーパー・マーケット PAM で水とビールを買う。

 劇場に入る前に円形劇場が見える広場のレストランで食事を摂る。

 毎日演目が変わるので、アレーナの周囲には、当日の演目では使わないセットが無造作に置かれている。
 トゥーランドットやアイーダなど、つまり、広場にスフィンクスがいたりするわけだ。

 一番安い席は古代ローマ時代のままの石段だから、外では、お尻が痛くならないように敷く座布団が売られていたりする。

 安い席は指定席ではないらしく(石の上に番号をふれないからか)、場所取りのために早くから入口に人が並んでいる。

 一方、アリーナ席の最前部はドレスコードがあって盛装して行く必要があり、町にはローブ・デコルテやタキシードで歩いたりテラスで食事をしたりする人も見かける。

 僕らの席は、石段の上に椅子を設えた、中間の席。
 それでも出演者とオーケストラで演者300人以上の大スペクタクルだから82ユーロとけっこうな値段ではある。

 午後8時半すぎに入場。
 まだ明るい中、日暮れの開演を待つ。
 ステージの脇にバーができていて、最前部の席の人にはスパークリグワインが振る舞われているようだ。

 僕らの席にはビール売りの女の子ならぬ、ペットボトルの水を売るにいちゃんが、ときどき行き来する。(500mlで2ユーロ)
 僕らはホテルで自分のペットボトルに水を詰め替えて出てきている。
 周囲にはドイツ語が目立つ。
 ドイツ人かオーストリア人かスイス人かはよくわからない。

 日が暮れると共に開演。
 タイミングを合わせたように、まん丸の月がステージの後ろから昇ってきた。

 2万人の劇場で行われるオペラは出演者も盛りだくさん、ステージを馬車が走る大規模なもの。
 劇団四季はおろか、ハリウッド映画を凌ぐ、大スペクタクル。

 こうしてオペラは、つねに時代性を失うことなく、娯楽として鍛えられた身体と才能との両方を投じて、その魅力を維持しているのだ。
 文化として現代から孤立して保護される存在ではなく、コンテンポラリーの娯楽として、毎日2万人の観光客を集める巨大な観光資源になるほどの力を持って、観客から受け入れられている。

 おなじように才能と研鑽によって作られている文楽は、オペラや歌舞伎のようにコンテンポラリーな視点で作られているだろうか。
 古典や伝統に胡座をかいて、観客を楽しませるという基本を失っていないだろうか。
 それが橋下大阪市長が投げかけた問題提起なのだと思う。

 全4幕のカルメンは、途中20分ずつの休憩を3回はさんで、午前1時までつづいた。

 周辺のレストランはすべて Aperto dopo opera .
つまり、オペラが終了すると、ふたたび店を開けて、円形劇場から吐き出される人々の胃袋を満たす。

2012年08月02日

ベネチアで聴く上原ひろみ

 久しぶりにベネチアで目覚める普通の一日の始まり。

 本日のメインは、午後9時。
Venezia Jazz Festival のイベントのひとつ、Teatro Goldoni で上原ひろみのコンサート。

 技術も表現力も感性もすべてにおいて最上級のピアニスト。
 20世紀がマイルス・デイビスの時代なら、21世紀は上原ひろみの時代といわれるだろう。

 それが一番高い席で30ユーロ。
 日本の青山 Blue Note だったら12000円くらいかな。

 日本では前売りチケットが安くて当日が高い。
 イタリアでは逆。
 美術館でもコンサートでも、予約すると予約料金を取られて高くなる。
 これも文化の違い。

2012年08月01日

切符を買う列に並びながら考えたこと

 4日間のフィレンツェも今日は最終日。
 昨日の疲れも取れたかのように見える朝。
 
 午前10時にチェックアウト。

 荷物をホテルに預けて中央市場へ。
 完全にプロ向けというわけでもなく、一般消費者向けというわけでもない。
 十二分に観光客向けでもあって、楽しい店構えが作られている。

 日本でここに一番似ているのは、那覇にある牧志公設市場。

 乾物も売っている肉屋で、たっぷりのハムとチーズを挟んだサンドイッチ。(ひとつ4.5ユーロ)の朝食。
 ここには「宅急便」ののぼり旗が。

 帰りの列車の切符を買いに Firenze Santa Maria Novella 駅へ。

 列車の切符を買うのに長時間並ぶのはヨーロッパではよく見る風景。

 19ある窓口のうち4つしか開いていないところに、長い列ができている。日本だったら苦情が出て、もっと窓口を開けるようにするだろうけど、イタリアではそういう方向には発想が行かない。
 待たないようにするには人を余計に雇わなくてはならないから、窓口を開けると運賃を高くしなければならないけど、どっちがいいの? 安い方がいいでしょ? うん、安い方がいいから僕たち列に並ぶよ、とこうなる。

 ところが、日本では、俺は金を払う客だ、客を待たせないのは当然だ、運賃そのままで待たせないように窓口を開けろ、と詰め寄る。
 なまじ日本の会社は創意工夫の合理化努力でそこそこ客の無理難題を実現してしまうから、ますます客はつけあがり、ワガママを言い放題。
 その結果、従業員の給料が上がらなかったり、非正規雇用が増えたりするわけだ。それで可処分所得が増えず、デフレ・スパイラル。

 イタリア人だって、切符を買うのに待たない方がいいのは同じだけど、サービスをよくすれば値段は上がるのだ、という当たり前のことがわかっているところが、日本人と違うところ。
 値段を上げずにサービスをよくしたら、働いている人間の給料を減らすしかないわけで、結局、国の経済として列に並んでいる側の国民にもどってくるのだ。

 ちなみに、イタリアの特急には普通席に3段階の料金があって、例えば、フィレンツェとベネチアの間は真ん中の料金だとひとり29ユーロ。高い料金だと58ユーロ。座席も車両もまったく同じ。
(ファーストクラスは別にあって、もちろん別料金で車両もサービスも別)

 さらに、後日談でいうと、ベネチアから120kmのベローナまで普通列車で行くのは7.5ユーロ。横浜から東京まで25kmで450円のJRより断然安い。

 さて、帰りの足が確保できたところで、Plazza Pitti にある Galleria Palatina に向かう。
 入場料13ユーロ。
 本日も、ラファエロ、ルーベンス、ティントレット、ボッティチェリ、などなどに出迎えられて至福の時間。
 宮殿の中にある、メディチ家の寝室、浴室、専用の教会、なども立派。

 俗に「貴族趣味」などというと、悪趣味の代名詞に使われるわけだけど、メディチ家の場合は、その貴族趣味でラファエロを集めていたりするわけで、たいへんけっこうなご趣味でいらっしゃいます。

 特にガイドの表示もないけど、部屋の隅には景徳鎮の壺なども大量にある。

 と同時に、部屋によっては、本当のレリーフではなくて、壁にだまし絵を描いて、壁や天井に豪華な立体装飾を施しているかのように見せる、映画のセットのような手法(ディズニーランドの手法でもある)も場所によってはコストダウンのために使われている。

 横浜のみなとみらいに結婚式場が作られるのが「ニセモノ」で醜悪であると、有識者が景観論争を起こしているけど、メディチ家ですらニセモノを駆使しているわけで、建築の歴史を見ると、どうも有識者の方が分が悪い。

 そもそも横浜の景観論争は独りよがりで、僕の目から見ると、万葉倶楽部も観覧車(コスモワールド)も、とっくに景観をぶちこわしている安っぽい建物だと思う。そこに結婚式場ができるのがケシカラン、などというのは何をかいわんや、という感じ。
 いわゆる有識者の人たちのバランス感覚はよく理解できない。

 お行儀のいい町よりも、無秩序な町が好き、という僕の趣味も多分に影響しているけど。
 僕はみなとみらいの住人だから、みなとみらいについて当事者なのだけど、何かというと景観をとやかくいうみなとみらいの「格好だけつけて中身のない」景観が大嫌いなのだ。
 たしかに一部で景観がデザインされて、景色としての町はちょっと面白い部分もあるけれど、町には命が与えられなければならない。
 いまのみなとみらいは、どこの都会にもあるテナントが並ぶ「ハコ」ばっかりができていく、つまらない町だよ。
 みなとみらいには何かが生まれる空気がまるでない。
 
 再び、Ristrante Vincanto
 ギリシャ人のウエイトレス、イオアナは3年この店で働いていて、もうじき、久しぶりに故郷へ帰るのだそうだ。

2012年07月31日

Galleria Uffizi で7時間

 午前8時45分、メディチ家のコレクションを展示している Galleria Uffizi へ。
 ボッティチェリ、ラファエロ、ミケランジェロ、ダビンチ、など、天才たちの技をたっぷりみる。
 それはもうゴロゴロあるところが贅沢でいいね。

 結局、全部見るのに、実に7時間。
 中には、高くて不味いカフェしかないけど、昼食も外に出られないのでしょうがない。

 しかし疲労困憊。芸術を見るのにも体力がいる。

 帰宅の前に、一応、Ponte Vecchio のたもとまで行ってみた。
 ただの汚い橋だった。(笑)

 両側は彫金を主としたアクセサリー屋なものだから、当てている光が強くて、ただでさえ夕方のフィレンツェは暑いのに、熱い。

 日本でいちばんこの辺りに近いのは御徒町かな。

 ひとつ下流にある橋の近くは、Salvatore Ferragamo の本店があり、あたりには内外の高級ブランドの建ち並ぶ一角があるのだけど。

 夜は、Ristrante Accademia で。
 ここでもキアンティ・クラシコと肉料理を中心に。
 日本人がイタリアの男性をイメージする感じのお調子者のウェイターがなかなか楽しませてくれる。
 一人30ユーロ。

2012年07月30日

フィレンツェなら肉だ!

 朝一番に、Museo Statale San Marco サンマルコ美術館へ。
 階段を上がった正面に、いきなり、ベアート・アンジェリコの有名な「受胎告知」
 修道院の小部屋ひとつひとつの壁画が描かれている。

 次は、Duomo の近くの、Opera di Santa Maria del Fiore へ。
 有名なマグダラのマリア像の顔は力石徹に似ていた。

 昼食後、同行している妻とその友人たちは、Siena へ行くという。

 僕は、Firenze の町を歩く方がいいので単独行動。

 途中、ホテルで2時間ほど休んで、4時間ほど、町を徒歩で歩き回る。

 ベネチアにばかり長く居ると、イタリア共通の特性なのか、そうではなくてベネチアだけの特性なのか、区別できなくなるので、そのあたりをフィレンツェを見ることで校正しておく必要がある。
 美術館や博物館ばかり見ていては、その作業ができない。
 だからただただ町を歩く。

 特殊な町であるベネチアに比べて、フィレンツェは普通の都会。
 マクドナルドもあるし、中華料理屋も、持ち帰りの寿司屋もある。
 物販の焦点もそれぞれに都会的な店作りをしている。
 高級ブランドの店もあれば、有名ブランドではないが趣味のよい店もある。
 フィレンツェにいると、ベネチアは田舎だとよくわかる。

 まあ、ベネチアは、その適度に田舎であるところがよかったりもするのだけど。

 ベネチアでは美味しい肉が食べにくいがトスカーナ地方は肉とワインが特産でもある。
 というわけで、今晩は、肉屋がやっているレストラン Ristrante La Spada。
 庶民的で美味しい店でした。
 キアンティ・クラシコを飲みながら食べてひとり23ユーロ。

 どのくらい庶民的かというと、キアンティ・クラシコを注文したら、「窓際に置いてあって温かくなっているので、これから冷蔵庫で冷やしますね」と言ってのけるくらい。(笑)

2012年07月29日

今日から夏休み

 イタリアへ来ているけど、別に遊んでいるわけではありません。
 たまたまチャンスがあったので、住む場所を横浜からベネチアへ移しているだけ。

 とはいえ、せっかくイタリアに居るのだから少しは休んで旅行などしてみよう、というわけで、我が家にホームステイしている妻の友人たちと一緒に、フィレンツェへ行くことにしました。

 午前8時前、ベネチアの家を出て列車でフィレンツェへ向かう。
 列車の中で食べる朝ご飯のブリオッシュを買うつもりだったけど、なんと、日曜日の MAJER は午前8時半開店で、空腹のママ、午前11時前、Trenitalia Firenze Santa Maria Novella 駅に到着した。

 午前11時にオープンする駅のカフェテリアで朝昼兼用の食事。
けっこう美味しい。

 食事をしているあいだに、ちょうどよく、ホテルのチェックインタイムになる。
 さあて、これから3日間は、フィレンツェ駅近くのひとつ星ホテル Hotel Ester だ。

 まず、駅からは5分とかからなくて、とても便利。
 辿り着いたのは、ひとつの建物にいくつものホテルが入っている雑居ビル。
 そこでイメージしたのは香港の安宿の集合ビルである重慶飯店(チョンキンマンション)
 エレベータは映画に出てくるワイヤ丸見えで、自分で網戸を開けて乗るやつ。
 これは日本にはないタイプで、いきなり異国情緒(&一つ星感)をそそるではないか。
 この調子ではベッドにシラミがいるかもしれない。

 小説家的には、そういうのは悪い体験じゃないので、わざわざ選ばないまでも、結果そうなるのは実はいやじゃない。

 ひとつ星ってどんだけひどいかわからなかったのだけど、実際の部屋は結構広いし、清潔で、しかも、さすがイタリア、インテリアのデザインもなかなか素敵。
 おまけに、各部屋にパソコンもある。なんと、ケーブルテレビでオリンピックだって見られる。

 というわけで、思いがけず快適でした。

 午後、アカデミア美術館へ。
 ミケランジェロのダビデ像で有名なところ。
 
 夕食は、Ristrante Vincanto。
 ウェイトレスは背の高いギリシャ美人。
 インテリアと盛りつけが都会的だ。
 ベネチアに比べてフィレンツェは都会。

 腹ごなしに少し歩いてみると、ライトアップされた Duomo がとても美しい。


2012年07月27日

Palazzo Mocierigo e Chiesa San Giacomo

 午前6時過ぎから起きて、ゆるりと仕事。

 昼前、家から徒歩1分の Palazzo Mocenigo へ。
 一部に現代アートの展示をしている(日本人の作品もけっこうある)けど、基本、かつての貴族の生活様式が偲ばれる部屋たち。
 きれいな装飾の部屋、ベッドルーム、それにバスルームなんかも。
 各部屋にあるシャンデリアが素晴らしい。

 続いて、毎日前を通りながら足を踏み入れることのなかった San Giacomo 教会。
 これがまた、思った以上によいのですね。
 特に名所と言われる場所ではないのに、よいものがたくさんあるところがベネチアの凄いところ。

 今日は、気温は29度だけど、風がなくて暑い。
 安いけどちょっとウルサイ扇風機、大活躍。
 煉瓦造りの建物と建物の間に溜まった熱気がそのままそこに居る。

2012年07月26日

帰国予定 早まる

 6時過ぎに起きて、バスでマルゲーラの Questura へ。

 正式のビザのある妻の配偶者あつかいでは滞在許可の延長ができなかった。
 というわけで、僕だけ、予定よりも早く帰ります。

 帰宅後、やむなく帰りの飛行機の手配。
 日程変更のきかないチケットだったので、新たに購入する帰る飛行機代に余計な出費。
 かなり痛い。

「90日以内に、一度、シェンゲンの外に出れば、また90日滞在できる」と、あまりにも多くの人が口々にいうので、安易にそれを信じていたのだけど大嘘でした。
 今回、チューリッヒ入国するとき、「2ヶ月イタリアに滞在する」と言ったら、「前に58日滞在しているから、あと32日しかいられないよ」といわれて、え?と思ったのでした。
 180日の間に90日までしか滞在できない。

 そこで、最後の望みとして、滞在資格のある妻の帯同者として滞在資格を申請できるかどうかを確認しにいったら、「あんたはあんたで自分のビザが必要」と、いわれておしまい。

 そもそも重要なことを自分で確認しなかった自分のミス。

『インバウンド』の初版印税で今年後半暮らしていかなくてはならなかったのだけど、途中、新刊のプロモのために一時帰国。二度目も往復チケットで来たけど、予定変更でもう一往復買い直し(イタリアから日本に戻る片道より往復が安いから)、とまあ、イタリアと日本を行ったり来たりの2往復に3往復分の航空券を買う羽目になり、滞在費と合わせて、ほとんど収入を使い切ってしまった感じ。
 生活費、大ピンチ。

 というわけで、次の本を早く出さないと、てことですね。
 はい。がんばります。

 とりあえず、みなさん、最新刊『インバウンド』を買ってください!

 新聞広告も出て、日経新聞「今週のおすすめ3冊」にも取り上げてもらったところで、amazon は3回目の売り切れ。(あ、いまは「在庫あり」にもどってます)
 おかげさまで大きめの本屋さんには、ほぼ全店置いてもらっているので、ぜひ、お近くの書店でお買い求めください。

 ジュンク堂那覇店では、売上週間ベストテン7位になっているとか。
 ありがたや。

2012年07月25日

列車の切符とユダヤ人街

 フィレンツェ行きと、ミラノ行きの列車の切符を買いに、サンタルチア駅まで。

 そのあと、ユダヤ人街 Ghetto へ。
 できたばかりらしい Majer でちょっと休憩。

 Museo Ebraico の英語ガイド付きツアーで博物館と3つのシナゴーグを案内してもらう。
 シナゴーグの内部を見るのは生まれて初めて。

 ユダヤ人街は、ユダヤ人以外の観光客がこない居住地域なので、とても落ち着いている。
 文字が違うのと、Kosher のレストランがあるのが特徴的。

 ベネチアのユダヤ人といえば、「ベニスの商人」のシャイロックが思い浮かぶけど、いまではベネチアに住むユダヤ人は500人ほどしかいないという。

 駅近くの裏通りのバーカロでプロセッコをひっかけて帰宅。

2012年07月23日

Museo Storia Naturale

 テラスをずっと執筆場所に使わせてもらっていた Museo Storia Naturale についに入場。
 ほぼ毎日行っていたのに、展示室には入ったことがなかったのです。

 大きな恐竜の骨の復元展示があったり、古生物の展示が面白い。
 その他、展示のセンスのいい、思った以上に楽しい博物館だった。
 ふつうにベネチア観光に来る人が求めているものとはまったく違うけど、イタリア国内の小学生なんかは印刷されてよく来ている。

 いつも行っていた量り売りのワイン屋さんが、夏は月曜と金曜の午後しか開かない、ということで、わすれずにプロセッコを1.5リットル(3.9ユーロ)買う。

 夕食は冷凍ピザとたっぷりのサラダ、そしてプロセッコ。

2012年07月22日

ショッピングセンター "PANORAMA'

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 路線番号「6/」(ろく・スラッシュ)のバスで本土のマルゲーラにあるショッピングセンター "PANORAMA' へ。

 19.99ユーロの扇風機を購入。
(アパートにはエアコンはないのです)

 中国製だけど、上手にコストダウンしていて、日本の企業には作ることのできない製品。
 扇風機ごときにかっこつけてる日本メーカーの製品より、僕は好感が持てる。

 いろいろな意味で「日本の過剰品質・過剰機能」が高コストや原子力発電や国際競争力の低下につながっているような気がする。もしかして、本質的なところでふつうに競争ができないから、高品質や高機能に「逃げている」んじゃないか?

 広くて充実したハムやチーズの売り場が素敵。
 対面販売でハムを切ってもらって量り売りで買ったことがなかったので、ついにそれに挑戦。
 端を切り落としてサービスでその場で食べさせてくれた。
 うううううう、おいしい。
 これで100グラム(etto といいます=ヘクトグラムのこと)1.5ユーロとか。
 人生、ハムとチーズと野菜で十分幸せ、という感じがするのがイタリア生活。

 帰りはショッピングセンターの無料シャトルバスでベネチアへもどる。

 もしかして、扇風機を買ってきたら、涼しくなった?

2012年07月20日

再び、イタリアへ

 午前6時46分、目覚める。
 出発予定時刻は午前7時、目覚まし止めてそのまま寝入っていたらしい。

 シャワーはもちろん、朝食もコーヒーも摂取する時間はない。

 スーツケースの蓋を閉め、冷蔵庫に残っていた野菜などを、瞬殺で処分。
 ゴミをゴミ捨て場へ。

 水を飲んで、タクシーを呼んで、洋服を着て出発したのは、午前7時15分。

 沖縄行きの時にはタクシーで25分かかったけど、今度は10分で到着。
 予定の時刻に午前7時半発の成田行きリムジンバスの車上の人となる。

 チェックインした後、いつものパターンだと、空港ではクレジットカードラウンジで時間を過ごすのだけど、食事を摂っていないので、まずマクドナルドへ。

 第1ターミナル南ウィングのTSUTAYAでは『インバウンド』が文芸新刊コーナーに1冊棚挿し。売り場の狭い青山ブックセンターでは扱いなしのようす。

 午前10時過ぎ、チューリッヒ行きスイス航空の機上の人となる。

 キャビンに草刈民代さんに似た体格のスタイルのいい品格のある女性が乗っている。
 細い腕に男物の大きな時計をしている。
 小学生くらいの女の子を連れていて、頭上の棚にバイオリンをしまった。
 なんだか物語のある感じの人。

 ひと眠りして寝不足を解消。
 それから黄金町芸術学校のシラバスを書く。
「プロフェッショナル小説家講座」のようなもの、10月に開講予定です。
 文章の書き方ではなく、「小説家」として必要な知識とスキルを考える内容。

 Sony Reader で『政治家の殺し方』(中田宏 幻冬舎)を読む。
 やっぱり、電子書籍は本を何冊持っても嵩張らないし、目が疲れにくいのがいいね。
 これで読むのに慣れてくると、ページをめくらなければならない紙の本が面倒に感じられる。

 海外へ出るときには飛行機の中で眠ればいいので、前日は無理に寝なくてもいい。
 どうせ、時差があるので、日本時間の夜に寝ることが特別プラスにもならない。

 飛行機がベルリン上空に差し掛かった頃、彼女がバイオリンを弾くのではないことがわかった。エメラルド色のマニュキアを施された左手の爪が伸びしている。
 下りる時にみたらバイオリンは子供用だった。
 あれ、お子さん、白人の血が混じっている。
 結局、この親子とはベネチアまで一緒でした。

 午後8時半、ベネチアのアパートに到着。
 サン・ジャコモ広場の夏祭りの音が賑やか。

2012年07月19日

渡航準備

 昨日、沖縄ロードから横浜へもどる。
 さて、ゆっくり休む間もなく明日はイタリアへ出発なので今日はその準備。

 準備といっても持っていくものを揃えるというよりも、長期に不在となる家の始末をつけるのが中心。
 イタリアでの生活用品はあらかた向こうに残したままなので、新たに持っていくものは涼しくなってからの衣料品、あるとうれしい一部の食料品、妻のリクエストの枕、などなど。
 
 事務所へ出かけ、事務的なことを少し。

 編集者Sさんからメールが来て、本日付、沖縄タイムスの文化欄に掲載された記事のコピーが。
 沖縄ツアーの成果がさっそく。

 amazon が二度目の売り切れ状態に。
 新刊効果で、旧作も少し売れたみたい。
 最大の宣伝は本を出し続けることだ。

 駅前の美容室で髪を切る。

 編集者Tから電話、改稿中の長編の進捗状況。

 事前に誘われていた野毛での飲み会は、開催時刻までに準備が完了するかどうかがわからなかったのでお断りしていたのだけど、それとは別な急なお誘いがあり、急な故に参加の可否がはっきりしていたので、少し遅れて参加。
 建築家とアーティストと小説家の言いたい放題の会。(笑)

 帰宅後、頭の中で整理されていて、実行されていない準備の残件を実行。

 ベッドに入ったのは午前3時半、目覚ましは午前5時50分。
 おやすみ、日本。

2012年07月17日

FM沖縄 そして那覇の書店は!

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 午前7時半起床。
 大浴場で汗を流して、チェックアウト。

 タクシーを呼んでもらって、新都心おもろまちへ。
 約束の時間の1時間前、ミスタードーナッツで時間調整しながら朝食。

 沖縄タイムス本社で学芸部による取材。
 
 終了後、浦添のFM沖縄へ移動。
 看板番組「ハッピーアイランド」に出演。
 沖縄で一番人気のある長寿番組。
 初対面ながらパーソナリティの多喜ひろみさんとも打ち解けて。
(実は、多喜さんが、「クラスメートの幼なじみ」であることが最近わかった)

 それにしても月曜から木曜の生放送を20年以上続けている、多喜ひろみさんの、その技術と頭の回転と適切な心の反射神経に脱帽!
「ハッピーアイランドの本」も頂戴したので、サインをして戴きました。

 放送の後、FM沖縄の応接室で、そのままタウン誌「おきなわ倶楽部」の取材。

 タクシーでおもろまちに戻って、TSUTAYA那覇新都心店へ。

 わああ、びっくり!
『インバウンド』が村上春樹『1Q84』の文庫と背中合わせで同じボリュームで多面展開。

 次は、牧志のジュンク堂那覇店。
 こちらも、超弩級の面展開。
 阿川、目がうるうるしてきました。

 県庁近くのホテルにチェックインしてから、編集担当のSさんと打ち上げに出る。
『インバウンド』(小学館)販売促進のための沖縄ロードはこれで終了。
 
 洗練されているけど高くはない沖縄料理店での打ち上げでは次の小説の話なども。
 土砂降りの中、店の閉店で追い出され、数十メートル走ったところにあった神戸バー「仲々」でワインを飲みながら雨の上がるのを待つ。

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TSUTAYA 那覇新都心店では、なんと!『1Q84』(文庫版)と同規模の展開

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ジュンク堂那覇店の店頭はこの迫力。著者本人もびっくり。

2012年07月16日

沖縄ロード 2日目

 午前9時半、電話の着信音で起こされる。
 琉球新報の記者から電話。新刊について取材したいとのこと。
 デイゴの悟さんから話が伝わっているのだ。

 沖縄は東京から遠隔でやるとなかなか話が進まないが、現地に来ると、友人知人がするすると連携して、話がドンドン進んでしまう。

 最上階の大浴場で少しゆったり。スコールの音を聞きながら。

 遅い朝食を摂ろうと思ったが、まだスコールが来て外へ出られないので、ホテルでランチ。
 1000円。

 食べ終わった頃には雨は上がって、外は湿度100%に近い。
 日焼け止めを塗り、サングラスをして出かける。

 やたら広い家に引っ越した照喜名薫の家を訪ねる。
 わお。ほんとに広い。今度からここに泊めてもらおう、という算段。

 音市場の3階の事務所へ立ち寄って、音楽プロデューサーの徳さんにあって献本。
 一昨年、ピースフル・ラブロック・フェスティバルのバックヤードを取材させてもらった。

 昨夜に続き、宮脇書店に行くが、ちょうど店長は休憩時間で不在。
 ついでにサンエーの洋品売り場で、かりゆしウエア(島田順子デザイン!)を買う。

 午後3時、カフェ「オーシャン」で琉球新報の取材を受ける。
 取材の最後に写真撮影とのことで、ポロシャツをさっき買ったかりゆしウエアに着替える。
 撮影後はポロシャツにもどる。(笑)
 コーヒー、お替わりしたから700円。

 午後4時過ぎ、3度目の正直で宮脇書店へ。
 店長に会って、今後のメディア露出のことなどを話す。
 オンラインでは在庫が在ることになっているが、まだ、店舗に本は届いていないらしい。


 まだオーシャンのタコスを食べていなかったので、すきま時間に、もういちどオーシャンへ。
 タコス2個(1個なら複数形のタコスでなくタコなのだよ、みんな!)と生ビール。1100円。

 午後9時、パルミラ通りのパーラーりんりんへ。
 りんりんにも1冊、献本。
 待ち合わせたベーシストのコウゾウさん(『インバウンド』ではドラマーになっている)に献本。
 りんけんバンドのかーつーも一緒に飲む。
 
 ここで、コザでの全タスクは終了。
 中の町のSHUNで少しまったり。この店お通しが300円なのだけど、4品も出て来る。そのどれもが美味しい。
 午前0時を回ったところで、へとへとになってホテルへ戻る。

2012年07月15日

デイゴホテルにチェックイン

 デイゴホテルにチェックイン。
 さっそく社長の宮城悟さんに会って、『インバウンド』を渡す。
 今回のロードは、コザでお世話になった人たちへのお礼の旅でもある。

 今後の取材される予定を話すと、「琉球新報は予定はないのですか?」
「ない」というと、「それならなんとかしましょう」

 スーパーサンエーの上の宮脇書店へ。
 女性が一人でレジに居たけど、文芸の棚の担当は店長だと言うことで、リリースとサインしたポップと名刺を置いて、また来ることに。

 ひがよしひろに電話すると、高校の同級生とモアイをしているから来ないかと。
 パークアベニューの新しくできた日本食の店(コザに似合わずきれい!)。
 なぜかそのコザ高校の集まりにいた人たちも初対面ではない。(笑)
 その筆頭が30分前には一緒にいた、デイゴの悟さん(爆笑)

 午後9時半、ひがよしひろと共に、開店14周年というライブバー「微風(そよかぜ)」のパーティへ。初めて行く店だが。(笑)
 ひがよしひろが歌った後、僕を紹介してくれて、『インバウンド』のお披露目。
「サンエーの上の宮脇書店で売ってますよ」(実はまだ棚に出ていないが)
 会費3000円。

 午後11時過ぎ、執筆場所でもあるゲート通りのオーシャンへ。
 店主のヤッシーに献本。
 琉球新報の記者が僕を探しに来ていたらしい。
『インバウンド』でてくる「ラストパラダイス」という店はこのオーシャンととなりのファーストチャンスとが一緒になったような店だ。

 午前0時過ぎ、次はPEG。
 この時点で酒は休みにして烏龍茶。
 そのまま、午前5時までみんなでギター弾いたり歌ったり。

 プロもアマも店のお客さんも、黒人も白人のハーフもヤマトンチュもウチナンチュっも、隔てなく一緒に音楽で遊ぶ、コザの夜の光景。

沖縄遠征

 4時間半ほど眠ったかな。

 朝になってもバタバタして、結局、朝食を摂ることができず、水をコップ2杯飲んで家を出る。
 これから、沖縄へ、販売促進とお礼の旅である。

 睡眠不足でもあり、ちょっと楽をしようとタクシーを呼んだのが大失敗。
 三連休の中日のみなとみらいは混雑していて、信号が青のあいだじゅう歩行者が横断歩道を渡り続けているので、左折に時間がかかる。道路はそれほど混んでいないのに、信号3回待ち。
 さらには、YCATに近づいてから、道が渋滞。
 アンパンマンミュージアムと、最近オープンした原鉄道模型博物館のせいだろうか。

 徒歩と電車なら170円で15分くらいのところを、タクシーで30分かかって1640円。考えたらいままで日曜日に羽田へ向かったことがなかった。

 というわけで、予定より10分以上遅れて YCAT についたせいで、羽田行きのバスが1本遅いバスになったら、今度はそのバスがなかなか来ない。
 バスは首都高をみなとみらいで降りてYCATにやって来るので、僕がタクシーで来たルートと同じ場所を通ってくるのだ。

 11時40分のバスが出発したのが46分。
 この時点で予定よりも25分ほど遅くなっていて、余裕がほとんど食いつぶされていた。
 このバスがいつものように30分で着いてくれれば問題ないが45分かかると、登場手続きまでほとんど時間の余裕がなくなる。
 12時40分までにチェックインしないと、チケットが無効になってしまうのだ。ただでさえ、この時期、飛行機が高いのに。飛行機代もホテル代も自腹なのに。

 しかし、捨てる神あれば救う神ありで、いつもより順調に20分ほどで羽田第一ターミナルに到着。
 早めについて、クレジットカードラウンジでゆっくりするはずが、やっとのことで朝ご飯(カツカレー850円)を食べただけで、スカイマーク517便に搭乗となる。

 悔しいから、ターミナルの傍で崎陽軒のシウマイ15個入りを買った。やけ食いしてやる。

 那覇までの機中で、連載エッセイを仕上げる。
 小説家本来の仕事にもどるとほっとする。

2012年07月14日

旅行の準備 ダブルで

 イタリアに出発するのが20日で、15日から18日まで沖縄だから、もう、横浜にいるのは2日間しかない。

 というわけで、今日は、イタリア行きの準備と沖縄行きの準備の同時進行。
 持っていくものを揃えるのはそれほどでもないのだけど、夏の間に二ヶ月間家を空けるわけなので、掛け布団やシーツやベッドパッドなど、大物の洗濯が必要。
 
 洗濯は洗濯機だが、乾燥が風呂場乾燥機で6時間かかったりするので、細かなタイムテーブルで勧めていかないと、イタリアに行くまでに始末がつかない。

 とにかく自宅待機状態で洗濯を何度も回しながら、他の準備。

 コザのギタリスト照喜名薫から電話があって、「どこに泊まるの? よかったら家に泊まったら」と。
 ありがたいが、今回は宮城悟社長にもお世話になったので、デイゴホテルに泊まることにしている。
『インバウンド』でギタリストのカールという人物が登場するのは照喜名薫と彼のバーPEGが元になっている。小説の中で、バーはマシンヘッドという名前になっている。
 マシンヘッドもペグも、どちらもギターの弦を巻いて調整する金具の呼び名だ。

 事務所の方も後始末をしなくてはならない。
 午後6時になって自転車で家を出て、日本丸の所まで来たところで、なんとタイヤがパンク。
(直進しているときでよかった。スピードは出していないが、カーブだったら落車したかもしれない)
 しかたなしに、自転車を押して自宅に戻り、Baybike で関内まで。
 伊勢佐木町のユニクロで下着を調達して、かつやでカツ丼を食べて事務所に着いたらもう午後7時を過ぎていた。

 この時刻、ベネチアのアパートで窓の外に巣を作ろうとしているハトと戦っている妻から Skype のチャットで実況中継が入る。

 書店回りの名刺をスキャナーで読み込ませたり、iPod touch の同期をとったりなんだかんだ。
 18日に作業ができない可能性があるので、事務所のゴミを始末して産業廃棄物の袋に入れて出す。

 事務所のゴミは家庭のゴミではないので横浜市が回収するのではなく産業廃棄物業者に有料で回収してもらうのだ。小説書くのも立派な産業なのだと、こういうときだけ思う。(笑)

 午前1時、自宅に戻って、準備の続き。

『インバウンド』 プロモーションビデオ

『インバウンド』(小学館)のプロモーションビデオを作ってみました。



2012年07月13日

書店回り(2)

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 午前中、『インバウンド』のプロモーションビデオを youtube にアップロード。

 午後1時前、有楽町駅近くで冷やしたぬきそば。

 交通会館の中にある三省堂有楽町店。

 渋谷ハチ公前スクランブル交差点の正面 SHIBUYA TSUTAYA。
 
 あの、紀伊國屋書店 新宿本店。

 小田急デパートにある 三省堂書店 新宿店。

 そして最後は、リブロ池袋本店。

 二日間の間にこれだけたくさんの書店を回ると、それぞれの場所にはわずかな滞在時間しかないとはいえ、それぞれの書店の特色が強く感じられる。
 できれば、それぞれの書店でゆっくりと時間を使いたいものだけれど、そうもいかないのがとても残念。

 ともあれ、書店回りロード section 1 は終わった。

 次は、15日(日)から、沖縄ロードだ。

 昨日の各店に加え、上記の書店でも、『インバウンド』のサイン本がお求めになれます。

2012年07月12日

書店回り(1)

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 午前11時、小学館。
 段ボール箱1杯の本にサイン。
 サイン色紙もたくさん。

 神保町の小さなそば屋で「大もり」。
 のち、三省堂神保町本店。

 タクシーで新宿へ。
 紀伊國屋書店新宿南店。
 
 山手線で上野。
 BOOKEXPRESS エキュート上野店。

 浜松町。
 文教堂浜松町店。

 京浜東北で横浜へ。
 丸善横浜ポルタ店。
 そごうの中の紀伊國屋横浜店。

 各店の書店員の皆様、お忙しいところお邪魔しました。
 読者の皆様、上記のお店では阿川のサイン本がお求めになれます。

 いつもの(?)崎陽軒本店の地下のアリババでビール。

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Story Box つながりの黒野伸一さんとばったり遭遇、某書店では一緒にサイン本をつくったり。
お互いの本をお店で買って、サインをしてもらったり。(笑)

2012年07月10日

めまぐるしい

 現在一時帰国中で、日本滞在は一ヶ月。

 しかしながら、さまざまな雑事を放り出してイタリアへ行き、そして、またもどるわけなので、日本にいないとできないこと、このタイミングでしかできないこと、などを計6ヶ月分を1ヶ月で片づけることになると、やたらと忙しい。

 お世話になっている黄金町にも不義理をするわけなので、いる間にはイベントなどにも積極的に協力しなくてはと思う。

 会社員の時はもっと忙しかったはずだけど、幸い優秀な秘書がいてくれたし、任せられる部下もいた。
 いまは、社長兼営業部長兼経理部長兼平社員兼小遣いさんだから、全部自分でやらないと何も進まない。

 やれやれ。

 幸い、梅雨だけどそれほど雨に降られず、7月だけどそれほど暑くなかったのは、助かっている。

2012年07月08日

黄金町 ワンデーバザール

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 月に一度のオープンスタジオ。

 イタリア滞在中は2回お休みさせてもらっていて、この先も2回お休みになるので、久々のイベント。

 新刊『インバウンド』(小学館)発売先行企画として写真展「基地と音楽の町・コザ」を開催しました。
 小説の舞台になっているコザの町の空気を写真で紹介する展示です。

 告知期間が短かったにもかかわらず、30人ほどのみなさんに来ていただきました。
 わざわざ阿川のイベントのために遠くから来てくださった方もあり恐縮。

 泉区の立場駅近くのおいしいパン屋さん「薫々堂(くんくんどう)」のオーナーご夫妻もお子さんと一緒に来訪。
 お土産までいただきました。

 おかげで、あわただしくて、家でちゃんとした食事ができない日々のなか、美味しいパンを食べる時間をもつことができました。

 午前中には湿っていた空気も午後からカラっと心地よい天気。

 そんなわけで、なかなか執筆モードにもどることができないけど、黄金町生活(?)にはもどっています。

2012年07月05日

『インバウンド』見本到着

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 午前9時半、まもなく発売の新刊の見本が届きました。
 グラフィックデータで見ていた感じよりやっぱりぐっといいです。(笑)

 寝る前に刷った名刺大の広告カードを某歌手あてに送付。
 コンサートでプログラムと一緒に配布してくださるそうで。感謝。

 見本と一緒に、プルーフを事前に読んで感想や注文(!)を寄せて戴いた書店員さんたちのコメントも同封されていました。
 京都駅近くの某書店さんからは大量注文。ありがとうございます。
 また、沖縄方面では100冊とってくださっている書店さんもあるとか。

 そうなのです。『インバウンド』は沖縄が舞台です。

 近所のダイソーとホームセンターで買い物をして、一旦、自宅に戻り、改めて出勤。

 まず、桜木町の眼科。
 数年前から発症している飛蚊症が、最近、ひどくなったような気がするので、経過の検査。
 結果は問題なし。
「いま、矯正視力は1.2と0.9だけど、もっと眼鏡の度は合わせられますよ」と。
 何はともあれ、よかった。
 目は商売道具。目が見えなくても生きていけると思うけど、音楽家と違って小説家は廃業せざるを得ないと思うので。
 薬で瞳孔を開かせるのがわかっていたので、陽が弱くなる夕方からの出勤にしたのでした。

 午後6時過ぎ、野毛のなじみの店2軒に立ち寄って新刊のポスターを貼ってもらうお願い。
 夢の遊眠社の時も、こうやって都内のいろいろなお店を回って、ポスターを貼らせてもらったのを思い出します。
 遊眠社はそうやってやがて「最もチケットがとれない劇団」と言われるようになり、85万人の観客を集めました。
 すべての仕事は、最後にお客様からお金を頂戴するところまできて、やっと終わり。
 作品は作りっぱなしでは受け手に届きません。

 沖縄に行きはじめて8年、この作品の為の最初の取材が4年前、どこからが始めかわらないけれど、そうやってたった一冊の本のために時間を積み上げてきました。
(もちろん、その間に別の小説を書いたりもしていたわけですが)

 それでも、書いていればやがて書き上がります。
 でも小説は書くのよりも売る方がずっと難しいのです。
 いや、エンジニアとして言わせてもらえば、テレビも自動車も半導体もコンピュータも、作るよりも売る方がずっと難しい。

 あ、そうだ、一緒に届いた契約書もチェックして捺印しないと、出版社から印税がもらえないのだった。売るだけじゃなくて集金も重要です。

 午後7時前、黄金町の事務局に立ち寄って、8日のイベントのチラシを渡してから、やっと事務所に到着。
 

2012年07月04日

合衆国独立記念日

 コザはちょっと賑やかだろうな。
 だけど、日本では特に変化なし。

 ランチはランドマークの1階の親子丼専門店で。
 680円でそんなに高くないけど、ご飯は芯があるし、具は火が通り過ぎ、だめですね。
 480円の「なか卯」の親子丼の方が美味しいです。

 ご町内の小林紙工で黒模造紙を買ってきて事務所一階の展示スペースに貼る。
 7月8日(日)のオープンスタジオの展示の準備。
 ちゃっとチープで高校の文化祭みたいだけど、まあ、沖縄そのものがそういうチープさをものともしない自然体の町だからいい、ということにする。

 その後は、宣伝材料を作成。

 京都の某書店さんからたくさんの新刊の注文があったとか、某歌手の方がコンサートのパンフレットの挟んでチラシを配布してくれるとか、いろいろありがたいニュース。

 午後10時過ぎに、ひと区切りつけて帰宅。
 帰宅後は、午前2時まで、宣材の印刷作業。

2012年07月02日

帰国初のイタリア料理

 午前4時起床。
 サッカー EURO2012 の決勝戦、イタリアxスペイン。
 予選はベネチアで見ていて、同組だったこの対戦は1-1の引き分けだったけど、決勝戦では 0-4 でイタリア大敗。

 午前6時過ぎ、もういちど寝る。

 午前11時、歯医者2回目。
 午後1時、車の点検でディーラーへ。

 待ち時間に中華街を歩いてみたけど、呼び込みと焼き栗売りが鬱陶しくて、まったくそそられなかったので、La Boheme でランチ。
(中華街は年々居心地が悪くなっている)

 帰国後、初のイタリアンだ。(笑)
 自宅ではつくるのが面倒なスパゲッティ・カルボナーラ。

 イタリアにいるとき、日本食を恋しくはならなかったけど、日本に10日いたら、イタリア料理が恋しくなった。(笑)

 自炊のコストはイタリアが日本の4分の1くらいだけど、座って食べるランチタイムの外食コストは、イタリアだと coperto (席料)が200円くらいつくので、日本とイタリアで同じかイタリアの方が少し高い。

2012年07月01日

横浜市長杯ヨットレース

 午前9時、ヨットハーバー到着。

 横浜市長杯ヨットレースに友人の艇の助っ人クルーで参加。
 久しぶりのヨット、久しぶりのヨットレース。

 風が弱く、午前11時のスタート予定時刻から風待ちで大幅に延期。(写真はスタート海面近くで待機中のヨット)
 弱く雨が降り始め、あまり風が上がらないうちにスタートした。

 我がチームは抜群のスタート。
 風の読みとコース選択も当たって、第一上マークではレース仕様の艇たちを押さえて、19艇中4番目くらいで回航。
 風下へのスピンランで少し順位を落とすが、次の風上航でもいい走りをする。
 最後の風下へ向かい始めたところで、風向が短時間に急激にシフト。あっという間に一気に上りになってしまう。
 スピンネーカーの降下に失敗し、セールが海中に、一気に速度を失って、なんとかセールを取り込み終わったあとには、全艇に抜かれていた。
 着順最後でフィニッシュ。

 そのあとはクラブハウスで表彰式&パーティ。

 よく遊びました。

2012年06月30日

度付きサングラス

 加齢と共に飛蚊症が進んでいるのを感じる。
 目は、仕事の上でも重要なので、ちゃんとケアしないと。
 ヨットに乗ると横や下からの反射光も目に入ってくるしね。

 というわけで、まずはちゃんとしたサングラスを買おうと決心。
 近所にできたスポーツサングラス屋はオークレイなど高級ブランドばかりなのと、偏光レンズでインナーフレームの取扱がない。

 出勤前に横浜駅周辺を見てまわろうと、Baybike でベイクォーターまで。
 とりあえず3階の眼鏡屋をのぞいたら、いきなりリーズナブルな値段で望んでいるものがあり、納期も1週間だというので、そこで作ってしまいました。

 ユニクロの700円サングラスから卒業です。(笑)
 あ、ずっと前に作った度付きサングラスもあるのだけど、カーブのついたスポーツサングラスではないので、横から光が入ってレンズの内側での反射光が目に入るのだ。
 

2012年06月29日

パソコン復旧

 妻もイタリアから一時帰国してきたのでYCATへ迎えに出る。

 結局、パソコンの復旧に昨日まで5日を要した。

 原因は二ヶ月分の windows update の自動更新による再起動と、自動バックアップが同時に起こり、うんともすんとも動かなくなり、シャットダウンもできないので、電源を落としたら、案の定、システムドライブとバックアップが書き込まれていた外付けDドライブが不整合を起こしてしまった、という感じ。

 肝心のバックアップファイルが真っ先に壊れているので、かなり復旧に苦労した。

【教訓】
 windows update もバックアップも、Microsoft が推奨するとおりに自動でやらせてはいけない。

 オートバイの月極駐車場料金を払い、バッテリーを外して家に持ち帰った。
 アマゾンから届いていた充電器で充電。
 またこの先、二ヶ月乗らないから。

 あいかわらず食材もないので、近所へ刺身を食べに出る。

 それにしても、新しくオープンしたセントラルタワーの飲食店1階の店は庶民的でコストパフォーマンスがいいけど、2階はあいかわらず勘違いの高級店たち。

 絶対にうまくいかないだろうなあ。

 みなとみらいは高級店が成り立つ町じゃない。
 クイーンズ・スクエアもランドマーク・プラザもテナントの入れ替わりが激しい。
 デートスポットではあるので、一生に一度、経済的に背伸びをして金に糸目を付けない人もいる結婚産業だけは成り立つけど、大人向けの高級店は成り立ちませんよ。

 みなとみらいに「働きに来ている人」はふつうの会社員。
「住んでいる人」は、企業のリタイヤ組か共働き家族が中心。
(ようするにサラリーマン中心で、それに知的専門職の人たちが加わる感じ)

 タワーマンションがあるからといて、そこにバブリーな人が働いたり住んだりしているわけじゃないので、お金の使い方は堅実です。
 マンションの理事会に参加していたからよくわかるけど、多くは「知的レベルが高く良識があって、その結果、会社員としてはそれなりに成功した人たち」なので、たとえお金に余裕があっても1万円のコース料理を頻繁に食べたりはしない。
 マンションの人たちが食事に行くのは「大戸屋」や「阿里城」です。
 そういうリーズナブルな店が増えればそれぞれに流行ると思うけど、高級ぶっている店はまったく需要がないです。

 そのあたり、観光地としてのみなとみらいとタワーマンションのイメージで、実需を見誤って参入してくる事業者が後を絶たないのだけど、そういうお店はどのお店も閑古鳥です。

2012年06月26日

イタリア生活で身体が変わった?

 イタリアに二ヶ月滞在して日本に戻ってきた。
 4日経って、自分の体の変化に気づいた。

【体重が2kg減った】

 西洋の食事といえば、「肉と油」のイメージだけど、実際には動物性脂肪といえばバターくらいだった。
 ほとんど肉は食べない。
 タンパク質といえば、チーズとか卵とか魚だ。
 そして、安くて種類も豊富な野菜をたくさん食べていた。

 脂肪分はオリーブオイル。
 夫婦二人で二ヶ月の間に、700mlほど消費した。
 500mlの大きなビンがなくなってしまったのにびっくりした。
 であるのに体重は減った。


【お腹が空かない】

 日本で日常生活を始めて、お腹がすいてご飯を食べる、という感覚がなくなった。
 腹が減らないので、気づくとずいぶん時間がたっている。
 今日も、気がつくと午後11時だ。
 それでも腹は減っていなかった。
 時計を見て「食べるべきだ」と考えて食べる。
 不思議だ。


【日本の食べ物がおいしくない】

 外国生活を送ると、日本の食べ物が恋しくなる。そう思っていた。
 帰国して、普段食べていたものを次々に食べている。
 カレー、お茶漬け、蕎麦、餃子、ラーメン。
 何の感動もない。
 日本食を食べたら、美味しくてうれしくて感動するものだと思いこんでいたけど、以前に食べていたときほど美味しく感じない。

2012年06月25日

打合せ

 パソコンのトラブルに関わっている間に午前2時になり、まだ夕食を食べてなかったので、吉野家でうな丼を食べて帰ってきたらサッカー EURO 2012 のイタリア対イングランドの試合が始まり、それがよりによって延長線でも決着が付かずにPK戦になってしまったので、寝たのが午前6時。

 朝昼兼用に今日はイタリアで食べていたような、ハムとチーズとレタスとトマトのサンドイッチにしたら、とても美味しかった。
 すっかり、味覚がイタリアになってしまっている。

 そういえば、日本へ帰ってきて5日目になるけど、味噌汁とご飯みたいなのを食べていないや。さけているわけではないけど、特に食べたい気持ちもない。

 夕方、K事務所の編集さん来訪。
 ちょっとした行き違いで明日だと思いこんでいたので、一瞬あわてたけど、結果オーライ。
 改稿の方針について討議。

2012年06月21日

帰国

 家に着いたら、荷物を開いて、シャワーを浴びる。

 冷蔵庫になにもないので、期限が迫ったインスタントラーメンなどを食べてみる。

 近所へ出てみると、みなとみらいグランドセントラルタワーというのが僕がイタリアへ出てまもなくオープンしたらしく、飲食店や物販の店が入っていた。

 事務所のようすが心配なので、黄金町へ出向く。
 3月末で再開発のために引き渡された日ノ出町の竜宮美術旅館を始めとする一角はすでに更地にでもなっているかと思いきや、ほとんどそのまま残っていた。

 二ヶ月ぶりの仕事場は、締め切ってあったにもかかわらず、黴びるでもなく何もかも無事だった。めでたしめでたし。

 家に帰っても食べる物がないので、「聚香園」で夕食をとり、「華」へ立ち寄って帰宅。
 時差ボケでなんとなくぼんやりした一日だった。

航空機の技術の進歩

 帰国便はスイス航空。
 ベネチアからチューリッヒまでエアバスA320。
 チューリッヒから東京まではスイス航空のエアバスA330ー200。

 僕が頻繁にアメリカを往復していた1980年代から90年代初めには、機材はボーイング747ー400あたりが全盛だった。

 いまでは、その頃と比べて、内装の装備は格段に進化していて、エコノミークラスでも席の前それぞれに液晶ディスプレイがあり、ビデオオンデマンドがあったり音楽のチャンネルも豊富にあるのが当たり前になっているようだ。

 一方、窓の外にある主翼を見ても大きな変化がある。
 航空機の外装の工作精度が1980年代の物と比べて格段に上がっている。
 かつて、窓の外から翼を見ると、リベットは出っぱっていたし、主翼はジュラルミンの板を貼り合わせた痕跡がはっきりとわかる物だった。精度も悪く翼の表面は波打っていたし、フラップはきれいに揃わずに微妙に暴れていた。

 ところが、A320もA330も、翼がとても滑らかで精密につくられている。

 翼の形は、多分、設計された形に極めて近い。
 形を見るだけで揚力が計算値に近く、空気抵抗が小さくなっていることがわかる。

 ヨットの帆(飛行機の翼を水平でなく海面に垂直に立てたのと理論的には同じ働きをする)でいうと、ツギハギの布で作ったセールと、カーボン繊維やラミネート素材を駆使して一体成形でカーブをつくった縫い目のないセールほどの違いがある。
(腕前以前に経済上の問題で、我が艇とトップレーサーではセールを見上げただけで推進力に雲泥の差があるのが一目瞭然だ)

 空気の壁を切り裂いて高速で飛ぶ航空機は、ほんのわずかなリベットの頭ひとつの出っ張りの空気抵抗が馬鹿にならないし、揚力を産むべき翼の工作精度が悪いと、揚力が十分に発生しないで逆に抵抗が増える。
 この20年の航空技術の進歩が、飛行機の翼の形に表れている。

 航空機のことは詳しくないけれど、A330も翼の前の部分と後方のフラップなどの可動部分の他は、カーボンファイバーでできているのではないかと思うような、ほとんど継ぎ目の目立たないきれいな翼の形をしている。
 しかも、気流の変化で機体が揺れるときの翼のしなりも小さい。つまり固そうに見える。
 三菱レイヨンとか東レとか、相当大きなカーボンファイバーの構造物を作れるのではなかったっけ?

 チューリッヒから東京(成田)までは、スイス航空のコードシェアのエーデルワイス航空。
 初めて乗ったけど、サービスも必要十分で食事も美味しかった。
 運よく空いていて、隣の席が空いているので、エコノミークラスの窮屈さもない。

 なんとなんと! プロセッコがあったので喜んで頼んだ。

 いま、機内でこれを書いているのだけど、一昨日はキーボードを打っても痛んだ肩が、わりと収まっている。

 というわけで、帰国しました。

2012年06月20日

事件発生!

(写真はあとで改めて)

 ベネチア発チューリッヒ行きのスイス航空は14:40発。

 問題はベネチアと本土を結ぶリベルタ橋がトラムの建設で工事中だということ。
 今月から始まって18ヶ月間かかるという。
(イタリア人はだれも18ヶ月で予定通り完成するとは思っていないみたいだけど)
 空港までのバスは乗れば30分かからないけど、工事の影響が読めない。
 Alli Laguna という会社の水上バスで空港に行けば影響は避けられるが、そもそも時間がかかる上に値段が二十数ユーロ。バスなら5ユーロ。

 というわけで、10時半過ぎに家を出る。
 まるで遠い遠い成田空港に行くみたい。
 バス停のある Piazzale Rome は徒歩で15分ほどだが、荷物があるので、San Stae から水上バスに乗る。水上バスは観光客なら7ユーロだが、住民向けのカードに回数券をチャージして使えば1回あたり1.1ユーロで乗れる。

 バスは思いの外順調。
 おかげで、早く着きすぎて、まだチェックインカウンターも開いていない。
 空いている椅子を探して時間つぶし。

 チェックインまもなく列に並び、荷物を預けたところで食事。
 Panino Romanha とビールで9ユーロ。
 どうやら空港は、標準的な飲み物が、X.10ユーロ、食べ物がXI。90ユーロに統一していて、一緒に頼むと端数が出ないようになっている。
 なるほどね。

 セキュリティゲートの外にはほとんんど何もないので、ゲートをくぐる。
 いつものようにコンピュータはバッグから出して、別にトレイに載せる。電子辞書と携帯電話、あとは金属探知機を通れないユーロの小銭。

 そこで事件は起こった。
 トレイから小銭と電子辞書とコンピュータを出してカバンにしまおうとしたその瞬間……。
 カバンがない。
 似たようなリュックサックが残っている。
 しばらく待ってみるが自分の荷物が出て来る様子はなく、残ったカバンを取っていく人もいない。

 これは大ピンチ!

 パスポートも搭乗券もバッグの中だ。
 14時40分までにこの問題が解決しないと、僕はベネチアから動けなくなる。
 間違えてもっていった人間が気がつかないまま、飛行機に乗って世界のどこかへ行ってしまえば、どんなに早くても問題解決にに数日かかるだろう。
 もどってこなければ、パスポートの再発行のために領事館か大使館のあるところまで行かなくてはならない。
 それは、ローマか、ミラノか。
 海外にいるときには、現金10万円を盗まれるよりもパスポートをなくすことの方がダメージが遥かに大きいのだ。
 それがまさかセキュリティ・ゲートで起きるとは。
 クレジットカードやキャッシュカードを無効にして、また再発行するためのうんざりする手続きの山が頭をよぎる。
 カメラももどってこないだろうなあ。幸い写真はすべてパソコンにバックアップしてある。

「自分のバッグがない。ここに似たバッグが残っているので、誰かが間違えていいったと思うのだが」
「それはあなたのではないってことか?」
「そう。僕のじゃない」
「なるほど」
「このカバンの中に何か持ち主の手がかりになる物があれば、その持ち主を放送で呼び出してみてもらえないかな」
「そうしよう」
 係員がカバンの中を探し始める。
「間違ってもっていった人が飛んでしまうと困るんだ。僕はこれから日本へ帰らなくてはならないから」
「大丈夫みたいだ。パスポートが入っていた。パスポートがないと飛行機に乗れないから」
 まあ、一安心。
 係員はどこかへ電話をして、パスポートを見ながら名前を読み上げている。
 これで解決すればいいが、見つからなかったときの「イタリア当局」の絶望的な対応の遅さを思って、呆然とする。
(まあ、小説家というのはこういうのもネタになると思って、どこかで楽しんでいるのだけど、買ったチケットは使えなくなるから、10万円単位のお金が無駄になることは覚悟する必要がある)
 待つこと5分くらいだっただろうか。
 小太りのライトブルーのポロシャツの男が係員にともなわれてやって来た。僕のカバンを肩にかけている。
「似てるからね」
 それからはお互いに自分の鞄の中身を確かめる。
(向こうがこっちを疑うのは筋違いだが、当然必要なことだ)
 パスポート、クレジットカード、搭乗券。オーケイ。
 おもえば僕の後ろにいたドイツ人、すごくせっかちな感じで、なんども列から横へはみ出して、前をうかがっていた。
 出発時刻が迫っていたのかもしれない。その後、彼が自分のフライトに乗れたかどうかはわからない。
 もし荷物を預けていれば、荷物を積んで持ち主が乗らないフライトは、(荷物が爆発物である可能性があるため)荷物を降ろすまで絶対に飛ばないから、飛行機自体の出発が遅れたかもしれない。

 係官に礼を言ってその場を後にする。
 早めに出たことが災いしたのか幸いだったのかわからない事件。

 と、ほっとしたのも束の間だった。
 アパートに残っている妻に出発前に電話しようと思ったところが、今度は電話機がない。
 金属探知機を通過する前に、パソコン、電子辞書、小銭、それらと一緒にポケットにあった携帯電話もトレイに入れたはずだ。
 小銭は出したのだけど、途中でカバンがないのに気づいて、携帯電話のことを忘れていた。
 動揺して注意散漫になった。さっきのは間違えてもっていった男のミスだけど、今度は僕自身の失敗だ。

 というわけで、こんどは僕がセキュリティチェックの場所に後戻り。

 すると、さっき面倒を見てくれた係官と目が合って「電話だろ?」。
「そうそう」ってわけで、無事に電話も手元にもどった。

 飛行機や空港のセキュリティを守るセキュリティチェックのエリアが、僕にとってはいちばん
セキュリティが低い場所だったというわけだ。

 教訓。
 手荷物検査機のベルトコンベアに入れるときは、カバンを先に入れてコンピュータは後に入れるべし。

 じゃあ、コンピュータが似ていたらどうする?という問題はあるが、僕のノートパソコンは、Windowsマシンであるパナソニックのレッツノートに、アップルのリンゴのマークのシールが貼ってあるので、そうそう似たものはない。

(そういえば、昔、ホンダのバイクのタンクにヤマハのシールを貼っていたら、ホンダの修理工場でヤマハのバイクだと思われたことがあった)

 サムソナイトのスーツケースも、昔々、成田で間違えて持って帰られたことがあり、それ以来、ベタベタとシールを貼ったりして、他に似たスーツケースがないようにしている。
 思えばその教訓が活きていないことになるけど、手荷物検査は盲点だったなあ。

2012年06月19日

スカイプで会議

 朝起きると、肩が痛くてあまり動かすことができない。
 1年前にケガをして傷めたのとはちがう、関節というより筋肉の痛み、という感じ。
 が、しかし、症状としてはケガをした直後よりも深刻。
 これはいままでとは関係なく始まった、いわゆる五十肩ではないか。

 原因はわからないが、とにかく、明日、帰国するにあたって、荷物を持たなくてはいけないのに最悪のタイミングだ。

 はてさて、日本は台風で大騒ぎになっているらしい。

 イタリア時間午後0時30分、日本時間午後7時30分、東京では多くの会社が早期帰宅を呼びかけて社員を帰しているという情報が伝わってきていた。

 こちらベネチアはカンカン照りの夏の日差し。

 サンジャコモ広場の Al Prosecco のテラス席でパソコンを開いて、東京の出版社の編集さんとスカイプで電話会議。
 議題は、先ほど提出した長編の第1稿について。

 およそ30分ほど電話で話し合う。
 通信に使ったデータ量はおよそ40MB。YouTube の動画だと2分くらいのデータ量に相当する。
 次回打合せは26日に横浜で。

 その後は、大学の方でT教授とランチをしていた妻と Piazzale Roma で待ち合わせをして、バスでメストレへ買い物に。
 明日は空港へ行くので、リベルタ橋の工事のバスへの影響を事前調査を兼ねる。
 路線番号4Lのバスで20分ほどでスーパーマーケットPAMの前の停留所に着く。
 工事の影響は僅少。だけど、明日も荘だとは限らないのがイタリア。

 ベネチアにはない豊かな品揃えを楽しみつつ、留守中のことを頼んだ人へのお土産などを買う。
 もどってきた Pazzale Roma のバールでトラメッツィーノとプロセッコがこれまたターミナルとは思えぬ品質で美味。

 用事を済ませて、早々に帰宅し、午後8時前、改めて外出。
 ベネチア滞在1期最後の日なので、バーカロでチケットしようという趣向。
 歩いて20分だけど、暑いので、S.Stae から Academia までVaporetto で待ち時間入れて30分で、Gia Schiave へ。
 ここは、ワインも売っているバール。
 つまみ(チケット)が1ユーロと安い。
 二人でプロセッコ2杯とスプリッツ2杯、それにチケット4品で12ユーロ。

 ちょっと遠回りに散歩をして帰宅。

 あとは自宅で夕食を摂った後、帰国のための荷造り。

 必要な物はベネチアのアパートと自宅にそれぞれあるため、今回の帰宅で持って帰るべき物は、ベネチアで必要ないと判明したものと、こちらで買って帰るものだけ。
 したがって、実は荷物があまりない。

 肩の周りの筋肉をマッサージしてもらって少しよくなった。

2012年06月18日

エスケープ

 まもなく一時帰国なので、その準備を始めている。

 日本滞在は一ヶ月。新刊のキャンペーンが主な目的だ。

 沖縄が舞台の小説なので、執筆に協力をしてもらった人たちにお礼を兼ねて沖縄に行くことも検討。沖縄での販売促進キャンペーンも。
 黄金町のイベントも2回つづけてお休みしているので、参加しなくてはならない。
 ヨットにも乗りたい。
 編集者との打合せもある。
 イタリア滞在中の会計処理をするとか、銀行の残高を確認して次のイタリア滞在期間のために資金を移動しておくとか。
 そんな主だったことに、その他の細かなことを evernote にリストアップ。

 日本にいるあいだに、眼鏡をつくるとか、歯医者に行くとか、髪を切りに行くとか、しばらく放ったらかしでまたその後も放ったらかしになる車やオートバイのバッテリーの心配とか、治らない肩のために整形外科に行くとか、毎年8月にある矯正歯科の年次チェックを済ませておくとか。

 そうした雑事の間に、長編の改稿。

 そして、書店周りとか、サイン本とか色紙の作り込みとか。

 イタリアにいるときは、基本的に執筆と生活だけで、その他のことは、してもしなくてもいいことばかりだけど、日本に帰るとしなければならないことがたくさん待ちかまえている。

 よく「海外にいると大変で、日本に帰ったらゆっくりできる」というように言われるのだけど、それは逆なのだ。
 シリコンバレーと東京を行き来していた、人生で一番忙しかった時も、何時間も誰にもわずらわされない飛行機の中とか、時差で日本が眠ってしまっている時間とか、そんな時間が、日頃の忙しさから解き放たれた貴重な時間だった。

 いま、イタリアで、そういうエスケープの時間をまとめて何ヶ月という単位でとっているわけだ。

 夜、8時半から、テレビで EURO 2012 イタリア代表のサッカーの試合を見る。

2012年06月17日

丹波哲郎と浜美枝がイタリア語を話していた

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 3G wifi ルーターを装備したのをいいことに、自宅で夫婦していろいろと調べものを始めてしまう。

 あっというまに24時間を待たずしてデータ量は500MBを超える。
 月当たり10GBでそれを越えると 32kbps に通信速度が落ちる契約なので、このままだとスカイプ会議をやらなくても20日しかもたない。

 TIM からいろいろ SMS が飛んでくるのと、契約がどうなっているか確認しようと TIM のサイトを調べまわっていると、大量にイタリア語の文章を読む羽目になって四苦八苦。
 中学生以下の学力で、契約書みたいなものを読むのだから大変です。

 あっというまに午後4時過ぎになって、あわててメストレへ出かける。

 自分で調べたルートとは違う、人から聞いたバス路線でメストレのチェントロを目指すが、「*番のバス乗ればチェントロに着くわよ」というレベルの情報では、そもそもチェントロを見たこともないわけで、降りる停留所名を聞いてこないから降りられず、どうやら通り過ぎてしまったらしいと思ったときにはすでに1kmほど離れた場所だった。
 女性同士の会話はファジーで役に立たないなあ。
 僕の調べたとおりに行けばピッタリの場所につけたのだけど。

 午後5時とはいえ、高緯度地方の強烈な日差しの中を日焼け止めを塗るのを忘れて iPad に地図を表示させてチェントロらしき場所を目指す。

 突然、美しいアーケードを見つけた。
 人の少ない都会という感じ。

 しばらく歩いて、広場に出たところで、テラスで昼食(午後5時だ)。
 スパゲッティ・カルボナーラ。

 カルボナーラというのはクリームとベーコンと卵のスパゲッティだけど、カルボナーラとは「カーボン」つまり「炭」のことで、白い料理の最後に上からかけた黒胡椒が炭みたいだからカルボナーラと呼ぶのだけど、このカルボナーラにはカーボンが見えない。
 味は悪くないのだけどねえ。
 というわけで、本場イタリアがいつも正しいわけじゃないという話。

 本場が正しくないと言えば、スパゲティといえば「アルデンテ」が美味しいと、いまや日本人の誰もが知っているけど、観光地ベネチアではわざわざ「アルデンテで」と言わないとアルデンテのスパゲティは食べられない。
 アメリカ人が「芯がある」と文句を言ったりするから。
 いつぞやは、テラス席でアメリカ人のオバサンが出てきたスパゲッティを食べる前に、皿の上のすべてを長さ3センチほどに切り刻んでいた。
 ベネチアというのはそういうところで、アメリカ人というのはそういう人たち。

 ベネチアに日本人観光客はほとんどいないかわりに、中国人観光客はそれはもうすごい人数。
 日本人を見かけない日はふつうにあるけど、中国人は毎日100-300人くらいは軽く見かける。

 中国人の観光客はおよそ3つのタイプ。

 1)男性が多い団体ツアー
    あまり豊かではなく、服装もダサく声が大きい。
    大家族の親戚を挙げての旅行もある。
    かつての日本の「農協さん」のツアーに近い
 2)若いカップル
    夫婦だと思うけど奥さんはたいてい美人
    都市部の金持ち階級らしく女性の方は服装もお洒落
 3)若い女性のグループ
    大学生くらい二十歳前後の女性の2-5人のグループ。
    服装はけっこうお洒落。
    サングラスを頭の上に載せる子が多い。
    娘たちだけでヨーロッパまで旅行に出す親がたくさんいる。
    おそらく上海あたりの金持ちのお嬢さんたち。

 どのタイプでも中国人男性のファッションはダサい。
 髪型が坊主頭が伸びた感じの短髪で整髪料を使っていない。
 人民解放軍から退役したまま、という感じ。
 ただいまのところ、言語以外で中国人を区別する最大の見分け方。

 日本の凋落と中国の経済力を同時に感じるベネチアです。
 中国人全体はまだ貧しいけれど、人口が多いので「一部の金持ち」が一億人くらいはいる。(なにしろ少数民族で100万人という国だから)
 数年前に自家用車を買う財力のある中国人は日本の人口を超えている。

 遅いランチの後、少し歩くと、まもなく目的地のひとつであるショッピングモール Le Barche を発見。

 まっさきに地下のスーパー PAM に入って、イタリアでしか売っていない一般食材を大量購入(日本へのお土産だったり)

 その後、各階のフロアの半分ほどを占めるデパート COIN の5階(イタリアでは英国と同じく地上階は1階ではなく0階なので日本式の言い方では6階)の家庭用品売り場でボウルを購入。
 これでラーメンをたのしく食べられる。

 最上階の本屋で観光地図でないふつうの地図を買う。
(観光地図にはメストレが載っていない)
 隣接するカフェでスプリッツを飲みながら休憩。
 どこの国も本屋はいいなあ。ほっとする。

 夜、テレビで浜美枝と丹波哲郎がイタリア語をしゃべっていた。
 むかしむかしの「007」の吹き替え。

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2012年06月16日

ブラーノ島の婦人たち

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 妻の語学学校の最終日。
 家を送り出してから、3G wifi モデムを探す旅へ。

 パンタロン通りの Vodafone では、最近扱っていないらしい。
 というわけで、リアルトの Vodafone へ行ってみるが馬鹿混み。
 どうもピンとくる製品もサービスもないので、カナレジオ方面へ。
 Tim WIND Tim と見たところで、店に誰も客がいなかったので店員とゆっくり話をする。

 Huawei E587 という端末を買うと、合計179ユーロで三ヶ月インターネットが使える、という契約をした。
 一時帰国期間を含めて、まだしばらくイタリアにいるので。
 この端末は SIMフリーなので、どの国へ行ってもそれぞれの国のキャリアと契約すれば使える。日本に帰ったら日本のキャリアと契約すればスマートフォンはいらない。


 学校を終えた妻と合流して、レース(競争じゃなくて糸で編む方の)で有名な Burano島へ。
 またこれがのんびりして美しいいいところ。
 店はめちゃめちゃ観光客向けで観光地観光地しているけど、それを越えていい感じ。

 6ヶ月有効で11の博物館を回ることのできる Musium Pass (20ユーロ)を購入して、レース編み博物館を見る。
 空いていてゆっくり見ることができたこともあって素晴らしい。何度も溜息が出た。

 驚いたことに、展示の最後の部屋で、すでに閉鎖された「レース編み学校」に通っていた年輩の人が十人ほどで、大声でお喋りしながら楽しそうにレースを編んでいる。
 プロ中のプロである一級の職人さんたちだけど、ただのおばあさんたちの午後のお喋りでもある。

 ほとんどの店はニセモノのレースを売っている土産物屋なのだけど、1軒、本当の本物の店を見つけて入ってみる。
 これがまた素晴らしい。
 溜息が出る。
 職人というのはすごいなあ。
 アーティストは自分を表現するために物をつくる。
 職人は人を楽しませるために物をつくる。

 帰ってきたらもうヘトヘト。
 本日の歩数計は19700歩でした。

2012年06月14日

木曜日は市場へ出かけ

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 午前6時起床。
 妻を送り出してから Rialto Mercato へ。

 魚市場でクロダイを2匹(922g 8.11ユーロ)と小海老(474g 4.65)の合計12.76ユーロを購入。
 帰り道のパン屋でオードブル用に輪切りにする小さなフランスパン(2つで65セント)。
 こちらのフランスパンは cichetti 用に焼かれているせいか、中があまり柔らかくない。

 昨夜2軒目に行ったバーカロ Ostaria Dai Zemei が開いていたので、コーヒーを1杯(1ユーロ)。
 店のオヤジさん、僕の顔を覚えていた。
 店を開けたばかりで、つぎつぎに

 気に入った店にはたった1ユーロのコーヒーでも、すぐに再訪すると関係ができる。あまりお金を使わずしかも短い期間で馴染みになるコツ。
 イタリア語で世間話ができないのが、はなはだ残念なのだけど。

 午後、来客。イタリア人と日本人のカップル。
 クロダイのワイン蒸しでおもてなし。

2012年06月13日

バーカロ巡り

 目覚ましを止めてから夢を見た。

 何故か編集者の実家と思しきところに泊めてもらっていたり、別の電子書籍の編集者が何故か本屋のレジに座って(!)いて、傍らに同じ本の紙のバージョン(そんなものは存在しない)を積んで売っていたり。

 そういう場にいながら、僕は長編の改稿プランを考えていたはずなんだけど、目覚めたら考えた改稿プランを忘れている。

 きっと、遠からず思い出すだろう。

 午前中、連載エッセイ。
 それを送付がてらサンジャコモ広場へ。
 一時帰国まであと1週間。
 帰国後の予定がだんだん埋まっていく。

 午後4時、朝から快晴だったのに雨。
 あわてて洗濯物を取り込む。
 今日は一番乾きにくい風呂場のマットを洗って干していたのだ。
 こちらの雨にしては長く降る。

 午後7時過ぎ、傘を差してバーカロ巡りへ。
 バーカロというのは、「つまみ(チケット)のある立ち飲みのバール」という感じかな。

 一軒目、有名店 All'arcoへ。
 水曜の午後7時には揚げ物が出る。
 小エビの唐揚げ、その他、つまみ系5点とプロセッコ(ふたりで12ユーロ)

 二軒目、以前から気になっていた Osteria dai Gemei.
 Cichetti がすごく美味しい。
 僕らがとったつまみは4品(1つ1.5ユーロ)だけど、雨で客が少なかったみたいで、閉店間際に2つサービスしてくれた。(9.5ユーロ)


 バーカロはもともと「市場の働き手が仕事が終わって1杯ひっかけて帰る場外の店」的な感じなので、日本の飲み屋と違って、昼からやっていて、閉まるのが早くて夜8時か8時半。

 帰宅後は、ドイツ製の出前一丁(ビーフフレイバー)。
 これすごくおいしい。日本で売っているのより美味しい。

2012年06月12日

バケツ、洗面器、猫、犬

 朝から雨模様。
 午前8時半ごろ、相当降ったけどすぐに止む。
 天気予報は、晴れ曇り雨カミナリ、なんでもあり。
 今日だけじゃなくてベネチアの天気は変わりやすい。

 仕事復帰第一弾は連載エッセイなのだけど、書きたいことが多すぎて丸一日考えても絞り込めない。
 
 午前11時、雷鳴と共にバケツをひっくりかえしたような雨。
 英語で言うと It rains cats and doggs.
 イタリア語ではなんというんだろう。
 雹が混じっている。
 雨樋も溢れて屋根から勢いよく水が落ちる。
 家の前の道路工事も一時待避。
 近所の家からは雷鳴に脅える子供の叫び声。

 5分ほどで雨は止んで、陽が射してくる。
 見上げると空には積乱雲。
 日本なら梅雨明けってやつだな。

 編集者からの連絡って何故か同じ日に複数の人から来る。
 長編第一稿のフィードバックとか、発売間近本の巻末のこととか。
 世界を編集者のバイオリズムが支配しているのだろうか。(笑)

 土砂降りを辞書で調べた。

 Piove a catinelle.
 イタリア語では洗面器を並べた上に雨が降る、というのだね。
 なるほど。

2012年06月11日

地中海クルーズ 7泊8日全食事付き4万円

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(ベネチア大学本部のカフェには日本の写真が12点飾ってある。3.11の後、被災地を支援するためのチャリティ写真展があり、このカフェが写真を買い上げた)

 そもそも何故ミストレかというと、ベネチアでは食料は豊富だが、日常生活に必要な「物」が十分に売られていない。
 ベネチアへ通勤してくる人の居住地区であるメストレにはごくふつうの商店やショッピングセンターなどがある。
 そこで、ベネチアに長く住むのに不自由のないようにメストレという町を知ることが必要になるというわけ。

 午前中、Al Prosecco で2ユーロのコーヒーを所場代として払って、メストレの地図を Google Map で表示させ、pdf に書き出して持ち帰る。
 それを家でプリントアウト。
 これでメストレ地区、および、ベネチアからメストレへ行くまでの経路の、道路の名前を完全に把握。

 それから昨日バスターミナルで撮影してきた路線図をつきあわせ、各の路線の経路を確認する。
 こちらのバス路線図は、停留所の名前ではなく通過する通りの名前を順に書いてあることがわかった。
 ならば、通りの名前の入った地図があれば、バスの通る経路を完全に地図上に再現できる。

 というわけで、少なくとも 27 Ottobre とその近隣の道を通るバス路線が完全にわかった。
 あとは、Mestre 地区の行きたい場所がどの通りにあるかがわかれば、ベネチアからバスに乗って行くことができる。

 これにて、二日がかりで、Mestre の地理案内は完璧になった。
 自分が乗る路線しかわからないメストレの住民よりも僕の方がバスについては詳しく知ってるぞ。(笑)

 というわけで、プロジェクトがひとつ終了。


 大学の近くの旅行代理店が開く3時を待って出かける。
(こちらの店はたいてい昼に一旦閉店する)
 飛行機の切符について相談。
 結論。代理店を使うよりネットで自分で買った方が安い。(まあ、予想通りだけど)

 ついでに地中海クルーズのカタログを2冊もらってくる。
 カタログといってもそれぞれA4版300ページ以上あって電話帳のように分厚くて重い。1社は少し前に事故を起こして船長が先に逃げた例のあの会社。

 7泊8日の地中海クルーズは二人で828ユーロから。
 もちろん客船クルーズだから全食事宿泊込みだ。
 ふつうの旅行より断然安い!
 一番安いのは海の見えない内側の部屋だけど、デッキに出れば、外は広々とした海なんだから、一週間くらいなら全然問題ない。

 カタログをもらったもう1社であるMSC社の巨大な客船が、一昨日、ベネチアにも来ていた。

 夕方、今度は Da Filo でプロセッコを飲みながら、ネットで飛行機の検索。
 とある日程で、日本を基点にベネチアを往復すると17万円。
 ベネチアを基点に日本を往復すると、8万円。
 同じ航空会社の同じ便を使っているのに、日本からだと倍の値段。
 それでJALの経営がなりたたなかったりする日本って、いったいどうなっているんだろう。

 当初の6月末予定だった新刊の発売日が版元の営業上の理由で7月10日にずれたので、プロモーションの為に日本に帰った後、ベネチアへ戻るのにかかる飛行機代が高くなってしまった。
 そもそも9月までアパートを借りているのに、途中でいったん日本へ帰るのは新刊のプロモーションの為。
 プロモーションでしっかり売上を伸ばさないと元が取れない。
 売れてね、新刊くん。

 なんだか、こうやって書いていると毎日盛りだくさんだけど、精神的には日本にいるよりゆったりとした感じがする。

2012年06月10日

もし容疑者が Mestre に潜伏しているとわかったら

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 昨日の遠征で、トメスレの鉄道駅近くは繁華街でないとわかったので、再調査が必要になった。

 とりあえず、バス路線の調査。
 大きなショッピングセンターがあるとの情報から、検索で2軒見つけた。
 そのひとつは「10月27日通り」にあることがわかったので、ローマ広場のバスターミナルまで行き、バス路線の調査をすることにする。

 切符売り場の掲示板に発車情報が出るのだけど、2画面で時間にして15分程度の分、そこの乗り場と路線番号と主な行き先が出る。
 そこをしばらく見ている限り、Mestre なる地名を通るのは1路線だけ。
 Mestre という停留所は鉄道駅以外にはないようなので、市中心部 Centro の地名を知る必要があるが、地図がないのでわからない。
 事務所でバスの路線図はないのか、と聞くと「そういうものは存在しない」のだそうで。

 こうなったら腕力で探す。
 もし容疑者が Mestre に潜伏しているとわかったら、日本からやってきた刑事は、当てにならないイタリアの警察に頼らずにどうやって Mestre で捜査を開始するか。
 推理作家協会会員である阿川大樹にとっては簡単なことである。(笑)
 バスターミナルの乗り場を片っ端から回って、そこに出ている路線表示(図ではなく通る地名を順に書いたもの)を写真に撮って帰ってきた。

 いくつかの路線に 27 Ottobre の文字が。

 それらの路線図と地図をつきあわせれば、自分でバスのルートマップが作れるはず。
 本日はそこまで、続きは明日。

 夕方5時45分からユーロ2012のイタリア代表のサッカーの試合中継があるので、それまでに帰宅する予定で、リアルトまで洋服を買いに出る。
 次第に気温が上がってきて、夏物がポロシャツ2枚だけでは厳しくなってきた。

 ベネトンで29ユーロのポロシャツを買うつもりだったけど、その前に立ち寄った COIN というデパートで18ユーロと20ユーロのポロシャツを購入。
 ベネトンには行かなくてよくなった。

 Mercato (市場)近くのバールでちょっとゆったり。
 観光客向けの店には一見の客からできるだけ金をむしりとるだけが狙いの「高かろう悪かろう」の店と、観光客をきちんと楽しませようとする「高かろうよかろう」の店がある。
 観光客に徹して上質の観光スポットで少しだけ余計にお金を使うと上質の時間が手に入る。
 スプリッツ(3.5x2)とつまみ4品(2.5x4)でふたりで17ユーロ。

 イタリア代表の試合開始少し前に帰宅。
 イタリア対スペインは、終始スペインが押していたが、先制点はイタリア。
 しかし、スペインがまもなく同点に追いついて、そのまま引き分け。
 さぞやイタリア人は悔しがっているかと思いきや、テレビや翌日の新聞の記事ではスペイン相手に引き分けというのを、喜んでいるようだ。

2012年06月09日

中華料理は黄金町の圧勝!

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 ベネチアのベッドタウンであるメストレへ買い物に行ってみた。
 まず Piazzale Roma で回数券の再チャージ。

 メストレ行きのバスは何番だ?
 どうやら2番が行くらしいのでそれに乗る。

 アナウンスも車内表示も出ないが、とりあえずメストレの駅はわかったので、そこで降りてみる。
 駅近くの通りはどうやら中華街らしく、店の表に漢字が含まれた店、並べられた見かけでわかる中国人の雑貨屋などが多い。
 ベネチアに来て時間が経つと、別に中国風の内外装や商品が売られていなくても、中国人の経営する店の特徴がわかってくる。
 レストラン(中国料理でなくイタリア料理)でもバールでも雑貨屋でも「あ、ここ、中国人の経営だな」と思って、中を覗いてみると、レジの前やカウンターの中に中国人がいる。

(ベネチアは急速に中国人経営の店が増えていて、一見、イタリア人がやっていそうな店の多くが中国人に取って代わられているのだ。
 ベネチアに入ってくる中国人は、暮らすためではなく金儲けのために入ってくるので、中華料理屋をやったりはしないで、イタリア料理を出す店やバール、土産物店などを開いている。
 一見したところでは中国っぽくないのだけど、なんとなく商品の並べ方などにある法則性があるのでわかるのだ。

 ベネチア本島ではなく本土側のメストレはベネチアで働く人間のベッドタウン(不動産の価格が全然ちがう)なので、中国人、アフリカ人、その他のアジア人など、移民が多い。

 ホテルも多く、高いベネチアのホテルを嫌って、メストレに泊まってバスでベネチアへ通う観光客も多い。

 実はメストレの繁華街は駅の近くにはなくて、徒歩10分くらいの場所にあるということが後でわかったのだけど、調査不十分で、本日の買い物計画は80%空振りに終わった。

 中華街(横浜や神戸の中華街と違って観光客向けでなく自分たちが暮らす町としての中華街なので見かけはふつうの町)で食品店で買い物。
 S&Bのわさび、出前一丁の中国バージョン、本だし、など。
 ついでに「東方」という中華レストランで昼食。
 メニューは本格的に品数が多いが、味は日本で日本人がやっている町の中華料理屋レベル。
 ワンタン(3ユーロ)、炒飯(3.5ユーロ)、大正海老のニンニク炒め(6.8ユーロ)、水(2ユーロ)
、コペルト(席料1人1.5ユーロ)

 僕らが入ったときは他には中国人客が4組だった。
 あとからイタリア人の女子会(8人)がナイフとフォークで中華料理を。
 もう一組のイタリア人親子はフォークで焼きそばを食べていた。

 割りと安いので、たまにはバスで食べに来てもいいという感じ。
 実は、ベネチア近郊でこの店の中華料理が一番美味しいと言われている。
(でも、あくまで日本で日本人がやっている中華そば屋のレベルの味。横浜の黄金町近辺の680円の定食中華のレベルには到底及ばないけれど)

2012年06月08日

お湯が出ない

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 本日は、ガス工事のため、午前8時半から午後4時半までガスが止まる。
 つまり、家で昼ご飯が作れない。

 ということで、妻のクラスメートと Giudecca島へわたり、海を見ながらのランチ。

 午後5時前、ガス工事は終わっていて外には誰もいないが、ガスは出ない。
 もし、外のガス管がつながっていない、または、外のバルブが開いていないとすると、へたをすると、週末そのままで月曜日までガスが使えない!!

 まず、自分の家の元栓の場所を確認。
 運よく見つかり、閉まってた。開けて見ると台所のガスコンロは無事に点火。
 しかし、給湯システムは動いていない。
 ボイラー室の鍵の所在がわからない。
 やっと鍵を確保し、ボイラー室を開ける。
 エラー表示らしきものが点滅。あてずっぽうでスイッチを切ってみて入れると、エラー表示はなくなり、25度の表示。

 傍らの蛇口を捻ってみるが、一向に湯が出ない。
 そちらは系統がつながってなかったらしく、結果的には家からはお湯が出るようににあった。

 それにしても、アパートというのは中途半端に自分の家なので、頼れる人がいない。
 自分で解決しなければならないが、自分が所有しているわけではないので、電気やガスの元栓などのバックヤードの情報が不足している。

 それにしても、ガス会社が個人の元栓を閉めていくとは思わなかったなあ。(鍵がかかったドアの内側)

 夜はクロダイののグリル。
 戴き物の醤油が手に入ったので、マッシュルームでダシを取って清まし汁を作ってみたが、あまり美味しいとは言えなかった。

2012年06月07日

だらだら

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 チーズがなくなったので生協へ買いに言って Orata(クロダイ) を買ったけど、それは食べずに、夕方、外出。

 散歩がてら、vodafone へ立ち寄って携帯に10ユーロをチャージ。
 勝手にネット使い放題5ユーロ、というので5ユーロ引かれてしまって、急に残りが少なくなっていたのだった。
 5月末に来ていたメールの文章からそのよう理解できたのだけど「まさか、頼んでもいないのに」という気持ちで放っておいた。
 やはり自分で明示的に解約しなくてはいけなかったようだ。
(僕のイタリア語の読解力はすてたもんじゃなかったということだ)
 それにしたって、5週間で通話料700円って安いよね。5ユーロ無駄に引かれていなかったら、2ユーロだったのだからして。
 電話機もこっちが安いし。
 日本の方が人口密度が高くて携帯電話キャリアの投資効率はよいはずなのに、なぜ、日本の方が高いのだろう。

 6月28日まで使えるので、その前に必ず解約しなければ。(と、備忘録)

 San Toma (トーマじゃなくてトマーと後ろにアクセント)からバポに乗って Giardini まで。
 イタリア海軍練習船 Americo * を見るため。
 ついでにそのあたりに係留中のメガ・ヨットも見物。
 帰りは Arsenale から San Silvestro まで乗って、サン・ポーロ広場経由で帰宅。

 すでに夜9時近くなっていて、お腹がすいていたので、Due Colonne でピザ・マルゲリータと野菜のフリッタと白ワイン0.5リットル。(二人で20.24ユーロ)
 ピザはでかいので二人で1枚で十分。

 連載エッセイを1行だけ書いたけど、今日も仕事をしない日。
 今週はしませんよ。(笑)

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2012年06月06日

パドバでダバダ

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 午後、サンタルチア駅で待ち合わせて列車でパドバへ。
 わーい。電車に乗るのは初めてだ。パドバまで30分ほどで、3.5ユーロ。
 横浜から渋谷までという感じ。

 妻の語学学校のクラスメイトでパドバ在住のOさんと一緒。

 着いたパドバはベネチアとは違ってふつうの文明国だった。(笑)
 広い道にトラムが走り、バスが行き交う。
 一見した町並みの感じはブリスベンに似ている。

 ベネチアに侵略されたときにベネチア人がマーキングした痕跡があったり。
(ベネチアは勢力を拡げた先に「ベネチア参上!」的な建造物を作っていたらしい。アポロ11号の月面の星条旗みたいに)

 地元の人も首を捻る、アメリカの「9.11」のモニュメントがあったり。
 何でパドバに? 何でアメリカ? 何で9.11?
 箱物パブリックアートか?
 立地は素敵な水辺の公園的なところだけど、誰も人がいない。
 そこに立ってみると、何とも言えない、とても居心地の悪い空間になっているのだ。

 1222年創立と歴史の古いパドバ大学へ。
 大学が始まった本館ともいうべき Palazo Bo をガイドツアーで見学。
 チケットブースで「ガイドツアーは英語であるのか?」と聞くとオバハンに「その時によるからわからない」と恐い顔で叱られる。(笑)
 その代わり(?)なぜか一人5ユーロのチケットが3.5ユーロの団体料金だった。

 ツアーが始まると、なんと、さっきチケットを売っていたオバハンがガイドだった。なんと効率的な。
 イタリア語で説明が始まるがなんとなくしかわからない。
「じゃ、イタリア語の人、先、行ってて」と送り出した後、「英語話す人手揚げて? ドイツ語は?」と参加者に尋ね、挙手の数でガイドの第二言語は英語に決定。
 なるほど。効率的というかアバウトというか。
 以後、説明はオバハンがイタリア語と英語とで2回行なう。
 英語が先だったりイタリア語が先だったりしたけど、英語が先だと話し方がゆっくりであることもあって、イタリア語も少し理解できる。(説明が微妙に違ったりもする)

 ここでは、コペルニクスが学び、ガリレオ・ガリレイが教鞭を執った。
 すごいよね。世界史の教科書のゴチック体の人がいた場所だよ。
(ロゼッタストーンやマグナカルタを見たときも感動したけど)

 目玉である解剖学教室(Teatro Anatomico)は、中心に解剖検体を置き、その周囲を囲むローマのコロッセオのような円形劇場的な場所から学生たちがそれを覗き込む構造になっている。だから Teatro 。

 終了後、学内のバールでコーヒー。(0.9ユーロ)
 学位授与の時に思い出の場所としてこのバールを訪れて写真を撮っていくらしく、そういう服装をした人が写った写真が、所狭しと壁に貼られていた。

 次は、スクロベーニ礼拝堂。
 修復されたジョットのキリストの生涯が描かれている。
 完全予約制でネットで予約して来る。
 僕らは午後4時半の回だ。(13ユーロ)
 はじめ、ビデオで歴史や修復の様子についてイタリア語の説明(英語ドイツ語の字幕)があり、その後、礼拝堂内部へ。
 少ない人数でゆっくり観ることができて大満足。
 料金内で見ることのできる、となりのエレミターニ市立博物館もなかなかよかった。

 カフェで一旦休憩。
 Ceffe Pedrocchi の特製コーヒーが美味しい。(5ユーロ)
 いままで飲んだコーヒーのバリエーションとしては世界で一番美味しいと思う。

 午後6時過ぎ、Oさんとそのボーイフレンドと合流。
 彼のフィアットで車で山あいのレストランへ。
 イタリア文学の先生でもあるボーイフレンド氏に料理のメニューを丁寧に説明してもらい。
 この土地特有のうどんのようなパスタを二種類、Secondi Piatti は、ウサギとハト。
 2種類のデザートと、大麦(orzo)でつくられたコーヒー(のようなもの)
 老舗旅館の女将という感じの女性経営者が席にやって来たり。
 日本人3人とイタリア人1人、公用語英語の楽しい食事。

 パドバから戻る終電車はないかもしれない、ということで、最後は車でベネチアまで。

 いろいろと、案内してもらったり、教えてもらったり、アレンジしてもらったり、素晴らしいホスピタリティでもてなしていただいちゃいました。
 大感謝。 Grazzie Mille !

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2012年06月05日

フィーバーしちゃった(笑)

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 午後10時にはソファで沈没していて、午前3時頃にベッドに移動したはずだ。
 だけど、午前8時に目覚めても疲れていて、まったくベッドから起きられない。
 脱稿疲れ。原稿を提出したとたんに疲労困憊。疲れが出たようだ。

 ともあれ、家の前の工事も始まって、音もうるさく、午前9時過ぎにはなんとか起き出した。
 さっそく1バッチ目の洗濯をしながらシャワーを浴びる。
 その後、うっかり2バッチ目の洗濯を始めてしまい、オーブンが使えなくなってしまった。
 オーブンと洗濯機を同時に使うとブレーカーが落ちる。

 というわけで、ピザの残りを朝食にできなくなった。
 午前12時前、ペンネットにボローニア・ソースをかけて朝昼兼用食。

 脱稿まで、後回しにしていたことについて、フォローのためネットにつなぐ必要があるのだけど、本日も、サンジャコモ広場に wifi は存在せず、頼みの Da Filo は何故か店が閉まっている。
 やるなあ、手強いぞ、イタリア・クオリティ。

 ならば Museo へ行って読書でもしようと思ったら、いつものテラスが大量の banbini(子どもたち)で使えない!

 思い通りにならないことが1日に3つくらいあったところで、イライラしたりめげたりしていては、イタリア生活はできない。
 というか、こちらにしばらくいるうちに、思い通りに行かないことが当たり前で平気になってしまった。
 バスルームの天井灯だって、入居数日で点かなくなったまま、もう一ヶ月そのままだしね。
「そのうちなんとかなるだろう」と植木等状態。

 僕の心がイタリア化している。

 日本ではイタリア人とかラテン系の人間のいい加減さがよく語られる。けれど、ラテンの人間は自分がいい加減なだけじゃなくて、他人のいい加減さも許すから、その意味で、ものすごくフェアなんだよね。

 スペインでのこと。
 信号のある交差点の真ん中で、バスの運転手が向こうから来た知り合いのトラックと話を始めて、交差点を10分くらい塞いでいたけど、クラクションひとつならなかった。
「迷惑だから早く話すのやめろ」じゃなくて「友達に会っちゃったんじゃしょうがない。話が終わるまで後ろで待とう」なのだ。
 日本ではあり得ないことだけど。

 沖縄も似ていて、会社に遅刻してきて「友達と朝までのんでたから」というと「それじゃしょうがない」だったりする。もちろん、それを批判されることもあるし、批判を引き受ける。

 ラテンのいい加減さは、ずるいのではなくて、結果、他社から批判されたり、仕事をなくしたり、経済でほかの国に負けたりすることがあっても、それは引き受けるから、逃げてはいない。
 いいとこ取りではない。
 ようするに、その場の優先度において、「いま」を中長期的なことよりも大事にするということだ。行動選択の基準が違うだけ。

 こちらは、腹をくくって、散歩に徹することにした。
 午後3時、ワコールのウォーキング下着に履き替え、iPod nano を歩数計にセットして出かける。
 日差しは強いが空気は割りとひんやりしていて、半袖ポロシャツで歩いてちょうどよい。
 北緯45度で空気の層が薄いので紫外線は強いはずだから、日焼け止めは塗る。

 特にあてはないので、知っている道を中心に意図的に道を外れてみたりして、わざと迷って新しい道を開拓。

 学生街のサンタ・マルゲリータ広場で Cichetto (つまみ:転じて、バールやバーカロでちょっと1杯やること)することにした。
 最初は、いつも学生で大混雑の Caffe India で、スプリッツ(ほぼカンパリソーダ)、2ユーロ。
 次は地元のオッサンで混んでいる(名前忘れた)で、チケット(つまみ)1.5ユーロをとってプロセッコ2.0ユーロ。
 バールとかバーカロとか、立ち飲みでちょっと楽しめるところがたくさんある。
 同じ店でも座って飲食すると高くなる。(席料が1ユーロだったり値段が倍くらいだったり)

 ずっと原稿書き生活だったので、立ち飲み2軒まわって5.5ユーロ使ったくらいで「六本木でフィーバーしちゃった」くらいの開放感。

 夕食は家で1.5リッターで3.9ユーロのプロセッコと共に。

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2012年06月04日

長編脱稿

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 午前8時40分。
 出かけていく妻が部屋に戻ってきて、「うちが出したゴミが路上に散乱している」と。

 しかたなくベッドから出て妻を送り出して、下まで降りて路上のゴミ拾い。
 どうやら道路を掘り返す作業者の仕業のよう。

 寝る前には脱稿の興奮状態で元気だったが、ぐったり疲れている。
 目覚ましの時刻には早いけど、そのまま起きてしまうことに。
 ぎりぎり6時間休んだから、ま、いっか。

 まもなく道路を掘り返す強烈な騒音が始まり、どうせ寝てなんていられなかった。
 この騒音では家にもいられないので、ちょうど書き上げた後でとても運がよかった。

 サン・ジャコモ広場の wifi は今日も電波が見つからない。
 カフェもまだ開かないので、サン・ポーロ広場まで出て、そこのベンチで原稿を送る。

 ついに長編、脱稿、本年2冊目になるはず。
(まだ第1稿なので、紆余曲折の始まりだけど)

 雨がぱらついてきたので、いそいで帰宅して洗濯物を取り込む。
 あまり食欲がないので、朝食は昼過ぎになった。

 今日は、だらだら、心を休ませながら暮らそう。

 学校から帰ってきた妻が、証明写真が必要だというので、傘を差してサンタルチア駅へ。

 家のプリンターでも写真印刷ぐらいできるのだけど、サイズを聞いたら「4枚プリントの大きさ」と言われてわからないので、それじゃしょうがない。
 日本と同じ、デジタル式の写真ブース。
 4ユーロで証明写真4枚と少し大きなの(他のサイズの組み合わせもある)がセットで出て来る。

「お、言語が選べるじゃん」
 と英語のボタンを押すが、英語なのは最初だけで、おかしいなあ、あとのインストラクションはイタリア語。
 で、出てきた写真はハートのついた絵葉書に顔写真が1枚。(プリクラの絵葉書版だ)
 おっと、ここのメッセージが英語のバージョンを選んでしまったらしい。
 だって、説明のいちばん最初に「言語を選べ」って書いてあるんだよ。で、ユニオンジャックのマークの付いたボタンを押したんだけどなあ。

 しかたなく、もう4ユーロを入れて、二度目に、やっとちゃんとした証明写真ができた。
 ブロマイドは「ベネチア滞在記念」ということにする。

 Vaporetto でサン・マルコへ向かい、大きな荒物屋へ買い物に行ったのだが、15分前の午後7時15分で閉まっていた。とか、そういう長閑な事件を経過。

 イタリアでは最初から用事が一度で済むと思ってはいないので、もはや、たいしたガッカリ感はない。またくればいい、と受け止めるだけ。
 このあたりの心のありようの変化は自分でも驚く。
(まあ、寝て起きて食べて書く、というあまり他人と関わらない生活だから、てのが大きいと思う)

 帰り道のサンポーロ広場のビアレストランで、夕食。
 フリットラ・ミスタとドイツビール。うまい。

 なんだか、今日はサン・ポーロで始まりサン・ポーロで終わった一日だった。

2012年06月03日

終結

 うまく休憩をとることで、午前中の体調不良からは順調に回復した。

 サンジャコモ広場の wifi は夕方になっても回復しない。
 午後、あまり張り詰めずにスロースタートを心がける。

 Museo、Da Filo と使い分け、午後8時には30分ほど散歩。
 自分の腕一本のプロの「ここ一番」の体調管理は確実に成功させなくてはならない。

 夕食後、自宅で最後の推敲と改稿の作業。

 午前1時過ぎ、ネットにつないで調べる必要のあること1点をのぞいて完成。
 昨日の教訓から、頭を休ませるために、Pinot Nero を飲む。つまみはオリーブ。

 最初に買った生協のオリーブはすごく美味しかったのだけど、今度のはあんまりおいしくない。

 品質が安定しないのはイタリア文化?
 品質を安定させようとすると、日本みたいにコストは高くなるし、窮屈な世の中になる。
 品質だけよくなって、値段が安くて、ゆったりしたイタリアみたいな世の中、なんてきっとできない。

 トマトもサクランボも奇形だらけだ。
 ズッキーニのサイズもまちまちだ。
 それをそのまま売るから、山から自分で計って買う量り売りだから、全部売り切ることができて、無駄なコストが出ない。
 グリッシーニ(超細長いパン:グリコ・ポッキーみたいなやつ)のパッケージには、長さがまちまちな絵がついている。折れたのも入ってるよ。ということだ。
 輸送中に折れるのは当たり前で、「折れたのが入ってるよ」と文句を言われないようにすることで、パッケージや輸送のコストが下げられる。
 10本のうちに2本くらい折れてたっていいじゃないか、てことだ。

自律神経が壊れた

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 朝起きると目眩がする。
 呼吸が浅い。汗が出ない感じ。
 自律神経が壊れている。

 壊れる直前ギリギリを保つのがいいのだけど、行きすぎてる。
 ここのところ、寝ても脳が休んでいない状態だったからなあ。

 昨日、夜、いいテンションだったんだけど、残り時間と比較して先に休むべきだとベッドに入った。
 酒でも飲んでテンションを下げておくべきだったのかな。
 休ませたいけど、テンションを下げたくない、という相反する要求のバランスを取るのが難しい。

 身体を動かしてみようと散歩に出る。
 ベネチアの狭い路地が迫ってきて押し潰されそうに感じる。
 閉所恐怖。

 体感として暑い。歩いても脈が上がらない感じ。
 呼吸が浅く細かくなっているので、大きくゆっくりを心がける。

 今朝もサンジャコモは電波がない。
 サンポーロは電波があるけどログインできない。
 デイフラーリではつながった。
 サンジャコモに戻ってくるとあいかわらず電波がない。

 教会の鐘が暴力的に感じられる。
 自傷するか外の何かを壊したい衝動。
 そんな自分を外から見ている別の自分。

 自殺についての新発見。
 人間は悩んで苦しくてそれから逃げたくて自殺するんじゃなくて、神経系が疲労すれば衝動的に自傷する可能性があるみたいだ。

 いま、僕は長編の最後のところで、精神的にはものすごく充実していて、生きていることが楽しくてしょうがない、いわば精神的にはもっとも幸福な状態にいる。なので、苦しいとか逃げたいとか思うのとはまったく反対の状態にある。
 だけど、普段、まったく感じることのない自傷衝動を感じた。

 心の過労死としての自殺ってあり得る。そう思う。
 それは「不幸」とは関係ないし、「精神」とか「心」とかじゃなくて、「内臓としての脳」の機能不全だ。精神ではなくて生理現象。

 死んじゃうと、その事実は他人にはわからない。
「自殺=不幸」モデルにあてはめられて、「人知れず悩んでいたにちがいない」なんて誤解される。
 僕が、今朝、教会の鐘の音を聞いて自殺していたら、「〆切の重圧に苦しんで」とか「創作上の悩みをかかえていたのではないか」とか説明されてしまうと思う。
 実際の精神状態はまったくその逆だ。

 死なないうちに書いておく。(笑)
 自殺は生理的な現象だ。急性の症状を含めた病死の一種だと考えた方が自然。
 今朝、そう思った。

 自覚したので、ケアできている。
 いやはや、アブナイアブナイ。

 丁寧に手を動かしながらサンドイッチを作り、会話をしながら朝食を摂る。
 熱い湯を身体に当てながらゆっくりシャワーを浴びる。
 それで、かなり回復した。

(写真は地震の被害を伝える5月30日の新聞)

2012年06月02日

共和国記念日

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 午前8時過ぎ、起床。
 疲れているけど、あとひといき。

 今日、6月2日は、ベネチア共和国独立記念日。
 生協とワイン屋は休み。BILLA はやってる。
 休みの店は「休みだぞ」、やってる店は「うちはやるよ」とそれぞれわざわざ貼り紙や広告を出しているのが面白い。
 ゴミ収集も休みだろうと出さなかったら、いま集めに来てる。出せばよかった。

 連日の地震のニュースも、壊れた建物の映像から瓦礫処理の映像に変わってきた。
 日本で見ていたのと同じで、心が痛む。

 二度目の地震は何日も余震が続いて、新たな被害が拡大している。
 パルメザン・チーズやアチェート・バルサミコなど、地域特産の食品のダメージが大きいようだ。

 今朝もルイジのパン屋さんで、Pani Antichi と Pani Arabi.
 2個ずつ、計4つで、1.4ユーロ。

 朝食はだいたいいつも、パンを上下半分に開いて、レタス、トマト、チーズ、ハムをはさんで食べる。
 急いでいるときはブリオッシュ(クロワッサン)だけだったり。
 本日のフルーツはアプリコットとキウィ。

 今朝の教訓、大きく穴の開いたチーズは、スライスするとバラバラになる。

 夜は Pizza 2000 の Capricciosa. (二人で食べて、5.8ユーロ)
 
 通しでプリントしたものを読みながら、書き出しの30枚分くらいを入れ替えることにした。
 けっこう大手術だけど、多分、ずっとよくなる。

 あとは完成までのこの先30時間くらいの体力気力の管理が重要。

 午後11時、調べものがしたくてサン・ジャコモ広場へ出かけるが、VeniceConnected の電波が検出できず。
 システムダウンか?

2012年06月01日

夢を見た

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(運河に沿って真横から差し込む夕陽)

 午前4時過ぎ、仮眠していたはずのベッドで目が覚めた。
 昨夜、夕食後、集中力が上がって、凄く疲れたので、ベッドでストレッチをしようと思ったら、寝入ってしまったみたいだ。

 変な夢を見ていた。

 意識では新宿ゴールデン街だと思っているけど、少しもゴールデン街に似ていない場所で、僕は店が開くのを待っていた。

 そこはなぜか板の間で、新聞を読んでいて、ふと目を上げると、浴衣を着た、シンガーソングライターのひがよしひろがいて、「大樹さん、なんでこないの。さっきから待っていたのに」という顔をしているから、「あ、行こう行こう」とついていくと、狭いブースみたいな店だと思っていた店が意外に広くて、でも、椅子とかなくて煎餅布団があって車座になって飲むような感じ。
 黄金町の僕の事務所に机を入れる前に似ているけど、修学旅行で泊まる大広間の部屋みたいでもあって、狭いんだか広いんだかよくわからない。空間見当識が働かないのだ。

 なんで布団なんだ、売春宿みたいなとこだな、と思っていると、ひがよしひろが哲学者の村松恒平に変わっている。

 どっちにしても知り合いだから安心だと思っている。
 村松さんにはしばらく会っていなかったし、普段はしない哲学的な話でもしながら飲もうかと思うけど、ちっとも酒が出てこない。

 早く酒飲もうよ、といおうとすると関根恵子(高橋恵子)が入って来て、大きめのプラスチックのカップに入ったゼリーだかフルーツだかが入っているのを売りつけようとする。

 どうしたらいいのと助けを請いたいと思うのだけど、横で村松恒平は布団を畳んでいる。

 関根恵子のもっているやつは、薄いオレンジ色で、アプリコットかマンゴーみたいなヤツが入っている。
 2900円だというから高いなって顔をすると、じゃあ2200円だという。
 こういう所へ来たら何かを買うのが礼儀なのかと思って、「2200円なら買う」というと、「でも、これは2200円だけど、これだけってわけにいかないのよ」という。
 どういうことだと聞くと、「これを買うと私がついて来ちゃうから高いわよ」と。
「じゃあ、いらない。ごめんね」というと横座りしていた関根恵子は、ちょっとだけ残念そうな顔をしたけど、基本的には事務的な感じで、じゃあ他を当たろうという顔をして帰っていった。

 なんだかめどくさいところだなあ、早く酒が飲みたいなあと思っているうちに目が覚めた。

 こんな夢、いったいどういう深層心理だ。

 滅多に夢を見ない(見ても覚えていない)僕が、へんな夢を見るのだから、疲れている自覚はあります。

 比喩的表現でなく、寝ているときも小説のことを考えていて、睡眠中に色々なことを思いついて目覚めることもあるし。
 今朝のも、終盤の展開のために遡って前の方に入れておくべき三ヶ所の伏線を寝ている間に思いついていたので、たぶん、起きたときに忘れないように、小説の神様が変な夢を見せて起こしてくれたのでしょう。

 起きたときに「大事なことを思いついたこと」しか思い出せなくて、「なんだっけ」と思いながら、紙を取り出して、ペンをもったらちゃんと記憶が甦ってきて、あわててメモを取りました。

 眠りが浅いというか、頭の働くモードが違うというか。

 体調はいいです。
 疲れは病気ではなく、脳が動いているのだから、疲れるのは当たり前なわけで、まあ、そんな具合です。

 それも今日を含めて、3日間で終わらせます。

2012年05月31日

こつこつ

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 夜中、雨音がしていたが、朝には上がった。

 自宅、Al Prosecco、Museo、広場の順に移動して仕事。
 長編はまだ4日ほどかかるので、エッセイの仕事を先に片づける。

 お腹がすいたので、帰宅して、スープ仕立てのカッペリーニ。ラビオリを浮かべて、ワンタンメン風に。

 エッセイを書き終わったところで、 Da Filo でネットにつないで編集者に送信。

 帰宅後は、ここ数日に新しく書いたところをプリントアウトを元に推敲。

 夕食後、テレビでローマの陸上競技をみたら、ウサイン・ボルトが世界記録を出した。
(と思ったのだけど、どうやら今季世界最高記録だったらしい)

 その後、また仕事に戻る。

2012年05月30日

地震の情報収集

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 テレビで地震の被害が大きく報じられるようになった。
 まだ、生き埋めになった人たちの救出作業は続いているようだ。
 災害救助犬の姿もたびたび報じられている。
 どうやって復旧させるか、というテレビ討論も始まった。

 義援金を自動的に寄付する電話番号が画面に出る。
 SMSや電話をすることで、自動的に2ユーロが義援金になる。
 日本でも、昔、ダイヤルQ2で同じようなことをやっていたね。

 テレビでは言葉の問題もあって断片的にしかわからないので Tabacchi で新聞を買う。
 どれを買うのがよいかわからないので、一番表紙が地味だった Il Gazzettino (1ユーロ)

 無料で屋根がなくて wifi が通じるけど時々座れない広場。
 無料で屋根があって wifi が通じないけどほとんど座れる Museo.
 無料で屋根があって wifi が通じなくて寒いけど必ず座れる(笑)自宅。

 これでは雨が降るとネットから断絶してしまう。
 スケジュールを入れての編集者との skype 会議が天候に左右されては具合が悪い。

 というわけで、いままでの仕事場に加えて、今日は有料で屋根があって wifi が通じる仕事場の開拓。

 広場に面した Al prosecco へ。
 コーヒー、2ユーロ。ここはもちろん広場で使っている VeniceConnected が使える。
 午前11時くらいから開いているから、日本時間夕方6時からの会議なら使える。
 午後、次第に混んで夕方になると、席が確保しにくい。休む日もある。

 広場から一本入った Osteria Da Filo へ。
 コーヒー、1ユーロ。
 店の専用 wifi が使える。
 開くのが遅い。午前0時までやっている。
 でも、夜になると若者が集まって騒ぐのでものすごくうるさい。(笑)

 広場にほど近い MAJER は、
 コーヒー、0.8ユーロ。広場の VeniceConnected が使える。
 テーブルが3つしかない。人通りが多くて落ち着かない。

 地震後の情報流通のため、31日まで VeniceConnected は通信インフラとして、一般に無料開放されている。(こちらは契約しているので関係ないのだけど)

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2012年05月29日

また地震

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 MAJERで、 Bastone (「杖」という意味=フランスパンのバゲット)を買う。
 それでサンドイッチにしたら顎が疲れた。(笑)

 午前9時、地震。
 短いけれど強烈な揺れ。
 家に被害はなし。
 窓を開けると、近隣の人が窓と窓の向かい合わせで、話をしている。
 イタリア語なので参加できないけど、お互いに目と目で安否確認。

 テレビを点けるが、何も変わらず通常放送。

 20分後、パドバ近郊の農家が映る。
「水遣りのホースがこんなにずれちまってさあ」なんてどこか長閑な実況中継。
(でも、そのころ、バドバ大学は崩れていた)

 FM放送では話題になっている。
 被害が出ているらしいが、放送に緊張感はない。

 ほぼ一日中、家で仕事。
 着々とラストに近づいている。
 編集者に日本時間4日夜までに原稿を送ると連絡。

 夕食は、メルルーサのコットレッタ。
 英国で言えばフィッシュ&チップスのフィッシュ。

 夜9時、やっとテレビのニュース番組で地震の被害状況が詳細に報じられていた。
(だからといって僕が詳細に理解できてはいない)

2012年05月28日

ベネチアの路地と社会システム

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(どんな小さな路地にも設置されている街路灯)

 月曜日。紙ゴミの日。

ベネチアのゴミの分類;
 普通ゴミ(鉄もここに含まれる!)
 ガラスゴミ(PET、プラスチック、ガラス、アルミ)
 紙ゴミ(新聞雑誌などだけでなく鼻をかんだ紙も含めすべての紙はこの分類)

 普通ゴミの回収は月曜から土曜の朝。
 ガラスゴミは火木土の朝
 紙ゴミは月曜の朝。(他の日もあるかも)

 その他、道は作業員が頻繁に清掃している。
(でも、それ以上に頻繁に犬が糞をしていく)

 夜のうちに家の前にゴミを出しておくと、地域によるけど、うちの場合、午前8時過ぎに回収していく。

 このあたりの公共サービスはなかなか充実している。

 ベネチアは路地の街だが、どんな狭くて短い行き止まりのような路地でも、必ず公共の街灯がついていて夜は明るい。
 意外にもベネチアには夜暗い路地はひとつもないのだ。
 街灯にはすべて管理番号がつけられている。

 ベネチアに限定すれば治安はものすごくいい。
 深夜1時に、若い女性一人がミニスカートで歩いているのも普通。

 そのかわり、まともに税金を払っている人は、なんだかんだ収入の4割ほどの税負担。
 その代わり医療費も無料。もちろん出産経費も。

 イタリアは高負担高福祉の社会だ。

 とにかく食べ物が安いので、住むところさえあれば、収入が少なくても生活は楽だ。

 電気代が高いので、蛍光灯型電球がとても普及している。シャンデリアにも!

 問題は、払うべき税金を払っていない人が多いこと。
 聞くところによれば、国民の半分以上が税金を払っていないという。

 ベネチアは観光客からできるだけたくさん金を取ろうという姿勢がはっきりしている。
 ホテルに泊まると宿泊税一日ひとり3ユーロ。
 水上バスは市民は1回1.5ユーロ、旅行者は7ユーロ。
 1週間以上滞在するには住民登録が必要で、そのための費用がなんと約150ユーロ!
(でも、ユーロ圏の移動が自由でパスポートチェックがないので、多くの場合、1週間以上滞在していると行政が把握するのは事実上困難)


 ちなみに、日本では増税論議が盛んだが、各種控除などで日本人の8割は所得税が10%以下。
 消費税が5%。

(年金や健康保険を別に取られているとはいえ)これで税金が高い、増税はケシカランといっているのはとても不思議な気がする。

 増税は無駄をなくしてから、というのは正論に聞こえるけど、僕は間違っていると思う。
 無駄をなくす能力が政治家や官僚にあるならそもそも財政危機になったりしない。
 能力とやる気のない人たちに、できないことを期待するのは非現実的だから、無駄をなくすのを待っていたりしたら間に合わない。

 必死で小説書いているより、生活保護を受けた方が収入が多い、という程度には日本の福祉は充実している。
 税金ぐらいもっと払おうよ。

 て、比較の仕方が変かな?


 今日も、夕方、散歩。
 いよいよ脱稿が近い。

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2012年05月27日

日曜日

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(散歩道にある八百屋)

 日曜日。

 朝食を MAJER に食べに行ってみる。
 といっても家とあまり変わらず、食べるのはブリオッシュ。飲み物がカプチーノ(1.2ユーロ)になるだけ。(二人で4.4ユーロ)

 店の前のテーブルで広場の wifi が拾えるので、PCでメールのチェック。

 午前9時にはひっきりなしにお客さんが来て、そこで食べたり、持ち帰ったり。
 9時半になると、さっと人が引いて、店の人がフロアを掃除し始める。

 引き続き、執筆、追い込み中。

 気分を変えて、使っていなかった第二ベッドルームを仕事部屋にしてみる。
 光がたくさんはいる部屋で気持ちがいい。
 寒く感じたところで、外へ出ていつもの Museo で、午後6時まで。

 朝食に出ている間に洗濯しておいたシーツを外に干したら、取り込んだとき、太陽の匂いがした。

 執筆好調。
 終わりが見えてくるといつもそうだけど、終わらせてしまうのが惜しくなる。(笑)

 本日も、午後7時過ぎから、お散歩コースへ。36分。
(午後9時過ぎまで明るい)

2012年05月26日

絶賛、追い込み中

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 昨日は、少ししか書かず、夜半から、大団円までの構成を、白紙にペン書きで考えてみた。

 小説は終盤になって、伏線の回収モード。

 決まっている部分を書き進めながら、頭の半分以上は別の部分をどうまとめるかを考えている。
 ちょっと不思議な状態。
 決まっている部分を書くのは、それほど創作的なことではなく、頭の中で決まっていることを手を動かして文字にしているだけの肉体労働。
 それをしながら、創作頭が回転して別の場面を考えている。
 そうして、書いている場面と頭の中の場面がリンクしたりする。

 本日も、自宅、サン・ジャコモ広場、自然史博物館を移動しながら、書き上げた部分を見直しつつ、大団円の展開をぼんやり探る。

 本日も午後7時を過ぎてから、散歩40分。
 身体を動かした方が頭も働く。
 歩いているうちに、無意識の中で物語ができて、それが別の時間に絞り出されてくる感じがする。

 コーヒーの豆(粉)がなくなったので、生協に買いに行ったら LAVAZZA(4.06ユーロ) がないではないか。
 というわけで、試しに Segafredo (2.99ユーロ)を買ってみる。
 LAVAZZA よりも酸味がなくて苦みが強い。
 これはこれ、ですね。

 5.65ユーロで鮭の大きな切り身を買う。
 というわけで、夕食は鮭のグリル。
 美味しかったけど、部屋中が生臭くなった。(うう)

 食後もまた仕事。

 日本から持ってきている小型のプリンタ HP Officejet 100 Mobile Printer がけっこう優秀。

2012年05月25日

囮捜査

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 今日も、起きて真っ先に MAJER へパンを買いに行くという生活。
 
 キッチンに蟻がいる。駆除してもしばらくするといる。
 ふと足下を見る。
 げっ、床に行列ができている。
 スプレーで退治する。

 しかし、原因を突き止めないと根本解決にならない。
 しばらくして一匹も居なくなったはずの配膳台に3匹を発見。
 囮{おとり}捜査に入る。

 わかりました、彼らのターゲットは先人の置き土産であるシトロンのシロップ。
 ビンの周りを水で洗って、一件落着。

 午後、客人があるらしいので、部屋に掃除機をかけ、シャワーを浴びたらもう昼になり、食事を作ったらもうすでに午後1時。
 まだ、原稿、一文字も書いてない。

 いつもの Museo に出勤して仕事だ。

 そろそろプリントアウトも必要な時期なので、文房具屋でA4の用紙を500枚購入。(3.5ユーロ)

 身体を動かすため、涼しくなってから新しい散歩道の開拓へ。
 ベネチアの西側と南側を大回りしてサルーテ教会へ行くコース。8900歩。
 サルーテからは、Vaporetto で帰宅。

 午後8時半の閉店間際に、BILLA と COOP をハシゴして食材の買い出し。
 水の在庫確保に精神的に追われている感じがあるので、1.5Lの6本パックでまとめ買い。

 夕食は、グリルされたアーティチョークの酢漬け、水牛のモッツァレラ・チーズとトマト、夏野菜のスパゲッティ。
 水牛のモッツァレラ・チーズが200gで3.5ユーロというのがすごくうれしいなあ。
(ここのところ、ユーロが99円代に突入しているのもうれしい)

2012年05月24日

ボクワ、ガイジン

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 午前7時半、広場へネットを繋ぎに。

 午前8時、MAJER が開くのに合わせて、朝食のブリオッシュ(クリームやジャムが入ったクロワッサン)を買いに入る。
 店で飲食する人と、持ち帰りの人を一人で捌いていた店員さんに、Porta via ? (お持ち帰りですか?)と聞かれ、Porto via. と一人称で答えるべき所、ついオーム返しに Porta via. と二人称のまま答えてしまった。
 店員さんが持ち帰ってどうする!(笑)
 質問の意味がわかった、というのは大きな進歩なんだけど。

 映画なんかで「言葉がよくできない人」というのを表現するのに、動詞の活用とか名詞や形容詞の男性女性の間違いを使ったりする。典型的な「言葉の変なガイジン」をやってしまった。

 ベネチアでは実は英語だけで暮らせる。
 難しいことを早口で言わない限り、売っている物を買うだけなら英語の通じない店はほぼないと言っていい。
(観光地のベネチアだからというのでもなく、チェコでもそうらしいので、是非はともかく、これがある意味世界のデフォルトみたい。日本で英語が通じなさすぎるのはどうかと思う。スウェーデンに行ったとき、人口数十人の寒村で出会った住人にでも英語がカタコトでなく普通に通じてびっくりした)

 でも、俺は外国人だ、英語で話して何が悪い、みたいに生活するのはなんだかイヤなのだ。
 無理に「クリーム入った二個欲しいアルヨ」みたいな言葉を使うとバカに見えるだけかもしれないけど、それでもね。
 バールでオンブラ(「影」という意味だけどベネチアでワインをそう呼ぶ)を飲みながら役人の悪口を言えて始めて大人の仲間入りができるわけで、子供で居続けるより、早く大人になりたいからね。

 食べ物のことを考えるのがいやになってしまって、サンジャコモ広場の Al Bagolo で夕食。ふたりで42ユーロ。期待していなかったけど美味しかった。

2012年05月23日

仕事場拡張計画

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(遠近法?)

 水曜日、午前10時、サンジャコモ広場ではベンチの改修が行われている。
 火曜と月曜は、植え込みに花を植えていた。先週は植え込みの柵を作っていた。その前の週は植え込みの柵の撤去と整地をしていた。全部同じ職人が二人でやっている。
 溶接と植栽と大工仕事、多能工だけど、どの作業も遅い。(笑)
 日本なら全部を3日でやるだろう。
 ここはイタリアだから日本でどうであろうと関係ないけど。

 ネットにつないでいると雨が降ってきた。
 執筆が終盤を迎えてきて、後回しにしてきた細かな事実関係の調べものを、脱稿までにはきちんとしなくてはならない。
 雨が降ったら調べものができない広場のベンチ、というのでは困るので、屋根付きの広場のカフェを仕事場に加えなくては。
 編集者とスカイプで打合せをする場所も必要になるかもしれないし。

 というわけで、同じ wifi の使えるカフェのテーブルにあるメニューを確認。
 プロセッコ、4ユーロ。コーヒー、2ユーロ。
 本日より脱稿までは有効活用することにしよう。

 メールで新刊の表紙イラストが届く。

 いつもの Museo で仕事。日陰が心地よい気温。

 うちに帰って仕事の続きを始めたらやはり寒くなって心も沈んできたので、午後5時半、散歩に出る。
 1時間ほど歩いて、Gardini まで。
 Vaporetto の駅に換算して13駅分の距離だ。(といってもたいしたことはない)
 Arsenale 近くには客船に混じって豪華ヨット(英語本来の意味の Yacht =個人所有の豪華な遊び船のことで帆で走るかどうかは呼称に無関係)がフランスやニュージーランドから来て舫われていた。

 ちなみに、僕が横浜で乗っているのは、日本語でヨットですが、英語では Sail Boat で全然豪華じゃありません。英語でヨットというのは、ようするにギリシャのオナシスさんとかモナコ王室さんとかがお持ちのような船のこと。

 帰りはベネチア版 suica を使って Vaporetto で40分。
 それにしても、家の中は寒いのに外を歩くと暑い。
 外では半袖ポロシャツ、家ではフリースの上にさらにジャケット。

 というわけで、あいかわらず、執筆の最大の障害は家の寒さ。
 天気予報によれば、明日は気温が上がるようだけど。

 午前0時過ぎ、部屋が寒いので窓を開けると、外は暖かい。
 締め切ってしまうと、壁で空気が冷やされて室温が下がってしまうのだ。

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メキシコの大富豪のモーターヨット Mayan Queen (船籍はケイマン)

2012年05月22日

小説の神様が降りてくる

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 朝食前、ずっと前の方に書いたエピソードが頭の中で伏線になる。
 これで、物語は(まだ書いてないけど頭の中で)完成。

 僕の場合、伏線を最初から伏線として埋め込むことは希で、無意味と思われるディテイルを埋め込んでおくと、そのうちいくつかが突然「こうすればあれが伏線になる!」と閃いて、あたかも最初から計画的に伏線を埋め込んだみたいに美しくつながることになる。

 たとえ話でいえば、序盤で「酔っ払った主人公が月を見上げていたら足下の石に躓く」というどうでもよさそうな、ただ酔っぱらい具合を表現するための細かなことを書いておく。
 そうすると、その石があとから重要な役割をすることになることがある。
 その石は犯人がトラックで逃走するときに荷台から落ちたもので、その地域にはない種類の石だった、となれば、無関係に生きていた犯人と主人公が、石と靴の先でつながり、躓いたことが物語の上で重要な意味を持つことになる。
 躓くシーンを書いているときは、そんなことは考えてもいないのだけど、書いてから二ヶ月後、終わりに近づいたころ、急に「主人公が躓いた石」が大きな意味を持つことになったりするわけだ。

 そうやって伏線がつながる(というか、「ただのディテイル」が「伏線」として新しい意味を持ちはじめる)のは、歯を磨いているときだったり、外を歩いているときだったり、書いているときとは限らない。

 24時間小説のことを考えているので、いつでもそういうことが起きる可能性がある。
(夢の中で思いつくこともあるので、比喩的表現でなく、ほんとに24時間)

 分量だけで小説ができあがるわけではないので、書き進めながらも、昨日までは、この小説はできあがるのかなあ、と思いながら書いていたけど。(笑)

 いつか必ず閃く、という根拠の無い自信があり、それは不思議に揺らぐことがない。

 原稿用紙何百枚書いても、今朝のような閃きがなければ、書いたものが全部無駄になってしまうのだけど、でも、今まで必ず閃いてきたし、これからも閃くはずなのだ。

 さて、あとは頭の中にあるものを読者が読める形にする、という肉体労働。
 いえ、それまでもほとんどは肉体労働なんだけど。

2012年05月21日

ほとんどのものは不要なもの

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 月曜日。長編はいよいよ最後の追い込み。

 語学学校が始まった妻は午前8時半に家を出ていった。

 僕はなんだか疲れが出て、なかなか起きられず、午後9時前起床。
 外は雨降りなので、今日もネットになかなかつなげないな。

 テレビの天気予報は次の日までしかやらないので、「地球の歩き方」のサイトでベネチアの天気を見たりするのだけど、どういうわけか、そちらでの気温の予想はテレビの予報より常に2度から3度高い。
 温度計はないけど、結果はこちらのテレビの予報に近いと思う。情報ソースの違いだろうが、「地球の歩き方」は、いったい誰がやっている天気予報なんだろう。

 朝食は、昨日炊いたご飯に、ふりかけと中国茶をかけてお茶漬け。
 炊飯器はもちろんないし、鍋も蓋が軽い物しかないから、ふっくらちょうどよいご飯はなかなか炊けない。でもパンばかりだと塩分が多くなってしまう。
 というわけで、せめて何日かに一回、ご飯を炊こうと。
 ちなみに、コストは、ご飯<パスタ<パン の順。塩分の順だ。

 ご飯といっても、日本食的な物は、ふりかけを一袋持ってきているだけなので、基本、おかずはイタリア風で、パンやパスタのかわりにご飯を食べるだけ。
 生協で「キッコーマン醤油」が売られているけど、真っ黒で、「いつからこの棚にあるんだろう」状態。

 こちらは食材が豊富で美味しいので、どうしても日本食が食べたいという気持ちも起きない。
 そういえば、こちらへ来てからタバコも吸ってないけど、特別に吸いたいとも思わない。
 テレビもほとんど見ないけど、見たいと思わない。
 横浜の家にあったさまざまな物たちもないけど、ほとんど困らない。

 今までの生活でたいていの物は不必要だったのだ。それがよくわかる。

 唯一、ギターを弾きたいのにギターがないことが、ちょっとね。

 ベネチアはピザがたいして美味しくない。日本の方が美味しい。
 ピザを食べながら「(横浜関内にある)シシリヤのピザが食べたいね」という夫婦の会話。
 日本食よりもそっちが恋しいかもしれない。(笑)

 チェーン店の Ae Oche を地元の人は「ここがいちばん美味しい」という。
 まあ美味しいけど、全体にピザのレベルが低いのだ。
「ベネチアはなんでも美味しいけどピザはね」というベネチア人も。

 世界で一番まずいパエリアを食べたのはスペインだったし、世界で一番まずいピザを食べたのは8年前のベネチアのサンタルチア駅だ。

 日本人の舌に合っているという要素もあるだろうけど、それを差し引いても、日本のレストランはとてもレベルが高いと思う。

 蕎麦も本当に美味しい店は老舗より新しい店に多いように、日本人の研究熱心さはすばらしいね。
「本場」とか「老舗」とかいうのは、ひとつの指標だけど、それより常に努力している人がいい結果を出すということだ。

 昼になって広場へ出てネットに繋ぎ、昨日の地震がM6だったことを知る。

2012年05月20日

地震

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 午前4時、かなり強い地震で目が覚める。
 こちらへ来て4週間になるが、有感地震は初めて。
 窓を開けると、近くの人同士、窓越しに話をしている。
 夜なのに、驚いたハトが飛び立っていく。
 すぐに地震と津波をイタリア語でなんていうのか辞書を引く。
 terremoto と maremoto.
 ラジオやテレビで言及されたときにすぐにわかるように。

 揺れは、その後、1回だけ弱い余震があっただけだが、津波が心配。
 津波が来たら水上都市ベネチアはひとたまりもない。
 津波によって、ベネチアの歴史が、今日、終わるかもしれない。
 だが、テレビをつけても、ラジオをつけても、特に地震情報はない。

 言葉ができないと情報弱者になる。
 福島原発事故の時に外国人がさっさと逃げたのは当然だ。
 それと同じだけ日本人も逃げるべきだと言っていたへんな日本人も多かったけど。

 情報が集められないので、歩いて本土へ避難し始めることも、頭の中では考えたが、「津波が来たら死のう」と腹をくくって、また眠りに就いた。
(言葉ができても、ふだん地震の無いベネチアでは、おそらく地震や津波での避難指示体制なんてできていないから、政府や自治体の避難命令などは出ないだろうし、そもそもろくな情報も提供されないだろう)

 午前8時、津波もなく、平和に目覚めた。

 冬支度が不十分で限られた物を着たきり雀になっている。

 月曜日の方が空いているけど予報では週明けは雨が降りそうなので運河向こうの BENETTON へ。
 30%引きのジャンパーとサマーセーターで、99.91ユーロ。
 これで、僕も macaroni だ。(注:英語またはフランス語)

「マカロニ」のイタリア語のスペルは maccheroni で上とは別の意味。

 説明してしまうと、英語のマカロニは「しゃれ男」「チャらい野郎」「スカした野郎」「イタ公」みたいな(イタリア男をバカにした)意味。
 映画「サタデー・ナイト・フィーバー」は、そんな「マカロニ野郎」のイタリア系アメリカ人が主人公。

 VENETO 州で生まれたらしい BENETTON はブランド物ではなくてリアルクローズなので、観光地であるベネチアでも店が空いていて買い物もしやすい。
 日本でお店に入らないのでよくわからないけど、多分日本の BENETTON より安いと思う。日本の GAP くらいの値段だから。

 毎朝パンを買いに行っている MAJER のオーナーは、元日本ベネトンの社長だったそうで、奥さんは日本人。
 その MAJER のいくつかの店ではおにぎりが売られている。買ったことないけど。(1.2ユーロ)
 どうやらイタリアにお菓子の修行に来た日本人が作っているらしいのだが、イタリアへ来ておにぎりを握らされている菓子職人って、ちょっとかわいそうな気がするなあ。
 同じ握るのでも寿司なら、世界中でつぶしが利くけど、おにぎりじゃなあ。

 でも「Onigiri」を掲げてニューヨークでおにぎり屋を始めて、ロッキー青木みたいなアメリカン・ドリームになったりして。
「寿司なんてもう古いんだぜ、アニメ? ちがう。これからはオニギリだ」
 なんて、いままで寿司ネタについて英語で蘊蓄を語っていた、ウォールストリートあたりのスノッブなガイジンがオニギリについて語り出し、世界中に新しいタイプの日本かぶれの「オニギリ野郎」が出現するかもしれない。
 もちろん、アボカドの入ったオニギリも登場する。

さて、
 混雑を承知でリアルト橋までやってきたもうひとつの目的は、ACTV のプリペイドカード( suica みたいな非接触ICカード)を作ること。

 こちらに来てから Vaporetto は1回6.5ユーロから7ユーロに値上げされた。

 5年間有効のカードの発行料が一般で40ユーロ(住所がある人で10ユーロ)するけど、以後、11ユーロをチャージすると10回乗れる。
 本土方面の路線バスにも乗れる。
 切符売り場のない乗り場(我が家の最寄りの S.STAE もそう)からも楽に乗れる。
 切符を買うのに並ばなくてよい。(時に混んでいると30分以上並ぶ)

 我が家はベネチアの地理的中心にあって、主な場所へはどこでも徒歩15分圏内なのだけど、10回で11ユーロなら、日頃の買い物にも気軽に使える。

 しかし、たかが交通カードのくせに、さすがイタリア、ひどく手続きが面倒で、二枚複写の用紙に記入して特定のチケットオフィスに提出する必要がある。こういう制度があるという告知もほとんどされていない。
 書類を出すとそれを見ながら係員がデータ入力をする。
「写真もってきたか?」と聞くから「ないよ」というと、パスポートの写真をウエブカメラで取り込んで写真入りのカードができあがる。
 僕の場合、係員がパスポートからうまく撮影できず、ガラス越しに直接、僕の顔を撮影して作った。
(だから最初から写真は要らないんだけど「写真持ってきたか」と必ず聞かれる)


 ズボンの予備は十分にないので、帰宅後はすぐに洗濯して外に干し、いつものように仕事。

 午後3時20分。また地震。
 午後3時50分。雨が降り始める。

2012年05月19日

郊外へ

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 午後からとあるお宅に招待されているので、始動は早く。
 
 午前8時前に広場でメールチェック。
 通勤通学の人通りはあるのだけど、この時刻、ベンチに座っているのは、いつもナイキのマークのジャンパーを着ているホームレスの人と僕だけ。

 大道音楽家とホームレスと僕は、一日に何度も広場で一緒になるので、お互いに顔を覚えている。
「広場でいつもパソコンを拡げている東洋人」というのは目立つので、僕が知らないだけで他にも僕を覚えてしまっている人はたくさん居ると思う。

 明らかに顔なじみなのは、COOPのレジの人とか、量り売りのワイン屋の人(笑)とか。

 できれば、そういう人たちと世間話ができるような語学力をつけたいものだ。
 最終目標はバールで役人の悪口をいいながらワインを飲む、てやつだが。

 昼前、自動車社会と自動車のないベネチアの接点であるローマ広場でT教授のプリウスにピックアップされ、高速道路で郊外へ。
 イタリアではエンジンの音がしないといやだという人が多くて、あまりプリウスは売れていないらしい。
 エンジニア的には、どうせコンピュータで数値制御しているのだから、回転数や燃料噴射装置などの情報からDSPでエンジン音を合成してスピーカーから出すくらいのことはそんなに難しくないと思うのでつければいいと思う。
 車には遊びが必要。静かな車もいいと思うけど、イタリア人のいうこともわかる。
 実際、趣味性の高いオートバイの設計には「心地よい振動を残す」ことが求められている。振動を小さくする方がむしろ簡単で、心地よい振動を設計で作り込むのは難しいのだ。

 イタリアに来て以来、初めてベネチアを離れて、イタリア本土に。

 郊外の住宅地の邸宅に到着。
 どう少なく見積もっても敷地は300坪以上ある。
 庭には大きなもみの木が2本あるのに、広々としたオープンスペースがあり、梅やソメイヨシノも植えられている。梅の実はグラッパに漬けて梅酒を作るのだそうだ。

 さっそく、奥さまの手料理の小鯵とオリーブの前菜、イカスミのスパゲッティ、ホワイトアスパラと牛肉のハム、マグロのサイコロステーキのようなもの。
 飲み物はプロセッコとシャルドネ。
 プロセッコはベネト州の葡萄品種、シャルドネも、もともとこのあたり北イタリアのものだそうだ。

 食事の後は、テラスで昼寝。
 大相撲14日目を録画で見てから、周辺を車で案内してもらう。

 あたりはベネチア貴族が Brenta 運河沿いに別荘を建てていた地域で、ホーンテッドマンションみたいな超豪邸が並ぶ。
 多くはホテルやレストランに改装されているが、一部は朽ちていたり、個人が住んでいたりする。
 極めつけは、ナポレオンやムッソリーニも泊まったことがあるという「イタリアのベルサイユ宮殿」こと、Villa Pisani。
 敷地内に迷路があったり、バラ園があったり、本館の回廊や屋根などにはさまざまな彫刻があったり。時間がないので中へは入らず。

 夜9時半からは、T教授夫妻と自家用車とバスのパーク&ライドでベネチアへ戻り、コンサートを聴くはずだったのだけど、朝に起きた高校生死亡したテロ事件のせいで中止。
(町全体には特に自粛モードなどはなく、なぜ、離れたところのその事件で中止になったのかはまったく不明)

 やむなく(?)サン・ポーロ広場でビールとピザの会に変更。

 4月24日にイタリアへ来て以来、初めての休日でした。
 あとは執筆中の長編を書き終えるまで休みなしの予定。

2012年05月18日

8年半ぶりの店で51食ぶりの外食

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 ベネチアは北緯45度26分。札幌よりもかなり北。
 最低気温11℃、最高気温20℃。
 今日も寒い。

 広場へ出たら wifi が検出できない。
 デバイスドライバーの動作不全っぽいのでパソコンを再起動しようとしたら windows update 16本が始まってしまって、にっちもさっちもブルドッグ。
 待っている間に凍えてしまった。
 午前9時30分にやっとメールを送信。

 帰宅したところで、メールを受け取った編集者から電話。
 新刊の宣伝文とか営業活動の計画とかの話。

 朝食の後、洗濯。
 本当は午前中に日が当たるので、もっと早くしたかったのだけど。

 寒くて仕事のやる気が出ないうちに腹が減ってくる。
 語学学校の手続きを終えた妻が帰宅したところで、昼食。

 今日もまたペンネ。ソースはお手軽にツナとする。

 ペンネがなぜ簡単かというと、スパゲッティに比べて、
  1)沸かす湯が少なくていい、
  2)茹でた鍋から揚げるのにザルが要らない。
  (鍋にフタをして隙間から湯をこぼせばいいから)

 ゆで時間11分の間に、楽勝でトマトソースが準備できてしまうので、茹で上がったペンネをそこに放り込んで軽く混ぜればできあがり。

 外の方が暖かいので、パソコンを持って外出。
 外の仕事場は、本日も Museo di Storia Naturale .

 夕方から、妻とリアルトの方へ出てウィンドウショッピング。
 Trattoria alla Madonna で妻の誕生日ディナー。
 焼きアーティチョーク、イカスミのスパゲッティ、黒鯛のグリル、プロセッコ。
 2003年の12月には同じこの店で僕の誕生日ディナーをした。
 8年半ぶりにこの店に来たことになる。

 そういえば、5月1日の夕食を最後に、僕はすべて家で自炊していたので、51食ぶりに外食をしたことになる。
 たぶん、これは連続自炊新記録だ。
 その前がホテル暮らしで21食連続外食だったけど、このくらいはNECの技術者だった独身時代に3食社員食堂だったり、シリコンバレーを行き来していた時代にホテル暮らしだったりしたから、時々ある。

2012年05月17日

大台

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(昼は一人なので作るのは一番手軽なペンネが多い。これはマッシュルームとムール貝のトマトソース ペンネというのは「ペン」のことで「作家」という意味もある)

 あいかわらず寒いけれど、幸い日差しが強いので、カーテンを開けておくと窓から赤外線が入ってきてくれる感じがする。外の気温が室内より高くなったら、まどを空けて暖気を入れよう。

 2袋目のコーヒーの粉がなくなったので、豆を町内の MAJER からナショナルブランドの LAVAZZA に変更。
 LAVAZZA の方がちゃんとした酸味もあって美味しいと判明。
 日本で売っている同じものより美味しい気がするのは、回転がいいからか、水や空気があっているのか。そもそも袋の封を切った時の薫りが違うような気がする。

 編集さんからメールで、発売前の事前の仕掛けのため、さらに発売日を7月11日まで遅らせたいと。

 6月下旬発売の当初予定に合わせて、営業活動のためにわざわざ飛行機代使って日本へ一時帰国するので、ずらしてもいいけどキャンペーンをしっかり計画してね、とお願いする。

 初版印税に比較して帰国飛行機代は馬鹿にならないので、しっかり重版狙わないと。
 イタリアに戻るのが遅くなると、世の中が夏休みになって、飛行機代も高くなる。

 正午前、原稿、大台に乗る。
 ここから終盤へ。

 今日も、Museo di Storia Naturale にはライオンのような猫がいた。

 ううう。3週間ギターを弾いていない。ギター欠乏症。
 ギターを売っている楽器屋は見つけてあるのだけど。中古の安いのないかな。

 夕方、散歩がてらリアルトのレストランまで歩いて予約しに行ったら、予約は取っていないので、当日直接来てくれと。

 本日の支出は70セント。(生協の水 1.5Lx2本)

(夕方のサンジャコモ広場は子供だらけだ。こんな風景、この10年、日本で見たことない)
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2012年05月16日

寒い家でイタリア人の幸福について考える

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 天気予報によれば、午前中雨で、最低気温12度、最高気温17度。
 これでは午後になっても部屋の温度が上がらないし、外へ出て暖を取ることもできない。家の中でなんとか暖かく過ごさなくてはならない。
 というわけで、台所で熱風式オーブンの扉を開けて、それを送風暖房機として使う。
 ただし、飛行機に乗っているような轟音が鳴る。
 そこは SONY WALKMAN のノイズキャンセル機能が便利……。
 と、専用イヤフォンを探していたら家中の電気が消えた。
 階段の電気も点かない。

 ブレーカーがとんだらしいが、ブレーカーがどこにあるのかわからず、アパートの下の倉庫をまさぐっていたら3階のオジサンが Buonjourno とやってきて、廊下の電気が点いたので、どこを操作したのかと聞いたら、「ここだよ」と。
 とまあ、そんなわけでドタバタ喜劇のような朝の光景。

 ノイズキャンセルのイヤフォンは見つかったけど、オーブンを暖房に使うのは無理だとわかったので、どうでもよくなった。

 ちなみに、テレビに天気予報専門チャンネルがあって、一日中、3分くらいの周期で天気予報を流しているけど、その内容が更新されるのは一日二回だけだ。
 予報の内容も朝、昼、夜、となっているだけで、きめ細かな情報は一切なし。

 そういやバスルームの天井燈は切れたままでまだ治っていない。まあ、イタリアだからね。

 最初からイタリア生活に、完璧なメンテナンスとか完璧な作業とか一貫性のある対応とか、そんなものは期待していないので、こういうのは特にストレスではない。

 そういう自然環境に生きていると思えばいいだけだ。

 太陽が昇ったのに曇っていて薄暗い、とか、雨が降って道路が濡れている、と文句をいってもしかたがない。それと同じ。
 降る日も照る日も曇る日もある、ということだ。

 だってイタリア人もイタリア人に期待していないのだから、絶対に改善されたりしないのだ。

 代わりに、夏時間でいつまでも陽が高い夕方、広場を囲むバールでワインを飲みながら、子どもたちが遊び回る姿を見ているという幸福が、ここにはある。
 たぶん、壊れたものがすぐ治ることと、こういう幸福は両立しない。

 Vapporetto の料金が何の前触れもなく6.5ユーロから7ユーロになっていたり、郵便局にあるはずの手続き書類がいくつもの郵便局を探し回って見つからなくて、挙げ句にやっと見つかった書式は古い物だったりとか、窓口で聞いても、払い込むべき手数料の金額を誰も知らないとか。
 行政システムからして(行政システム「だから」だとイタリア人は言うが)そんな感じ。

 たとえば、ここ数日、サンジャコモ広場では植え込みを囲む柵を作り直している。
 日本人がやれば、決まった寸法の杭をつくってきて打ち込むだけの作業だから、1日で終わると思うけど、ここでは、L型鋼の長い棒をもってきて、現場へ来てから職人が金切り鋸で1本1本切ったり溶接したりしている。
 作業の効率化とか、行政サービスのスピードアップ、なんて概念そのものがない。

 日本式作業の効率化を掲げた市長が当選して、公園のメンテナンスを効率化したりしたら、マフィアに暗殺されるかもしれない。(笑)
 だって、工期が5分の1になって、費用は半分に「なってしまう」から、きっと食えなくなる人が沢山出るのだ。

 イタリア人はみんなイタリアの社会システムに文句を言うけど、本心ではどこかでそれを許しているように見える。
 完璧な行政サービスなんかできたら、夕方のバールで話す話題がひとつなくなってしまうからね。どこの国でも役人の悪口は酒の肴だ。

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2012年05月15日

猫はライオンの仲間だった

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 なぜか昨日はひどく疲れが出て、夕食後、小休止と思ってベッドに入ったら、そのまま起きられずに眠ってしまった。

 というわけで、朝4時に起床。
 何はともあれ、moka でコーヒーを淹れて。(笑)

 さっそく仕事開始。
 台所が一番暖かいのだけど、それでも午前6時過ぎに、あまりに足が寒くて、離脱。ベッドに潜り込む。
 とにかくここでは寒さにやられている。

 午後は自然史博物館の庭のテーブルへ出かけて仕事。

 そこで見た猫が植え込みの中のトカゲを捕まえるときのスピードといったら。
(顔と尻尾の先以外の毛を刈られている不思議な風体の猫)
 爽やかで心地よい風が吹き抜けていくテラス。
 建物の中に入るには8ユーロ。庭までなら無料。(笑)

 夜は妻が外食なので、冷凍のむき身のアサリを買って来て、スパゲッティーニ・ボンゴレ。
 こちらはパスタが安いので、いろいろ買って来て楽しんでいる。
 細長いものは、細い方から、カッペリーニ、スパゲッティーニ、スパゲッティの順。
 他に常用は、ペンネ・リガーテ、ステラリーネ、など。

 ひきつづき、執筆快調。

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2012年05月14日

龍井茶(ろんじんちゃ)

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 ベネチアの朝、本日は快晴。始まりは龍井茶(中国の緑茶のひとつ)で。

 これは先人の置き土産。
 このアパートの住人は、我が家の前はスペイン人で、その前は日本人だったようなのだけど、なぜに未開封の龍井茶が?
 うちはもともと中国茶をよく飲むので龍井茶は歓迎。
 イタリアはコーヒー社会で、紅茶にしてもリプトンイエローラベルが幅を利かせていて、あまり美味しいお茶が飲めないところ。

 執筆の調子が上がってきた代わりに身体がいろいろ傷んでくる。
 小説書きは肉体労働である。

 腰は頻繁にストレッチ。
 右手首は保存療法で、執筆以外にはなるべく使わない。
 ドアも左手で開けるようにする。(など、いろいろ不便)

 それにしても、パナソニック・レッツノートのバッテリーのスタミナはすごい。一日、どこで仕事しても電源の心配が要らない。
 こちらの体力・気力がバッテリーより先に負ける。

 COOP の品揃えが安定しなくて、一人当たり消費量が日本の7倍のイタリアのくせにトマトがなかったり、COOPのくせにCOOPブランドの水が品切れだったり、常用の San Benedetto の frizzante (発泡水)がここ何日、売っていなかったり。

 というわけで、本日は COOP と BILLA の両方へお買い物。ゴミ捨て袋も枯渇してきたので、袋ももらう。(正確に言うと袋は「買う」0.1 euro )

 夕方、来客。

 呼び鈴が動作せず、1階から上がってくる階段の電気が点かなくなっていることが判明。

 夕食はマッシュルームのオムレツ。
 ムール貝入りアチェートバルサミコ・サラダ。

2012年05月13日

雨の朝

 窓の外で水の垂れる音がしていた。
 上の家の洗濯物から垂れる滴かと思っていたのだけど、窓を開けると雨降り。

 寝る前に118チャンネルで天気予報を見たときにはそんなこと言ってなかったのに。
(118チャンネルで1回3分くらいの天気予報を延々と繰り返している)
 いずれにしても昨日は28度くらいあったと思う最高気温も一転17度とひんやりとしている。

 初期コストがだいたい落ち着いてきた。
 ランニングコストとしての食費だけだと、ちゃんとした食事をしていても、外食なしなら二人で一日あたり10ユーロくらいで生活できるようだ。

 広場に出ないとネットがつながらないので、雨が降っていると情報遮断。
 黙々と小説を書こう。

 昼前に雨が上がったので、ネット繋ぎと買い物のためサンジャコモ広場へ。(日曜は生協が午後1時まで)
 iPod touch がくたびれてきているので、こちらで新しいのを買ってしまおうかと、アップルのイタリア語サイトで値段を調べたら、199ユーロ。(日本では16800円)
 もう少し買うのは我慢しよう。

 晴れると紫外線が強烈なので、スプレー式の日焼け止めを買って来た。

 また寒い日に逆戻りで、家の中でフリースを着て仕事だ。
 自分の事務所みたいにアーロンチェアじゃないので、同じ椅子に座り続けることができず、部屋の中でも場所を移動しながら原稿を書くのだけど、ソファに胡座(あぐら)をかいてパソコンを操作していると、ソファが冷たくて身体が冷える。

 午後の散歩の後、また広場でネットにつないだが、寒くて芯まで冷えてしまった。

 執筆、ひきつづき好調。
 おかげで右の手首が痛み始めている。

 本当の追い込みはこれからなんだけど。

2012年05月12日

内臓を取り出してください

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 朝食後、昨日ロケハンをしておいた市場へ。

 どんな物があるかは、だいたいわかっている。
 買い方はわかっていない。(笑)

 とりあえず尾頭つきで酒蒸しにして食べることを想定する。

 どれどれ、orate と書いてある、表示は複数形だから単数形は orata だ。
 辞書を引くと、チヌ、クロダイ、と書いてある。(まあ、見た目もそういう感じだ)

 女性名詞だから、指差して Questa !
「腹を出すか?」
 みたいなことを聞かれたので si と答える。
 明日は日曜日でゴミ収集がないので内臓を出してくれるのはとってもありがたい。

 内臓のある状態で目方を量ってから内臓を取り出す、水で濯いで紙でくるんでからビニール袋に入れてくれる。
「他には?」「それだけ」
 と、量り売りだから、ここで言われる値段を聞き逃さないようにする瞬間がいちばん緊張する……
 のだが、値段を口で言わず、計りから出てきたレシートを差し出して見せてきた。
 さずが、魚市場も、外国人なれしている。(楽だけど、ちょっとつまらない気もする)
 3.9ユーロ。
 ここで、5ユーロ札を出さずに、2ユーロのコインを2つ出す、くらいにはこちらも買い物に慣れてきている。 (こういう小さな進歩が自分の中ではうれしい)

 日本で2000円札は流行らなかったけど、ドルでもユーロでも5/10ではなく、わりと2の整数倍が単位になっている。

 ちなみにユーロの硬貨は、
  セントが 1,2,5,10,20,50セント の6種類。
  ユーロが 1、2ユーロ の2種類  
 全部で8種類もあるので、ポケットから出して瞬時に計算するのはかなり難しい。

 そこで、右ポケットには50セント以上の硬貨、左ポケットにはそれより細かいもの、というふうに3種類と5種類にわけて持ち歩いている。
 こうすると、5ユーロ以上の買い物の時にはお札と左のセント、それより少額の時は右からユーロ、左からセント、という感じでかなり計算がすっきりする。

 80セントは、日本なら「50+30」だけど、こちらでは「4x20」という感じなので、50セントはセントの仲間というよりユーロの仲間。
 フランス語で80を quatre-vingts というのがこの感覚なのだろうと思う。

 Bancomart (ATM) で300ユーロを下ろすと、4x50+5x20 というお札が出て来る。
 日本では1万円札3枚だよね。
 こちらでは50ユーロ札でも、ぎりぎり大きすぎて使いにくい感じ。

 次回は、自分から「このクロダイ。内臓を出して」と言えるようにしたい。

 午後は新しい仕事場の開拓も。
 家から2分ほどの、Museo di storia naturale (自然史博物館)の中庭に屋根があって、椅子とテーブルがあって、無料で、余り人がいなくて、静かに仕事ができる。
(入館料は8ユーロです。日本語パンフレットもあります)

 それにしても急に日差しが強くなって、外はかなり暑くなってきている。
 紫外線も強烈なので、外出時は日焼け止めを塗った方がよさそうだ。

 夕食は、オーブンで作ったクロダイと野菜のワイン蒸し。

 食後も仕事。
(本日分については)進捗、よし。

 写真はできあがったクロダイのワイン蒸し。
 野菜は、トマト、ズッキーニ、マッシュルーム、玉葱、黄色いピーマン、ルッコラ、レタス。
 安すぎて不味かった生協の紙パックワイン150mlとオリーブオイル大さじ3杯を周りから入れて、アルミホイルをかぶせてオーブン(200℃)で30分。

2012年05月11日

市場の研究

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 本日はちゃんと午前6時起床。
 まず、サンジャコモ広場でメールチェック。

 パンを買って来て朝食。
 焼きたてパンで朝ご飯を食べるってだけで贅沢な気分。

 こちらではパンも量り売りなので、思いパンと軽いパンでは見かけの大きさと値段が釣り合わないけど、逆にいうと腹に溜まる具合と値段が比例する。(笑)

 ここ数日、あまり歩いていないので運動不足解消が本日のテーマ。
 観光客があまり動き出さない午前中に、サンマルコ方面へ。

 まず、リアルト市場。
 買い物の仕方を予習するために、各種の魚を写真に撮って帰ってくるが、札に書いてある魚の名前が、ほとんどイタリア語の辞書に載ってない。

 おい! 日常生活にまるで役に立たないぞ>小学館

 ふつうに売っている魚くらい載せておいて欲しいなあ。
 新聞を読むようないわゆる「難しい語彙」は分解して語源を辿ると意味が想像できることも多いけど、動植物の名前などはそれができないので、辞書に載っていないとお手上げ。
 で、和伊辞典には結構載っているのだけど、逆引きはできない。

 食べ物には違いないので、食べてみろ、という話なのだが。

 魚市場から渡し船で向かいのサンタ・ソフィア広場まで大運河を渡る。
 そこからサンマルコ方面へ。
 サンマルコ広場を遠巻きに避けたところに大きな雑貨屋を発見。
 食器、工具、電気製品などもあって、ちょっとしたホームセンターという感じ。
 ステンレスメッシュのザル(9.5ユーロ)と簡単なボウルを購入。わーい、またキッチンが改良された。

 問題は、もう一度、来ようとしたとき、ここへ辿り着けるかどうかだ。(笑)
 一応、帰り道のようすを写真に収めてきたけど。

 帰宅して妻に写真を見せると、この店は、以前にベネチアに来たときに行ったことがある店だという。
(その時は、サンマルコ広場近くのホテルに滞在した)
 隣がスーパー(生協)だということも覚えていた。
 僕はまったく覚えていない。

 昼食後、仕事開始。

 18日間、イタリア料理を食べ続けているけど、ありがたいことに特に飽きるということはない。

 まあ、僕の場合、(3日間で)12食連続福井のおろし蕎麦を食べたり、家でつくったカレーを10食続けても、それが美味しいものである限り、満足する人なので。
 美味しくないものを食べるのはいやだけど。美味しいものは何度でも大丈夫です。
 と、書いていたらカレーライスが食いたくなってきた。イタリアで日本風のカレーライス作るのはけっこう面倒だな。

 話は飛ぶけど、イタリア暮らしが快適な理由のひとつは、ゴミがあまりでない、というのもある。
 日本のあの白い発泡スチロールがいちいちゴミ箱に増えていく感じの圧迫感は、僕の心に意外に大きなダメージを与えていたようだ。

 こちらの店舗は狭いので、思いも寄らないところに商品が陳列されている。ワイン売り場の天井近いところに鍋が提げられていたり、瓶詰め食品売り場の上方に、Moka Express (家庭でエスプレッソを淹れる超小型のボイラー)の交換パッキング3つとアルミメッシュのセットが!
 日本ではアマゾンの通販でゴムパッキング1つで410円しているのだけど、こちらでは上記のセットが1.8ユーロ。
 需要と供給の差が出ている。
 自宅用にさっそく購入。

 枚数は進まないけど、面白いシーンが書けた。
 質も量もどちらも必要な時期なのだけど、まあ、片方が満たされているならしかたがない。

 明日の朝、ビンとプラスティックごみを出すのを忘れないようにしなくては。

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2012年05月10日

量り売り

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(ワインを量り売りしている酒屋
 ミネラルウォーターの空き瓶ペットボトルをもって買いに行く。すっかり常連だ)


 6時に目覚ましをかけたけれど起きたのは7時だった。
 部屋が寒いので寝床から出るのがいやだ、という情けない理由だ。部屋の中はほんとに寒いのだ。寒さは人を前向きな志から引き戻すね。

 広場でメールをチェックした後、朝食用に MAJER のパンを買ったのだけど、買ってあった古いパンをフレンチトーストにしたのでお腹いっぱいになってしまった。
 パンを2つ買って85セントとか89セントとか奇数の値段なのでなんでだろうと思ったら、パンも重さで量り売りだった。

 この国ではワインもパンも野菜も魚も量り売りだ。
 そういえば、子供の頃、醤油や味噌が量り売りだった。
 ビンを持って買いに行ったものだ。

 昼近くなって外の気温がかなり上がったので、窓を開け放ったらやっと室内も居心地のよい気温になってきた。
 気温が上がるとやる気も出る。人間は動物だ。

 CASIO EX-WORD という電子辞書に小学館の伊和・和伊中辞典を組み込んで使っているのだけど、変化型で検索できるので便利。
(動詞の変化をちゃんと覚えようとしない、という副作用もあると思うけど)
 とはいえ、辞書に載っていない単語も結構ある。
 日常語彙というのは結構大きいものだね。当たり前だけど。それと、この地方の方言も多いかもしれない。僕には標準語と方言が区別できるほどの語学力がない。

2012年05月09日

眼鏡を直すには眼鏡がいる

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 バスルームのキャビネットに用途不明のものがいろいろあったり先人のひげ剃りとか歯ブラシとかがあるので、写真に撮ったのち、使える物と捨てるもの、使わないけど保管しておく物、に分類。

 執筆中の小説。
 書いたところまでをプリントアウトして読む。
 HPの小型のプリンターを持ってきている。インクの補充がキヤノンやエプソンよりも楽であろうと考えた。
 日本とは型番が違うけど、ちゃんとHPのサイトには互換インクの情報がある。

 朝、眼鏡のレンズを洗うときに鼻に当たるところを折ってしまった。
 生協で瞬間接着剤を買って修理成功。
 トマトを4つ買って1ユーロちょっとなのに、接着剤が4.5ユーロ。高いなあ。

 眼鏡は遠近両用と読書用、そしてヨットで使っている遠く用のサングラスを持ってきている。遠近両用が壊れるとかなり不便なので、予備をもってくるべきだった。
 読書用を持っていなかったら細かい接着作業に支障をきたしたところだけど、結果よし。眼鏡を直すには眼鏡がいる。

 瞬間接着剤の説明書を読むのに辞書を10回以上引いた。
 結果、常識的なことしか書いていなかったのだけど、ときどき日本の常識が通用しないことがあるので、失敗が許されないときには慎重になる。

 外国にいると、日頃、ローカルな常識というのに頼っていることがよくわかる。
 日本で洗濯用の洗剤を買うときに、「洗剤」という文字を読むことなく、商品名だけ見て間違わずに洗剤を買っている。
 イタリアでは常識が違うので、パッケージや商品名を見ただけでは洗剤であるかどうかわからない。
 洗濯機の所に「ソフラン」という製品が置いてあって日本では柔軟仕上げ剤だけど、イタリアのものは洗剤だった。間違って使っていたら危うくぬるぬるの洗濯物ができあがるところだった。

 日本でもイタリアでも、「洗剤」とか「接着剤」とか機能を表す一般名はごくごく小さな字で書いてあるだけだ。それでも間違えずに物を買えるのは「常識」で判断しているからだ。

 日本で「アタック」というと洗濯用洗剤だ。
 イタリアでは眼鏡を修理するのに使った瞬間接着剤の名前がアタックだった。
 イタリアの瞬間接着剤アタックは名前が日本の洗剤みたいで、容器の見かけが日本の目薬みたいだった。
 アブナイアブナイ。
 だからスーパーマーケットでも辞書が手放せない。

2012年05月08日

ATMで降ろせない

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 昼間、外は暖かいというか、暑いのだが、家の中はずっと寒い。

 壁を触ると冷たい。その冷たい壁に部屋の空気はいつも冷やされている。煉瓦造りの建物が冬の間に冷えたまま温まっていないためだ。
 気温を直接計ってはいないが、天気予報では最高気温が25度とか28度とかになっていたりするはずなのだけど。
 そんなわけで、外から家にもどると、一枚余計に羽織るという、ふつうの感覚と逆のことになっています。
 この季節に家でフリースを着ているなんてね。妻はウルトラライトダウンだ。
 事前に気温を調べてきたせいで、あまり暖かい服装を持ってきていない。それで余計に凍えている。

 そんななか、懐もやや寒くなってきたので、早めにシティバンクの口座から現金を降ろそうとした。ところが降ろせないことが判明。
 限度額を超えているのかと思って最初の値からだんだん小さくして3度やってみるが、すべて「カードが有効でない」とか「あなたのカードでは海外で降ろすことができない」なんて(英語で)言ってくる。
 暗証番号が間違っているのかと思って、別の番号を入れてみると「番号が違っている」といってくるので、それまで入れていた番号は正しいはずだ。

 これが解決しないと、いろいろと面倒なことになる。

 サン・ジャコモ広場からネットで銀行にログインしてみると、なんと海外での引き出し限度額の設定がゼロになっていた。
 しばらく海外へ出ていなかったので、不正に引き出されないようにそうしていたのだね。(本人、忘れていたけど)
 限度額の変更はネットからは減額しかできず増額はできない。
 しかたなく広場からスカイプでコールセンターへ電話して増額手続きをして解決。

 細かいことだけど、いろいろな設定をすべて覚えているわけではないので、やってみるといろいろあります。
 CITIの口座からの引き出しは久しぶりに使うので国内のATMで降ろせることは、出発前にわざわざ確認してきたのだけど、海外分と国内分の限度額設定が別になっていたのでした。
 本当に手元の残高がギリギリだったら、うんとあわてていたかも。

 遅い昼食は、カッペリーニを使ったスープパスタ。
 スープは固形スープだけど、瓶詰めのおつまみアイテム少々入れるとなかなかいいダシになる。
 カナレジオのインチキな中華料理屋で食べた麺が、すごくいいヒントになっている。災い転じて福となす。

 路地の突き当たりで、大道芸のバイオリン弾きとギタリストが、小銭を道にぶちまけて勘定していた。
 この二人、あちこちでよく見かける。
 大道芸ズレしているとはいえ、ジャズバイオリンとパーカッシブなアコースティックギターで、なかなか素敵な演奏をするんだよね。

 夕方、また広場へ出ると、遊んでいた子供が突然「コ・ニチワ」という。その声を聞いて誰が居るのかと僕の方を向いた父親が「コンバンワ」、そうそうそれが正解、という感じでこちらは "Buona sera!"

 夕食は、生ハムとメロン。トマトとモッツァレラチーズ。
 ペンネをマッシュルーム入りトマトソースで和えて。
 飲み物は赤ワインとプロセッコ。
 3日前に樽から買った赤ワインが空気に馴染んで美味しくなっている。

 イタリアに来て二週間あまり。初めて1セントも使わない日となった。

ベネチアの家計と日本の将来

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 ベネチアは観光地だし、土地が限られているので、不動産も物価も高い、と言われている。
 たしかにホテル代は高いし、数百円でゆっくり座って食事のできる場所があまりないので、外食しているとかなり高くつく。
 ホテル住まいの最初の一週間は部屋代を別にして飲食費が一日一人当たり平均3000円だった。(朝食はホテルの宿泊代に含まれているので、この計算には入っていない)
 黄金町の仕事場に通って昼夜2食を外食していると1日1300円くらいなので倍かかる計算だ。


 ところが、アパートに引っ越して自炊をするようになると、様相は一変する。

 Barilla のパスタがキロ当たり150円。 (日本では400円?)
 米がキロ当たり80円。 (日本では400円)
 瓶入り700グラムのトマトペーストが90円。

 野菜の値段は日本の半額から3分の1。

 ハムも安いし、チーズもすごく安い。(もちろんすごく高いものもあるけど)
 モッツァレラ・チーズが牛のものならわずか100円。水牛で350円。
 
 おいしいワインが、1本あたり200円。(美味しくなくていいなら100円以下)
 ビールが500mlで150円。(80円くらいのものもある)
 水がペットボトル1本1.5リットルで50円。
(ベネチアの水道は飲めるけど、この値段なら買って飲もうと思う)

 つまり、給料が日本の半分でも、イタリアでは毎晩美味しいワインつき(ビールよりワインが安い)の食事をして暮らすことができる。

 日本ももう経済成長はしない。
 一人当たりの給料を低くして、仕事を分け合って生きていく時代がやって来る。

 どうやったら、イタリアのような暮らしができる国に変えていけるのだろう。
 ついつい考え込んでしまう。

2012年05月07日

町に馴染むということ

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 昨夜は、夜8時にサン・ジャコモ広場のベンチでパソコンを使っていたら、フランス語を話すカップルが通りかかり、イタリア語で道を聞かれたので、英語で教えた。(笑)

 まだとっさにイタリア語が出てこないけど、少しだけ存在が地元に馴染んできているかもしれない。

 やや遅めの朝食の支度をしていると、大家さんがバスルームの切れた電球の交換にやってきた。
 大家さんはベネチア大学の副学長さん。直々に脚立を持って電気のカバーを外そうとするのだけど、やはり僕と同じように外し方がわからない。

 作業を諦めたところで、コーヒーを淹れておもてなし。
 というわけで、我が家の初ゲストはベネチア大学の副学長でした。

 いつものように、サン・ジャコモ広場へ出かける。
 座って仕事をしていたベンチのすぐそばで、若い学生風のふたりがバイオリンとチェロの弦楽二重奏を始めた。
 バッハ、それから、ベネチアが地元のビバルディ。
 室内楽付きの野外執筆(笑)! 心地よすぎる!

 電話で妻を呼出し、しばらく一緒に聴いて、それぞれにおひねりの小銭をチェロのケースに置いて、向かいの生協へ。
 35ユーロ分食料品を買い込んで、冷蔵庫をいっぱいにした。
 いままではあるものを食べる生活だったけれど、これで「何を食べるか選ぶことのできる生活」に辿り着いた。

 荒物屋で紅茶を入れるポットにもつかえるホーローの計量カップと包丁を研ぐ砥石を購入。
(家にあるすべての刃物が切れない!! トマトの皮に歯が立たない!!)

 着々と生活に不足していたものが揃ってきた。

 午後六時半、午後四時半から開くはずの量り売りのワイン屋へ。
 先日もいたじいさんが店の人と長話をしている。
 言語はおそらくベネト語。イタリア語だってろくにわからないのにこっちはお手上げ。
 広場でも年配の人同士はベネト語で話している。聞こえてくる限り、ベネト語はイタリア語に余り似ていない。
 沖縄で聞くウチナーグチみたいな感じ。

 とはいえ、イタリア語も通じるので、今日こそ、念願の prosecco (ベネト州産の同名の葡萄品種で作られた微発泡の白ワイン)をペットボトルに1.5リットル買うことができた。
 3.9ユーロ。(420円 1.5リットルだから普通のワイン2本分)
 これがさっぱりしてすごく美味しいのだ。

 とりあえず夕食前に、おつまみをちょこっと出して二杯ほどのむ。
(アルコール度数も低いので、感覚的には少し遅めのおやつの時間という感じ)

 出直して、昼に生協で発見したフライパンを購入。
 あとはボウルを買えば台所は完璧になる。
 どこで何を売っているかがわからない、というところからなので、やっぱり引越から1週間はかかるなあ。

 こちらの店は店舗が狭いこともあって、在庫の商品すべてを並べていない。
「砥石ある?」なんてこちらの欲しいものを聞いてみないと見つからない。
 最初のうちは、覗いてみただけで「ないや」と思っていたけれど、Buona sera. とかいいながら、入っていって、どんどん店の人に聞くと、けっこう手に入る。
 引っ越して来て一週間、そういうライフハックが身についてきて、やっとこの町が「自分の暮らしている町」という心地よい気持ちになってくるのと、必要なものが揃うのとが同時進行していく。

 台所/食堂の電気が切れる。
 引越後1週間で2ヶ所の電球が切れるって、僕たち切れやすい性格??

 小説は第二章まで。

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2012年05月06日

Domenica 執筆快調

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(サン・マルコ広場 有名な「カフェフローリアン」 本文とは関係ありません)

 日曜日なのでゴミの回収はない。

 午前8時のサン・ジャコモ広場は結構騒がしい。
 犬の散歩、テーブルや椅子を並べ始めるレストラン。

 いつものようにメールをチェックしていると雨が降ってきた。あわてて退散。
 ずっとほったらかしのブログを更新しようと思ったのだけど。

 帰り道、前をゆく散歩中のブルドッグがうんちをして、それを飼い主が広告のチラシで拾ったと思うと、そのまま紙にくるんで運河に放り込んだ。
 公徳心があるのかないのか、微妙な行動。

 うんちは運河で分解されるが、紙の方はセルロースなので分解されるにしても少々時間がかかる。

 朝は、もともと美味しくない上に干涸らびてしまった生協のフランスパンをフレンチトーストにして食べる。
 あんなパンが、と思うほど美味しく化けるもんだ。厚化粧の女って感じ?
 厚化粧でも何でも、結果がよろしければ大歓迎。
 大切なのは出自でも経過でもなく結果である。

 雨降りだとネットに繋げない、という事情を知らない人は理解できない因果関係。
 雨だけ上がってもベンチが濡れていると座れないしね。

 というわけで、居間のテーブルでお仕事開始。

 時々、ゴンドリエレの声がするので窓の外を見てみる。雨の中、傘を差して乗っている観光客。船頭さんは麦わら帽子が雨よけ。フランス語で案内をして通過していく船頭さんもいる。

 昨日、更新したイタリアへ来てからの最高執筆枚数を達成して、一旦休憩。

 妻が「米を炊く」と言い出したので、鍋で炊いた。
 計量もままならない山勘でやったらいい感じのお焦げが出来たので、インスタントの中華スープをかけたら立派な中華お焦げ料理になった。

 ちなみに、生協で数種類の米が売られていて、日本と同じ短粒米も売っている。2kgで1.5ユーロくらい。スパゲッティの約半額。

 ちなみに、日本では国産米よりも輸入品のスパゲッティの方が安いので、「貧乏人は麦を食え」状態になっている。

 午後の買い物は、BILLAへ。(日曜の生協は13時で終わりだった)
 Barilla のパスタが1Kgで99セントのセール。安いなあ。この国、生きていくのが楽だなあ。
 ベネチアはイタリアの中では物価が高いはずなのだけど、でも安い。
 横浜であきたこまちは1kgあたり特売でも350円くらいするもんなあ。

 到着以来、けっこう歩き回っているけど、いまだ、ベネチアで楽器屋やCDを売っている店を見かけない。

 午後5時、次の休憩のため、散歩がてらサンタルチア駅の無印良品へ。
 シャワーで身体を使うメッシュのタオルを購入。5.25ユーロ。(日本なら300円あれば十分だけど)

 帰宅後、パンと軽いつまみと、そして安ワインとで軽食タイム。
 ワインのアルコール度数の低いのがいいね。
 酔いたいのではなく、そこそこ美味しいものをつついて良い時間を過ごしたいのだ。

 午後7時過ぎから、また仕事。
 前半のハイライトシーン。ここができれば小説が成立する。
 この小説を書きはじめて最高の日産原稿枚数。
 このまま、調子を維持したい。

2012年05月05日

朝食前にパンを買う暮らし

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(ゴンドラ渋滞中 本文とは関係ありません(笑))

 午前7時50分起床。ちょっとゆっくりだった。

 COOPのパンがひどかったので、Majer にパンを買いに行く。
 ヨーロッパは朝早くからパン屋が開いていて、朝食に焼きたてのパンを食べられる。
 以前、アントワープ(ベルギー)にしばらく居たときもそうだった。
 日本の昔の豆腐屋みたいなものだね。

 何種類もあって値段もわからないのだけど、試しに外に胡麻のついた黒パンを。
 2.4ユーロと日本並みに高いけど、とっても美味しかった。

 午前九時前、ゴミ清掃員が路地に出されたゴミを集めて回っている。

 こっちに来てすぐに気づいた違いがいろいろ。

 歯垢がたまらないので歯磨きが楽。
 食べ物が違うと歯の汚れ方が違うようだ。

 身体も汚れない。
 自動車がなくて、煤煙を上げる工場もないので、空気がきれいなのだと思う。
 夜の星がきれい。
 日本にいると、ずっと理由もなくよく軽い咳が出た(アレルギーじゃないかと医者に言われた)のだけど、こちらへ来たらぴたりと止まった。
 その代わり、綿花のような白いふわふわが一日中空気中を舞っている。なんだろう。

 夕方、日が入らなくなった後、窓を閉めていると部屋が冷えてくる。
 レンガや石でできているからだろう、気温よりも建物が冷たいのだ。窓を開けると暖かい空気が入ってくる。

 西洋は洗剤や石鹸や整髪料の匂いが強い。

 キッチンの掛け時計はぜんまい式だ。(カチカチうるさい)

 窓の下の運河を通るゴンドラを見ていると、ピアノフィニッシュの黒い船体と椅子などの装飾の感じが日本の霊柩車にそっくりだと思う。

 さあて、〆切がどんどん迫ってきている。
 今日はあまり遠くへは出かけないで、静かに仕事をしてすごすよ。

 昼は今度は BILLA (計ってみたら歩いて3分50秒)でパンとトマトとチーズを買い、在庫のハムとでパニーノ(サンドイッチ)を作って食べる。
 僕にとって立食い蕎麦はちゃんとした昼食でサンドイッチはそうでないのだけど、当たり前に売っているチーズやハムが日本のご馳走並に美味しいここの町ではその認識を変えて暮らしている。

 イタリアに来て以来、日産で最高枚数の原稿を書いたところで、懸案事項の解決に出発。

 中国人がやっている100円ショップ的雑貨屋へ。
 食器を洗った後の水切りカゴ、足踏み式のゴミ入れ、などを見つけ購入。
 これで台所がぐっと使いやすくなった。ほっとひと息。
 作業しにくい台所というのはとってもストレスフルなんだよね。

 あと残り必要な台所アイテムは、砥石(cote)と24センチくらいのフライパン。
 キッチンの刃物がすべて切れない。
 トマトの皮に跳ね返されている。

 夕食は久々に近くへ出るつもりでいたけど、結局、めんどさくなって prosecco だけ買ってこようと近所の量り売りの酒屋にペットボトルをもって買いに行き、間違えて赤ワインを買ってしまった、というオチも付けて自宅で食事をすることにした。
 量り売りのワイン屋には、観光客はこないので看板すらろくにない100%ローカル。

 ワイン屋に行ったその時刻、広場にはマリオネットの大道芸人が出ていて、子どもたちがそれを取り囲む。その姿が昔の日本の紙芝居屋みたいだと思った。
 子供の多い町はよい町だ。

 夕食。スパゲッティ・ペペロンチーニにアスパラガスのソテーを載せたやつ。
 おかずは、トマトにモッツァレラチーズを載せたやつと、茸のオイル漬け、スタッフド・オリーブ。
 それと間違って買って来た、1リットル2.2ユーロの量り売り赤ワインを少々。
(水牛じゃないモッツァレラチーズは、生協ブランドでわずか98セント)

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(大混雑のサンマルコ広場付近)

2012年05月04日

スーパーを巡る旅

 ゴミ出しは、普通ゴミに関しては毎日。
 ガラス(この分類には、PETやプラスチック、アルミが含まれる)は、近所の人の出す日を見極めてその日に、と言われている。

 夜のうちに玄関の前に出しておくと、朝までに回収に来ると聞いていたが、実際は朝10時くらいまでに集めに来るようだ。
 ベネチアには自動車はないから、ゴミ回収員も路地から路地を歩いて集めて回るわけで、大変な仕事だ。

 というわけで、初めてのゴミ出しで、夜に出したゴミが朝になくなっていないから、ちょっとびっくりしたけれど、よそのうちのものもでているから、しばらく様子を見ているうちにやがて、収集員が来て持っていったようだ。

 路地の清掃も、ユニフォームを着た人がときどきやっている。
 全島、どの路地も観光客が歩くし、犬の糞は頻繁に放置されているし、鳩やカモメの糞もあるから、掃除の仕事もなかなか大変だと思う。

 それでも、ベネチアのそうしたインフラはかなりしっかりと機能している。
 明かりにしても、どんな狭い路地にも街灯がついていて、夜中でも真っ暗になる道はない。
 治安はとてもよく、広場のベンチでパソコンを拡げて仕事をしていても、かっぱらいに遭う不安はない。

 さてこちらは、仕事は仕事で淡々とこなしつつ、気分転換に生活改善に手を付ける。

 当面の問題は、食器を洗った後の水切りがないこと。
 ゴミを分別して捨てておくごみ箱がないこと。
 鍋はたくさんあるがフライパンは小さなものしかない。
 洗いやすく、捨てやすくないと、料理の楽しさが半減する。

 ベネチアは「ここへ行けば何でもそろう」という大規模店がない。
 ごみ箱や食器の水切りをどこで手に入れたらいいかわからない。

 というわけで、とりあえずカナレジオのスーパー BILLA へ行ってみることにした。
 歩くと結構遠いのだけど、トラゲット(観光用でない渡し船のゴンドラ)をつかえばかなり近道ができる。
 と地図で確認して最寄りのトラゲット乗り場へいってみるが、岸のこっちにも向こうにもゴンドラの姿はない。いくら待ってもそれらしいものは現れない。
 休業とかいつが運行時間だとかそんな表示もない。

 しかたなく20分以上歩いて BILLA へ。
 この店は初めて行くわけではないが、家の近くのCOOPばかり行っていたものだから、品揃えの豊かさに興奮する。
 それでも調理器具はごくわずかしかなく、買う決心をするには至らない。
 店からリアルト橋よりの Canpo S.Sofia にあるトラゲットは運行していたので、50セントで魚市場のところまで運河を渡ることができた。
 大運河を渡るにしても、リアルト橋は観光客で混雑しているので、用事があって使う通行路としてはひどく効率が悪いから、50セントの渡し船はありがたい。

 広場へでてネットに繋ぎ、BILLAの他の店舗を検索。
 なんと、家の南の近いところにあるではないか。
 というわけで、仕事から帰ってきたカミサンと合流して、S.POLO の BILLA へ。
 カナレジオ店ほど大きくないけど、食料品的には使える。

 夕食は、Penne rosso con tonno e funghi.
 ツナとマッシュルームのトマトソースのペンネ。
 1リットル1.4ユーロで買った箱入り白ワインは不味かった。
 もう少し高いのにしようと思う。

2012年05月03日

買い物の練習(笑)

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(朝の Campo San Giacomo da l'orio = ここのベンチが僕の仕事場のひとつ)

 朝一番に下まで新聞を取りに行く。
(家ではインターネットがつながらないのでサン・ジャコモ広場へ「朝日新聞デジタル」をダウンロードしに行くことを「下まで新聞を取りに行く」ということにした)

 朝食はスクランブルエッグに昨日のペスカトーレソースをかけたもの。

 こっちのプチトマトは枝付きで、一粒一粒、味も大きさもバラバラ。
 それが自然なはずなのに、日本の野菜はおかしいと改めて思う。

 そういえば、放射能騒ぎの時に、二股のニンジンやトマトが獲れたのを放射能の影響で奇形ができた騒ぐ人たちがいたのを思い出す。
 自然というのは不揃いなものなのだ。不揃いこそが自然のなせる技だ。
 工業製品じゃないのに、粒の大きさも色も味も全部揃ったプチトマトの方がよっぽど異常。

 アメリカもそうだけど、ベネチアの玉子は黄身の色が薄い。
 日本の玉子はエサで色をつけているのでオレンジ色をしている。色が濃い方が栄養があると勘違いしている消費者のために赤いエサを食べさせて色をつけているのだ。
(テレビでやっていたけど、ニワトリに緑の餌を食べさせると緑色の玉子も産ませることだってできる)

 バスルームの電球が切れた。

 朝食後は再び広場でメールのやりとりを済ませ、COOPで買い物をして帰ってくるといういつものパターン。
 Posso avere una borsa ?
 ゴミを捨てる袋が必要なので、今日はスーパーの袋を買った。一枚10セントを2枚。

 昼食はハムとチーズとパン。
 ヨーロッパはどこでもだいたいパンは美味しいのだけど、ここのCOOPのパンはいまいちだ。

 広場に行くたびにCOOPに立ち寄るのをしばらくの間のルールにしているので、二度目のコープでは、一番安いビール、追加のトマトペースト、追加の発泡水、オリーブの瓶詰め、唐辛子、オレガノ、などを買う。

 これで基本的な調味料(塩、砂糖、アチェートバルサミコ、オリーブオイル、白ワインビネガー、黒胡椒、唐辛子、オレガノ、バター、パルメザン・チーズ)が揃ったので、まずまず自由に料理ができるようになった。
 シトラスのシロップというのも置いてあって、試しに嘗めてみたら、酸っぱくて少し甘くて、サラダなんかに使えそうな味だった。
 
 イタリア料理は、日本でも家やレストランで食べているので、イタリアに来てイタリア料理だけを食べていても、異国で口に合わないものを食べている感じが全然ない。
 日本で食べている料理が、一部分だけに範囲が狭まっているだけのことだからだ。

 食事に関しては、どの国よりもイタリアが馴染む。
 アメリカでは同じ味なのはステーキとハンバーガーだけで、中華も日本食も日本とは味が違う。

 午後3時過ぎ、妻が昼食抜きで帰ってきたので、ペンネを茹でてトマトペーストとチーズをかけるだけの手抜き料理。
 瓶詰めの「キノコのオイル漬け」「スタッフドオリーブ」をつまみに出して、ベルギービールを飲む午後。

 その後、仕事の続き。
 途中、電気のエクステンションコードを買いに出る。
 部屋が広すぎるので、電源の延長コードがないと人間が壁に貼りつかざるを得なかったのだ。

 バスルームの天井の電球を交換しようと椅子を二段積んで試みるも、カバーの外し方がわからない。
 見えないところがどうなっているのか、日本の電気器具の常識が通用しないのでお手上げ。
 無理にやったら壊しそう。
 とりあえずもうひとつバスルームがあるので、問題解決は明日以降とする。

 夕食はサーモンのコットレッタ(薄いカツレツのこと)の予定。

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(昨日の買い物)

2012年05月02日

日常生活

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 このところ悪くなっていた右肩の調子が今日は少しいい。昨日の引越では、徹底的に右腕を使わないようにしていたからかもしれない。

 窓を全部空けるのは、昨日の経験で懲りたので、開ける窓と普段は閉め切ったままの窓を決めた。

 一週間のホテル暮らしの後、ついに朝ご飯を自宅で食べる。(笑)

 妻は仕事に出かけていき、僕は洗濯をしてから、広場へ出てネットにつなぐ。
 プリンタのドライバーを入手しないと印刷ができない。
 これがデータサイズが大きくてイタリアの回線が遅いので、ダウンロードに30分かかる。
(実は朝食前に一度やりにきて時間がなくて諦めて一時帰宅した)

 細々と足りないものがあるので、少しずつ調達。
 
 COOP でニンニクとパルメザンチーズを買って帰って、昼もひとりで自炊。スパゲッティ・ポモドーロ。

 うまい!

 ずっしり重いパルメジアーノ・レジアーノが10ユーロくらいしかしないので、チーズおろし器で毎回おろしてたくさんかけるだけで、オリーブオイルにガーリックの薫りを移してから市販のトマトソースいれただけのソースを絡めたスパゲッティが、一気に美味しくなる。

 好きなときにコーヒーが飲めて、どこで何を食べるか考えずにあるもので食事を作ることができる。
 やっぱり、その当たり前のことができる自分の家はいいな、と一週間のホテル暮らしの後に思う。

 窓を開け放っておきたいが、ハトが飛び込んできそうだというジレンマ。部屋の中をハトが飛び回る騒動が目に浮かんでしまうから。

 時折、窓の下の運河を観光客を乗せたゴンドラが通過していく。家の下は運河の中でもかなり狭いので、ある意味、ベネチアらしいというか、ゴンドラならではの楽しみ方ができる裏路地観光だ。
 反対の窓の下にある Ponte Storto (斜め橋)から写真を撮る人たちが多いのも、ベネチアの狭いところがある種の魅力になっているってことらしい。 

 外は暖かいが、煉瓦造りの建物なので、窓から日が入らなくなってくると、部屋の気温が下がってくる。

 午後4時過ぎ、二度目の wifi。
 広場は子どもたちがいっぱいいて、サッカーをやったり、ただただ走り回ったり。
 ちなみに、イタリアでは出産費用は無料。
 少子化を社会問題として捉えている日本で出産費用が高いのは理不尽だと思う。

 ついでに二度目の COOP。
 袋をくれないので、背中のリュックに入る分だけ、何度かにわけて買う。袋は買ってもいいのだけど、買い物の練習を兼ねて。
 パン、魚介のミックス、マッシュルームの瓶詰め、水。

 夕方、妻から電話があり、外食してくるというので、こちらは予定通り、スパゲッティ・ペスカトーレ。
 コープで買ったできあいの「海の幸ミックス」は、ゆで加減が塩っぽかったな。
 トマトソースには塩を入れず、上からかける擦りおろしパルメザンチーズを塩代わりにするのだけど、食材の塩は抜けない。

【本日の失敗】
 砂糖だと思って、コーヒーに岩塩を入れてしまった。
 砂糖はズッケロだということぐらいは知っているので、オリジナルの袋に入っていれば間違えないのだけど、キッチンのビンに入っていたもので。
 何度もモカでコーヒーを入れているけど、初めて砂糖を入れてみて大失敗。

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2012年05月01日

アパートで新生活

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 午前6時半起床。

 前日に主だったものはアパートに運んである。
 ほぼ身の回りのものを小型スーツケースに入れて9時半、チェックアウト。

 混雑ピーク前の Vaporetto で S.Stae 停留所まで、アパートはそこから4分。
 というわけで、午前10時、引越終了!

 24時間券があと1時間使えるから、と、すぐに家を出て San Marco まで行ってみることにする。

 途中、おそらくは「ため息の橋」へ続く狭い水路への大運河側の入口がゴンドラの大渋滞。
 そこを Vaporetto が警笛を鳴らして蹴散らして定時運行する姿は香港あたりのハイテンションを思わせる。

 水上バスを降りたそのサンマルコ広場がこれまたすごい人出。
 これが反政府デモなら世界中に報道されるだろうという人間の数だ。
(折りしも今日はメーデーである。イタリア国内ではちょっとした混乱があったらしい。テレビを見る限り。たぶん。)

 そうしたなかに、「カフェ・フローリアン」など、伝統のある店が周囲の喧噪を吸い込んでしまうような風格を見せている。

 それにしても驚くほどわずかな日本人しか見かけない。
 不景気が続いて日本人の旅行は完全に「安近短」になっているのかな。
 中国人が完全に取って代わっている感じ。
 団体旅行をしているのはだいたいドイツ人やアメリカ人。

 カナレジオ地区では観光客相手の出来の悪いものを売っている店が多いが、サンマルコ界隈はちゃんとしたものを売っている店が多く、同じガラス製品でもウィンドウから目を見張るようないいものを発見したりする。(同時にお値段も目を見張るものだけどね)

 iPad でナビゲーションしながらリアルト橋まで歩く途中、バールでパニーノ(サンドイッチ)のランチ。

 そこからは iPad で地図を見ながらほぼ最短距離で、午後1時、アパートへ戻る。

 さて、晴れてきたので洗濯だ!
 ドラム式の洗濯機がいろいろなプログラムがあるので、説明書を見ないとわからない。
 というわけで洗濯はイタリア語の説明書の解読から始まる。
 洗濯機のそばに置いてあるさまざまなケミカル品も「たぶんこれが洗剤のように思えるのだが」みたいな感じで、洗濯を始めるまでに20分ほど要したりする。

 日本語・英語のどちらかで済まないと、突然、知能が低下した人間になる。
 それが外国暮らし。

 その後、色々歩いて、合計13000歩。

 夕食の準備をしていたところで、電話があり、ベネチアで講演をした日本の仏教家を交えての会食に誘われる。
 ウクライナ人2人、クロアチア人1人、イタリア人1人、日本人4人で、ピザを食べる。(公用語日本語)

 今日の収穫。
 輪廻という思想は本来仏教にはない考え方だということ。

 ベネチアは湿度が高いのか、洗濯物の乾きが悪いなあ。
 窓が10個あり、しかも外の雨戸と内側のガラス戸になっているので、全部空けると閉めるのが大変。

img alt="Rxxx.jpg" src="http://www.agawataiju.com/diary/images/R0016316.jpg" width="480" height="360" />

img alt="Rxxx.jpg" src="http://www.agawataiju.com/diary/images/R0016321.jpg" width="480" height="360" />

2012年04月30日

ほぼ引越

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(朝の S, Geremia 広場。
 奥のベンチがわりと空いていて wifi の電波がよく午後は日陰でパソコン作業に最適)

 午前5時半に目が覚めたので、広場へ出て仕事をしようと思ったら未だ暗かった。
 二度寝したら今度は8時。(笑)

 アパートの鍵を受け取る日なので、水上バス(vaporetto)の24時間券を使って二日間で引越。

 小さいスーツケース2個分をもって S.Stae まで乗る。
 アパートは vaporetto の駅から徒歩3分ほど。

 鍵を受け取って、中を案内してもらう。
 シャンデリアのかかった広い居間、二つのベッドルーム、二つのバスルーム、キッチンにも4人掛けのテーブル。
 100平方メートルなのだけど、横浜の家の99平方メートルより倍以上広い感じがする。
 鍵のかけ方、ゴミの出し方。
 どうやら部屋からインターネットの接続は無理のようで、近くの広場へ行く必要がありそうだ。

 近くのバールでパスタを食べ、COOPで簡単な食材を買って冷蔵庫にしまう。
 空のスーツケースをもって、vaporetto でホテルへ戻る。

 vaporetto は大混雑で、最初に来たのには乗りきれず、次のにやっと乗った。
 明らかに定員以上乗船している。
 ちょっと想定外のショックを受けたら転覆しそうな揺れ方で、ヨット乗りとして揺れ方の異常さに気づいてしまうだけに生きた心地がしなかった。
「転覆してもこの空のスーツケースはしばらく浮いているだろうから……」なんて考えていたわけで。

 ホテルからアパートへの3度目の荷物運びを済ませると、夕食はアパートのある S. Croce 地区で。
 il refolo というレストランのテラス席は心地よく、料理も店員の対応もよくて楽しい食事になった。
 ただし、お釣りを間違えてきて、指摘したらさらに間違えて減ってきて、3回目に直接レジまでいって、マネージャーに話を付けてちゃんとしたお釣りをもらって帰る。

「料理は美味しく楽しんだよ」
「忙しくて疲れてしまって計算に頭が回らなくなってて」(英語)
 みたいなことを言うので
「近くへ越してきたところだから、また来るよ」(英語)
 というやりとりをして、少し前から降り始めた小雨の中を vaporetto で帰ってくる。
(24時間券は3回乗れば元が取れるのだけど6回乗った。明日も1度乗る)

 できればイタリア語で同じようなやりとりをしたいものだけど、向こうが英語ができるので、ついついベネチアのレストランの会話は英語になる。
(注文はできるだけイタリア語でするようにしているのだけど)

「上野駅前の竹下通り」生活も明日朝までだ。

2012年04月29日

白いカラス

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 午前6時半、散歩に出る。
 ベネチア竹下通りもこの時刻は人通りが少ない。

 ホテル近くの S.Geremia 広場のベンチでメールなどの確認。
 午前7時を過ぎると、地元の人だけでなく観光客も通過し始める。

 小さな運河沿いに北へ行ってみる。
 途中のゴミ集積所に、カラスならぬカモメが集まっている。

 ふと「白いカラス」というベネチアを舞台にしたサスペンス小説のタイトルを思いついた。
 内容はまったく思いついていないが、タイトルを決めてその気になれば内容も思いつくはずだ。
 とはいえ、今この瞬間に書きたいわけじゃないので、それ以上を思いつくのは後にしておこう。(笑)

 最北端にもベネチア大学のキャンパスがあった。
 今日の分の宿泊は空きがあるらしく、Vacancy の貼り紙を二ヶ所で見つけた。

 Bar Brek でカプチーノを飲んで、午前8時、ホテルへ戻る。
 1時間半で3700歩しか歩いていない。

 昼はサンタルチア駅へ行ってみる。
 2003年に、ものすごく不味いピザを食べた場所の定点観測。
 値段はすぐ外の繁華街よりは少し安い。
 Panini Speck というスモークハム(?)のサンドイッチ。3.2ユーロ。

 ホテルに戻ってロビーで仕事して、S.Geremia 広場のベンチで仕事。
 類は友を呼ぶのか、いつのまにか背中合わせのベンチに座っている6人のうち5人がパソコンを開いていた。
 ベネチアは繁華街の広場でパソコンを開いていてもカッパライに遭わないほどとても治安がいいのだ。

 あとはホテルのロビーや部屋で仕事。

 BILLAというチェーンのスーパーへ行って、水とビールとパン(3.1ユーロ)を買い、町のフリット屋でフリットミストと野菜のミックス(8ユーロ)
 これで二人分の夕食。

 ただし、これにはオチがあって、スーパーで水だと思って買って来たのがサイダーだったので、向かいの店へ水を買いに出直した。
 ビンを見て発泡性の水だと疑わなかったのだが、Gassosa というのは発泡水の商品名ではなく、サイダーという一般名詞だったのだ。

2012年04月28日

イタリアも連休

28日
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(人でごった返すサンタルチア駅近く)

 本日よりこの地はメーデーまで4連休。
 イタリアもゴールデンウィークなのだ。

 というわけで、サンタルチア駅からものすごい数の人間が絶え間なく吐き出されて来る。
 ホテルのロビーで仕事をしていると、空室はないかとフロントに問い合わせに来る人が後を絶たない。

 ホテルは全島フルブッキングの状態。

 駅前には荷物の番をしながら男性の宿探しをガイド本を読んで待っている女性が多数、ベンチを占領している。

 駅の反対側に無印良品があるというので、行ってみる。
 なるほど、という旅行者になかなかうれしい品揃えだけど、日本よりもかなり高い。

 表通りがあまり混雑している故に存在自体に気づかない角を曲がってみると、そこにはいきなり住宅街が拡がっている。
 ランチはそこの新上海餐館という中華料理屋へ行ってみる。
 中国語、英語、イタリア語でメニューが書いてある。
 麺類の所は spaghetti と書いてある。
「なんていいかげんな」と思ったのだが、実際に出てきた麺は中華の麺ではなく、本当にスープに泳いだスパゲッティだった。かなーり面白い体験。

 外が大混雑で、公園のベンチなどが仕事に使えないこともあり、本日はあまり出歩かず、ホテルで仕事。
 ロビーで仕事をしていると、少なくとも5分に1組の頻度で「空き部屋はないか」と尋ねてくる客がいる。とにかくベネチアはもういっぱい。
 業を煮やしたフロントは、まもなく玄関の外に「予約でいっぱい」の貼り紙を出した。

 夕食も近所でサンドイッチなどを買ってきて部屋で食べる。

 毎日、時には一日に二度、水やビールを買いに行っている向かいの店の黒人女性(ビーナス・ウィリアムズ風)には完全に顔を覚えられている。

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2012年04月27日

携帯電話契約(vodafone 20ユーロ)

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 ベネチアでの生活の場所は基本的にはサンタ・クローチェ地区のアパート、カフォスカリ(ドルソドゥロ地区)のベネチア大学のコミュニティだ。
(現在はアパート入居前なのでカナレジオ地区のホテル)

 というわけで、土地勘を養う意味もあって、毎日、大学近くとアパートの周辺へ出かけている。

 今日はベネチア大学の妻の部屋を訪問。
 日本・日本語関係の訪問者の為の部屋だが、書庫に森鴎外全集とか夏目漱石全集とか、近ごろの日本ではあまり見かけないけど懐かしい感じの本が大量にある。
 ここのインターネット回線もあまり速くない。

 大学近くのコンピュータショップ。
 日本と圧倒的な品揃えの差。
 たとえば日本なら、たかがUSBケーブルひとつ取っても同じ機能のメーカー違いがずらりと並ぶけれど、こちらのショップではそれぞれ一種類ずつしかない。値段も高い。
 でも、よく考えればそれでも十分という気がする。
 競争があることは悪いことではないが、そのために産み出す社会の無駄も大きい。

 その隣の vodafone のショップで携帯電話を契約。

 こちらでは携帯電話の端末と回線は別々に売られている。
 もともとイギリスの mobell という会社の回線を契約していた。
 端末と回線が日本で簡単に買えるのと、通話料が完全に従量制で月額固定費などがまったく要らないのが特徴。
 そのかわり、ローミングになるのでイタリア国内で使うのに通話料が高く、しかも受信にも通話料がかかる。

 mobell で購入した4900円のサムソンの端末がSIMフリーだったので、それに vodafone のSIMカードを買うことで、イギリスの携帯電話だった同じ機械がイタリアの携帯電話に生まれ変わった。費用は20ユーロでそのうち、プリペイドの電話代が10ドル分。
 これで、イタリア国内への電話は、1分間10セント。
 契約時に100分の通話料が含まれているので、おそらく、二ヶ月のイタリア滞在中はこの20ユーロでまかなえてしまうだろう。
 404に電話をかけると電話代の残高がメールで送られてくるのだけど、15ユーロ分あった。
 たぶん、なにかのキャンペーンで5ユーロ分追加されているのだと思われる。vodafone の競争相手の TIM などは10ユーロで5ユーロ分の通話なので。
 414に電話をかけるとメールでなく自動応答の音声で残高がわかるはずなのだけど、数字だけでなく長々とイタリア語の機械音声が続くのでさっぱりわからない。(笑)

 近くの広場でサンドイッチのランチを摂って、その後、いつものようにアパートの方へ。
 広場のベンチが人で埋まっていて、仕事の場所が確保できないので、コーヒーだけ飲んで帰宅。

 ホテルのロビーで仕事をしているところに、ベネチア大学のT先生が来訪。
 T先生の案内で近くのバールへ。
 観光客向けの繁華街がホテルから1本目の狭い路地を曲がっただけで、地元の人のエリアになる。
 静かで居心地のよい空間。
 プロセッコ(ベネト州で作られている微発泡性のワイン)を飲みながら1時間ほど話をする。
 T先生はめちゃめちゃ日本語が自然で、ほとんど外国人と話している気がしない。

 夕食はヨーロッパでは珍しいチェーン店の Ae Oche で。
 ここはインターネットが無料。

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(建物の角と角のわずかな隙間もベネチアではれっきとした道)

携帯電話契約(vodafone 20ユーロ)

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 ベネチアでの生活の場所は基本的にはサンタ・クローチェ地区のアパート、カフォスカリ(ドルソドゥロ地区)のベネチア大学のコミュニティだ。
(現在はアパート入居前なのでカナレジオ地区のホテル)

 というわけで、土地勘を養う意味もあって、毎日、大学近くとアパートの周辺へ出かけている。

 今日はベネチア大学の妻の部屋を訪問。
 日本・日本語関係の訪問者の為の部屋だが、書庫に森鴎外全集とか夏目漱石全集とか、近ごろの日本ではあまり見かけないけど懐かしい感じの本が大量にある。
 ここのインターネット回線もあまり速くない。

 大学近くのコンピュータショップ。
 日本と圧倒的な品揃えの差。
 たとえば日本なら、たかがUSBケーブルひとつ取っても同じ機能のメーカー違いがずらりと並ぶけれど、こちらのショップではそれぞれ一種類ずつしかない。値段も高い。
 でも、よく考えればそれでも十分という気がする。
 競争があることは悪いことではないが、そのために産み出す社会の無駄も大きい。

 その隣の vodafone のショップで携帯電話を契約。

 こちらでは携帯電話の端末と回線は別々に売られている。
 もともとイギリスの mobell という会社の回線を契約していた。
 端末と回線が日本で簡単に買えるのと、通話料が完全に従量制で月額固定費などがまったく要らないのが特徴。
 そのかわり、ローミングになるのでイタリア国内で使うのに通話料が高く、しかも受信にも通話料がかかる。

 mobell で購入した4900円のサムソンの端末がSIMフリーだったので、それに vodafone のSIMカードを買うことで、イギリスの携帯電話だった同じ機械がイタリアの携帯電話に生まれ変わった。費用は20ユーロでそのうち、プリペイドの電話代が10ドル分。
 これで、イタリア国内への電話は、1分間10セント。
 契約時に100分の通話料が含まれているので、おそらく、二ヶ月のイタリア滞在中はこの20ユーロでまかなえてしまうだろう。
 404に電話をかけると電話代の残高がメールで送られてくるのだけど、15ユーロ分あった。
 たぶん、なにかのキャンペーンで5ユーロ分追加されているのだと思われる。vodafone の競争相手の TIM などは10ユーロで5ユーロ分の通話なので。
 414に電話をかけるとメールでなく自動応答の音声で残高がわかるはずなのだけど、数字だけでなく長々とイタリア語の機械音声が続くのでさっぱりわからない。(笑)

 近くの広場でサンドイッチのランチを摂って、その後、いつものようにアパートの方へ。
 広場のベンチが人で埋まっていて、仕事の場所が確保できないので、コーヒーだけ飲んで帰宅。

 ホテルのロビーで仕事をしているところに、ベネチア大学のT先生が来訪。
 T先生の案内で近くのバールへ。
 観光客向けの繁華街がホテルから1本目の狭い路地を曲がっただけで、地元の人のエリアになる。
 静かで居心地のよい空間。
 プロセッコ(ベネト州で作られている微発泡性のワイン)を飲みながら1時間ほど話をする。
 T先生はめちゃめちゃ日本語が自然で、ほとんど外国人と話している気がしない。

 夕食はヨーロッパでは珍しいチェーン店の Ae Oche で。
 ここはインターネットが無料。

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(建物の角と角のわずかな隙間もベネチアではれっきとした道)

2012年04月26日

通常営業

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(3つ星ホテルだけど天井はベネチア様式のシャンデリアだ。手前は天井に糸を渡して干した洗濯物)

 本日より、基本的には通常営業。
 午前6時に起床して、さっそく近所を散歩。

 この時刻、橋を渡ってくる通勤の人たちが多数。
 ベネチアは町中観光地なので、ふだんは町を歩く人の速度がとても遅いのだけど、この時間帯に歩いている人はみな早足だ。
 ジョギングをする人を見るのもこの時間帯。
 人の流れを逆に辿って源を探ると、ローマ広場のバスターミナルに辿り着く。

 イタリア本土から通勤してくるわけだ。
 多くが今、宿泊していくカナレジオ地区に向かっているのがすごい。
 ホテルや観光客向けの店などが密集している、ある意味、ベネチアの経済の中心なんだね。

 ビニール袋に入れて出されたゴミを、カラスならぬカモメがつついていたりするのが、ベネチアっぽい風景かも。

 というわけで朝の散歩は2700歩。
 宿泊料金に含まれているホテルの朝食がなかなかいい。

 出かける前に、昨日買って来た紐を天井に渡して、物干しをつくる。

 二ヶ月滞在だと、季節の変化を考えた衣服は持ってくるけど、「この季節に着る服」という意味ではふつうの一週間の旅行よりも少なくしか持ってこない。
 一ヶ所に長期滞在する場合は洗濯ができるので、衣服の替えがあまり必要ないからだ。
 しかも、先がアパート住まいならなおさら。
 ただし、アパートが契約できる5月1日までの1週間はホテル暮らしなので、そうすると着るものが不足するわけで。

 まだ間に合ってるけど、試験を兼ねてとりあえず靴下と下着のパンツを洗って干してみる。

 そこで外出。

 妻はベネチア大学へ。
 こちらはとりあえず、大学のあるカフォスカリまで一緒に歩き、その後は、アパート方面へ。
 
 アパートの近くの店などを見て回った後、広場でインターネットにつないでメールのチェックなど。
 ストップウォッチを回して、アパートからホテルまで時間を計ると8分ほどだった。

 ランチは近所の揚げ物屋で Fritto Misto のテイクアウト(5ユーロ)、近くのバールでチェコのビール(2.7ユーロ)を買って部屋に持ち帰り。
 食後、ちょっと休憩して、コーヒーを飲むために外出、ここでついでにユダヤ人地区を歩く。
 いきなり前から来る人来る人、みんなユダヤ鼻。そして町に子供がたくさん。
 地元の人だけでなく、イタリア語を話す観光客らしいユダヤ鼻のグループもいた。

 日が暮れる前に21000歩を超えた。
 とにかくベネチアにいると、歩く歩く。

 ホテルに帰って、ロビーで仕事。
(実は部屋の机と椅子より快適)

 夕方になると、続々、チェックイン。
 英語を上手にしゃべるロシア語のカップル3組のグループとか。

 日本人もたくさん泊まっているはずなのだけど、夜に到着して朝早く1泊で出発してしまうらしく、ほとんど見かけない。
 イタリア語以外には、中国語、ロシア語、英語、ドイツ語、フランス語が多く、いまのところ日本語はそんなに耳にしない。
(大型連休が始まるとどうなるだろう)

2012年04月25日

ベネチアをリサーチ

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(写真の手前右の建物は五月から住むアパート)

 ベネチア生活の事実上の初日。
 飛行機で移動中は仕事をしたけど、本日は地域のリサーチのため、仕事はしないで調査活動。

 まず、妻が宿泊していたホテル(修道院が経営)に預けた荷物を今のホテルに移動する。
 昨日買ったバポレット(水上バス)の24時間定期が有効なうちに荷物運びを終わらせなくてはならない。
 そうはいっても、水上バスの乗り場までは階段のある太鼓橋をいくつか渡ったりしなければならず、重い荷物が身に堪える。

 旧ホテルから現ホテルへ荷物を移動したあとは、また水上バスに乗って、San Stae まで。
 5月から住むアパートは水上バスの駅からすぐ。
 外から場所を確認し、近くの広場など、コミュニティを歩いてみる。
 ベネチアは全島観光地だけれど、その中でも観光客はあまり通らない居住地域で、落ち着いたいい場所だ。

 そこからは徒歩で、再びホテルへ戻る。
 午後4時半、妻は近くへ、イタリア語を習いに行く。
 
 こちらは、近くのリサーチ。
 電話会社の店舗、スーパーマーケット、定点利用するバールの候補探し、など。
 BILLAというヨーロッパで展開しているスーパーがあったので、品揃えのリサーチ。

 そうこうしているうちにイタリア語講座の終わった妻から電話があり、教会の前で合流。
 地元ベネチア大学に通う大学生を交え、3人で夕食へ。

 地元大学生によさそうなレストランを案内してもらおうと思ったのだけど、考えて見れば地元であっても大学生がレストランなんて知らないよね。
 というわけで、3人でどこにしようかとさんざん歩き回る。
 少し裏へ入ったところで、若向きな感じのカジュアルなピッツェリアを見つけて、そこにする。

 色々な話をしているうちに、あっというまに時刻は午後10時。

 帰り道、行きから目をつけていた、屋台のスムージー屋が賑やかに盛り上がっている。
 そこの店員の女性がほとんど映画女優並みの美人で、本人もそれをわかりすぎるほどわかっていて、その能力をフルに使って営業するので、売れる売れる。
 近くで注文を捌くあいまに、視線で通りすがりの人を捕まえ、ショットグラスで試飲させて、大は8ユーロ、小で6ユーロの、果物をミキサーでドロドロにした飲み物を売る。
 日本でいえば野球場でビールを売るテクニックと同じなのだが、とにかくものすごい美人なわけで、アイキャッチの威力がすごいわけで。
 3人でドリンクを飲みながら、彼女の営業ぶりを観測。
 若い子たちはナチュラルに屋台の前で飲んで踊っていて、そこに売り子の女性の視線につかまっちゃったおじさんたちが加わる、という不思議なテンションが店を包んでいる。

 さすがベネチア、よく歩きました。
 午後4時以降だけで、iPod nano の歩数計は13000歩をカウントしていた。

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(聖母子像とカモメ ゲットー地区付近)

2012年04月24日

ベネチアへ

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 5時15分起床。
 冷蔵庫の中を空にしてゴミを捨てる。

 最後の決心。冬物のコートは持たず。

 タクシーを呼んでYCATへ。

 80分ほどで空港到着。
 結構知られていないけど、横浜は東京よりも空港アクセスがよい。
 リムジンバスの所要時間もとても安定している。
 羽田も東京のほとんどの場所よりも近い。

 チェックインの列もまずまずで、簡単に搭乗手続き。

 しばらく海外へ出ていなかったので、成田空港が新鮮。
 UNIQLOや無印良品があるんだね。

 鮨と蕎麦のセットの朝食。茶碗蒸しも揚げ出し豆腐もついて1450円。ま、鮨は書いてkずしレベルだけど。
 ウエイトレスがアニメ声で気色悪いのもちょっと減点。

 腹ごしらえができたところでクレジットカードラウンジへ。
 これもけっこうしょぼくて羽田の方が立派。
 とりあえずメールチェックしてコーヒーを飲む。

 午前10時25分、スイス航空161便でチューリッヒへ向けて機中の人となる。

 最初の機内食はビーフシチュー。
 粗末だけどけっこうよいお味。

 席が狭いのはしょうがないけど、エコノミークラスはトイレに並ぶのがねえ。
 さんざん並んでまっている間に、気流の悪いところになって、思いを達せずに席に戻り、また出直したり。
 真ん中の席だったので、通路側の人に迷惑かけました。

 それにしても SONY Walkman のインズキャンセル機能は強力。
 機内のゴーという音がほとんんど消えて静寂がやって来る。音楽を聴かなくてもノイズキャンセルを効かせておくだけで静かな生活。
(ちなみに簡易端末用の iPod touch、ジョギング用の iPod nano、音楽観賞用の WALKMAN と携帯音楽デバイスは3つもって来ている。

 これは(中に入った音楽が)現地調達できない必需品なのでパスポートやパソコンと並んで分類Aの荷物だ。
 洋服類は基本的に分類Bだけど靴だけはA。

 西へ向かうので、今日の飛行機はずっと昼を飛ぶ。

 機体の下のカメラをいつでも自由に見ることができる。
 北極海の流氷が美しい。
 やがてバルト海を北から下がるとドイツ上空を経てスイスはもう近い。

 中継地のスイス、チューリッヒ空港に到着。
 人生初スイスだ。
 空港内の時計がオメガの腕時計の形をしている。離発着案内板の液晶表示に描かれた時計がちゃんと現在時刻を刻んでいたり。

 せっかくなのでスイスフランの買い物(といってもクレジットカードをしてみようと、ビールを飲んでみる。(50clで6.5CHF)

 ほどなく乗り継ぎ便に搭乗しベネチアへ。
 チューリッヒから」ベネチアはわずか360km余り。
 東京大阪間より近い。ヨーロッパは狭い。
(イタリアへ来るからとアリタリア航空を使うと、オーバーランした感じのローマ経由になってかえって遠回りになる)

 ベネチア到着は現地時間午後7時過ぎ。
 長い一日でした。

 夕食はさっそくイタリア料理。
 イタリアのくせにあまり美味しくない店の多いベネチアだけど、初めての店で当たりがでて、よい初日のフィニッシュでした。

2012年04月23日

パッキング

 イタリア行きの持ち物リストは、大分前から evernote に書き出していた。
 直前に考えるだけでは漏れが出るので、思いついたときにすぐにメモしていたわけだ。

 分類A:パスポートやコンピュータなど、絶対に必要なもの。
 分類B:着るものや日用品など、必要だけれど簡単に購入可能であるから持って行くのを忘れてもいいもの。
 分類C:必ずしも必要ではないもので、荷物に空きがあれば持っていってもいいもの。

 そうしたカテゴリーをはっきりさせておくと、分類Aのわずかなものが準備できた時点で、とても心安らかになる。

 そんなわけで、午後には目途がついたので、マッサージの予約。
 痛めている右肩を庇っているせいか、また、ここのところ意外に寒いせいか、はたまた出発準備でなんとなく緊張しているせいか(実際、呼吸が浅くなっていることに気づく)、おそらくそのすべてが原因だと思うけど、肩がガチガチでやや脳貧血気味。

 午後6時55分。
 野毛のマッサージ「ちから」へ。
 50分肩と背中をほぐしてもらう。

 筍騒動と冷蔵庫の残飯整理に目途がついたことで、外食したくなって、ついでに野毛の飲食街へ。
 串揚げ「北村」で関西風串揚げ5本とビール。(1200円)
 都橋商店街の「華」でウィスキーのお湯割り。

 無理に入れればスーツケースひとつと背負いバッグになったけど、お煎餅がわれてもいけないので、小振りのキャリーバッグも動員することに。
 おかきと洗面用具しかはいっていない機内持込荷物。

 準備はできたのでさっさと寝た方がよいのだけど、なんとなく落ち着かなくて起きていて、それでも午前1時前、朝5時16分に目覚ましをかけて就寝。

2012年04月22日

事務所 休業準備

 車で出勤。

 しばらく事務所を閉め切ったままにするので、ギターを運び出す。
 ついでに事務所では使わないものをまとめて段ボールで撤去。
 これで少し広くなった。

 最後にコンセントを抜いておしまい。
(もちろん防犯のための監視カメラはそのまま)

 自宅に戻ってから、NOJIMAでヨーロッパ向けの買い物。

 ブレンズコーヒーで仕事。
 夜、荷造り開始。

2012年04月21日

オートバイと桜の木

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 イタリアへ出かける前にオートバイ駐車場の賃料を払いに行く。
 というわけで、バイクで出勤。

 ランチは気分を変えて駅に反対側の日本的中華料理「松林」へ。
 たまたま地元の読者の方がいて、ご馳走になってしまいました。
 日替わり定食は合鴨焼。680円。美味しかった。

 日が暮れるとやたら寒くなってきた。
 午後7時前、帰宅を決意。

 自宅で夕食を作って食べる。

 さあて、「仕事の続きだ」とスターバックスでパソコンを開くと、ファイルが最新に更新されていない。

 しかたがないので、コーヒーもそこそこに、午後11時前、再び、事務所に出勤。
 翌午前2時まで仕事。

オートバイと桜の木

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 イタリアへ出かける前にオートバイ駐車場の賃料を払いに行く。
 というわけで、バイクで出勤。

 ランチは気分を変えて駅に反対側の日本的中華料理「松林」へ。
 たまたま地元の読者の方がいて、ご馳走になってしまいました。
 日替わり定食は合鴨焼。680円。美味しかった。

 日が暮れるとやたら寒くなってきた。
 午後7時前、帰宅を決意。

 自宅で夕食を作って食べる。

 さあて、「仕事の続きだ」とスターバックスでパソコンを開くと、ファイルが最新に更新されていない。

 しかたがないので、コーヒーもそこそこに、午後11時前、再び、事務所に出勤。
 翌午前2時まで仕事。

2012年04月20日

不在のための事務的なこと

 未明に事務所近くで殺人事件があり、一部通行止めにて現場検証。
 大岡川にはダイバーが入って凶器を捜索していた。

 不在のための事務的なこと。

 携帯電話のパケット定額解約、各銀行口座の残高確認、事務所家賃二ヶ月分振込、旅行保険契約、その他、各所に連絡や留守中のコトン関する依頼。

 同じマンションの友人に郵便受けの面倒を見てもらう依頼といっしょに筍料理をもらってもらう。(一石二鳥)

2012年04月19日

羽毛布団洗濯

 長期の不在と衣替えが重なるので、洗えるものはできるだけ洗っておく。

 冬物の羽毛布団を洗濯機で洗う。

 ニトリやユニクロの安物は失敗しても惜しくない(買い換えるのとクリーニング代が大差ない)ので、ジャブジャブ洗ってます。
「洗剤の王様」という中性洗剤が大活躍。

 自然乾燥では無理なので、浴室乾燥機大活躍。

2012年04月18日

筍のもらい手 2

 昨日、自転車を置いて帰った。

 その自転車で一旦帰宅後、筍を2つもって都橋商店街の「華」へ。
 筍を渡してすぐ帰宅。

 これで、家に残った筍は調理済みのものだけ。
 ふう。
 一連の筍騒動もやっと収束を迎えつつある。

2012年04月17日

ユーロを購入

 昨夜、早寝をしたので早起き。
 サンドイッチを食べて出勤。

 とりあえずのユーロを少し購入。110円40銭。

 ランチは「てんや」で野菜天丼。
 疲れたので、午後7時過ぎに終了。

 自転車で帰宅し、筍2本をパッキングして、都橋の「華」へもっていく。
 これで未調理の筍は全部はけた。ほっとひと息。(笑)

2012年04月16日

筍のもらい手

 今日も朝ご飯は筍づくし。

 朝食後、マンションの中庭で運動。

 買ったものなら捨ててもいいけど、わざわざ山へ登って掘り出し、送ってくれたものを無駄にするわけにはいかない。

 黄金町仲間のデザイナー伊東純子さんに筍を2本もらってもらうことになったので、出勤途上にスタジオに届ける。

 粛々と仕事。
 小説が形になってきた。

 夜、帰りがけに「華」によったら筍をもらってくれるというので、後日、届けることに。

2012年04月15日

筍生活

 朝食はもちろん筍ご飯と筍の炊いたんである。(笑)
 
 NOJIMAに立ち寄ったら iPod touch などが値引き販売されていた。
「?」と思ってネット通販を見ても値段が下がっている。
 ということはつまり、新型の発表が近づいているのだな、と解釈。

 関内経由で伊勢佐木町の KALDI COFFEE FIARM でエスプレッソ用のコーヒーの粉を買い求めて出勤。
 ランチは富士そばで「桜小海老かきあげ蕎麦」(390円)。
 わかめが添えられているので葉桜だね。

 立食いそばにはよくわかめが入っているけど、蕎麦にわかめを入れるのは好みではないので、まっさきにわかめだけを食べてしまう。そうしないとわかめの匂いが出汁に出てしまうから。
 ふつうのそば屋ではわかめは入れない。あれは立ち食い独特の食文化だね。

 夕方頃、潮が満ちて海から遡ってくる水と上流から流れてくる大岡川の水が僕の事務所の前でぶつかり合って、桜の花びらが川面をびっしりと埋めた。

「夕食」は皇膳門で「ランチ」(680円)。美味しかった。

 午前1時半まで事務所で仕事。

2012年04月14日

今年も筍騒動

 雨降りの土曜日。
 そろそろ出勤しようかという頃、宅配便が到着。

 わ、毎年恒例の筍!
 三重県松坂の知人が自分の山で取って送ってくれる。

 急遽出勤を取りやめて茹でなくてはならない。
 大きな鍋がないこともあって、都合6つの筍を茹で終えたときにはもう夕方になっていた。半日仕事だ。

 とりあえず、鍋で「筍の炊いたん」、フライパンで「メンマ」をつくり、炊き込みご飯の下ごしらえをするともう夜だ。

 ご飯を食べ、連載エッセイの推敲を終えて原稿を送ると、もう夜も更けている。

2012年04月13日

13日の金曜日

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 午前中、まず、羽毛布団を洗う「洗剤の王様」の補充が届いた。

 午前1時過ぎにヨドバシの通販に注文したデジカメ GR Digital 4 が正午過ぎに届いた。
 すごいね。注文から12時間経ってない。
 確かに便利だけど、エコじゃないような気がする。
 そんなに早くなくてもいい。

 さっそく新しいカメラをもって出勤。
 いままで使っていた初代の GR Digital に比較して、相当、反応が良くなっている。待たされない。

 ランチは途中で「なか卯」の牛丼、期間限定250円。
 どちらかというと好きな食べ物の範疇に入るので大満足。

 大岡川あたりはまだまだ桜が豪華絢爛。

 やがて雨が降ってきたので、終電で帰宅。

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2012年04月12日

渋谷をロケハン

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 ここ3日ばかり書いているシーンの取材のため渋谷へ。

 行きの電車はイタリア語の単語カードづくり。
 紙じゃなくて電子辞書の中にだけれど。
(最近の電子辞書にはそういう機能があるのです)

 渋谷駅を出てまずはビックカメラへ。これは取材じゃありません。(笑)

 東急本店通りのシティバンク。
 そのあたりから道玄坂方面へ。
 道玄坂からは百軒店(ひゃっけんだな)円山町を通り抜け、神泉駅まで。
 並んでいる店や建物の種類、などを調査。

 ひととおり終わったところでスタバでアイスコーヒーを飲みながら、町行く人の観察。

 2005年から使っているデジカメ GR Digital が動作不安定になっている。そろそろ寿命か。
 イタリアへ行く前になんとかしないといけない。
 いろいろお金がかかる。

 渋谷駅で3本見送って4本目の電車で座って帰る。
(座らないと仕事ができないので)

2012年04月11日

妻を送り出す

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 午前5時半にかけた目覚ましより少し前、妻に起こされる。
「あと30分なんだけどパッキングが終わってないの」
 前夜、6時5分のタクシーの迎えを予約している。

 持って行くつもりの荷物をかなりギブアップしたらしいのだがまだスーツケースに詰め切っていない。

 あとから僕が持っていけばいいものを減量。
 完徹で判断できなくなっているので、僕がこれはいらないと決めつけて減量。

 5時40分、やっと化粧を始め、洋服を着てマンションのドアを出たのが6時8分。
 タクシーはちゃんと待っていてくれた。

 スーツケース二つをトランクに入れ、リュックを僕が担ぎ、一路、YCATへ。

 6時20分、リムジンバスは成田空港へ向かって出発していった。

 電車で帰宅して二度寝をしていると、8時20分、朝食を食べて手荷物検査の列にいると空港から電話。
 無事出発の模様。

 雨の隙間をついて出勤。

 ランチはご近所の「きぃ房茶」でタコライス。(700円)
 ヘルシーでおいしいバージョン。
 昨年の今頃はコザにいて、オーシャンでタコライス食べたなあ、などと思い出し。

 夜遅く、中継地ローマから電話。
 日本で海外用に購入したイギリスの会社の携帯電話を使ってイタリアから日本にかかってきた、というややこしい経路の電話。開通試験、完了。

 雨が上がったので、午前1時過ぎ、事務所を後にする。

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2012年04月10日

出発準備

 長期に海外へ出かける妻をサポートする日で在宅。

 右肩が痛むので自転車でいったん事務所へ出て診察券をとって、伊勢佐木町の整形外科へ。
 一時間半ほど待合室で待って、ステロイド注射1本。

 事務所に戻ってコーヒーを淹れて一息ついて帰宅。

 その間も妻は出かける準備をしている。

 改めて横浜そごうの地下食品売り場へ。
 美味しそうな刺身を3種類、割引で購入。

 夕食はわかめの味噌汁と刺身(本まぐろ、ヤリイカ、みる貝、帆立、とり貝)、それに胡瓜のごま油和え。
 このあたり魚介が豊富なベネチアでも食べられないはず。
 久々に夕食をフルで作った。

 食事が済んでもあいかわらず妻は準備を続行。
 僕の分担は、電気系、デジタル系の持ち物の確認など。
(充電器やケーブルの過不足がないように)

 午前3時、こちらは就寝。
 妻はまだ作業中。

2012年04月09日

桜巡り

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 気温上昇。予報では22度。

 オートバイで瀬谷の海軍道路の桜並木を堪能してから出勤。
 50kmほどの遠回り出勤です。

 午後9時過ぎまで淡々と仕事。

 本牧の夜桜に沿って走り抜けて帰宅。

 桜の名所に事務所を構えていながら貪欲さが止まらない。(笑)

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2012年04月08日

桜まつり2日目

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 桜まつり2日目。
 今日も日ノ出町から人の流れの中を通って出勤。
 見ている人、店を出している人、知り合いに会っては挨拶をして回る。

 コガーデンで Lpack のカレー。400円。
 
 本日も黄金町ライブビデオを中継開始。

 途中、中座して、黄金スタジオ前へお餅をもらいに。
 ボンボリの協賛金を出した人には領収書と一緒に「お餅引換券」をもらえるのだけど、すっかり忘れていてあわててもらいに行く。

 列に並んでいたら、「ここはもう売り切れかもしれませんよ」と言われたので「ボンボリの引換券あるんですけどもうだめでしょうか?」と言ったら、テント下の受付で別枠でもらえました。

 事務所の前の露店は昨日と違うラインナップ。
 写真家倉谷さんのドイツソーセージ屋台は同じ場所。
 すごい人出で午後3時前には売り切れていた。

 ピンポンが鳴って画家の阿部道子さんとお友達が来訪。
 グレードアップした3階をお披露目。

「あれ、阿川さんここなの?」
 とよく通る声がするので窓を開けて下を見ると女優の山縣恵子さんのグループ。
 事務所に招き入れ、黄金町の歴史について話す。
 アーティストのさとうりささんもメンバーに居た。どういう集団だ?

 展示場を閉めて陽が落ちた頃、またピンポン。
 友人のRが女性を連れてやって来た。ヨットで花見をした帰りだという。
 同伴のE子さん、「D列車でいこう」サイン本お買い上げ。
「ぴったりです」と出されたお金が消費税抜きの本体価格だったけど、めんどくさいのそのまま「おかいあげありがとうございます」と受け取る。
 書籍販売は再販制度だから定価販売しなくてはならなかったかな。でもサインをしたら古本だともいえ、ま、いっか。

 仕事は9時で切り上げ。

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2012年04月07日

大岡川桜まつり

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 朝は快晴。

 徒歩で事務所へ向かう。
 宮川町からは大岡川沿いを。
 昼前なのに、すでにすごい人出で歩きにくい。

 公式には写真展示開始は午後1時からだが、準備ができ次第、午前中からオープン。

 ネット放送「黄金町ライブカメラ」も開始。

 事務の前にも、朝漬け胡瓜、マフィン、卵かけごはん、ソーセージ、などの屋台が出ていて、賑やかな呼び込みの声がする。

 途中、抜け出して、卵かけご飯、筍のお味噌汁、唐揚げ、ソーセージ、など、知っている人のやっているお店や屋台で買い食い。

 母がやってきたり、仕事関係の人が家族と一緒にやってきたり。
 場所のせいでもあるけれど、仕事で知り合った人が家族をつれて紹介してくれるのはなんとなくうれしい。

 陽が傾いてからはけっこう寒くなってきた。

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2012年04月06日

老化

 昨晩、そこそこお酒を飲んだので、疲れている。
 酒は残らないのだけど、疲れが残る。
 肝臓がアルコールの分解で手一杯なのだね。

 老化で身体の性能が落ちている。たぶん。
 近ごろ、なんでも手を広げるのをやめて、自分の体力と気力を小説を書くことに集中していかないといけないと思う。

 ランチはウコンを摂取するため、「かつや」でカツカレー。(519円)
 事務所へ戻ろうとすると、町内会の人たちがこのとことの強風でなくなってしまったボンボリをつけ直す作業中。
 阿川大樹のボンボリもやっと復活しました。

 夜の食事は控えめに、お酒も控えめに。
 で、夜には元気になりました。
 

2012年04月05日

チーム阿川

 午前中、荷物が届くため、自宅待機。

 気温が急上昇。18度。
 事務所の窓の外の桜が、見る見る開花していく。
 まるでポンポンポンと音を立てているのではないかという勢い。

 昼食は和泉屋で刺身定食。
 1000円なのでしょっちゅうは食べられないけど、ものすごくいいネタで大満足。

 畏れ多いことに徳間書店では「チーム阿川」というのを作ってくれていて、編集、営業、マーケティングなどのメンバーが集まって「どうやって阿川大樹の本を売るか」という作戦を考えてくれる仕組みになっている。

 新事務所移転以来はじめての会合。
 6月発売とその次は他社が決まっているので、その次の企画について、伊勢佐木町の中華料理屋で終電近くまで。

 まだスケジュールの話ができる時期ではないけれど、個人的には年内刊行を目指したい。

2012年04月04日

IH調理器の修理

 台所のIH調理器が間欠故障。
 本日、メンテナンスに来てもらうため、自宅待機。
 午後3時前に修理完了。
 電磁調理器って意外と弱電、というか制御系の基板の部品点数が多いのにびっくり。

 午後4時、黄金町に出勤。

2012年04月03日

爆弾低気圧

 昨夜、比較的早く寝たので今朝は比較的早くから活動開始。

 知らぬ間にオープンしていたサンマルクカフェで朝食。

 これで自宅から徒歩3分圏内に、マクドナルド、スターバックス、タリーズ、サンマルクカフェがそろった。

 コーヒーの味は
  マクドナルド>サンマルクカフェ>タリーズ>スターバックス

 みごとに値段が安いほど美味しいという法則。(笑)
 しかもマクドナルドはお替わり自由!

 夕方から台風のみの暴風雨の予報。
 雨に備えて傘をもって歩いている人がいる。あなた、それ、無理だから。
 東京都内では毎秒25mの風が吹くという。

 ランチは町内会の和泉屋で。
 まぐろのブツと牡蠣フライの両方の定食。(980円)
 どちらも、そして味噌汁も、美味しゅうございました。

 夕食は嵐で出られないかもしれないのでパンを買っておく。
 火曜日なので「きらく亭」があるのだけど、ちょうど開店時間帯に嵐のピーク。

 大岡川のボンボリは半分ほど取れてなくなってしまっていて、ついには点灯もしなくなっている。

 帰宅しようとすると帰宅難民になるので嵐が去るまで事務所で仕事。
 午後11時、いつも通りの時刻にふつうに歩いて帰る。
 ふだんより少し風が強かったかな、という程度。

2012年04月02日

下北沢でロケハン

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 天気がよさそうなので、執筆中の小説のロケハンのために下北沢へ。

 南口を出てどんどん南へ歩く。
 代沢小学校の角から東西へせせらぎと散歩道が続いている桜並木。
 少しだけ咲いているけど、まあ、今回は桜は関係ない。
 桜を登場させるにしても咲いた姿は頭の中で想像できるので、花びらが散って浮かぶ水たまりがあるかどうかとか、そういうディテイルだけ欲しい。

 そこから裏道に入ると、超高級住宅街。
 広々としたガレージに、ぴかぴかに磨かれたレクサスとフェラーリが並んでいたり。
 若者の街・下北沢の別の顔だ。

 北口側はいわゆる「若者の街」で自由が丘みたい。
 僕の学生時代は同じ若者の街でも高円寺みたいだったけど。
「夢の遊眠社」の連中とよく飲んだ。

 ふと思い出して、高校の先輩の写真展が開催されているはずの「音倉」へ行ってみるが、あいにく月曜で定休日。
「音倉」のある「北沢2-26」は駅に隣接した変則的な大きなブロックで、この番地に下北沢北口のエッセンスが全部詰まっている。

 歩き疲れたので、「ワッフルカフェ」でワッフルとアイスコーヒー(1000円)
 歩数計は1万歩になっていた。

 休憩後、こんどは北口方面をロケハン。

 スズナリ横丁近くの焼き鳥屋で焼き鳥4本と胡瓜の浅漬けとビール中瓶で1150円。
 ひとりでカウンターで飲んでいると、黒っぽい服を着たしっかりした顔の女性(一目で演劇関係者とわかる)がドアを開けて入って来た。
「あの、近くでお芝居をやるんですがポスターを貼らしていただけませんか」
「チラシならそのへんに置いていっていいよ」
 と、とっても下北沢らしいシーン。

 予定ではその次にBUDOKANというバーによって、さらに新宿へ出てゴールデン街で飲んで帰る予定だったけど、すでに疲労困憊、残存エネルギーゼロ。
 ああ、年取ったなあ。

 帰宅することにして、どうぜだからと横浜駅で降り、みなとみらい線の電車賃を節約して歩いて帰宅。
 歩数は19900歩になっていた。

 夕食の続きは、横浜駅で買った崎陽軒のシウマイ15個入り。(550円)
 崎陽軒のシウマイは好物なのだけど独特の匂いを妻が嫌うので、原則、家庭内に持ち込み禁止。今日は妻が外食でいないので、家でシウマイが食べられる。

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2012年03月31日

春の嵐

 比喩的表現でなく朝から強風と雨。
 聞くところによれば、風速15m以上の風が吹く日の一番多いのは3月なのだそうだ。
 横浜は最大瞬間風速26m。

 出勤は中止して自宅で仕事。

 夕方、妻が旅行用スーツケースを買いに行くのにつきあってヨドバシカメラへ。
 ついでに腕時計の電池交換。

 近くの T.G.I.Friday's でアメリカ風ジャンクフードの夕食。(二人で3999円)
(でも、ここのジャンクフードはけっこう美味しい)
 ほぼお腹いっぱいになったところで、別腹で鮨を食いたいねということになって、東口ポルタの中にある回転寿司へ。
 ラストオーダーになる前の30分は割引(ラッキー!)で、二人で6皿食べて930円也。

 帰宅後、ちょっと休憩してから、スターバックスで仕事。

 新宿ゴールデン街のなじみの店の開店12周年パーティが夜を徹して行われているはずなのだけど、体力気力とも不十分で、ことしも参加できず。

2012年03月30日

バイクに給油

 月末なので、オートバイ駐車場の料金を払いにいかなくてはならない。
 暖かいという予報だったのでついでにオートバイで少しだけ遠出をしてみようかと計画をしていた。ところがとんでもない強風なのでそれは中止。

 半年ぶりくらいに給油。317.5kmで11.1L。
 燃費は28.6km/L。

 単に通勤。
 4月7日8日の週末は大岡川桜祭り。
 当日、写真展示をするので、その準備としてチラシを作成。

 阿川大樹 写真展
 2011.8
 人のいない村・家のない町
 2012.4.7(Sat) 8(Sun)
 13:00-16:00
 於:阿川大樹小説スタジオ(黄金ミニレジデンス)

 事務所1階の小さな展示スペースでの展示なので小規模なものですが、横浜でもトップクラスの桜の名所、大岡川プロムナードでの桜見物がてらお越しください。

 肝心の桜の方は、今にも開花しそうな所まで蕾が膨らんできました。

 バイク駐車場が午前0時で閉まってしまうので、午後11時過ぎに仕事を切り上げ、帰宅してから、改めて午前2時までやっている自宅近くのスターバックスで仕事の続き。

 ウォークマンについてきたイヤフォンはなかなかいい音がすると思ったり。

2012年03月28日

休日

 午前10時半、妻がチェコから帰国したので、YCATまで車で迎えに行く。

 久しぶりに本日は休日とする。
 今年になって仕事しない日は何日目だろう。
 しないと決めると、何とも言えぬ開放感。

 夕食は、3月4日に期限の切れた中華名菜のミートボールと作り置きの大根の炊いたん、それにわかめの味噌汁。

 休日らしく、湯船に湯を張って入浴。

 夜遅く、編集さんから映像化キャラクタ化に関する契約書の素案がメールで到着。
 仕事をしないと決めたので手を付けずに翌日に回す。

2012年03月26日

おしまいは次のはじまり

 寒いような暖かいような、そういうところが春ですね。

 本日の仕事のスタートは伊勢佐木町の上島珈琲から。
 50円引きのクーポン出したら期限が2月末だった。(トホホ)

 その後、事務所へ出て小説書いて、午後6時、横浜駅東口へ。
 崎陽軒本店1階の喫茶室でS社編集さんと単行本のゲラについて打合せ。

 後、地下のビアレストランで連載の打ち上げ。
 昔ながらのシウマイ(8個入り)を二人で4皿食べた。
 編集Sさんも僕もシウマイが好物なもので。(笑)
 ビール何杯か飲んでワイン1本空けて、午後11時、散会。

 連載が次号で完結し、単行本が出る前に、次の仕事の話をもらえるのがうれしい。
 こちらの事情ですぐには着手できないのだけれど。

 ごきげんになって、タクシーで野毛へ出て、追加のひとり呑み。

2012年03月25日

RYUGU IS VACANT

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 世は日曜日。
 中庭でマンションの自治会主催の餅つき。
 つきたての美味しいお餅をいただきました。

 本日は、自転車で出勤。
 今日も竜宮美術旅館へ立ち寄った。
 中はすっかり片付いて空っぽだった。
 ここを運営していた Lpackの二人が寂しそうにただそこにいる。
 名残を惜しむようにやってくる僕みたいな人も絶えない。
 向かいのスタジオではまだガレージセール。
 ピカ-ルの缶ををみつけて100円で買う。

 二人と握手をして別れる。

 あいかわらずスピードはでないけど、いいシーンは書けている。
 あとは心の体力が戻ってくれば。

 午後11時過ぎ帰宅。

 ご飯を炊きながら、「大根の炊いたん」を仕込む。
 トマト半分と胡瓜半分、あとは冷凍にしておいた王将の餃子を焼く。
 ご飯が炊けたところで大根おろしで食べる。

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2012年03月24日

桜まつりのボンボリ、本日より点灯

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 暖かいという予報だったが、昼に運動に出てみたところ少しも暖かくなんかない。

 カレーを食べて出勤。

 先週から川沿いに提げられたボンボリ、本日から点灯。
 こういうところに名前が出るのは初めて。ウレシハズカシ。

 早めの夕食は皇膳門で黒酢酢豚定食。
 美味しかった。680円。

 ペース上がらないけど、黙々と原稿書き。

 昨年の大震災以後、考えごとをする時間がながくなっている。
 震災に関係のない原稿を書いているのに筆が重くて、いろいろなことを考え始めてしまう。

2012年03月23日

買い物、失敗

 予報からして雨降りなので事務所へは出ないと決めていた。

 そろそろスーパーに行かないといろいろと不足していたり。
 というわけで、車でスーパーへ。

 日常の買い物の他に、避難時の持ち出し品セットに入れる物の一部。
 基本方針1 電池は単3に統一する。
 これのより、アルカリ電池のストックとエネループの運用で効率よく使える。
 単4とか単1などを使う製品は非常用のものとしては持たない。
(非常用じゃなくても普段からなるべくそうしている)

 今日のところは、水、懐中電灯、など。

 ラジオは手回し充電できるものがたくさん出ているけど、本当は、イヤホンでしか聴けない代わりに電源のまったくいらないゲルマニウムラジオがいいんだけど。
 と思ってネットで探してみると、組み立てキットばかりでしっかりした完成品が販売されていない。

 今日の買い物は、やや失敗。

「金麦」を買うつもりが見た目の似ている「本格麦」とかいうのを買ってしまうし、トイレットペーパーは匂いつきを買ってしまうし。

 家に帰って廊下に置いておいたら家中がトイレみたいな匂いになってしまったので、どうしてかと思ってトイレットペーパーのパッケージを見たら「香りつき」と書いてある。
 そんな製品があるなんて夢にも思わないから、よく見ないで買ってしまった。
 この匂い、勘弁してくれって感じだけど、返品に行くのも面倒だ。
 がんばってウンチをして早く使い切るしかない。

 ここのところ身体がシャキっとしない。
 今日も座骨神経痛義気なので、一時間ほどヨガをやったら化なりよくなった。
 やっぱりね。
 事務所は狭すぎてこういうことができない。

 57年も生きてきて、いろいろな経験をしてきているので、自分の身体の調子についてかなりよくわかっている。
 ただ、わかっていても100%面倒を見てやれないという現実もあるのだけどね。

 まだしばらく一人暮らしが続くのでカレーを作る。
 ご飯が炊けるまで、近くのスターバックスへ出かけて仕事。

 なんかあいかわらずスロースタート。
 しまった、今日はK事務所の編集さんに電話しようと思っていたのに夜になっちゃったぜ。
 週明けにしよう。

2012年03月22日

竜宮はガレージセール

 通勤路、ランドマークプラザのH&Mを冷やかして、竜宮美術旅館へ。

 解体前に中ではLcampのガレージセール中。

 ウィスキーとか、クリップライトとか、棚をつるL字とか、シェイカーとか。
 〆て1200円也。

 時間の割りには進まないけど、粛々と午前零時まで仕事。

 コンビニで買って帰ったワインスプリッツァというのが全然美味しくなくて残しちゃった。

2012年03月21日

隔世の感(テレビ電話)

 前夜、寝る前にちょうどチェコにいる妻とSkypeがつながった。
 世界中どこでも無料でテレビ電話できちゃうんだからとんでもない(笑)世の中だね。

 1990年代、アメリカとテレビ電話するには通信会社の「テレビ電話室」まで出向かなくてはならなかった。それなのに回線が途中で具合悪くなったりして。
 それで何十万円も料金を取られたことがある。
 まさに隔世の感というやつ。

 そんなわけで就寝時刻が遅くなり、本日、起きたのは午前11時。
 今日は単行本のゲラを片づける日。

 パソコンはいらないので、横浜公園の隣のモリバコーヒーへ。
 60%終わらせたところで、黄金町へ出勤。
 ゲラの残りは事務所の並びの「きい房茶」の2階。
 おいしいプーアル茶をたっぷり飲みながら最後まで。

 さらに、チェックしたところの確認と具体的修正を午前1時までかかって済ませる。

2012年03月20日

ヨットハーバーの少年

 ヨット仲間の葬儀へ。

 まずは湘南新宿ラインで横浜から池袋まで。
 40分ほどの乗車時間なのでノートパソコンを開いて仕事。
 最近、JRは椅子の高さが少し高くなって膝の上に載せたパソコンの座りが悪い。腰より膝の方が高くなっていないとパソコンが向こうへ滑り落ちてしまいそうになるのだ。

 池袋から東武東上線は生活圏から離れているので、前回もこの電車を利用したのは弔事だったような気がする。

 喪服を着てカシミヤのコートを着て、目指す駅が近づいたのでポケットからプリントアウトしておいたはずの斎場の地図を出すとまったく違う場所。
 執筆モードで僕は何かとんでもない勘違いをしてしまったのだろうか。
 いったいなぜ僕は東武東上線のT駅で降りようとしているのか。

 実は左のポケットに正しい地図が入っていた。
 右のポケットに入っていたのは前回このコートを着て出かけた葬儀場の地図だった。

 式場にはヨット仲間が楽しくしている無数の写真と、レースで優勝した盾やカップやトロフィー。
 どの写真もみんな笑っている。
 ヨットハーバーにいるヨット乗りほど幸福な人間はいないからね。
(もしかしたら演奏中のミュージシャンには負けるかもしれないが)

 会社でしかめっ面をしている立派なオジサンたちが、ヨットハーバーではみな少年の顔をしているのだ。
 48歳の少年が一人死んじゃった。
 涙が止まらないよなあ。

 ヨットの共同オーナーと駅前で昼食を食べて帰宅。
 ひとやすみして改めて黄金町へ出勤。

2012年03月19日

野菜を食べにステーキ屋

 どうも微熱がある。マスクをして家を出る。
 自律神経がうまく働いていない感じ。
 ミネラルかビタミンが不足している。

 出勤途上の「ブッチャーズグリル」へ。
 ここはステーキ屋だけど、サラダが食べ放題なので、むしろ野菜を食べに行く。いまどき肉より野菜の方が高いしね。

 案の定、野菜を食べ始めたらガツガツ食べている自分がいて、あっという間に盛り放題のサラダを3皿も食べてしまった。
 150グラムのハンバーグとご飯とデザートとで1029円也。

 特に食生活が変わっているわけではないのだけど、執筆期間になるとビタミンが大量に消費されるようになるのだ。ビタミンCを2000mgくらい摂取しないと口内出血したり。
 小説を書くのは肉体労働なんだな。

 とりまとめをしてくれている「きぃ房茶」さんに町内会費と共同で出している桜まつりのボンボリの代金を払いに行く。
 自分の名前で出しているボンボリは直接支払い済み。

 集中力のない時間帯は、ScanSnap で名刺を読み込む。
 OCRの修正は必要だが、名刺の版面が画面に見えるのだから、あとて気が向いたときに直せばいい。
 100枚読み込むのはあっという間だ。
 当たり前だが、洒落たデザインの名刺は読み取りにくい。
 
 午後10時半、帰宅。
 本日中に継続手続きをすると500円割引になる自動車保険の手続きを完了したのが午後11時45分。
 この先1年は、車を主に使う妻がほとんど日本にいないので、契約走行距離を短いのに変えたらさらに5000円ほど安くなった。
 

2012年03月18日

竜宮は終わりました

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 午前七時過ぎに起床。
 夜型になっていたのが直ったぞ。

 ベッドパッドの洗濯。羊毛綿が入っているのでちょっと特別扱い。
 浴室乾燥機にかけて出勤。

 風邪気味みたいなのでハックドラッグで栄養ドリンクとか風邪薬とか。

 午前11時、事務所に到着。

 午後2時、昼食は老舗牛鍋屋「じゃのめや」で牛鍋定1600円。
 ランチとしてはちょっと高いけど霜降り和牛がたくさんきて、自分ですき焼きにして食べる定食。
 これで1600円は超お買い得。

 ちょっと体が弱っている感じだったので、肉を食べたかったのだ。大正解。

 朝から待っていたヤマト便がちょうど昼食中に届き、午後4時再配達。
 届いたのは ScanSnap の一番小型のもの。
 試しに数枚名刺を読み込んでOCRしてみる。
 そんなにストレスはない。正解。

 書き下ろしの執筆に戻る。
 主人公が物語のメインの舞台になる場所に初めてやって来るシーン。

 午後9時過ぎまで。

 帰りに本日限りで閉じた竜宮美術旅館へ立ち寄ってみる。
 公式にはもう終わっているはずの場所に名残を惜しむ人たちが多数。
 僕もその一人なのだけど、現在、執筆モードなもので、どうにも人混みの中にいられない。
 まったく社交のできる精神状態ではないので、何人かに声をかけただけで、すぐに出てきてしまった。

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2012年03月17日

花粉症かな

 朝からザクザク雨が降っているのに、臨時の花粉症気味で鼻がジュクジュク。

 ゲラが届くのを待ちながらお目覚め時刻にタイマーをかけておいた洗濯物を絞って干す。

 昼近くなってゲラを受け取った。
 単行本一冊分。
 ここまでくると、やっと本を書いたという感じがしてくる。もしかしたら見本刷りが届いたときよりも実感としてはこのタイミングかも。

 とはいえ、すでに連載の文庫サイズで一度見ているものなので、やや感動が薄い。
 文庫じゃなくて単行本のゲラなので嵩張って雨の日に持ち歩くには向かないなあ、と今になって気づく。
 どうせ今日は書き下ろしの原稿を書くのだから、ゲラなど待たずにさっさと家を出ていてもよかったのに、という後の祭り、風祭ゆき。

 家も事務所もそれぞれに駅に近いので、大雨だがさほど苦もなく事務所へ。
 パソコンが立ち上がる前の間、久しぶりにギターを触ってみたり。

2012年03月16日

執筆モード

 シーツの洗濯、部屋の掃除機かけ。

 S社のS編集さんから電話。
 6月発売の単行本のゲラの件。打合せ前にとりあえず送ってもらうことに。

 これを含め、年内3冊を目標にしている。目下執筆中は2冊目、3冊目はプロット原案を編集者に出したところ。

 通勤途上に銀行巡り、記帳とクレジット口座への資金の移動。

 あとは、事務所で粛々と原稿書き。
 量が進んだとは言えないけど、なかなかいいテンション。
 小説書くのが楽しくなってきたぞ。

 というわけで、にれのバンドのライブは行けず。(行かず)
 明日明後日もいろいろイベントの案内はもらっているけど執筆に専念する。

 音楽美術などアーティスト系の知り合いが多いし、そういう場所にも居るので、週に何件も知り合いの出るイベントがある。
 こちらの執筆のフェーズによって積極的に参加する時期とまったく遮断する時期とその中間の時期ができるのはしょうがない。

 来週は前半が弔事、半ば以降が打合せになりそうなので、今週末に執筆の山を作ってがんばろう。

 それはそうと、ちょっと花粉症気味になってきたかも。

 今日はなかなか執筆の調子がいいので一気にがんばろうとも思ったけど、調子がいい分だけ疲れてもいるので、気力と視力を温存することにして、やや早めに事務所を後にする。

2012年03月15日

楽しい思い出だけの人

 妻が出張中で一人暮らしなので、マイペース。

 しかし、洗濯と包丁研ぎで午前中が終わってしまう。
 通勤途上の昼食は「かつや」のカツ丼。419円。

 ヨット仲間の訃報が入る。
 週に一度、ヨットハーバーでしか会わないけど、もう20年くらいのつきあい。
 一緒に楽しいことしかしたことがないから、笑顔しか思い浮かばない。

 粛々と原稿書き。
 ふと気がついたら、K事務所の編集さんから様子うかがいの電話が入っていた。
 すみません、サイレントモードで気がつきませんでした。

沖縄行きてぇ~

 タイトルの通り。(笑)

2012年03月14日

北仲スクール

 午後、北仲スクール第一期事業報告会。
「都市と大学」

 古典的ユートピアとしての大学、そして、都市の機能としての大学。
 なんだかいま、大学は窮屈なんだなあ、というのが感想。

 カリキュラムも多すぎるのだね。
 知識というのは陳腐化するから、たくさん知識を詰め込んでもあんまり訳には立たない。
(それでも、無駄な勉強ってないけどね)

 大学の四年間で一番重要なのは、問題点の見つけ方、そして、その解決の道筋のつけ方、だと思う。
 そのためにどの題材でも科目でもかまわない。
 そんなにたくさんはいらない。でも、教える方も学ぶ方も妥協をしないことが求められる。

 大学の大衆化とも関係があるのだろうけど、なんだか今の大学はとても親切だ。
 社会の接点を用意する、とか、外へ出ていく、とか。
 そんなのは学生が自分でやればいいんじゃないか。

 大学に唐十郎を呼んでくるんじゃなくて、学生が勝手に唐十郎の門を叩けばいいんじゃないか。

 とまあ、そんなことを考えた一日でした。

2012年03月13日

ガンの覚悟

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 午前7時、夜通し出張の準備をしていた妻が寝ないままバタバタと家を出て行く。
 タクシーを呼んでから家のどこかにパスポートを置いて見つからないとパニクったり。

 僕の方もベッドに入ったのが午前3時過ぎだったが、6時に目覚ましをかけて送り出す。
 あまりのあわてぶりにこっちもひどく疲れて、二度寝して起きたら昼近くになってしまった。

 というわけでスタートから躓いた一日だ。

 さて、これからが本日のメイン・イベント。

 3年以上前から喉に常に違和感があり、朝起きると痛い状態だった。
 いよいよ耳鼻咽喉科へ行くことにする。

 近隣には「けいゆう病院」を除くと耳鼻咽喉科はひとつしかないので大混雑。
 花粉症発症の季節なので、それらしい人が多数。
 インターネットから「ただいまの待ち時間」が表示されるのだが、ずっと50分待ちとか60分待ちとか。
 待ってもパソコンさえ使えれば仕事ができるので、そんな準備をして出かける。
 ただし、待ち時間の間に腹が減りそうなので、マクドナルドでビバリーヒルズ・バーガーを補給。(笑)

 同じメディカルモールにある、歯科と内科は時々利用しているのだけれど、このあたりの診療所は内装などにもそれぞれ工夫がある。
 診療報酬は都会でも田舎でも同じだから、家賃が高いところで診療するには効率化しないとたいへんだろうな。

 なんて、考えているうちに順番が回ってきて、鼻から内視鏡を入れて喉の観察。
 最近の内視鏡はほんとに細いファイバーでカシャカシャとデジカメで写真を撮って、すぐに画像を医師と患者で共有できる。

 結果、異常なし。

 父親が上咽頭ガンでなくなっているので、実は僕も日頃からガンを覚悟していて、診断されるのが怖くもあったりして(笑)、ずっと医者に行かなかったのだ。

 妻が、2週間、海外出張でいないので、そのタイミングでガンと言われた場合にその期間にちゃんと心の整理をして、帰ってきたときに冷静に病状を告白しよう、と一応リスク管理をした上で、本日の受診となったわけで。長い長い時間考えていた予定の実行。

 なあに考えてんだ、て感じだけど、これ本人はけっこうマジなのです。
 なにしろ3年かそれ以上、ずっと違和感があって今年の冬は痛みまで感じていたわけなので、「ゆっくりと進行している」という自覚があったわけで。

 幸いそういう覚悟は空振りで、診療代の3050円も不思議に惜しくない。

 今日は火曜日で「きらく亭」がある日なので、暗くなってから黄金町へ出て、500円ディナーを食べたついでに事務所へ寄って、改めて仕事。

2012年03月12日

灯りを点けましょボンボリに

 ベッドでイタリア語の単語帳をやりながら寝たせいか、ひどく疲れていて、午前中いっぱい寝てしまった。
 とりわけ目が疲れている。
 もう若くないので無理なことはやめた方がいいね。

 近所の公園まで運動に出る。
 ああ、春が来ているなあ、と感じる日差しだ。

 ゆっくり出勤。

 途中、町内会の世話役の人のお店へ立ち寄って「大岡川桜まつり」のボンボリの寄付。
 大岡川沿いの歩道に「阿川大樹」のボンボリが提げられるはず。
 期間中、桜見物にお出での節は、みなさま、ぜひ探してみてください。

 本日の原稿は連載エッセイ。

2012年03月11日

3.11 特別展示

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 本日はオープンスタジオなので、とりあえずTKG(卵かけご飯)だけ食べて早々に家を出る。

 桜木町まで baybike で行こうと思ったら出払っていて1台もないので、全行程歩き。
 途中の Vie de France で昼食用のパンを買う。

 事務所について準備をして、川へ出て一服していたら、隣の隣のギャラリーで seaside town という被災地の写真を展示をしている岩手県大槌町出身の写真家の岩崎暢さんも一服中。

 というわけで、そのまま岩崎さんがミーグチ(沖縄語=ウチナーグチで最初のお客さんという意味)に。
 お互いに被災地に立ったときの気持ちなどを写真ごとに語り合う。

 1階で展示をしながら勝手に見てってくださいの感じで2階で仕事。
 といっても、知っている来客もあるので、そんなにはできない。
 まあ、そういう日なのでそれはそれでOK。
 
 ちょうど震災の時刻前に、「まちあるきツアー」の人たちが来て、被災地の写真の前で黙祷。

 イタリア語の勉強を兼ねて、ネットラジオでイタリアの放送局を聴くなど。

2012年03月09日

 3月11日のオープンスタジオは東日本大地震から1年になるので、関連展示をすることにした。

 8月に被災地を巡った時に撮影した写真のいくつかをプリント。
 カラープリンターは自宅なので、必然的に自宅仕事。
 途中、用紙が足りなくなったのでNOJIMAで調達。
(徒歩5分以内だなんて、まあ、なんと便利なことでしょう)

 プリントが終わると「ひと仕事終わった感」が出てしまうので、食事がてら外出して、近くのスターバックスで執筆仕事。

 中華「阿里城」にて。
 なんで40過ぎの会社勤めをしていない(と思われる)女性って、そこにいない人の悪口をいうのに直接話法で会話を再現するんだろう。しかも大声で。
 あと、「わたしはいいんだけどさあ」が口癖だったりして。
 私憤を他人のせいにするなよ、と突っ込みたくなったりして。

 スタバでのBGM、本日はカラヤン・ベルリンフィルの「第九」にしてみました。

2012年03月07日

プチ贅沢

 時間帯がすっかり後ろにずれてしまって午後4時出勤。
 
 午後6時、本年初めての美容院。
 家を出る目にシャワーを浴びなかったので、プチ贅沢をしてカットだけでなくシャンプーも。
 アシスタントの男の子のシャンプーがあまり旨くないのだけど500円だから、ま、いっか。という感じで、カット込みで2500円。

 午後7時前、「聚香園」でランチ。

 翌午前1時前に事務所を出る。
 帰宅後、録画で女子サッカーの決勝を観る。

2012年03月06日

春雷から始まる朝

 午前6時、始発のバスに乗ろうと事務所を出るといきなり雷鳴と共に土砂降りの雨が降ってきた。
 バス停に立つのは無理なので電車で黄金町駅へ。

 午前7時過ぎ、帰宅して就寝。

 昼過ぎに起床。

 午後7時半、いつもの「きらく亭」で今日は明日韓国に帰る Jooyoung Lee の食事会。
 といっても席が離れていたので、NPOメンバーなどと話しただけだけど。

 その後、つづきの送別会が「松林」であるということだが、執筆モードなので僕はパスして、事務所に戻る。

 翌午前1時過ぎまで仕事。

2012年03月05日

冷たい雨、のち気温上昇

 冷たい雨。

 近所のスターバックスで連載「インバウンド」最終回の再校。
 夕方の集荷までに終わらせないとね。

 午後5時過ぎ、宅急便の集荷を頼んだところであとは妻に任せて黄金町へ向かう。

 途中、伊勢佐木町の「かつや」でカツカレー(割引券使って519円)。

 夜10時頃から、俄然、調子が上がってくる。
 昼間より気温も上がっている。

 午前0時過ぎ、曙町の中華一番で夕食。
 腹に重たすぎると仕事に差し支えるのでワンタン(500円)。

 翌午前5時すぎ、外気温12度。わあ。
 調子はいいが、疲れ切ってもいけないので、執筆中断。

 まもなく夜が明けてくる。

2012年03月04日

日曜日

 またやってきた日曜日。
 バスはないし、食事をする店もわりと限られるし、会社勤めでない僕には不便なだけなのですが、世間に不満を言ってもしかたがないので、本日もふつうにお仕事。

 ただし、妻の iPad の設定などの面倒を見ていたので、出勤したのが午後4時過ぎ。
 となると自動的に夕食は外食となる。

 午後11時前、野毛の三陽の支店・御用亭の閉店間際に転がり込んで、瓶ビール(大瓶550円)餃子(7個400円)フライ三姉妹(350円)合計1300円。
 本店より広いので支店の方がリラックスできる。

 帰宅後、震災関連のビデオをみたり、洗濯をしたりしていたら目が冴えてしまって、結局、寝たのは翌午前6時。

2012年03月03日

サイン本、販売中

 日ノ出町の高架下「アートブックバザール」で本を売ってくれると言うことで、POPとサイン本を届ける。

 事務所のガラス戸の内側のイーゼルにも「450m先、アートブックバザールでサイン本を売ってます」表示。

2012年03月02日

大藪春彦賞パーティ(東京會舘)

 午前中、「インバウンド」連載最終回のゲラが到着。

 早めに家を出て、有楽町でコーヒーを飲みながら仕事。

 午後6時、東京會舘へ。
 大藪春彦賞・日本SF大賞贈呈式&パーティ、いわゆる徳間文芸賞のパーティ。

 西上心太さん、逢坂剛さん、徳間書店のTさん、など推理作家協会ソフトボール同好会の面々とシーズン開幕戦について。

『D列車でいこう』をたくさん売ってくれている馴染みの書店員さんと「震災後の小説家として思うこと」の話。

 書き下ろし執筆中のK事務所の編集さんと進捗状況など。

 ふだんのパターンだと、都内のパーティに出た時は新宿ゴールデン街へ移動するのだけど、執筆期間でもあり、本日のところは有楽町駅前のビックカメラに立ち寄って、ヘッドフォンの試聴をして、おとなしく帰宅。

 東京會舘でローストビーフを食べたら、横浜駅で崎陽軒のシウマイを食べたくなって15個入り(550円)を買って帰る。

 自宅居間にて、読みかけだった小説を読了。
 これはちょっとハズレでした。
 最近読み終えた小説2作品がつづけていまいちなり。

 面白い小説はやっぱり自分が書かなくてはならないのだ。
 と、自我肥大、執筆モード中の小説家は思うのであった。

2012年02月29日

閏日の雪とインターネット

 目を覚ますと白銀の世界。
 しかもまだ横殴りに降っている。

 早々に出勤をやめて自宅待機。

 昨夜から仕事場の窓の外をカメラで中継する「黄金町ライブカメラ」を起動しっぱなしにしていたので、パソコンの画面に仕事場から見えるのと同じ景色を映しながら自宅で仕事。

 おもえば world wide web は、マサチューセッツ工科大学のコーヒーサーバーにカメラを据えて、離れたところからコーヒーがどれくらいあるかわかるようにしたことに端を発しているのだった。
 自宅から3kmほど離れた事務所の窓の外の景色を見ながら、インターネットの歴史を感じた不思議な閏日。

 午後4時を過ぎて雪が止んだので、なんとなく出勤。
 主に事務的な仕事が中心になってしまったけど、まあ無駄ではない。

 午後8時前に帰宅。
 ビデオでタイムシフトして男女日本代表のサッカーを観る。

 それにしても今月はまだ数日ある感じがしていた。
 29日まであったってずいぶん短いじゃないか。困ったものだ。

2012年02月28日

きらく亭

 火曜日なので夕食は「きらく亭」の500円ディナー。

 五目ずし、あさりの清まし汁、鶏肉とカシューナッツの入ったオイスターソース風味の小鉢、牛蒡の素揚げ、フルーツあんみつ。
 大満足。

 食事の後は、次の次の本の資料本。
 激執筆モード直前なり。

2012年02月27日

読書

 執筆に取りかかるつもりだったけど、思うところ会って、次の次の次の本の企画に関連した本を読み終える。
 随分前からちょっとずつ読んでいたのだけど、中途半端なヤツを片づけておこうと。

2012年02月26日

日曜日

 日曜日らしく(でもないけど)出勤せず。

2012年02月25日

100%小説家

 以前から温めていたものを次の次の次の本の企画として編集者に送る。

 明日からは次の次の本に戻る。

2012年02月24日

まちづくりマスタープラン会議

 大人買いした Wayne Shorter のCDと、新しいオモチャをもって出勤。
 今日は暖かいから、ということで、オートバイで出勤だ。

 オモチャというのは、USB DAC ヘッドホンアンプ HUD-mx1。
 アンプがすごくいい音を出すのに比べてヘッドフォンの音が今ひとつだったものだから。

 さっそく手持ちのヘッドホン Sony MDR-F1 をつないでみると radiko のFM放送ですら、スタジオに出演しながらヘッドフォンでモニタしているみたいに音が透明。

 午後6時からは「まちづくりマスタープラン会議」。
 午後8時終了。
 いったん事務所に戻って、すぐに家路に就く。

 サッカー日本代表xアイスランドの試合をタイムシフト視聴。

2012年02月23日

職人のつくる美しいものたち

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 朝からびしゃびしゃ雨が降っている。

 今日は墨田区のまちづくりについて視察。(僕にとっては取材でもある)
 12時50分に日ノ出町駅に集合なのだけど、雨降りなので電車で。
 早めについてドトールでコーヒーを飲みながら集合時間まで仕事。

 ほぼ1日外出予定なので UQWimax を 1day で契約。(600円)
 外出時はたいていパソコンをもっているのでスマートフォンは必要ない。

 黄金町の町の人たち20人ほどと、墨田区役所へ。
「すみだモダン」と呼ばれている地域ブランド戦略について、墨田区の説明を聞く。

 プレゼンテーションが終わって外へ出た頃には晴れていた。
 お上りさんになりきって、吾妻橋からアサヒビールの「金のうんち」と東京スカイツリーの写真を撮る。
 生スカイツリーを見るのは初めてだ。

 のち、上野広小路へ移動し、JR高架下に新しくできた 2k540 へ。
 質の高いクラフトの店だけが軒を並べている。
 手作りの美しいものをたくさん見た。
 それも値段は高いがそれだけの価値がある。

 欲しくなったもの、箸、眼鏡、万華鏡、帽子、耳かき、ヘアブラシ、輪ゴム鉄砲、などなど。

 午後5時20分、視察終了。
 黄金町の人たちと御徒町で飲む、という珍しい体験。

 取材モードで執筆はできなかったけど、心がきれいになった。

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2012年02月22日

やっと100%小説家

 珍しくとりたてて決まった予定のない日。
 執筆のためには、本来はこういう日ばっかりであって欲しいのだけど。

 次の次の次の本のための資料を整理。

2012年02月21日

英語で町歩き

 午後1時、韓国から来ているアーティスト Joo Young Lee のプロジェクトのため、横浜の町歩きスタート。

 黄金町から、伊勢佐木町経由で馬車道、日本大通り、象の鼻、みなとみらい、野毛、黄金町というコースを、途中休憩を挟んで4時間近くかけて歩く。
 英語しゃべりっぱなしの案内だったので、終わった頃には声が少し涸れてしまった。

 その後、午後11時半まで事務所にいて、電車で帰宅。

2012年02月20日

RYUGU IS OVER 竜宮美術旅館は終わります

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 出勤途上、竜宮美術旅館に立ち寄る。
 昼食にハヤシライス。
 コーヒーを飲みにやってきた事務所の隣同士、建築家の敷浪一哉さんとちょっと話す。

 竜宮美術旅館は日ノ出町駅前再開発により、まもなく取り壊される。
 最後の展示、「RYUGU IS OVER 竜宮美術旅館は終わります」を見る。(入場料500円)

 しかるのちに事務所へ。
「インバウンド」最終回のゲラを手にするのだが、なかなかテンションが入らない。
 結局、本格的に見始めたのは夕食後。
 午前0時過ぎまでかかって完了。

 夕食は、伊勢佐木町の「てんや」で天ぷら定食(650円)。
 向かいがとんかつの「かつや」で、どちらも安くて美味しい。
 食べ物屋さんは、こういうわかりやすい名前がいいね。

 創意工夫をしすぎて、何屋だかわからない店は、最初から客が来るのを拒否している。
 趣味でやっている店なら「どうぞご自由に」だけど。

2012年02月19日

日曜日

 日曜日か。と一応、曜日を意識してみる。

 サラリーマンじゃないので、土曜日曜は全然うれしくなくて、仕事場まで行くバスの便がなくて不便だとか、近所のスターバックスが混んで仕事ができない、とか、デメリットばっかり。

 いつもよりも早く目覚めたのだけど、近くヨーロッパへ出かける妻のためにスカイプのインストールにつきあって、家に午後まで足止め。

 終了後、家を出て、日石横浜ビルへ。
 そこが横浜中税務署と保土ヶ谷税務署の確定申告の相談所&申告書提出場所になっている。
 まさに通勤の途中にあるのですこぶる便利。

 日曜とあって、相談の方は長蛇の列で大混雑だけれど、提出の方はスイスイ。
 二人ほど並んでいただけで、すぐに提出できて、控えをもらって終了。
 申告期限は3月15日だけど、早く書類を出せば還付金も早く帰ってくるのでお得。

 あとは、いつものように黄金町の事務所で仕事。

2012年02月18日

執筆モード

 出勤途上、ユニクロをのぞいてみるが、土曜日だというのに客がほとんどいない。
 外気温5度なのに春物しか並べていないんだから、そりゃあ無理というもの。
 ユニクロみたいなリアルクローズの業態で、2月に春物しか売れないというのはまずいんじゃないかな。

 午後4時前、野毛でマッサージを終えた妻と待ち合わせて、「ブッチャーズグリル」でランチ。
 この店、ステーキはともかくサラダ食べ放題がうれしいのだけど、昨今の野菜の価格高騰で、サラダバーにパスタ類が増えている。

 某電子雑誌向けのエッセイを書く。
 午後7時、RYUGU IS OVER のオープニングパーティが始まる時間だが、人の多いところに出られる精神状態ではない(執筆モード)なので、不参加を決めこんで静かにお仕事。
 竜宮美術旅館は好きだし、大切に思っているよ、ということは伝えたかったんだけどね。
 友達なくしても小説書ければいい(大袈裟)と腹をくくっている。

 午後10時過ぎ、仕事を畳んで帰宅。
 歩き始めたら猛烈に寒いので、中間地点でめげて野毛で一杯ひっかけて帰る。

2012年02月16日

病気はリゾート

 病気療養2日目。

 ふだんやらなくてはならないと思うものをたくさん抱えているから、何もせずに寝ていようと決めると、極めて心安らか。

 病気はリゾートだ。

 ベッドでゴロゴロしながら iPod touch で新聞読んだり、ずっとテレビを見たり。
 この2日で感覚的には一ヶ月分くらいのテレビを見た感じがする。
 正確にいうと、見たのではなく点けっぱなしで聞いていた、という感じだけど。

 連載のゲラが届いたし、エッセイもあるし、書き下ろしもどんどんやらなくてはならないので、明日はスイッチオン。

2012年02月15日

みなしインフルエンザ

 昨日から喉が痛い。
 ビタミンCを水と共に大量摂取し、寝室に 濡れたタオルをぶら下げて寝る。
 3時間で目が覚めて、排尿とうがいと水分摂取。

 少しよくなった感じだが午前10時現在、37.2度。

 出勤せず、基本的に自宅待機とする。

 午後2時、37.8度。
 近所の内科医へ。

 インフルエンザ検査では陰性だったが、鼻の奥までウィルスが達していない可能性があるので、症状からインフルエンザとみなして治療しようというjことに。
 ボルタレンの座薬を入れて、ラピアクタの点滴。

 座薬を自分で入れてくださいと看護師さんに渡されたのだけど、肩を痛めているせいで手が微妙に届かない。というわけで、脊椎の手術をしたときについで人生二度目の座薬をナースに入れてもらう体験。
 そのあと、20分ほどかけて点滴。

 二日間の禁足ということに。
 医者は2日で治ると言い切る。

 帰宅後は、なんとなく眠くなって寝室で寝たり目覚めたり。

2012年02月14日

低調

 朝から雨降り。

 散々家で過ごし、夕方になって郵便を出しに出たら、心に勢いが戻って、午後6時過ぎ、事務所へ。

 ところが鍵を家に忘れて、事務局で鍵を借りて入る始末。
 たるんでますな。
 目当ての「きらく亭」も今日はお休みだし。

 ひきつづき、ホイットニー・ヒューストンばかり聞いてます。

 連載エッセイを1本。

2012年02月13日

静かな週へ

 月曜日。先週は内覧会やレセプションなど社交的な一週間だった。
 今週は、仕事に集中する1週間。(のはず)

 BayBike で中華街を目指し、天龍菜館で黒酢酢豚のランチ。(500円)
 前回と全然味が違うなあ。前回の方がずっと美味しい。
 安定して同じ味を出そうというモチベーションがないのだと理解。
 500円だし、豚肉は普通の店よりずっとたくさん入っているし、ま、いっか。

 モリバコーヒーで、読書。
 読み終えたところで事務所へ出勤。

2012年02月12日

オープンスタジオとレセプション

 朝からホィットニー・ヒューストンの訃報に接する。

 僕にとって、歴史上、いちばん歌のうまい人だった。
 彼女の歌うアメリカ国歌を聴いて、僕は君が代に対する考え方が変わった。

 正午から黄金町エリアのオープンスタジオ&1Day Bazaar。
 黄金町入居者仲間とか、よいお父さん中のT書店のKさんとか。
「まちあるきツラ-」のみなさんも、と千客万来(大袈裟)。

 午後4時から、アーティスト・イン・レジデンスによる展示「Living Room」のオープニング・レセプション、ペーパームーン・パペットシアターの公演を挟んで5次会まで飲み続け。
 いろんな人とやたら色々な話をたっぷりした。

 本音で人と話すことができるのは、魂の浄化作用がある。

 かなりご機嫌で午前1時頃帰宅。

2012年02月11日

内覧会二日目

 午後1時過ぎに事務所に出勤。

 今日もお昼はコンビニ弁当と野菜ジュース。
 それはそれで楽しい。

 静かに過ごしながら、内覧会二日目をオープン。
 集中したり誰も来なかったり、三々五々、来訪者あり。
 海外からも、……といっても黄金町滞在制作中の人だけど。
 というわけで、ゆるゆると無事、内覧会終了。

 明日は、午後1時から4時まで、公式なオープンスタジオ(一般公開)です。

2012年02月10日

事務所内覧会

 本日は、黄金町エリアのアーチスト、事務局、向けの新事務所内覧会。
 オープン直前にコンビニ弁当で朝昼兼用の食事。

 途中、東北都市東京事務所協議会(構成都市:仙台市・青森市・八戸市・盛岡市・花巻市・秋田市・鶴岡市・いわき市)の視察団が来訪。  
 その後、やはり同じ黄金町をベースにしている建築家さんなど来訪。

 午後7時、日の出スタジオで本日オープンの「コガーデン」のオープニングパーティへ。
 もはやすっかり気心の知れたアーティスト仲間たちと立ちながらだけどゆっくり話ができて楽しかった。

2012年02月09日

事務所1階展示スペース

R0016012.jpg

昨日塗装した壁は乾いていた。

 午後2時40分、先日仮に修理したトイレの排水管の本工事。

 終了後、一階にいよいよ掲示物を仮展示。
 訪問者や前を通る人向けのショウルーム機能だ。

 午後5時過ぎ、S社編集Sさん来訪。
 新事務所の中を案内して、近くの「マイノリティーズ・コーヒー」の二階で打合せ。
 次の単行本のスケジュールなど決定。

 午後6時からの来客がキャンセルになったので、午後10時過ぎまで仕事。
 野毛にて夕食がてら飲んで帰宅。

2012年02月08日

絶品のピザ

 昨日、雨のため中止した事務所1階のペンキ塗り。

 部屋が狭いので全面を塗ると、水性ペイントの水蒸気でガラスが結露。
 なかなか乾かない。

「ピザ食べに行こう」
 と勤務先にいる妻から電話。

 普通の時間には予約の取れない店で、午後10時過ぎなら入れるということで、それまでにゲラのチェックを終わらせる。

 徒歩で関内へ。
「シシリヤ」でピザを堪能。

2012年02月07日

大雨

 午前中、大雨。
 事務所1階の内壁のペンキを塗り替える予定だったが、乾かないので中止。

 連載のゲラが午後に届くということもあり、自宅待機にする。
 ついでなので、自宅の物置の中を大整理。

 夜になって、近所のスターバックスでゲラのチェック。

 併設のツタヤでヨットの雑誌「KAZI」を久しぶりに買う。
 いつのまにかロゴが変わっていたり、値段が1100円に上がっていたり、内容が面白くなっていたり。(面白いのはたぶん久々に買ったからだと思うけど)

2012年02月05日

非常避難セット

 本日の家事、またしても段ボールのまとめ、ゴミ捨て。

 Baybike で関内経由で出勤。
 途中、1000円のリュックサックを2つ購入。

 非常時の避難セットをつくって専用のリュックに詰め、災害などの時にそれを背負って出ればよいようにしておくため。
 どうやらまもなく地震が来ると思っておいた方がよさそうだからね。

 事務所の改良作業の日曜大工を1時間ほどやって、あとは読書。

 小説執筆の資料本のノンフィクションだけど、それでも読書は楽しい。
 こういうときだけは、毎日を読むだけで暮らしていければ幸せなのに、と思う。

2012年02月04日

確定申告準備完了

 本日の家事。
 段ボールのまとめ、ゴミ捨て、洗濯など。

 決算・確定申告の作業、すべて終了。
 あとは提出するだけ。
 小説執筆が佳境のところで作業をしたくないので、本年は頭のスイッチの時期に片づけました。

 提出期間が始まったら横浜中税務署に散歩がてらもっていくつもりだったのだけど、ほぼ通勤途上の桜木町日石ビルでも提出できるらしい。へえ。

 午後8時過ぎ、Facebook のメッセージで1時間前に飲みの誘いが入っていたのに気づく。
 別件の約束をしていてそちらへ向かうところだったので、ちょうど途中にある伊勢佐木町の店に顔だけ出して、関内へ向かう。

 関内で待ち合わせに合流。
 3軒ハシゴして帰宅。

2012年02月03日

看板をかける

kanban.jpg

 寒い。

「ちりめんや」の竹本真紀さんに製作(デザインは僕)をお願いしていた事務所の看板を取りつけ。
 玄関チャイムの押しボタン近くにもカッティングシートで「阿川大樹小説事務所」。
 看板がかかるといよいよ自分の城という感じになってくる。

 ううむ。こういう直線の多い写真を撮ると広角レンズの歪みが気になる。

 黄金町にはたくさんのクリエーターがいるのだけど、何処で誰がどんなことをやっているのかわからない。それでは町づくりとしてはまずいと思うのだ。
 町の変化はちゃんと可視化していかなくてはならない。

 支払い調書が揃ったので、いよいよ決算を確定させる。
 数字が出たところで、国税庁の確定申告の入力サイトへつないで申告書の作成。

 今年は例年よりもたくさん源泉徴収されているので還付される額もそれなりに多い。
 もともと自分のお金を返してもらうだけなのだけど、フリーランスにとっては還付金はボーナスみたいなもの。なんとなくうれしい。

 午後11時過ぎ仕事を終えて帰宅。
 寒いので徒歩ではなく電車にした。(通勤費片道350円)

2012年02月01日

和文英訳

 徹夜仕事で帰宅が午前7時だったので、起きたのが午後1時。
 それから入浴して疲れを取ってから出勤。

 夕方、5時、2時過ぎに電話が入っていたことに気づく。
 コールバックして明日の約束。

 夜9時前、7時過ぎに携帯に入っていた電話に気づく。

 電話はあまり使っていないので、自宅にせよ事務所にせよ、到着したらほったらかし。
 サイレントのままだったり、鳴っても気づかなかったり。
 ようするに電話がかかってくるかもしれない、という意識がまるでないのです。
 実際、メールが20通くる日があっても、電話は1本もかかって来ない日の方が多い。
(会社員の頃は毎日2ー300通のメールを受信していた)

 というわけで、僕に限ってはほとんどの場合、携帯に電話するよりPCにメールしてくれた方が反応が早いです。しかも頭が小説のことで一杯になっていたりすると、電話でしただけの約束は即座に忘れてまったく覚えていないこともあります。その意味でも連絡はPCメールが確実です。

 コールバックすると、アーティスト仲間から和文英訳の依頼。
 作品のあとがきの4行。
 明日朝までということで、ネイティブに頼めとも言えず、酒1本で引き受けることに。

 午後9時前に自分の仕事は終わったので、それから取りかかる。
 家に帰ってからも続き。

 短い文の翻訳はとても難しい。

 言葉が少ないだけ元の言葉のもつ意味の拡がりをできるだけ正確に翻訳していこうとすると、ものすごく慎重に言葉を選んでいかなくてはならない。
 たとえば、日本語で「草」と言ったとき、元々、話者の込めている意味によって、grass, plants, flowers, botany, living things などが候補にあがってくる。それを何十回も辞書を引いて吟味して、検索して英語としての用例を確認していく作業。

 4行の翻訳に5時間ほどかかった。
 午前5時半、就寝。

2012年01月31日

決算

 自宅で荷物の到着待ち4点。

 壊れたインクジェットプリンタ-の代わりが届く。
 同じキヤノンの後継機を買おうとしたが、タイの洪水の影響で入荷がなく売り切れてしまっている。テレビではもう報道もされていないが大災害の影響はまだ残っているのだ。
 しかたなく、在庫のあるエプソンの EP-804A という機種にする。

 出勤前にプリンタドライバーの導入といくつかの動作テスト。
 カラープリンタを買ったのは7年半前だけど、知らない間に随分と便利な機能が付いているのだなあ。

 午後5時頃に事務所に到着。
 確定申告に向けた決算の作業。

 おかげさまで、平成23年で青色申告で繰り越しのできる過去の損失については解消。
 今回までは課税対象外だけど、おそらく来年からは約15年ぶりに納税者に復帰できるだろう。

 数字を見て、本年導入の固定資産を一括償却でなく5年で減価償却することにする。
(本年はすでに無税なので早めに経費処理をする特段のメリットがない)
 などということをやって、午前6時前に決算作業は99%終了。

 曙町の「中華一番」でワンタン(500円)を食べて、もうすでに動いているバスで帰宅。
 本年最初の徹夜でした。
 節目のところでさっさと片づけて、小説に集中したいからね。

2012年01月30日

漫画家のち推理作家の会

 本年4日目の「黄金町に行かない日」。

 たまに都内に出ようとすると洋服を考えたり慣れないことをすることになる。
 毎日、青山まで通っていたこともあるのに、すっかり都会力が落ちている。

 昼過ぎ、西早稲田へ向かう。
 目指す**は、母校都立戸山高校のすぐそばだ。
 通学していたときは地下鉄副都心線なんてなかったので、国電山手線で高田馬場まで行ってそこから歩いていた。(正確に言うと、いつも遅刻ぎりぎりだったので走っていた。名簿が五50音で前の方だったので、名前を呼ばれるのが早くて不利だったし)

 出かけた目的は、「トキワ荘プロジェクト」という若いマンガ家を支援する団体が主催する「プロ漫画家のための確定申告講習会」(会費4000円)

 小説家とマンガ家はビジネスモデルがまったく同じではないのだけど、文筆家向けの税金の話というのはあまり情報がない、ということもあり、若い漫画家さんのもつ空気を取材する目的もあって、一石二鳥で参加。
(ベテランマンガ家さんの知り合いはいるのですけど)

 講習会のあとの懇親会は失礼して、飯田橋ホテルエドモントで開催される推理作家協会の新年会へ移動。
 時間が押していたので、すぐ近くにいたのに母校を見ることもなく、地下鉄へ。

 新年会会場に20分遅れで着くと、隣の会場で「朝日部長***」とかいうやたら盛大な送別会のようなものと開始時間が重なっていて、まずクロークが大混雑。こちらのパーティの受付も編集者のエントリーで大渋滞。

 なんだか今年の新年会は出版社からの参加がやたら多くて大混雑。
 一時は経費削減か、出版社からの参加が激減したことがあったのだけど、世の中、何か変わってきているのかな。

 一番珍しかったのは、この種のパーティでは初めて見かけた八木啓代さんが別の業界で超有名な新進作家・由良秀之さんと一緒に参加。

 前夜に送ってあった本年2冊目になる予定の長編のプロットに編集Tさんと立ち話でOKがでる。
 これで本年の新刊2冊目までは見えてきました。

 本年3冊目についての打合せ日程を編集Mさんと決める。こちらはまだまだこれから。

 そのあとは、ゴールデン街へ移動して、2軒、ハシゴ。

 灯りの消えた内藤陳さんの店「深夜プラス1」の前で、心の中で手を合わせた。

 ハードボイルドだど!!

2012年01月29日

プロット送付

 次の新刊の予定は小学館 Story Box で連載している「インバウンド」を単行本にしたもの。
 まだ連載中だけど、これは基本的に書き上がっている。

 最近やっているのは、その次の某社の書き下ろしのプロットをつくっている。
 日付をまたいで午前一時半、「さあ、これで本文を書けるぞ」というところまでいったので、メールで編集者に送付。

 もちろんバスも電車もないので徒歩で帰宅。
 日曜日の深夜はひときわひっそりとしているなあ。

2012年01月28日

ちょとだけ週末気分

 週末なので、とりあえず公園へ出て運動。
 運動がてら遠回りをして出勤。

 事務所のついて二階の窓を開けたところに、ちょうど布を織るアーティストの室津文枝さんが通りがかって、しばし新事務所をご案内。
 初音スタジオからまもなく同じ並びに引っ越してくるらしい。

 例によって暗くなってから調子が上がってくる。
 午前1時少し前に事務所を出て帰宅。

2012年01月27日

プロット

 黙々と次の次の本のプロットを考える。

 もともとプロットを固めてから書く人じゃないのだけど、長編の依頼をたくさん戴いていて、執筆速度を上げていかないといけない状態なので、手探りながら書き方そのものを改革していく試みの一環として、先にプロットを固めていく方法を模索している。
 現在のところ、それで執筆のペースが上がっているとは言えないけれど、慣れてくれば効果が出るかもしれない、という状態。

 妻から都内の仕事場を出るという連絡があったので、車でピックアップしてもらうことにして、本牧のジョリーパスタで夕食。

 かつては、金曜日の午後10時といえば、本牧のレストランは駐車場に車を入れるのに苦労したものだけど、いまはひっそりしている。
 ディスニーストアはブックオフになり、パチンコ屋だけが煌煌と火を点し、本牧もただの寂れた地方都市のようになっている。若い人たちには「本牧」という言葉のもつ憧憬と興奮はすでにないのだろうし。

2012年01月26日

ベルギー製第三ビール

 午後11時過ぎ、仕事が一段落。

 近くの100円ローソンで買ってあった、ベルギー製の第三ビール「ユーロホップ」(108円)をジャイアントコーン(105円)をつまみに飲む。
 ベルギーといえば、ドイツと並んでビールの本場。
 さすがという感じで、金麦(100円ローソンでは138円)よりも美味しいかもしれない。

 飢餓状態で仕事場を出ると、帰宅途上に横浜最大の(?)飲み屋街である野毛があるので、つい立ち寄って高くついてしまうので、213円で先に済ませておくのが正解。

2012年01月25日

一流のものに触れる喜び

 朝食はフェデリーニ(そばのように細いパスタ)を茹でてニンニクで香りをつけたオリーブオイルを絡め、ボンカレーゴールドを書け、パルメザンチーズをトッピングした物。
 たまたまあったから使ったけど、フェデリーニよりもいつも使っているスパゲッティの方が正解。

 妻の洗濯物が大量に溜まっていたので、洗い方の難しくない物を洗ってしまう。
 忙しくて睡眠時間を確保するのが第一優先の人なので。

 その他、家のことをいろいろとやっているうちに昼過ぎに。

 午後1時からの全豪オープンの準々決勝、錦織の試合の放送時間が近づいてきたので、出勤せずに生で見ることにする。(どうせ録画で見る予定なので消費時間は同じ、といういいわけつき)
 結果は0-3のストレート負けだったけれど、スコア以上に内容のすばらしい試合だった。
 錦織圭は確実に成長している。

 それにしても一流の人たちというのは素晴らしいなあ。
 僕もいい小説を書かなくては。

 ということで、ノマドを決め込んだ小説家は中華街を目指す。
 まずは「馬さんの店 龍仙」でチャーシュー麺。(683円)
 特別美味しいチャーシューじゃないのだけど、澄んだスープにでかいチャーシューが4枚載っていてこの価格。スープもいい味。
「こだわりの○☓系ラーメン」800円、みたいなやつはあまり食べる気がしない。

 腹ごしらえが終わったところで、横浜公園脇のモリバコーヒーで仕事。
 隣にずっとひとりごとを言っている男性がいるので、iPod nano の音量はいつもより大きめ。(こんなことならノンズキャンセル機能のあるウォークマンの方をもってくればよかったかな)

2012年01月24日

打合せ系、いろいろ

 黄金町地区の入居アーティスト連絡会。
 続いてアーティストのための税務相談会。
 初音町の「ちりめんや」にて新事務所の看板の製作依頼の打合せ。

 夕食は、火曜日開催の「チーム産直おおたき」によるワンコイン食堂「きらく亭」。
 本日は、てんこ盛りのおでんにチヂミ、それにお新香、チョコレート味の大福とミカン。

 次の次の本の骨子が固まってきた。
 午前0時少し前に事務所を出る。

2012年01月23日

母の傘寿

 母の80歳のお祝い会ランチ。

 ほんとは家族全員で集まって祝いたいところだけれど、弟はカナダで要職に就いているので簡単に身動きが取れない。

 昨年11月に弟が帰国した折の家族の会食はイタリアンだったので、今回は寿司。

 終了後、妻のデジカメその他デジタル機器の購入相談のため、ヨドバシカメラへ。
 奥さま、カシオから新しく出たポルトガル語電子辞書、お買い上げ~。

 やっと電子辞書があるべき姿に落ち着いてきて、1台にあとから他の色々な辞書を複数SDカードに追加できるようになった。
 電子辞書もコンピュータなのだからソフトの追加ができるのが当たり前。
 なのにいままで、我が家には、フランス語、イタリア語、スペイン語の電子辞書がそれぞれ別のデバイスとして転がっていた。

 その後、東急ハンズによって資材調達をして、黄金町の事務所へ。

 遅くなると雪が積もりそうだったので、午後9時前に退散。
 本日は、行き帰りとも電車。

2012年01月22日

ピン・ポーン

 午前中、妻のデジカメ購入のための調査に同行。

 午後2時、桜木町の紀伊國屋書店へ。
 某出版社の新刊キャンペーンイベントを冷やかしに。
 タレントさんのダイエット本ということでテレビ局まで取材に来ている。

 イベントもちょっと変わっていて楽しかったけど、なんと出版社の取締役から局長から総出で会場に。
 自著の売り場を確認していた阿川はすぐに見つけられてしまい、名刺交換、とか、店長さんとも挨拶、とか。

 そこから改めて黄金町へ出勤。

 午前中にアマゾンから届いたドアチャイムを事務所に取りつけ。
 懐かしい音。
「ビン・ボー」とか「ヒン・コーン」とか、そんな風でもありますが。

2012年01月21日

立食いそば屋で待ち合わせ

 にぎわい座の落語会へ向かうために12時20分に徒歩で桜木町駅に差し掛かったところ、電話が鳴る。
「5分、遅れていいですか。お腹が減ったので桜木町で立食いそばを食べたいので」
「はい。僕も同じことを考えていたところです」

 というわけで、創業111年の超老舗立食いそば屋「川村屋」へ。
 寒いせいか、いつもより混んでいる。
 やっと天ぷらそば(360円)ゲットして奥で食べ始めた。
 しばらくして、列に並んでいる人を見ると、さっき電話をくれたすがやみつるさんが手を振っている。

 というわけで、にぎわい座3階で待ち合わせするはずが、立ち食いそば屋での待ち合わせに相成りました。
 すがやさんは同業の先輩でもあるのだけど、行動パターンが似ている。

 午後3時半、柳家小せん落語会終了。
 落語は楽しい。
 映画や音楽会は日常と隔絶するので、終わったときに日常に戻ることがちょっと辛かったりする。
 落語は日常とじわっと浸潤して始まり浸潤して終わる、フェードイン・フェードアウトの娯楽。

 いつもは二人で野毛呑みに突入するのがパターンなのだけど、今回はすがやさんに夕方別件があるということで、そのかわり、黄金町の新事務所までご案内。
 そこで、1時間ほど酒ナシで話をして、午後5時に送り出す。

 こちらは午後9時前まで長編の仕事をして、その後、伊勢佐木町へ繰り出し、美味しいビール巡りツアーに合流。
 二軒で美味しいビールを飲みたくさん食べた。

 帰宅後、すぐに沈没。船体放棄。

2012年01月20日

変化が好き

 雪混じりの黄金町。
 大岡川沿いの道を傘を差し肩をすぼめた人々が通ります。

 大相撲で一日にふたつ「変化」があって、それが批判されているらしい。

 僕はこの「変化」って好きだけどな。
 巨漢がすごいスピードで立ち会いで加速していることがもっともよくわかるスピード感のある勝負。大きな体が土俵の反対側に一瞬ですっ飛んでいく。
 柔よく剛を制す。
 与えられた条件下で頭も体も感覚も閃きも100%発揮する、勝負に真剣な感じがする。

 午後9時、妻からメールがあり、疲労困憊で帰宅するというので、こちらもそこそこに仕事を切り上げて電車で帰宅。

 家で手早く食事を作って一緒に夕食。

2012年01月19日

平和な黄金町らしい事件

 会議の場所へ移動中、黄金スタジオ(昨年まで僕が仕事場にしていた建物)に自動車が突っ込んでガラスが大破していた。
 お、テロ事件かと一瞬思ったが、おばちゃんがギアをバックに入れたまま発進させたらしい。
 そうとなれば「黄金町も平和だね」という180度ちがう結論になる。(笑)
 でも、あのガラス、かなりお高いですことよ。

 午後3時から「まちづくりマスタープラン」の会議。
 いろいろな意見を聞けて楽しかった。
 が、しかし、終了が午後7時。
 昼食を食べ損なっていたのでへとへと。

 食事をしてからやっと本来の仕事に手をつけたわけで、黄金町を後にしたのは午前0時。

2012年01月17日

安物を着て素食する日

 本日は安物の(ユニクロの)ダウンジャケットなので昨日ほど暖かくはない。

 たぶんこのジャケットも最初はもっと暖かかったのだと思うけど、何度も自宅で洗濯機で洗っているから、だんだんと性能が落ちている。

 いちばん寒いとき以外は、これでも着て建物に入ると暑いので、冬の都会は難しい。

 生活や仕事をする部屋でなくショッピングをする場所や交通機関など、コートを着たままで過ごす場所は暖房の温度を下げてくれないと暑いよね。

 すぐ近くで大火事があったらしいのに、全然気づかなかった。
 歩いて帰るとき、町が焦げ臭かった。

 夜11時、帰り道で夕食。日ノ出町の日高屋の「チゲ味噌ラーメン」560円。
 ちなみに昼食は同じく日ノ出町の松屋の「牛めし」280円でした。
 朝はボンカレーゴールド(105円)を炊いたご飯にかけて食べた。
 素食だ。(笑)

 ちなみに中華料理で「素食」というと肉や魚を使わないベジタリアンフードのこと。
 肉を使っていないのに見た目も味も違いがほとんんどわからない素食の酢豚とか青椒肉絲とか。
 蟹を使っていないけど味も見かけも蟹にそっくりな蟹かまぼこみたいな、そういう素食専用の食材があるのです。

2012年01月16日

冷える

 寒い。冷え込んでいる。
 サーキュレータを回しても窓から下がってくる冷気が勝つ。

 毎日少しずつ手を入れて、事務所が自分の場所になっていく。

 家にある最強のダウンジャケットを着て出てきたら、外を歩く分には帰り道も体は全然寒くない。

 家では夕食後、日記をみながら昨年の通勤費を書き出す。
 通勤手段にはおよそ4通りがあるので、エクセルの数式を使って、行きと帰りそれぞれの手段をアルファベット1文字で入力すると、交通費が自動的に書き込まれ計算されるようにした。
 これにより、書き出しが終わればその瞬間に計算も終わる。

 それにしても、一年間、遠くへ旅行に出ている時を除くと週末も含めて、黄金町のスタジオに出かけない日がほとんどないことがわかる。
 これじゃあ、ヨットに乗れないわけだ。

2012年01月15日

初荷

 夜、連載エッセイの原稿を送付。
 本年最初の原稿納品。

2012年01月14日

初詣、の、ようなもの

 そういえば初詣をしていなかった。
 ふだん大岡川を見ながら仕事をしているものだから、川を遡ったところにある弘明寺へ行ってみようと思い立った。

 京浜急行で横浜を背にして黄金町から三つめ。

 真言宗の立派なお寺。ちょうど本堂で護摩を焚いていた。
 
 高野山には「こうやくん」というゆるキャラがあるんだねえ。

 大岡川を辿って黄金町まで戻ろうと思ったけど、寒くて途中であえなく電車に切り換え。

2012年01月13日

本格稼働

 午前中、音が小さいと評判の無印良品のサーキュレータが届く。

 仕事部屋はあまりに狭いため、エアコンを点けるとすぐに上空が暖まり、そこで止まってしまう。
 その結果、空気が攪拌されないので、足下が冷たくて頭が暑い、という状態になる。
 これでは困るので、上下の空気を攪拌するためにサーキュレータを購入した。
 部屋の一番隅に設置しても耳から1.5mの距離しか取れない。風量は要らない。狭い部屋で静かに回ってくれることが絶対条件。

 昨夜のうちに届いていた STORY BOX 30(2月発売)の連載小説「インバウンド」の再校について、昼過ぎに電話で編集者とやりとりをして、それから出勤。

 荷物があるので、久しぶりにバス通勤。

 サーキュレータの効果絶大。騒音レベルも合格。
 これで新事務所のセットアップは完了とする。

 なお、新事務所は極限まで狭いので、引越祝いなどのお心遣いは無用です。
 何かを戴いても置くところがありません。ほんとに。

 夜10時になってから、連載エッセイに手をつける。

2012年01月12日

IKEAで調達

 朝食を摂らずにIKEAへ向かう。
 IKEAのレストランで朝食。

 旧オフィスで使っていたコクヨの引き出しユニットが大きくて重くて新オフィスには置けないので、代わりのものを調達。
 その他、細々として物たち。鏡とか、額とか、ライトとか。

 ランチもIKEA。

 荷物と僕を黄金町でドロップしてもらって車は妻に託す。

 壁にコートかけをつけ、引き出しユニットを組み立てる。
 それにしても引き出しユニットの組み立てにはネジとその仲間を80本くらい使った。
 ちょっとした工事だね、これは。

 仕事場が仕事場らしくなってきた。

 午後九時前、編集Sさんから電話。

 午後11時過ぎ、帰路につくが、余りに寒くて、野毛の沖縄酒場に立ち寄ってしまう。
 さっさとタクシーで帰った方が安上がりだった。(笑)

2012年01月11日

ミニマムな部屋のミニマムなオーディオ